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国立国際医療研究センター
医師
新生児集中治療室(NICU)で使用される保育器(閉鎖式保育器Incubator)は、外部からの微生物の侵入を阻止するとともに、内部の保温と加湿を行うことが主な役割である。近年、保育器の性能は年々進歩し、性能は向上しつつあるが、高湿度や高環境温が問題となるケースがある。現在、市販されている保育器には除湿、あるいはクーリングの機能はなく、こうしたケースでの器内環境のコントロールは困難である。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
薬剤師
化学療法を行う患者は年々増加している。医療現場においては、増加する抗がん剤調製業務、作業者の安全性確保、正確な調製を行うための技術の確保、作業に伴う消耗品費用の増加が懸念されている。抗がん剤調製ロボットの利用により、医療従事者の作業効率、安全性の改善が期待できるが、現状においては、導入費用が高く、実用性が低いことから普及には至っていない。
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
髄圧測定管の取り付けが困難であり、髄腔からずれてしまうことが何度かあったため
一人でルートキープする際に取り付けが困難であった
穿刺のあともみだしができない人がいた
患者ストレスの増悪により症状が悪化したり、かえってせん妄が誘発されることがあった
採血管がつけにくく引っ張られて血管から抜けてしまうことがある
インスリンの注射針は、リキャップするようになっており、プラスチックの蓋と針をセットで医療ゴミとして廃棄するので、エコロジー的に良くない。針だけ外せて、プラスチックの蓋はリサイクルに回せると良いと思う。
目の見えない糖尿病患者さんが安全に打てるインスリン注射のデバイスがない。
現在、日本においてインスリンを使用していないと血糖を測定することが保険診療でできない。測定器は購入してもらったとしても、自費での血糖測定チップや穿刺針を継続的に購入することは患者さんに負担が大きい。消耗品を必要としない血糖測定器があれば良いと思う。