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東京女子医科大学
医師(22年以上)
献体臓器移植件数が増加する中、臓器摘出手術の経験者は圧倒的に不足しており、大動物やFresh Cadeverを用いたOn site trainingのアクセスにも制限がある。VRトレーニングを確立することで、移植医の働き方改革と人員不足による臓器廃棄件数の減少を目指す。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
医師(12年以上)
脳波電極の位置決めは巻き尺を用いて行うが、煩雑であり緊急で脳波検査を行うことの障壁となっている。そこで、電極を装着すべき場所をガイドするような仮想現実を用いたアプリケーションや、特殊な巻き尺などがあれば、脳波検査実施への負担軽減につながる。特に救急の現場では、意識障害の患者が多く、脳波検査が実施できないことで不利益を被る患者も少なくない。
医師
挿管困難な場合にファイバースコープを使用して挿管の補助とする機会は麻酔科領域ではよく起こる。挿管用の細いファイバースコープの欠点はその狭い視野角であり、まだ自発呼吸があったり咳をしたりする患者の咽頭内に挿入したファイバーの画像の方向を失う。
臓器移植や心臓手術の時に臓器を冷却するために無菌のクラッシュアイスが必要ですが、現在は、冷凍庫から取り出した輸液の袋をハンマーで袋の外から叩いて粉砕し、袋から取り出している。
医師(25年以上)
X線透視下に行う超音波内視鏡治療は、術前施行したCTやMRI検査などの画像と、術中にX線透視・超音波画像を術者自身が、構築・fusionさせる必要があり、多くの経験が必要、術者・助手のイメージの共有が困難という課題がある
指導施設以外での内視鏡教育は学会の一環としてファントムを用いたハンズオンが行われているが、その後の臨床現場での持続的なOJTができておらず、施設間格差・地域/国の格差が存在する。遠隔からでも可能な内視鏡指導システムの開発を目指している。
東京女子医科大学附属足立医療センター
薬剤師(30年以上)
輸液等の点滴漏れによる医療事故を最小限にするためのセンサーデバイスは現在人の目に頼っているが、現実的には乳幼児に対する損傷の大きさ、高齢者医療などにおける薬剤による皮下壊死などを引き起こす。これらを最小限に検知する漏れセンサーを開発することを目指す。
東京病院
臨床工学技士
現状の人工呼吸器のアームは動きに制限があるため、使用場面によっては取り回し難いことがある。また、回路はメーカーや用途によって径が変わるため数種類の用意が必要であったり、サイズが合わないことでしっかりと回路をキャッチしない事があるため、汎用性の高い回路ハンガーが欲しい。
腎内科クリニック世田谷
透析室での治療中、診療内容やWeb会議、認知機能低下による患者の大声等、患者ストレスが増加しています。これらは施設への不満や患者トラブルに直結するリスクがあります。個室は感染対策で使用され、常時利用できません。既存の製品は透析治療に必要な給排水管や狭いベッド周囲の環境に適合しておらず、安全性や利便性に課題があります。これらを考慮し、透析治療にも適した透明な防音パーテーションの開発を目指します。
龍ケ崎済生会病院
手術で使用するエネルギーデバイスによるサージカルスモークは、可視性低下だけでなく、ウイルス等を含む事が示されている。サージカルスモークを除去する為排煙装置の使用が推奨されている。しかし、複数のエネルギーデバイスと排煙装置は同期されておらず、排煙の際には医師がフットペダルを操作する必要がある。さらに医師の立ち位置が変わると、看護師がフットペダルを移動させる必要があり、負担が多い課題があります。
東京都立墨東病院
