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獨協医科大学医学部(日本有病者歯科医療学会)
歯科医師
超高齢社会を迎え、何らかの医学的配慮が必要なハイリスク歯科患者が増加している。このような患者へ安全で適切な歯科治療を実践する際、自らが治療を行うか、高次医療機関へ紹介すべきか、判断に迷うことが臨床の場で遭遇する。このような患者に対し、ITを応用し患者に適切な歯科医療を提供することは極めて有用だと考えられる。
日本歯科大学歯学部(日本歯科審美学会)
ホワイトニングでどれだけ歯が白くなったのか、また後戻りしたのではに対して数値的に答えられない。ホワイトニングでの数値的確認が必要性がある。
日本歯科大学附属病院(日本口腔腫瘍学会)
創部治癒不全の激しい疼痛を経験する。疼痛を伴う創部治癒不全の患者に対して苦痛期間の短縮を図りたい。
日本歯科大学附属病院(日本口腔インプラント学会)
除去用バー破折により、口腔粘膜に損傷を引き起こすことがある。歯冠修復物含め、除去、切断などに利用できる装置があれば、日常臨床における効率の悪い作業から解放されると考える。
日本歯科大学附属病院(日本口腔外科学会)
口腔内環境不良の患者に対して侵襲を加える検査は行うべきではないという観点より、非侵襲的ポケット測定器が有用と考える。
口腔外科関連手術時に、感染根管の治療を行わなくてはいけないケースがある。手術中の特殊な環境において、その治療に時間と労力を費やすることはあまり好ましくない状況がある。また感染の拡大防止の考慮も含め、適切、瞬時の対応が望まれる。そのほか、応用範囲から考えても根管治療の大改革となる。
現在使用されている金属歯冠修復材料は、CT、MRI画像において artifactの影響が大きい。
松本歯科大学(障害者歯科 小児歯科 口腔衛生)
障害児・者の歯科診療では拒否行動だけでなく不随運動により治療困難となることがある。薬物を使用した鎮静が多用されるが、静脈路の確保や緊急時にはやむを得ず抑制法が用いられる。この時、かなり強く抵抗されることもあり、安全かつ快適な抑制方法が望まれる。
嚥下の際には喉ぼとけが挙上する。摂食嚥下障害のスクリーニング検査で多用されている反復唾液検査ではこの動きを手指で感知するがその当て方によっては嚥下運動を阻害してしまう恐れがある。非接触で運動を評価できる簡便な装置があればスクリーニング検査を容易にするばかりでなく、食事時の嚥下運動の評価にもつながると考えている。
歯科診療時には口腔内バキューム・口腔外吸引装置・エンジンやタービンなどの切削器具が使われ、様々な音が生じる。患者の口腔周囲で発生する音であることからその音量のために患者との会話に困ることがある。また、自閉症スペクトラム症などの患者では音により強い拒否行動をとることも知られている。患者との会話の困難さ、診療への誘導に苦慮している。