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国立国際医療研究センター
医師(15年以上)
現在存在する手術用顕微鏡は大きく重く,運搬やセッティングに時間を要し、複数台使用する手術ではぶつかってしまい同時使用に困難を要する。卓上顕微鏡であるとその大きさは小さく、持ち運びも用意となる。 顕微鏡がもっと軽く、小さくなればそれらの問題も解決する。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
歯科医師(12年以上)
歯科医療におけるインプラント治療の普及率とニーズは高く、患者の咬合や審美性の回復に貢献している。その一方で、不適切なインプラント治療による失敗や合併症のための再治療が多くなってきている現状もある。様々な理由で、他院にて治療されたインプラントに対する再治療を求めてくる患者も多いが、どのメーカーのどのようなタイプのインプラントが埋入されているか分からないため、対応に困ることが多い。
発熱などを呈する感染症の診断において重要な血液培養検査は一定の確率で皮膚常在菌による汚染によるコンタミネーションを生じる。コンタミネーションには、皮膚の見えない汚れや汚染菌が原因になっており、それらの”汚れ”が客観的に落ちたか否かを非接触に判定するデバイスや試薬によりコンタミネーションを最小限に抑えることを可能としたい。
CVポートは、全CV挿入の10%を占め、通常のCVCと比べて一般的には感染率は低いと言われている。ただし、市中で長期間使用するため、CVポートの感染に出会う機会は少なくない。CVポート感染は入院に伴う医療費、入れ替えに伴う費用や患者負荷を増加させ、患者のQOLを著しく損なう。十分な耐久性を持ち、感染が少ないデバイスを開発したい。
臨床工学技士(31年以上)
マスク式の人工呼吸器で使用するマスクのサイズを決めるのが、なかなか難しい。現在はマスクごとについている簡易的なサイザーがついているが、これも使い勝手があまり良くない。実際に試着するわけにもいかない。
色々な場面で、輸液や透析用の事故や自己による抜針は問題になる。問題になる理由は、出血のリスクや再度の導入である。抜けないための器具または抜けても安全な器具を考えたい。
病院で医療機器を中央管理する際、1箇所に集めて点検や貸し出しを行うことが一般的である。この時に一番スタッフに思われることは、取りに行くのが面倒、時間がかかるなどである。中央管理を行うメリットを理解してもらい、現状では我慢してもらっている。
東京慈恵会医科大学
医師(10年以上)
経時的に膵臓癌患者数が増えている。膵切除は腹腔鏡下膵体尾部切除にくわえ、条件付きで腹腔鏡下膵頭十二指腸切除が保険収載された。しかし、膵切除後の再建(膵空腸吻合または膵胃吻合)は開腹手術であっても難易度が高い。また術後膵液廔は致死的になりうる重篤な偶発症であるが、5-20%と依然と頻度が高い。
医師(9年以上)
現行の脊椎後方器具は欧米製のチタン合金製。しかし10数%の症例でスクリューが緩み、日本人の椎体骨にはオーバーサイズ、MRIを取ると神経周囲の評価が出来ない、という問題が存在する。
社会医療法人財団白十字会 佐世保中央病院
臨床工学技士
超高齢者社会を迎え、病院への送迎は、介護タクシーや介護施設からの送迎であれば専用福祉車両により車椅子での昇降は容易である。しかし、利用しない患者は自家用車で家族が送迎し、車から降ろし、車椅子へ乗せる作業が行われている。福祉車両への改造やレンタル、買換えの方法もあるが、減税優遇を受けたとしても高額の為、現実的ではない。そこで、車から車椅子への昇降を容易にする補助具を開発できる企業を求めています。