大腸内視鏡検査時に患者は鎮静状態であり、無意識な状態にある。検査の都合上仰向けになる状況があるが、その際に患者の右腕が検査台から落ちそうになる。検査につく看護師や臨床工学技士が他の事に集中するためには患者の右腕がストレッチャーから落ちない位置に保持する必要がある。しかし完全に抑制する必要はなく、また、体位変換を再度行う場合にそのデバイスのせいで煩雑になっては元も子もないと考えている。
望星新宿南口クリニック
医療の現場では患者さんの状態を把握する為に検査データやバイタルなどを計算して治療を行う事が多いです。また患者さん、患者さん家族と治療の方針を話し合い、ドクター、スタッフ間で説明するのに検査データや数字はとても重要です。経時的に変化を記録することで患者さんへの説明や現状の把握に有効だと考えます。
国立がん研究センター中央病院
医師(20年以上)
CVポートはがん診療や長期の経静脈的輸液管理が必要な症例に留置されるが、時に肥満症例などでは皮下のCVポートが体表から同定できずポートの穿刺に難渋することがある。誤穿刺により薬剤の皮下漏出が生じ、薬剤投与が不成功となったり漏出した薬剤により皮膚障害が生じることがあり、臨床的に問題となっている。
東邦大学
医師(35年以上)
FGF18(Fibroblast growth factor 18)は、子宮がんや卵巣がんで発現が上昇しており、血清中でのFGF18の濃度を測定することができれば、有用なバイオマーカーとなる可能性がある。しかし現在市販されているものは信頼性がないことを我々は独自に検証し明らかにしている。FGF18の各種がんのバイオマーカーとしての有用性を確立するためのELISAキットの開発を目指す。
医師(34年以上)
関節リウマチの患者の30%程度が生物学的製剤(年間自己負担15〜40万円)治療を要し、通常は長期継続を希望しないが、休薬中止後の再燃を予測する指標がない状況である。休薬の成否を検討するため、関節リウマチの再燃と関連する2種のバイオマーカーの血清濃度を高い精度で迅速定量できる検査キットと装置の開発を目指す。
東邦大学 大森病院
医師(15年以上)
エクソソームに代表されるsEVsは、がんLiquid Biopsyの優れたリソースである。がん患者末梢血試料からsEVsを簡便に濃縮する方法を開発した。sEVs表面抗原により腫瘍マーカーのエビデンスレベルの向上を図りたい。がん患者末梢血試料からがん細胞由来sEVsを発現する核酸のPCRを検出シグナルとする腫瘍マーカーを開発したうえで、sEVs濃縮とPCRを同一装置で測定可能な装置の開発を目指す。
医師(30年以上)
自己免疫疾患は、免疫系が自己組織を攻撃対象としてしまい、その組織を傷害する難治性疾患である。その根治的治療法の開発には病原性T細胞を無効化する新たな治療戦略が切望されている。本技術により、自己免疫疾患モデルマウスを用いて、病原性T細胞由来ハイブリドーマクローンを同定することが可能となった。この技術は、オルガノイドを用いることにより、ヒトの自己免疫疾患解明への手段ともなり得る。
北里大学病院
臨床検査技士(37年以上)
病理組織標本を使用した精度管理用の標準物質の入手は困難を極め、精度管理をしていない、または、各施設で製作・管理している。加えて従来法で得られる標本は、面積が広く検体と同一に検査を進めることができない。省スペース化した多種標本の提供は、検体と同一のプレパラートに配置が可能であり精度管理ばかりかコストも半減する。安定供給と簡便な提供を目指している。
慶應義塾大学
医学博士
摘便は、主に在宅ケアで行われる重要なケアです。痛みや羞恥心を伴うため熟練した手技が求められますが、トレーニング環境は不十分です。我々が開発した摘便練習シミュレータは、摘便手技を取得するために必要なインタラクションを実装しており、看護での新たなソフトロボティクス・画像処理技術の応用可能性を提示します。
