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  • 呼び出しアプリを用いた外来呼び出しモデル(ID:1340)

    東京都草加市立病院

    東京都医師

    多くの患者さんは混雑した待合で待つことを余儀なくされている。呼び出しアプリの開発・普及により、呼び出す側の医療機関側、呼び出される側の患者側の双方にメリットがある。開発を目指す呼び出しアプリは、単機能で操作や設定もシンプルなものを目指しており、ビジネスとして成り立つ仕組みを開発会社と一緒に考えたいと思っている。

  • 非挿管小児の呼吸努力を定量化(ID:1338)

    東京都兵庫県立こども病院

    東京都医師

    小児の肺炎や抜管後の呼吸状態を評価するとき、視診・聴診・バイタルサインなどから総合的に重症度を判断しているが、医療者の主観的判断や評価のばらつきが問題である。「視診」を定量化できれば医療の質を一定のレベルに保てる可能性がある。さらに、動画を解析が実現できれば、遠隔医療や非医療従事者(保育園、学校、家庭など)にとっても有用かもしれない。

  • 隔壁開通タイプの点滴パック(ID:1337)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(34年以上)

    高カロリー輸液のダブルバッグ製剤は、隔壁を開通させて上室液と下室液を混合させる仕様となっているが、しばしばこの隔壁開通を失念して下室液のみを点滴するエラーが発生している。メーカーからは隔壁開通時に取り外す目印のタグが付けられているが効果性は低い。隔壁を開通させると隔壁部分の色が変わるなど新たな作業は発生せず開通有無が視認できるようになることが望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    消化器・頭頚部疾患

    年間患者数

    [自院] 600人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    消化器・頭頚部疾患 (経口摂取困難な疾患や病態)

    年間件数

    [自院] 7,658件

  • オンコマイン提出可否判断AIシステム(ID:1336)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都医師(18年以上)

    肺癌診療において、ドライバー遺伝子陽性症例に対して分子標的薬の効果が非常に高い。一括して測定するマルチプレックス検査が必須になった。代表的な検査法として、オンコマインDxTTが承認されたが、組織検体の適切な作製・選別が検査の成功率を大きく左右してしまうこともあり、普及が頭打ちになっている。AIによる判断システムの開発が、マルチプレックス検査の普及を推進し、肺癌診療の底上げにつながると期待される。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    非小細胞肺癌

    年間患者数

    [全国] 20,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    非小細胞肺癌

    年間件数

    [全国] 20,000件

  • ERCP関連処置を実施する際の患者用枕(ID:1335)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(21年以上)

    内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP)関連処置において、鎮静剤使用下で無意識に患者の体動が生じることがある。安全かつ的確な処置遂行のためには体動抑制が必要で、現在体幹については固定具を用いているが、頭部には固定具がない。体動時に頭部保持する看護師の職業被ばく低減、患者にとって安全で安楽な処置の実施においても有用な枕の開発を希望する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    肝胆膵内科において内視鏡的逆行性胆管膵管造影を行う疾患

    年間患者数

    [自院] 900人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    肝胆膵内科において内視鏡的逆行性胆管膵管造影を行う疾患

    年間件数

    [自院] 900件

  • 乳がん術後出血時(予防)圧迫バンド(ID:1334)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(23年以上)

    当院では、乳がん術後の後出血予防で術当日から数日間バストバンドで装着することが多い。また、後出血発生時はフリータイを使用し圧迫する。しかし、出血箇所により腋窩周囲の圧迫が必要だが、フリータイではずれが生じやすく、本来圧迫したい部位が圧迫できない現状がある。さらに、術後の発汗やずれによる摩擦が生じ、皮膚に水疱や表皮剥離が生じやすい。そのため、適切に圧迫できるバンドが必要である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    乳がん手術後、医師が必要と判断した患者

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳がん手術後、医師が必要と判断した患者

  • 点滴抜針の自動化(ID:1333)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都医師(18年以上)

    現在、病院・往診含め、点滴投与後の抜針・止血のための対応は医療従事者が行うため、業務負担となっており患者は人手不足の場合には待たされる現状がある。抜針・圧迫止血、ごみを仕分けしてダストボックスに回収までを自動化できれば、コロナ等の感染症患者対応での安全性にも寄与する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    点滴を必要とする疾患すべて

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    点滴投与

  • ドレナージカテーテル内腔の洗浄機器(ID:1332)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(34年以上)

    カテーテル内腔閉塞は、炎症の再燃や症状増悪をきたし、カテーテル交換が必要となる。早期閉塞や頻回のカテーテル交換を回避するデバイス(洗浄機器または材質や形状により閉塞しにくいカテーテル)の開発により、患者の負担軽減が望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    全身の液体貯留に用いられているが、主に腎瘻カテーテル、膿瘍ドレナージカテーテルを想定。

    年間患者数

    [自院] 830人 [全国] 150,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全身の液体貯留に用いられているが、主に腎瘻カテーテル、膿瘍ドレナージカテーテルを想定。

  • 内視鏡姿勢制御デバイス(ID:1331)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は伏臥位で行う検査であるが、経皮処置と同時に行う場合、経皮側の処置は逆側面から逆手でアプローチしてもらうことになる。これは技術的難易度の上昇につながるため、多くの施設では、経皮処置を背臥位である程度まで進めてから、患者の姿勢を伏臥位に戻してから行っている。これを解決し、同時並行で進められるデバイスの開発を目指したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    胆膵管、もしくは消化管狭窄、拡張、膿瘍を想定

    年間患者数

    [自院] 50人 [全国] 10,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    胆膵管、もしくは消化管狭窄、拡張、膿瘍を想定

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 10,000件

  • 人工関節感染予防デバイスの開発(ID:1330)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    骨肉腫の治療では、抗がん剤治療後に腫瘍用人工関節置換術を行うが、約15%の患者に人工関節感染が生じ、複数回の手術の結果、最終的に切断となってしまうこともある。感染予防法として、これまでに銀やヨードのコーティングを施した腫瘍用人工関節が開発されているが、効果は十分とは言えず、また本邦での医療機器としての承認は得られていない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    原発性もしくは転移性骨腫瘍に対し腫瘍切除および腫瘍用人工関節置換術を受ける患者

    年間患者数

    [自院] 10人 [全国] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    原発性もしくは転移性骨腫瘍に対し腫瘍切除および腫瘍用人工関節置換術を受ける患者

    年間件数

    [自院] 10件 [全国] 300件