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日本歯科大学(一般社団法人日本接着歯学会)
歯科医師
2016年に保険収載されたファイバーポストとコア用レジンによる支台築造は、歯根破折防止、審美性向上、アレルギー対応の面で有益である。しかし、再根管治療が必要となった症例の場合には切削除去が求められる。コア用レジンでは、歯質界面部用の鑑別性を高めた青色系レジンコア材が市販されているが、ファイバーポストは半透明の白色を呈する製品となっており、除去時には視覚による判別が難しく、切削感に頼らねばならない。
国立国際医療研究センター
医師(22年以上)
腹腔鏡下子宮全摘術、あるいはロボット支援下子宮全摘術施行時、大きな子宮を回収する際に大変手間取るので簡単に回収できる道具を開発してほしい。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
医師(16年以上)
子宮頸管は子宮の外と内腔をつなぐ、長さ3cm径数mmの、月経血や精子が通過するに不可欠の構造である。子宮頸部円錐切除術後に狭窄し、月経血貯留や細胞診採取不能を来すことが以前から問題とされ、他のカテーテルを留置しても抜けてしまうなど、その予防法は確立していない。また高齢化社会では、加齢による狭窄から、しばしば子宮留膿症による骨盤感染を来たし、施設などで治療に難渋する。これらの解決を目指す。
近年の産婦人科診療では、超音波検査機器は頻用されている。経腹プローブ専用のカバーは、術中エコーや穿刺など滅菌処置等を前提としたものが主流で、着脱が容易でなく、コストもかかる。またプローブの汚染予防に、手袋等を代用して用いるが、画質や取り回しが低下する問題もあった。より簡便で安価に着脱可能な、経腹プローブ専用カバーの開発は、プローブの劣化防止やCOVID19はじめ院内感染予防の点でも有用と考える。
高齢化社会に伴い、女性骨盤臓器のトラブルも増えている。骨盤臓器脱や年齢に伴う萎縮、がん治療・放射線治療後の拘縮など、QOLを低下する大きな問題となっている。従来、診察時にはキシロカインゼリーなどで症状緩和を図ってきたが、一時的なもので萎縮そのものの改善効果もなく、患者が家庭でも安全・安価に使用できる製品がなかった。腟内専用の開発は、診察時のみならず日常使用でも大きなニーズがあると考える。
日本の子宮がん検診受診率は20-30%ほど、諸外国と比較して大きく遅れをとっている。原因は様々だが、産婦人科の診察は、少なからず痛みを伴うため苦手な人も多く、受診を控える要因のひとつと考えられる。それによらずとも、痛みが軽減される工夫は重要であり、痛みの少ない腟鏡が実現すれば、多くのニーズが期待され、検診受診率の向上にも寄与する可能性がある。
昭和大学病院
医師(13年以上)
胎児治療
東京女子医科大学病院
医師(23年以上)
栄養や化学療法等を目的とした中心静脈カテーテル留置術は、日々多数の診療科で実施されているが、動脈への誤挿入による致死的な合併症(大量出血、脳梗塞等)が全国的に問題となっている。挿入時のX線写真から、静脈内に正しく挿入されているかを判定するアプリを作成し、医療安全に貢献したい。
医師(20年以上)
針やカテーテルを用いた検査や治療を行うIVR(画像下治療)で用いるための、拡張現実(AR)を利用した針穿刺ガイドアプリを開発している。既に、スマートフォン用とHoloLens2用をストアで公開しているが、より高機能なものを開発したり、PMDAに申請できないか検討したい。