リンパ浮腫の診断や治療にはリンパ管を描出することが大切ですが、リンパ管は無色透明かつ細いため観察が非常に困難です。本研究では、光超音波イメージングという技術を用いて、今までの画像診断装置より詳細にリンパ管を描出し、リンパ浮腫の診断と治療に役立てる臨床応用についてご紹介します。
医薬品には凝集性や水への不溶性で開発が困難なものもあります。我々は、物理学的・化学的な両面から高濃度UFB水が凝集抑制すると推測される結果を得ました。まず、このUFB水を用いたDDS創薬を目指します。さらに、他の医療用途への活用に展開します。現在、医療用のUFB水は市販されていません。医療用UFB水の装置製造・販売を事業化し、医療分野におけるプラットフォーム技術に発展させたいです。
疎水性の色素化合物を均一に分散させるには有機溶媒を用いる必要があります。これを克服するため、水中でこれらの化合物を溶かす分子の設計を行いました。タンパク質をベースに開発した素材ですので、環境調和性も高い材料です。
抗体医薬品の市場規模が拡大する一方で、薬価が高いことが問題となっています。製造コストのうち精製コストが占める割合が大きくなっています。抗体精製に利用されるプロテインAのペプチド構造を模倣した合成高分子による安価なカラム充填剤を開発しました。
本技術は,人間の手指動作を抽出・保存し、「いつでも・どこでも」再現することを可能にするロボットハンドとその制御の複合技術です。本技術により、接触を含む動作のティーチングの容易化や、実行タスクの複雑化など、ロボットの活躍の場が広がります。
大腿動脈からの血管内治療後には、4時間前後のベッド上安静が必要とされる。この間、患者さんは体動が制限されるため、腰痛を訴えることが多く、治療そのものよりも術後安静の方がつらいという意見もしばしばきかれる。
帝京大学医学部附属病院
局所穿刺療法は悪性肝腫瘍に対する低侵襲治療である。しかし、腫瘍が心臓や腸管、肺の近傍に局在する場合、視認や穿刺が困難となるため、安全に治療できる施設は限定される。人工腹水、胸水作成による改善が試みられるが、部位によって効果が限定的となる。人工腹水に加えてバルーン付穿刺針を用いることにより周囲臓器を分離し安全に治療が可能になることが期待される。
局所穿刺療法は悪性肝腫瘍に対する低侵襲治療である。超音波観察下で治療用針を肝腫瘍に穿刺するが、先端の視認が困難な場合があり、そのような場合、合併症のリスクが増加する。経験的に穿刺の際に各組織で硬度が違うことを認識しながら穿刺している。これを利用して、穿刺針先端周囲の硬度など、物理学的特性をモニターすることで安全な治療が可能になる可能性がある。
東京都健康長寿医療センター
シャント術において再手術が必要になる合併症の1つに、腹側カテーテルの皮下への逸脱がある。これを防止するために当院で「腹膜直接貫通法」考案し、すでに100例以上に実施して合併症は発生していない。この方法をさらに簡便・安全にするためのトンネラー(パッサー)を開発し、「腹膜直接貫通法」を普及させたい。
作業療法士・理学療法士(14年以上)
お一人で動けない患者様の場合、通常のベット柵の長さでは、臥位になる際枕に頭部が届かず、医療従事者により姿勢の修正が必要で患者様、医療従事者ともに負担となっている。 一方、短いベット柵であれば、一回で適切な位置に寝ることができるものの、ベット柵間の隙間が広く、患者様の転落や挟み込みの危険性が生じている。
臨床工学技士(7年以上)
内視鏡治療にて高周波装置などのフットスイッチを使用する際、踏み込みなど操作後の反動で、足元の位置がずれてしまう。その為、操作の度に足元を確認しなければいけない状況にある。
歯科医師(20年以上)
歯科用ライトは、視野を明瞭にするため必要不可欠です。現在は、診療ユニット付属のライト以外にヘッドライトなどにより局所を明るくし歯科治療を行うことが多いです。歯科治療では細かい治療を行うため、より局所を明るく照らすために、抜歯の際などに使用する外科用サクションの先にライト機能を搭載すれば、より細部まで明瞭にでき、治療の向上につながるのではないかと考えている。
