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帝京大学医学部附属病院
医師(13年以上)
四肢重症軟部組織損傷に対する手術では、再接着や皮弁など、微小血管・神経吻合の手技が不可欠である。外径1mm前後の血管・神経を顕微鏡下に吻合する、3次元的で微細な手術操作には習熟を要する。近年、手術用ロボットダビンチが臨床応用されている。しかし、ダビンチをマイクロサージェリーに転用することは、大きさや規格の観点から有用ではない。そこで、四肢マイクロ手術用医療ロボットの開発が有用と考えた。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
東京女子医科大学病院
医師
術後の酸素投与に用いるフェイスマスクに対し、圧迫感(絞扼感)や呼吸困難感を訴え、酸素投与が十分に行えない場合があり、低酸素血症や創傷治癒の遅延等に関与することがある。
その他医療スタッフ(35年以上)
栄養管理には体重計測が必須である。しかし、立てない、座位が取れない、動かすことができない方が多くいます。寝たままで、シーツの上に敷き込むような体重計があればいいと思います。スケール付きのベッドは入院時からの使用が必要。車いす用は、座位が取れることが必要。つり上げ式は、危険が伴います。ストレッチャー式は、やや危険が伴い置き場所が必要です。一人で、患者様を軽く動かす程度で測れる体重計があれば。
医師(24年以上)
閉塞性動脈硬化症は下肢動脈(主に腸骨・大腿動脈)に狭窄や閉塞を生じ、間歇性跛行や重症下肢虚血を呈する。治療に際して、血管造影に基づく血管内治療が行われる。近年、放射線被ばくや造影剤による腎機能障害を避けるため、超音波検査ガイド下で行うことが試みられている。しかし、血管内治療ガイドに特化した超音波機器や超音波造影剤が無いため、広く普及していない。
静脈血栓症は、エコノミー症候群として広く知られており、地震等の災害関連死にも関連していることが明らかになっている。その診断には、超音波検査が用いられるが、血栓の描出に難渋することが多い。
医師(19年以上)
がんをはじめとする慢性疾患においては、患者家族が医療・介護職との対話のもとで主体的に治療と療養に関する意思決定を行うことが、満足や安心感をもたらすが、断片的に情報が提供されたり、提供内容が共有されていないことにより関わる職種チーム間の連携が行いづらい。
超音波は侵襲がなく広くがんの診断で利用される。血流を介して造影剤を病変に到達させたところで、超音波を照射することで腫瘍内血流分布や組織への取り込みを描出する超音波造影剤が利用されているが、半減期が短く使用する適応は限られ、治療への利用はなされていない。一方、転移しやすいがんに対し、有効な抗がん剤を送達する手段の開発が求められている。
医師(30年以上)
顔面神経麻痺の患者においては閉瞼困難を呈し、疼痛や流涙が生じ日常生活に著しい不自由をきたす。治療として、重さ1.4g程度の金のプレートを上眼瞼に埋入することで重さの負荷をかけ起立時に閉瞼を可能にさせる方法がある。しかし金のプレートは特定保険医療材料ではないので健康保険が適用されない。保険適応を念頭に置いた金のプレートの作成、あるいはほかに適した材質のものの試作などで協力が頂きたい。
医師(29年以上)
ビデオ喉頭鏡は視点を口腔内に位置させ声帯観察を容易にする。しかし気管挿管は直線的操作のため「声帯が見えても挿管できない」という問題が生じる。この問題を解決するための新たな気管挿管手技とそのための補助具が求められる。
医師(22年以上)
四肢まひや認知症の患者は車いす乗車中に自分で体位を修正できない。そのため車椅子乗車中にその体位がズレ落ちてくると、仙骨部褥瘡を生じることがあるため、速やかに体位を直す必要がある。しかし、体位を直すのは重労働であり、特に在宅介護者にとっては大きな負担であり、補助器具の開発が求められる。