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国立国際医療研究センター
医師(21年以上)
胸腔鏡下の手術を行う際、①曇りや汚れは手術操作の妨げになる。また、②呼吸器外科の対面倒立手術の際、重力により胸壁からの血液が、カメラの先端に落ち、見えなくなる。これら、曇り止めや、汚れ防止の為に、非常に多くの労力を要する。何らかのデバイスがあれば嬉しい。
国立がん研究センター東病院
医師
現在、患者さんの負担をできる限り少なくするため内視鏡手術が主流になっている。 胸腔内で手術を行うワーキングスペースを作るため、虚脱させた肺を圧排している。 体表の切開箇所を増やすことなく、胸腔内の肺を容易に展開するための器具を開発をしたいと考えている。
国立がん研究センター中央病院
医師(22年以上)
CT検診などで発見される肺のすりガラス状結節は経過観察中に2‐20%の頻度で増大し、増大を認めた病変は手術適応となります。現在はどの患者さんが将来手術が必要になるか、画像所見の経時的な変化を予測することが困難です。顔写真の経時変化を解析した研究を参考として、現在のCT画像所見から将来の画像所見を予測するアルゴリズムの開発・当院の症例を用いた共同研究は可能でしょうか?
がん研有明病院
医師(17年以上)
肺手術時には患側肺を虚脱状態(以下、手術肺)とする。術前画像から拡張肺の解剖構造を再現する(現存)だけではなく、手術肺の密度・質感まで個々の背景肺に応じて再現する、即ち「手術肺virtual simulator」の開発により、新たな胸腔鏡等手術機器の開発、力学的観点から適切な手術操作をsimulationする、AIと組み合わせ自動運転ロボット手術の実現を可能にする、等様々なことが期待出来る。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
血管や気管支を切離する際に、自動縫合器をスムーズに誘導することが必要です。このため既存の縫合器の先端に取り付けることができ、かつ先端が曲がっておりスムーズに血管や気管支の後壁を乗り越えることができるデバイスの開発を希望します。シリコンやプラスチックなどの素材で柔らかさと硬さを兼ね備えており、かつ希望の形状(湾曲)とすることは可能でしょうか?
東京女子医科大学
医師(9年以上)
呼吸器外科はトラコポートを2ないし4つ用いて手術を行なっています。ディスポあるいは繰り返し使用可能金属のポートを使用しています。サイズは5 mmから15 mm、と各種あります。細いサイズを使用した場合、デバイスによっては太いポートに変更しなければならず、コストがアップしてしまいます。ならば、はじめから太いポートを選択すれば?と思われるかもしれませんが、術後疼痛は太いポートほど痛いです。
国立健康危機管理研究機構(旧:国立国際医療研究センター)
医師(25年以上)
手術は、低侵襲外科の時代となり、今や、ロボット手術が盛んに行われるようになってきた。ロボット手術のデメリットとして、大きく術野の展開ができないこともあげられる。そこで、この術や展開を容易にする器具がほしい。
昭和大学横浜市北部病院
臨床医は多忙であり、患者が納得いくまで周術期の経過について説明できるとは限らない。そのため、経過が順調であるにも関わらず、患者が不安を抱くことは多い。不安は痛みの増悪や、QOLの低下を招く。そこで主治医の説明を教師学習として、AIによる動画による質疑応答のデバイスを配布することで、不必要な不快を減らすことができる。
看護師(15年以上)
乳幼児の末梢静脈路確保は、手背が第一選択となる。乳幼児は発達の特性上、静脈路の安全な保持が難しく、自己(事故)抜去や血管外漏出を防ぐため、手全体のシーネ固定を併用することが多い。しかし、シーネ固定は乳幼児の活動を著しく制限し、児の心理的苦痛や発達の阻害につながるなど、乳幼児にとってデメリットが大きい。また、乳幼児の特徴をふまえて設計された留置針はなく、留置針の形状に合わせて対応している現状にある。
看護師(14年以上)
すでに開発が進んでいる子どもの吸てつリズムに合わせた搾乳機とVRを併用して、新生児に近い形状の搾乳機を開発し、VRにより母親自身の子どもの吸てつ動作を、搾乳機の顔の部分に映写することで、疑似授乳ができる搾乳機を検討している。