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国立がん研究センター中央病院
医師(20年以上)
胸水ドレナージの際、短時間で大量の胸水が排液されると、再膨張性肺水腫が生じる。胸水排液量は看護師が定期的にチェックせざるを得ず、医療従事者の負担が大きいうえに、患者体位の変化により予想外の大量胸水排液が生じることもあり、医療安全上の問題にもなっている。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
大腿動脈からの血管内治療後には、4時間前後のベッド上安静が必要とされる。この間、患者さんは体動が制限されるため、腰痛を訴えることが多く、治療そのものよりも術後安静の方がつらいという意見もしばしばきかれる。
CVポートはがん診療や長期の経静脈的輸液管理が必要な症例に留置されるが、時に肥満症例などでは皮下のCVポートが体表から同定できずポートの穿刺に難渋することがある。誤穿刺により薬剤の皮下漏出が生じ、薬剤投与が不成功となったり漏出した薬剤により皮膚障害が生じることがあり、臨床的に問題となっている。
北里大学病院
放射線技師
放射線治療は複数回に分けて照射を行うため、毎回同じ状態で患者をカウチにセットアップする必要がある。 患者に合わせてシェルや固定具を作成してもしっかり合う日や合わない日がある。患者が日々寝る角度や体勢などが少しずつ変化するが、固定用の枕は変形不可能であるので患者に合わせて微調整する必要がある。
東京都立小児総合医療センター
医師(11年以上)
体外式膜型人工肺(ECMO)治療に必須の末梢静脈留置型デュアルルーメンカニューレ(VVDL)は1本のカニューレで脱送血を行う特殊カニューレである。現在新生児に使用可能なVVDL は世界で2種類しかない。このうち国内使用が認可された1種類は、海外において死亡につながる穿孔の報告が問題となっている。細径で、かつ耐圧強度を持ち、抗血栓性を有しながら新生児でも安全に使用可能なVVDLが世界で不足している。
国立国際医療研究センター
医師(28年以上)
気管支ファイバースコープによる分泌物除去は有効な気道管理上の手技である。一般的な観察用スコープの吸引孔は直径 2 mm であり、非常に粘稠性の高い分泌物は吸引除去が困難である。特に気道出血による血餅(フィブリン塊)は吸引不可能であり、血餅を破砕しながら吸引可能なデバイスの開発が望まれる。
年間件数
医師
重症患者はチューブやラインの数が多く、体位交換が非常に困難。特に重症な肺炎などの肺病変がある場合には腹臥位にすることがあるのだが、チューブが抜去されないように、ラインがこんがらがらないように体位変換するのに非常に人手が必要で、困る。
外傷などにより安静臥床が必須な患者にとって、排便がとても困難となる。差し込み便器やおむつ内にすることになるが、仰臥位のまま排便するのはかなりの苦痛を伴う。
救急外来ではストレッチャーによる移動が主であるが、ストレッチャーが重く、操作性も悪い。CT時の移動も大変。強度等は現在のものを踏襲しつつ、より軽く、操作性の良いもの。
頸椎保護のためにフィラデルフィアネックカラーを使用するが、蒸れて皮膚障害を生じることが多い。