東京都

東京都医工連携HUB機構

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昭和大学
歯学部歯科矯正学講座
汚れをつきにくくする「装置保管ケース」
近年、マウスピースやナイトガード、可撤式矯正装置等を使用している患者は多い。
しかしながら、細菌の多い口腔内での使用+保管方法により、装置表面では多数の細菌が繁殖し、装置を清潔に保つことは難しい。また、現行の装置保管ケースは、細菌自体を付着しにくくする工夫や増殖を防ぐこと、その状態を維持できる物がない。
国立がん研究センター中央病院
食道外科
喉頭摘出後患者用 地声再生デバイス
喉頭全摘後の患者に対し、電気式人工喉頭やシャントなどのデバイスが存在しているが、これらの発声は聞き取りにくくスムーズなコミュニケーションには至らないのが現状である。また、失声による患者の精神的ショックは大きく、頭頚部癌術後の患者の自殺の一因にもなっていると思われる。患者の口腔や食道粘膜の振動を感知し、「患者自身の(病前の)声」でのコミュニケ―ションを可能としたい。
国立がん研究センター中央病院
肝胆膵外科
開腹手術環境湿潤装置
腹腔鏡・ロボット支援手術が開腹手術と比較して低侵襲である事は言うまでもないが、単に創が小さいだけでなく、感染などの術後合併症が少ないことが知られている。そのメカニズムとして、腹腔内の湿潤環境が保たれることが一因と指摘されている(既報あり)。いまだ開腹手術のみでしか行えない術式も多く、開腹時にも湿潤環境を提供することで低侵襲手術と同様の恩恵が得られる可能性がある。術野へのミスト発生装置を開発したい。
国立がん研究センター中央病院
乳腺外科
蛍光カメラ
ICGなどを用いた蛍光カメラはセンチネルリンパ節探索などの際に使用されているが、機器自体が大きいか、小さいものは解像度が高くない。より小さく、解像度の高い製品があれば有用である。
国立がん研究センター中央病院
乳腺外科
片手で細胞診ができる機器
細胞診においては、2人で行う方法、1人で行う方法があるが、1人で行う場合に既存の機器では非常に大きく、扱いが難しいことがある。より効率的に片手で操作できるようになれば、看護師などの医療スタッフの適正配置にもつながり、有用である。
国立がん研究センター中央病院
乳腺外科
ポータブルマンモグラフィ撮影機
ポータブルマンモグラフィ撮影機は当院での使用されているが、海外製品のためメンテナンスが非常に煩雑となっている。
国立がん研究センター中央病院
乳腺外科
回転しない電気メスの長いブレード
現在使用されている電気メスの長いブレードは、装着部分が丸形であるため、組織切離の際の物理的作用で、ブレードが回転することになる。装着部が角形であれば、これを回避することができる。
国立がん研究センター中央病院
乳腺外科
先端が斜めについた筋鈎
乳房部分切除の際、筋鈎で牽引して視野を展開する。乳房頭側(A区域、C区域)では、患者の頭部と干渉することがあり、先端が斜めについた筋鈎(あるいは歯ブラシのようなに直角についた筋鈎)であればそれを回避することができる。
国立がん研究センター中央病院
乳腺外科
柄が短い筋鈎
乳房部分切除の際、筋鈎で牽引して視野を展開する。乳房頭側(A区域、C区域)では、患者の頭部と干渉することがあり、柄が短い筋鈎であればそれを回避することができる。
国立がん研究センター中央病院
乳腺外科
筋鈎のディスポーザブルカバー
筋鈎による過度な圧排・挫滅を回避できれば、皮弁血流を温存し整容性の改善につながる。