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  • 腟・外陰専用の潤滑油(ID:1035)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(16年以上)

    高齢化社会に伴い、女性骨盤臓器のトラブルも増えている。骨盤臓器脱や年齢に伴う萎縮、がん治療・放射線治療後の拘縮など、QOLを低下する大きな問題となっている。従来、診察時にはキシロカインゼリーなどで症状緩和を図ってきたが、一時的なもので萎縮そのものの改善効果もなく、患者が家庭でも安全・安価に使用できる製品がなかった。腟内専用の開発は、診察時のみならず日常使用でも大きなニーズがあると考える。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    骨盤臓器脱・がん治療患者・高齢者

    年間患者数

    [自院] 100人 [全国] 100,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    診察時・がん治療中・ベッサリー交換時など

    年間件数

    [自院] 100件 [全国] 100,000件

  • 経腹超音波プローブ専用カバー(ID:1034)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(16年以上)

    近年の産婦人科診療では、超音波検査機器は頻用されている。経腹プローブ専用のカバーは、術中エコーや穿刺など滅菌処置等を前提としたものが主流で、着脱が容易でなく、コストもかかる。またプローブの汚染予防に、手袋等を代用して用いるが、画質や取り回しが低下する問題もあった。より簡便で安価に着脱可能な、経腹プローブ専用カバーの開発は、プローブの劣化防止やCOVID19はじめ院内感染予防の点でも有用と考える。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    妊娠・腹痛や腹部腫瘤・分娩

    年間患者数

    [自院] 1,000人 [全国] 100,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全ての経腹・経会陰超音波

    年間件数

    [自院] 1,000件 [全国] 100,000件

  • 子宮頸管狭窄予防留置チューブ(ID:1033)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(16年以上)

    子宮頸管は子宮の外と内腔をつなぐ、長さ3cm径数mmの、月経血や精子が通過するに不可欠の構造である。子宮頸部円錐切除術後に狭窄し、月経血貯留や細胞診採取不能を来すことが以前から問題とされ、他のカテーテルを留置しても抜けてしまうなど、その予防法は確立していない。また高齢化社会では、加齢による狭窄から、しばしば子宮留膿症による骨盤感染を来たし、施設などで治療に難渋する。これらの解決を目指す。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    子宮頸部異形成・子宮留膿症・頸管狭窄症

    年間患者数

    [自院] 30人 [全国] 50,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    子宮頸部円錐切除術・頸管拡張術

    年間件数

    [自院] 30件 [全国] 50,000件

  • 乳房部分切除による欠損部の補填素材(ID:1031)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(21年以上)

    乳癌に対して行われる乳房部分切除(温存術)は、乳房を温存したいという患者のニーズから確立された術式として現在、標準治療となっている。しかし、病変と乳房の条件によって必ず可能な術式ではないため、不可の際にはやむなく乳房を切除したり、再建手術を付随して行うことが現状である。整容性を保てない温存手術であっても手術により生じる欠損部分を補填する素材があれば、乳房を温存することが可能となる患者が増える。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    乳癌は日本人女性の罹患数第一位の悪性腫瘍である。乳房は体表臓器であり手術による乳房の喪失、変形は昔より大きな問題となっている。

    年間患者数

    [自院] 130人 [全国] 92,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳房部分切除は病変にその周囲の正常乳腺組織を確保して切除する。このことで生じた欠損部を周囲の乳腺組織を寄せて縫合することで欠損部を補填する。

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 41,000件

  • 医療/衛生材料の有効活用(ID:1029)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(34年以上)

    新型コロナウイルス蔓延に伴い、医療/衛生材料の不足が問題となっている。京大病院でサージカルマスクの使用が週1枚という報道は記憶に新しい。さらにN95マスクは生産拠点が限られ、問題はより深刻である。現在の流行が終息しても第2波・3波を予測する向きもあり、今後繰返し資材不足に悩む可能性がある。平時シングルユースの材料を、非常時いかに感染防御などの機能を損なわず有効活用し得るかは、喫緊の課題である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    感染症に限らず手術をはじめとした観血的処置を要する疾患等々が、幅広く対象となる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    医療行為のみならず、特に流行時は受付業務等含め、院内でのあらゆる業務に関連(マスク年12,000箱)

  • アルコール消毒用プッシュポンプ(ID:1026)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都臨床工学技士

    COVID-19のみならず多くの感染症予防対策でアルコールによる手指衛生が行われている。従来型のアルコール消毒薬ボトル(ポンプ)であると、片手でプッシュしながらもう片方の手で受け止める事から、「こぼれる」「電動式は費用がかかる」などの懸念材料がある。そこで、より安全かつ効率的で経済的なプッシュポンプが望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    アルコールに耐性のない感染症

  • 歯科治療用PPE(ID:1025)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都歯科医師(31年以上)

    歯科治療に伴う切削処置には大量の水と空気を使用する。極めて至近距離で大量のエアロゾルが発生する治療がほとんどのため、歯科医療者はそれらの暴露から身を守るために個人防護具(PPE)の装着は必須である。通常の装備では極めてプアすぎるが、かといっていわゆる「フルPPE」では限りある医療資源の浪費にもつながってしまう。そこで歯科医療に特化したPPE、もしくは簡易的な飛散防止機器の開発は必須である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    歯科・口腔外科疾患全般

    年間患者数

    [自院] 20,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    歯科・口腔外科疾患全般

    年間件数

    [自院] 20,000件

  • 上部内視鏡検査の飛沫感染対策デバイス(ID:1024)

    東京都地域医療支援病院 呉市医師会病院

    東京都臨床工学技士

    上部内視鏡は、口または鼻からスコープを挿入し病変を直接観察する検査である。現在、COVIT-19の飛沫感染が問題になり、内視鏡検査の自粛が学会から提言されている。しかし、緊急に内視鏡検査が必要な時がある。検査医と介助者は、患者の咳・嘔吐反射・吐血からの飛沫感染(その他感染症含む)を防ぐことができないので、飛沫感染対策のデバイス開発が望まれる。製造・加工企業や内視鏡関連企業を求めています。

  • プラズマフェレシス療法用溶質除去シミュレ(ID:1019)

    東京都国立大学法人 東京医科歯科大学医学部附属病院

    東京都臨床工学技士

    血漿交換や二重濾過血漿交換、血漿吸着などのプラズマフェレシス(PP)では、血漿中から病因物質の除去を行うが、その際生体にとって有用であるフィブリノゲンや免疫グロブリンなども同時に除去されてしまう。また各溶質の血漿中濃度の推移は、治療スケジュールや各種治療モダリティによって異なり、フェーズに応じて治療方法を検討する必要がある。シミュレーションソフトウェアが開発可能な企業を求めています。

  • マスク用外圧測定センサ(ID:1017)

    東京都国立大学法人 東京医科歯科大学医学部附属病院

    東京都臨床工学技士

    酸素療法や非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)では、マスクの圧迫により医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)を生じる場合がある。MDRPU予防にはマスクフィッティング等の外力低減ケアが重要とされているが、マスクの圧着が弱い場合はリークが生じてしまう。そのため圧着の程度を把握することが必要となるが、現在測定可能なデバイスは存在しない。圧力センサまたはNPPV用インターフェイスに関する企業を求めています。