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  • 長時間測定可能な脳波計の開発(ID:809)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    既存の頭皮から測定する脳波は、長時間装着は難しい。我々が考案した方法では最長数か月の連続測定が可能となる。既存の脳波計を用いて簡便に測定できる方法である。電気回路、絶縁加工技術をもったメーカーと共同し、革新的脳波測定技術を構築したい。

  • 就寝時呼吸モニター装置(ID:810)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    心不全や気管支喘息の末梢気道の浮腫(むくみ)は呼吸の呼気時間の延長をもたらす。それらは感染症や気候(低気圧)、大気汚染(PM2.5や黄砂)など様々な環境要因で変化するが、それらを見える化する手法はない。医師の聴診は主観的で、症状の出やすい夜間や明け方には行い難い。夜間の呼吸のデータを取得して(生体センシング)呼吸数及びその吸気/呼気時間の比率を求め、呼気延長の客観的な評価、早期発見に役立てる。

  • 薬液の混合が簡単な注射器(ID:814)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    関節炎に対して、関節内に局所麻酔剤とステロイド剤を混合し投与することはよく行われている。大学病院では診療中の医師が混合することが多々あり、時間も浪費し、針刺し事故や感染のリスクもある。ワンタッチで2つの薬液が混合され、注射できるような機器を開発して欲しい。

  • 経胸壁心臓超音波検査のための超音波探触子(ID:821)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    心機能や心腔内の評価は心臓超音波検査が標準検査である。心臓超音波検査には侵襲のない経胸壁心臓超音波検査(TTE)と、半侵襲的な経食道心臓超音波検査(TEE)がある。詳細な心機能評価にはTEEが望ましいが、内視鏡のように喉頭麻酔や患者自ら探触子を嚥下する必要があり、患者負担は大きくいことや挿入に技術を要するため検査のハードルが高い。探触子の改良で簡便に検査ができれば検査が普及していくと考えられる。

  • NFL迅速測定試薬(ID:822)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    神経細胞が何らかの原因により軸索の変性や炎症によって破壊されると、軸索からNeruofilament のフラグメントが体液中に放出される。近年 NFのL鎖(NFL) の測定値と脳梗塞や多発性硬化症など様々な神経疾患と関連があると報告されている。このNFL迅速測定試薬を開発することで、今までなし得なかった採血による神経疾患のスクリーニングが可能になると予測される。

  • 目立たず眼鏡と干渉しない補聴器(ID:828)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    難聴にて補聴器が必要と自身で認識しつつも、使いたくない人が多い。主因は「障害者として見られる」という整容面のイメージである。「他人が気付かない補聴器なら使いたい」という潜在的ニーズが十分にある(全人口の1割は難聴)。一方で60歳以上の9割が眼鏡を持っていおり、眼鏡の柄と耳掛け型補聴器が干渉する問題もある。最近のイヤホンの進化は目覚ましい。補聴器においてもより目立たず眼鏡と干渉しない物が望まれる。

  • 顔面神経の内圧を測定する機械(ID:829)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    顔面神経麻痺の患者では、神経がむくみ狭い骨管内で圧が上がる。重症の場合は手術にて骨を解放し、神経鞘という神経を包む膜を切ることで神経内圧を下げる。手術の際、神経内圧を測定したいが、顔面神経は5-10mmと細く、また深く狭い空間の奥にあり、現状の測定器では容易に測定できない。神経鞘を切る前と後で神経内圧を測定したい。

  • 人工中耳の音質を評価できる検査機器(ID:830)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    人工中耳は振動子を耳小骨や内耳窓に取り付け、直接内耳へ振動を伝播させることで補聴する人工臓器である。補聴器と比べて音質が良いと言われているが、音質(ここでは音の歪みが少ないこと)を評価する方法がない。人工中耳も補聴器も外耳へ音が漏れてくると思うが、それを測定する事で音の音質を比較したい。

  • 高解像度蛍光内視鏡(ID:837)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    消化管運動機能障害は全消化管に生じ、様々な全身疾患の合併症としても認められる。診断法は運動生理学的な検査が中心であり、病因解析は不十分で、効果的な治療法も少ない。免疫組織学的解析により神経叢の異常が一因である事が明らかとなったが、良性疾患であるが故に神経組織の採取は困難である。また、長期経過により症状が変化する疾患もあるため、内視鏡的に継時的観察を行えば、更なる病態の理解に繋がるものと考える。

  • 自動味覚検査(ID:827)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    味覚検査は舌の左右と前後と軟口蓋に分けて味の種類を変え、濃度を変え、検査技師が行っているが、時間がかかって煩雑である。そのため、あまり病院でも検査ができない状況である。