化学療法中の患者さんはいくつもの輸液ポンプを使用している。トイレに行く時など、数台の輸液ポンプのプラグを外したり、戻ってきた時に差し直したりする作業があるが、非常に固い。電気ポットのようなマグネット式のプラグであれば、患者さん自身での差し外しが容易になる。
医師(29年以上)
爪の高さが数mmから1cm近く盛り上がった(厚硬爪甲)患者が特に高齢者に多く、靴が履けなかったり、歩行障害につながったりしているが、安全にこれを自分や家族で削る器具がない。
内視鏡手術の普及に伴い、手術中のカメラ先端の汚れによる視野確保の問題が顕在化しています。現状では、カメラを体腔外に取り出して拭き取る必要があり、これは手術時間の延長とスタッフのストレス増加を引き起こしています。この問題を解決するため、体腔内で簡単にカメラレンズを洗浄できるデバイスの開発が求められています。
作業療法士・理学療法士(30年以上)
リハビリテーション室には多種多様なリハビリテーション機器が配置されている。機器の保守点検を行っているが、使用頻度や使用年数によっては、ねじ、ナットが緩む場合もあり、増し締めし再固定しているが、インチ、センチ等規格の違いによって必要な六角レンチ、スパナ等準備する工具が多くなる。また紛失もする。簡易的なインチ・センチ両規格対応のレンチセット(これさえあれば大丈夫的な)がほしい。
日本大学医学部附属板橋病院
作業療法士・理学療法士(8年以上)
透明文字盤は、50音や単語が書かれたものが一般的である。中枢神経疾患では、眼球運動が制限されている場合が多く、既存の透明文字盤では意思伝達が不十分となる場合がある。また、挿管患者では通常の生活場面で想定される定型的な要望とは異なる要望を有している可能性が高い。患者の特性に合わせた単語や絵で描かれた要望項目を組み換えることができ、患者の能力に合わせた形で使用することができる文字盤の開発を目指している
臨床検査技士
外来採血室の業務軽減と患者さんの待ち時間短縮のため,自動採血ロボットがあればいいと思っています。弘前大が開発した試作品があるが赤外線を用いたもので、それに超音波を組み合せて立体の位置画像を構築するロボットを考えた。
病院内の検査室や設備などの場所が解らず、迷子になっている患者さんを多数見かけます。 病院内に質問すると動画と音声で教えてくれる案内ロボットを設置する。
国立健康危機管理研究機構(旧:国立国際医療研究センター)
医師(32年以上)
当院では年間13000件を越す内視鏡検査が行われている。内視鏡を施行する際には抗凝固剤など、検査に注意を要する薬剤のチェックにかなりの労力が払われている。中には内服していると検査自体が不可能や薬剤も含まれており、該当薬剤を誰がどうチェックできるかは非常に重要である。人が最終チェックする前に器械などで拾い上げるシステムを希望したい。
昭和大学
事務スタッフ
医系総合大学である昭和大学だからこそのユニークな発想・着眼点からの研究シーズ・ニーズを数多く掲載しております。 面談、コメントを希望されます際は、先生のお名前とテーマに関してご記載をお願いいたします。 https://www.showa-u.ac.jp/research/activitiy/collaboration.html
その他医療スタッフ
患者の中には検診でも”病院”と聞くだけで、不安や焦燥感が先に立ち、行くこと自体も憚れたり、行けたとしても正しい測定が行えない場合がある。特に幼い子供や認知症を患っている患者では少なくない。 そこで、”病院”に対するマイナスイメージを少しでも払拭し、受診しやすい環境づくりの一環として、癒し要素のある検査機器を開発してみてはどうかと考えた。
昭和大学横浜市北部病院
歯科医師(5年以上)
