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国立がん研究センター東病院
看護師(9年以上)
当院の通院治療センターでは、毎日平均約150名の患者が抗がん剤の治療を受けており、治療に伴う副作用や有害事象の出現も様々である。その中で、共通して起こりうる事象として、「血管外漏出」があり、抗がん剤の種類によっては、外科的な治療が必要な場合が生じる。血管外漏出は、熟練した看護師であったとしても、早期発見は難しく、業務に追われると発見が遅れることも多々あるため、検知するデバイスの開発が必要。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
東京女子医科大学
看護師(15年以上)
体外にバスキャスカテーテル、腹膜透析のPDチューブなどを留置している子供がいるが、その固定・収納方法は成人と違って容易ではない。現状、バスキャスカテーテルはヘアバンドやヘアピンで固定、PDチューブはお手製のポシェットに収納などをしているが、不安定であったり、子供の肩こりや不快感違和感、活動の妨げが生じている。長期入院や在宅療養において子供が安全安楽に生活できるためのより機能的で有用なものが欲しい。
子どもの静脈持続点滴ラインの管理には、刺入部位・ルートを安全に保持する必要がある。シーネを用いる場合には、シーネと手指・関節を固定する。その際に用いるテープは、子どもの皮膚損傷の予防の観点から、市販のもので全て賄うことは出来ない。そのため、市販のテープに部分的にガーゼなどで裏打ちしたものを作成し用いている。 テープの裏面に粘着面が無い部分が含まれたテープが欲しい。
看護師(30年以上)
高齢者や、基礎疾患がいくつもあるような患者は、予期せぬ状態の変化がおきることがあるが、複数の患者さんの対応を同時にしていると従来の心電図モニター等のアラーム機能だけでは気づくことが遅れる場合がある。常に患者の状態をモニタリング・見守ることができ、状態悪化の予測と変化が起きた際にすぐに看護師が気づくことができる装置の開発を目指したい。
看護師(11年以上)
患者が入院後環境に適応できずせん妄を発症したり、日常生活動作の低下による転倒・転落事例が多く発症している。現在、離床センサーなどを使用しているがいずれも患者の個別性は考慮しておらず、寝返り等必要無い時にも反応し、都度看護師が訪室することで患者に多くのストレス負荷がかかり看護師の業務量増加している。可能な限り拘束せず、患者の個別性に合わせ転倒・転落を防ぐセンサシステムがほしい。
看護師(25年以上)
医療現場でのアクシデント発生要因の最も多いものに薬剤がある。例えば他人の薬が配布される、不適切な用法容量で内服するなどである。看護師は誤飲防止に努めているが、人力による誤飲防止には限界がある。内服薬の誤飲防止、看護師の業務負担軽減につながる技術を開発したい。
看護師(10年以上)
薬の種類・量の間違いや患者の間違いなどの医療トラブル予防のためにダブルチェックを行っている。特に看護師は医師の指示や検査の最終確認を行うことが多く、また、新しい医薬品の運用やインシデントが発生する度に確認作業が増える現状であり、業務を圧迫するため確認作業を代替するシステムの開発が望まれている。
看護師(34年以上)
看護師は複数人の患者を担当し電子カルテより情報を短時間で抜き出しスケジュールを立てて実行する。情報の抜き出しはアナログであり、抜き出し漏れや実行失念が起こり、重大な医療事項につながる可能性がある。情報の抜き出し・可視化、アラート機能をもつシステムが開発できれば安全な医療提供につながる。
がん研究会有明病院
高カロリー輸液のダブルバッグ製剤は、隔壁を開通させて上室液と下室液を混合させる仕様となっているが、しばしばこの隔壁開通を失念して下室液のみを点滴するエラーが発生している。メーカーからは隔壁開通時に取り外す目印のタグが付けられているが効果性は低い。隔壁を開通させると隔壁部分の色が変わるなど新たな作業は発生せず開通有無が視認できるようになることが望まれる。
国立国際医療研究センター
看護師
排尿困難に対してカテーテルを挿入しキャップ管理をして生活する患者がいる中、手技獲得や排尿手順に戸惑いがある。いつもの排尿を行うためにもキャップ構造の工夫が必要である。