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神戸大学
医師(23年以上)
左手でもその鉗子(エナジーデバイス)が簡単に使用できるようになれば、さらに術者の手技の幅が広がり、安全な手術がさらに遂行できる。
医療法人松田グループ美しが丘クリニック
臨床工学技士
透析治療時に、患者は体重測定を治療前後に行う。測定時には起立もしくは車椅子を使用した状態で行う。しかし、体重計には簡易的に持つことができるポールしかない。治療後に血圧が下がり意識低下を起こし、転倒してしまう事がある。またポールは冬では冷たく、静電気が起きる場合もあり、転倒しないようにポールを持つように伝えても協力を得られない事がある。転倒防止対策につながる製品の開発できるような企業を求めています。
透析施設では、透析液製造・供給配管や透析装置配管は、酢酸および次亜塩素酸等の薬液で毎日洗浄する。薬液は、透析液製造・供給装置がある部屋に専用タンク(50L)に入れて別々に保管している。専用タンク配置の都合上、多くの施設で隣同士に置かれている。薬液を誤って混合した時や地震で専用タンクが転倒した場合、有毒な塩素ガスが発生し、医療スタッフに重篤な危険を及ぼす。医療機器開発企業・配管企業を求めています。
呉市医師会病院
内視鏡検査で使用するスコープは、検査後速やかに200ml以上の洗剤をスコープ内腔に吸引する一次処理が推奨される。速やかに検査室で実施するが、洗剤量の不足や洗剤容器転倒により洗剤を溢すトラブルが発生する。洗剤量の不足は、本洗浄・消毒が不十分になり感染リスクが高まる。洗剤を溢すと次の検査開始時刻に影響がある。これらのトラブルを解消する一次消毒専用デバイスの作成可能企業を求めています。
独立行政法人国立病院機構東京病院
ベッド上で血管に針を刺す際に、腕が固定されていないことで不安定かつ痛みで患者が腕を動かしてしまうため、非常に針を刺しづらく失敗するなどの課題がある。また、針を刺す際に血管を見やすくするために駆血するが、駆血する際に使用する駆血帯では、皮膚を挟んでしまう事や、強く締めすぎると患者の苦痛に繋がるなどの課題がある。これらの課題を解決するために腕固定台を開発したい。
COVID-19感染対策の防護具には、ウイルスが付着している可能性があり、防護具を外す時に感染のリスクが生じるため、防護具の脱衣作業は特に慎重に行う必要があり、時間もかかってしまう。そこで、防護具装着者の感染リスクを少しでも軽減し、時間短縮につながる防護具(特にガウンや手袋の様に脱ぎにくいもの)、もしくは脱衣具を外すサポート装置を開発したい。
麻生総合病院
マスク型人工呼吸器を使用する場合、マスクフィットしない為、サイズや種類変更を度々行っている。マスクが合わない事で、マスク型人工呼吸器からの送気が、リークして十分な治療効果が得られない為、マスクのベルトを強く締め付けてしまい、皮膚トラブルを発生させてしまう可能性がある。マスク交換によるコスト増加や皮膚トラブルのリスク軽減できるデバイスやアプリの作成可能企業を求めます。
人工呼吸器から患者に送る空気を加温加湿する為、加温加湿器を使用する。患者口元は、カテーテルマウントと気管に挿入する挿管チューブが接続される。この間で結露が発生する。加温加湿器や空調を調整するが、効果は限定的である。結露が患者に流れこむ事で、人工呼吸器関連肺炎(VAP)が発症し、死亡率増加等が報告されている。VAP発生リスクが軽減できるカテーテルマウント・挿管チューブの作成可能企業を求めます。
国立国際医療研究センター
医師(21年以上)
標準的な乳癌手術術式として乳房部分切除があるが、病変とその周囲の性状乳腺組織を正確に切除することが必要なため、執刀前に色素を用いたマーキングをする必要がある。現在、それ専用の色素はなく、厳密に言うと薬剤の適応外使用を行っているのが現状である。適応外使用も問題であるが、その都度、アンプルを開ける、薬剤を混ぜ合わせるなどの作業も発生するため、安全面や手間の問題も生じうる。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
医師(15年以上)
コロナ禍で非対面の対話の重要性が高まり、ネットを介したビデオ通話システムは多く存在している。ただし、そのシステムではネット回線が前提にあるため使用環境に依存する。またシステムへのログインに際し、初学者に取って障壁となる。短距離であっても、感染性からビデオ面会をしたり、医療者がシステムを介して会話をするニーズは多く、簡便なビデオ通話デバイスが望まれる。