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国立国際医療研究センター
医師(10年以上)
マイクロサージャリーは再建外科に不可欠な手技であり、微小血管をクランプして一時的に血流を遮断して吻合する必要がある。通常のクランプは血管のみにかけるため、胸壁・腹腔内における微小血管吻合では、クランプした血管ごと術野が大きく動くため、技術的ハードルが高い。体外固定式のマイクロクランプを用いることで、安全・容易なマイクロサージャリーが可能となる
医師(20年以上)
乳び胸は、外科的手術中には判定する方法がなく、術後、食事を開始してから、排液の性情 見ないと判明しない。術中にリンパ漏れを簡易的に検査し、乳び胸を判明できれば患者、医師にとっても有益である。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
医師(16年以上)
肥満が増加しメタボリックシンドローム等の代謝疾患の外科的治療の有効性が証明され、世界で年間50万件以上の肥満減量手術が行われている。本邦でも2014年に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が保険収載され有用性が強く期待される分野である。しかし、社会的背景が複雑なために術後に通院中断や過食などにより治療効果が得られないケースも多く、そのサポートが必須であるにも関わらずその医療側のマンパワーは不足している。
医師(31年以上)
小児科の臨床では、診察の手順として必ず口腔内を見る。その際に、ペンライトを用いて口腔内を医師が見るが、小児は口腔内を協力的に開けてくれない場合も多く、瞬時に、口腔内の所見をとる必要がある。
医師(25年以上)
外科系病棟では、術後のドレーンの管理は重要である。固定法の工夫などを行ってきても、事故抜去は後を絶たず、行き詰まっているのが現状である。ドレーンお皮膚の固定を含めた新しい概念や方法を開発したい
通常使用している鉗子や鋼製道具では、最近増えている高度肥満手術や深い視野での操作性に問題がある。
高齢化社会により、病棟での患者のせん妄発症は極めて重要である。予防も必要であるが、実際にせん妄が起きた時の対応によりスタッフの環境は極めて悪化させており、離職の原因にもなっている。今回、せん妄発症時の新しいセンサーやその後の対策について開発を目指したい。
消化器手術において、近年内視鏡外科手術の増加や技術の更新はめざましいものがある。最近増えている高度肥満手術の場合、通常の鉗子類では届かない、操作が困難である現状がある。
臨床工学技士(26年以上)
補助循環を行う際には採血による、血液ガス分析や電解質測定を時間ごとに行うことで、患者の全身管理を行っている。採血が頻回であるため、採血時の問題が起こりやすい。
救急などに患者さんが搬送されてきても意識が無い場合には、身長体重を聞くことが出来ない。実際の治療では、体重が必要な場合が多くあり、現状ではメジャーで身長を測り標準体重などで大体の体重を目安にしており、体形的な部分は考慮出来ない。
酸素投与の治療を受けている患者さんが、リハビリや検査などで移動する際には、酸素ボンベに流量計を付けて、酸素投与を継続したがら移動などを行っている。酸素ボンベ用の流量計には、減圧弁と圧力計が付いており、ボンベ内の圧力から残量をある程度把握することが出来る。病院内では、この酸素ボンベと流量計についてのインシデントが継続的に発生しており、たびたび問題になっている。
日本大学医学部附属板橋病院
医師(17年以上)
う蝕歯等の歯科医療で口腔内の歯型模型を作成することは日常的に行われている。その際に印象採得を行うのに印象材を使用し、その型に模型材(石膏)を流し込んで歯型模型を作成している。どちらの工程でも、粉と液を練和し使用するのであるが、練和の際にどちらも気泡の混入が問題となる。現在、印象材を練和する全自動の機械は存在するが、模型材を練和する全自動の練和機が存在しないため、石膏全自動練和機の開発を望む。
医師(24年以上)
高齢者に多い睫毛乱生は、眼科で睫毛鑷子で抜去しているが一週間程度で再発するため、有効な治療方法とはなっていない。
医師(32年以上)
耳管狭窄症は小児から高齢者まで幅広く有病率も高い。通常は保全的治療で対応されるが、遷延、難治化する場合は鼓膜換気チューブ留置が行われる。しかし、この治療は鼓膜穿孔という非生理的状態となり、中耳感染、聴力低下の一因となる。現在、全身麻酔下に耳管内バルーン拡張による狭窄の解除が欧州を中心に試みられているが、より低侵襲で安全かつ有用性の高いステントを開発したい。
