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東京都医工連携HUB機構

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成田赤十字病院
医療技術部臨床工学課
在宅医療機器患者安否確認システム
在宅人工呼吸器を使用している患者が被災した際に安否確認を行うのはメーカー主導であり、今回の能登半島地震では年始であったこともあり対応に遅れを生じたケースがあった。また、患者を受け入れる側には使用したことの無い機器であったり、医療的ケア特有のケア方法などに困難を生じた。これらを解消するためのシステムは必要と考えている。
佐世保中央病院
臨床工学部
点滴スタンドをつなげるツール
車いすと点滴スタンドを接続するツールは開発が進んでいるし、市販もされているが、付け替えが面倒です。ベッドと点滴スタンドを接続する簡易ツールはあまりないので、車いすでも、ベッドでも点滴スタンドを簡易的に接続(補助)できるツールが欲しい。
佐世保中央病院
臨床工学部
患者移動を簡単に行うツール
医療・介護の業界では、ベッドから車いすへの移動、ベッドからベッドへの移動、ベッド上の体重測定等、人海戦術で行う場面が多々存在する。保健衛生業の腰痛発生率は、全業種平均0.1を大幅に上回る0.25であることからも、医療・介護における腰痛予防対策の推進が重要な課題となっています。今後の人手不足への対策としても無理なく安全に1人でもできるようなアシストスーツ(電動・油圧等)が欲しい。
国立がん研究センター中央病院
骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
視線追従型ヘッドライト
外科手術中に使用するヘッドライトは、視野の変化のたびに用手的に補正する必要がある。術者の視線を計測し、これに追従して方向を自動変更するヘッドライトを開発したい(軽量視線追尾システムはすでに市販されており、利用可能と思われる)。
国立がん研究センター中央病院
放射線診断科
X線被曝体感デバイス
X線透視を使用した手技では医療従事者の被曝が問題となるが、X線照射時に医療従事者自身がどの程度被曝してるかを体感する術はない。医療従事者の被曝低減と教育を目的として、X線照射線源と医療従事者の距離を感知し、X線照射時に距離に応じた音量で医療従事者に被曝をアラートする装置の開発を目指す。
国立がん研究センター中央病院
胃外科
エラストグラフィー内蔵型腹腔鏡用スコープ
鏡視下手術により微細解剖が視認性が向上したが、鏡視下胃癌手術ではしばしば腹腔内脂肪やリンパ節と膵臓との境界が不明瞭である。硬度(密度)を定量的に認識できるスコープにより組織の境界をより鮮明に認識できるのではないか
国立がん研究センター中央病院
胃外科
術野自動認識調整式の無影灯
開腹手術において良好な視野の確保目的に、術野が変化するごとに無影灯の位置調整が必要であるが、しばしば調整忘れで不十分な照明の下、手術が進行する場面がある。また術者が術中に無影灯調整することが難しい場合には外回りが調整を行うが、常に人員が確保できない場合もある。
国立がん研究センター中央病院
胃外科
片手操作可能な一体型洗浄細胞診用器具
腹膜播種を来たしやすい胃癌では審査腹腔鏡は一般的に行われている手術であるが、現在使用の器具では両手操作が必要である。術片手操作が可能な器具により、他方の鉗子で臓器を避けながら安全な手技が可能となる。
国立がん研究センター中央病院
大腸外科
臨床解剖マップ
手術などにおいて上級医がどの部分の剥離を行っているか、近傍にはどのような構造物があるかなどがわからないことがある。上級医にとっては当たり前の血管や神経も初学者や他科の医師にとっては名前すらわからないことがある。リアルタイムないしは録画データから、カーソルをあわせると血管の名前がでたり、典型的な解剖でいうとどのあたりをやっているかなど図示できるシステムが手術初学者には有益ではないかと考えた。
国立がん研究センター中央病院
胃外科
手術所見半自動ハイライト編集ソフト
手術結果説明・手術所見振り返りに動画編集は必須であるが、医師に委ねられており、膨大な時間を要し、外部業者に委ねることも難しい。手術に特化したハイライト・ダイジェストシーンを自動で作成(アノテーション可能)するソフトを望んでいる。