中高年の睡眠時無呼吸症例の深鎮静では上気道閉塞のリスクが高く、経鼻エアウェイを使用することがある。しかし抗血小板薬内服中の症例での鼻出血リスクや使用による咳嗽反射等から経鼻エアウェイ使用を躊躇する事がある。また既存の経鼻エアウェイからは直接の酸素投与は不可能である。鼻咽頭への侵襲性が低い素材で直接酸素投与ができる器具は従来のフェイスマスクよりも効率的に酸素化を維持できる可能性がある。
昭和大学歯科病院
歯科医師(12年以上)
静脈内鎮静法によるスペシャルニーズな歯科治療のニーズが増えている。 鎮静の成功要件には、様々な要素があるが、歯科に特化してある問題点として術野と気道が一致するために、気道確保の面で大きな問題を抱えている。 注水下での処置は、ムセや体動、鎮静深度の上昇を引き起こし、治療の継続を困難にする可能性がある。一般的には口腔内バキュームを用いて吸引するが、介助者の技術力にも左右されやすい。
昭和大学藤が丘病院
臨床工学技士(19年以上)
現在販売されている人工透析装置は、治療中の血圧を定期的に自動測定可能である。測定された数値は装置画面上に表示されるが、患者からは見ることができない。医療者がベッドサイドまで行き、患者に数値を伝えるか、画面を患者側に向けることで血圧の値を確認することが可能である。しかし、医療者が装置を操作する際は、画面を戻す必要があるため、患者に自動的に血圧を伝える機能の開発をしたい。
昭和大学江東豊洲病院
臨床工学技士(5年以上)
集中治療室や手術室等で使用されている輸液ポンプやシリンジポンプのポールクランプは、取っ手を回転させるタイプが使用されている。しかし、ポンプを持ちながらの取り付けは難しく力加減も弱くなってしまい、ポールから外れて落下してしまうというインシデントやアクシデントが少なくない。そこで、ポールクランプの取っ手を回転させるタイプではなく、だれでも簡単に取り付けられる簡易型のポールクランプの開発を目指している。
国立がん研究センター東病院
その他医療スタッフ(13年以上)
口腔癌の手術後や脳梗塞の後遺症として構音障害が残存するケースがあり、構音障害が障壁となり家庭内での会話頻度の減少や社会参加の減少等につながっているケースが少なくない。患者のコミュニケーションを支援するツールとして、患者の構音が悪くても正しく相手に患者の意図している内容が伝わるようなツールの開発を検討したい。
看護師(30年以上)
抗がん剤は年々進歩をしており治癒率が向上しているが、新たな有害事象も発生している。多岐に渡る自覚症状などをセルフモニタリングして早期対処することが可能にするアプリケーションの開発を目指したい。
医師(13年以上)
抗がん剤治療の有害事象の1つである手足症候群は頻度の高い有害事象であり、QOLの低下をもたらす。足は荷重部分に症状が出やすく、歩行時に疼痛が出たりするため生活に支障をきたす。現在広く普及した予防方法や支持療法はない。
がん研究会有明病院
医師(10年以上)
胃管挿入は、盲目的挿入が一般的であるが、出血や誤嚥、誤挿入などの合併症のリスクがあり、時に致死的な合併症を引き起こすことがある。胃管挿入の初回成功率及び留置位置確認の改善は、患者により侵襲の低い医療を、術者に良好な視野と手術環境を、そして麻酔科医により効率的な周術期管理を提供する。高齢化がさらに進展し、人手を要する我が国は、胃管挿入をデバイスにより改善できれば、確実に益を享受できるものと考える。
薬剤師(11年以上)
現在手術室での麻薬、毒薬など管理薬剤は、紙ベースで行われており、人の目で在庫管理しており薬品管理DX化が進んでいない。このため、薬剤のやり取りでミスが起こる可能性やリアルタイムでの管理状況が不透明であり、後追いができないなどの問題があり、重大な医療事故につながる可能性がある。厳重な管理が必要な薬剤の安全で効率的な管理が可能な薬剤管理装置は、医療上のニーズは非常に高い一方で市場としては未開拓である。