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国立健康危機管理研究機構(旧:国立国際医療研究センター)
看護師(26年以上)
脳室ドレーンは頭蓋内圧の測定、髄液排除など、生命を救うために頭蓋内圧を管理するものである。そのため、1日に何度も処置の度にドレーンのクランプ・開放を行うが、忘れることが多い。特にクランプ後の開放忘れが多く、教育をしてはいるが、改善しない。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
放射線技師(9年以上)
検査を行う際、受付けで患者さんのリストバンドや会計表などのバーコードをスキャンして各検査室前まで案内を行う。その後、検査直前に再度バーコードを読み込み、氏名生年月日を言ってもらい検査となる。そのため患者さんのストレスに繋がることや受付に時間を要する場合がある。なのでシステムを開発することで患者さんの負担や作業効率が上がるのではと考える。
感染対応の単純X線撮影を行う際には、手袋を付けて検査を行う。この際、感染を広げないためにも、装置やドアノブ等,通常素手で触る場所はその都度手袋を外し、作業を行わなければならない。その後また感染対応を行う際に手袋を着けているため時間がとられてしまったりサポートが必要になる。また手袋を外さないで素手で触れる場所を触ると感染を広げることにもなりかねないため感染用手袋の開発を考えた。
病棟で単純x線撮影を行う時は、X線を受け止める受像板を背中に入れて行う。その際、体位変換が困難な患者さんや、体重が重くて体が持ち上がらない患者さんがおり、看護師さんの介助が必要になる場合がある。また、件数も多いため一患者にかかる検査時間や放射線技師の体力に大きく関わってくると考え、検査の対応を行う際に負担が減るベッドマットの開発を考えた。
臨床工学技士
医療機器におけるトラブルは、機種ごとに異なるが無限にバリエーションがあるようなものではない。院内で過去の事例を通して、原因や対応策を学習し、チャットなどで解決できるようにすることができれば、専門的な知識がなくてもトラブル対応が可能になる。
心電図やSpO2を主に監視する生体情報モニタについては、無線化されているが実際には送信機にケーブルを接続し、患者にセンサーを取り付けるようになっている。なので、患者が動いたり汗をかいたりすると外れてしまう。本当の意味での患者にとっての無線化を目指す、生体情報モニタを開発したい。
看護師(28年以上)
特定行為研修においては、OSCEおよび手技訓練に対応した実技演習が必須であるが、現行の教材は手技ごとに分断されており、複数行為を一連の流れで学習することが困難である。特に、腹腔ドレーン抜去後の局所麻酔および縫合に対応可能なモジュール型特定行為研修シミュレーターの開発が、臨床現場において強く求められている。
放射線技師(19年以上)
MRI検査は強磁場領域で行うため、磁性体物品を持込むことが許容されず、非磁性体物品(主にアルミ二ウム製)が市場に流通している。MRI吸着事故では患者死亡例もあり、安全管理が重要とされている。しかし、流通物品は磁性体/非磁性体の視覚的区別がしにくく、多くの施設で工夫して使用している。
医師(33年以上)
地方病院では職員の減少、労務の増大に悩まされている。今後労働力の低下は明らかで、業務が残った人に集中して燃え尽き症候群も起こりうる。そこで、病院内の多くの部門でロボットを導入することで、労務量の減少や未来の病院のあり方を探る実験的な病院にしてみたい。診察、検査の予約、画像診断、配送、清掃、病棟での役割などいくらでも活躍できる場が存在する。開発することで未来の病院のあり方の1つのモデルになりたい。
栄養食材の賞味期限を間違えるインシデント事象が多発している。人のチェックだけでは限界があり、機器を使用したトレーサビリティの必要性が増している。そこで、デバイスを開発することで安心した食材の使用とさらに人手不足を補うことが可能でないかと考えた。