医師(30年以上)
現在のB-RTOダブルバルーンカテーテルはバルーンの最大径が10mmと20mmであるので、それより太いシャント血管の閉塞が不能である。今まで最大で30mmのシャントを経験しており、20mmバルーンで閉塞できない症例がしばしば存在する。
ERCP関連手技において、ガイドワイヤー(GW)の使用は必須である。このGWは約400cm以上あり、内視鏡から出た200㎝以上のGW部分が不潔にならないように、細心の注意を払い、清潔袋に入れたり、丸めて留め具で固定したりしている。しかしながらこの方法では、GWの内視鏡からの出し入れを行うときに、不潔になりやすく、操作に時間がかかってしまうという問題点がある。
カテーテルの胆管内挿入(カニュレーション)はERCP関連手技における最も難しいステップで、ここで躓くと手技時間の延長と偶発症の発生に繋がる。カニュレーションを容易にすべく、デバイスの改良が行われてきたが、画期的なデバイスの開発に至らず、ERCPによる偶発症は未だに一定頻度で発生し、重篤な偶発症の報告もある。カニュレーションを容易にするデバイスの開発が患者、臨床現場にもたらす恩恵は大きい。
医師(22年以上)
インスリン注射器は単位設定、針の装着、皮下への注射などの手技を習得しなければならないため、患者の学習能力によっては注射手技の習得に時間がかかる、注射手技習得が困難であり、第三者の見守りや介助が必要になることがある。これらの手技を単純化することで注射手技の習得が容易になると考えられる。注射針の装着や単位設定の容易な注射器が開発されれば、インスリン注射が簡便になると思われる。
インスリン注射器の単位設定、針の装着、皮下への注射は片手で行うことは困難である。そのため片手が不自由な患者はインスリン治療に他者の介助を求めることが多いが、独居の患者などで介助者を確保するのが困難な場合はインスリン治療を諦め、経口薬に変更するなどで良好な血糖コントロールが得られないことなどが生じる。このような不利益の状況を改善するには片手で注射できるインスリン注射器の開発が必要である。
医師(6年以上)
かけてくる相手にこちらが何をしているか分かるようなモードや手に取らなくても通話可能なモードなど改良が望まれる。
医学博士(13年以上)
現在、世の中には、高さや中身、素材をオーダーできる枕や低反発素材の枕など、たくさんの種類の枕があるが、世の中の多くの人は、自分の体にあった負担のない枕が自分ではわからないという状況にある。
松本歯科大学
歯科医師(7年以上)
矯正治療中に口の中の器具を自身で確認する際に、暗くて見えない、歯の裏側が見えないなどにより、確認できない。
東京大学医学部附属病院
医師(7年以上)
腹腔鏡手術の適応となる疾患が徐々に増えているが、この手術の要となるのが手術参加者全員の目となる腹腔鏡である。小児はworking spaceが狭いためか、頻回に曇ることが起こり得る。事前にカメラをお湯で温めたり、曇り止めを塗ったりして工夫をしているが、必ず曇りが生じ、手術の中断を引き起こす。
注射の針と異なり、点滴の針は内筒と外筒で構成されている。点滴注射の場合、なるべく直線の静脈を同定し点滴針を穿刺。内筒に逆血があった時点でさらに奥にすすめ外筒を滑らせることで血管確保を行う。しかし小児の場合、まっすぐな部分が大人と比較しても短く、何度も点滴を刺されて経験がある児の血管は蛇行し血管確保が容易でない。
入院が繰り返され採血や点滴が頻繁に行われる患者さんは、健常な方と比べて穿刺できる血管が極端に少なくなる。赤外線を利用する従来の機械はあるが、大まかな血管の走行のみを描出し、穿刺に適した血管かの判別はできないのが現状。
小児の内服薬は体重換算で量の調整が必要である。しかし体重計算し処方しても主に苦味などの理由でコンプライアンスが悪い事があり、一緒にアイスやヨーグルトなどと内服を試みても内服が困難な事がある。
外科では患者の病変把握のためにCTやMRIでの評価は必須だが、被ばくの問題や、小児の場合安静が保てないため鎮静をかける必要があり、成人と比べて非常に検査までのハードルが高いため、エコーでの評価が主である。しかし、エコーは個人の技量が強く影響し、かつ、実際に検査をしている人しかわからないもので、客観性がCTやMRIに比べて低いのが問題である。エコーを使って新しい画像評価ができないか。
全国には人工肛門を付けている人がたくさんいる。人工肛門の問題点はその見かけもそうだが、それ以外にもまだ問題がある。
成人・小児問わず、入院患者の多くにSpO2(経皮的酸素濃度)モニターや心電図モニターをつけることが多くある。しかし、問題点があるので、それを解決したい。
小児は安静が保てないため、処置をやるときにはネットでぐるぐる巻きにする。しかし、見た目がよくない。
小児は血管が細く、採血が困難な場合が多い。手のひらからライトを当てて血管を透見できるようにする道具があるが、部屋が明るいとみられないし、暗いと血が返ってくるのが見られない。
鼻血が良く出る人がたくさんいる。朝の忙しい時に、出てほしくないときに出て困っている人は多いと思う。
小児外科でも成人と同様に腹腔鏡手術・胸腔鏡手術が発展し、特にフレキシブルスコープの登場は非常に有用であったと思う。しかし、細経化は進んできているが、実は細いだけでは小児では使いにくい。成人と違い体が小さいため、従来のフレキシブルスコープでは可変部が大きいすぎるために使用しにくいのである。
腹腔鏡の練習は腹部外科医(消化器外科・小児外科・産婦人科・泌尿器科)にとって必要なスキルである。いろいろな練習方法はあるが、正直面白くないものが多い。楽しく練習が続けられるような、そんなものが欲しい。
喉頭全摘出後に無喉頭になり、発声できない患者が日本に約8000人程度いると考えられている。術後の代用発声手段は、食道発声、電気式人工喉頭、シャント発声やPCを使用した文字入力によるものもあるが、習得困難でいずれも満足できる音声ではない。
慶應義塾大学病院
無影灯のライト内、もしくは無影灯とは別の天井アームにビデオカメラを備える手術室は見られるが、現状ではビデオカメラは有効に活用されていない。要因はカメラを操作する人員がいないこと、カメラの操作よりも治療対象患部への安定した照明が優先されることなどである。手術の映像において、最も必要な情報は治療対象患部への医療操作の内容であるが、術者の体が遮って患部が見えないことも多い。
入院中の患者で、検査以外には時間を持て余す人が多い。時間を楽しく過ごせるような工夫ができるといい。
現在使用している医療用の装身具は汚れが落ちにくく、動きにくい。
スタッフの手が足りないとき、物理的なものでもうすこし環境対策ができるのではないか。
歯科医師(19年以上)
レントゲン写真上では歯根の破折線が判別しにくいときがある。
歯科医師(28年以上)
智歯を抜歯するときは、歯肉を切開、剥離し、被覆している骨を削除し、歯を削って分割して抜去するが、智歯を削るときに歯肉や隣の歯を傷つけないようにするのは難しい。
歯科医師(22年以上)
歯科治療を行なう患者さんに顎顔面軟組織の三次元的な評価を行ない治療をすることができるようになってきた。製品としては規定された空間にカメラを2台以上据付るタイプのものがあるが、特定の空間が必要であり、カメラが動かせないため顎の下や後ろなど患者の顔の影になる部分の撮影は困難なため評価に困っている。
歯のメンテナンス時に注水を行うタイプの器具を口腔内で使用するのでフェイスタオルを使用する。治療には出血等があるのでディスポーザブルのフェイスドレープを使用するが、質感が良くないためメンテナンスには使えず、タオル生地のものを使用後洗濯して使っている。口腔内から出るミストを被ったタオルを大量に洗う衛生士を見ていて何とかならないものかと思う。
近年、歯の裏側から矯正治療を行なう患者さんが増えているが、自分の口腔内の清掃状態を確認することが難しく、特に歯の裏側に矯正装置等がついている場合は歯肉炎等の症状として問題となることが多く困っている。
歯科医師(23年以上)
歯科用イメージングプレートは硬く口腔内にセットした場合痛い、患者自身が保持する際に滑るなどの問題があり、補助器具を使用して撮影を行っているが、ベストといえる物がないのが現状である。
矯正用レントゲンを計測するときに初診者だと臼歯がわかりずらい。
矯正治療中にワイヤーが見えたくないと患者に言われる。
矯正治療中にワイヤーとブラケットのねじれが大きいと衝撃でブラケットが歯からはずれてしまう。
矯正治療中にワイヤーとブラケットのひっかかりを軽減するためにワイヤーの角を落とすが、それにかかる時間を短縮したい。
矯正治療中にワイヤーがずれない、もしくは一方向にしか動かないようになると便利。