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  • 根管切削器具における損傷の検査装置(ID:735)

    東京都鶴見大学歯学部(特定非営利活動法人日本歯科保存学会)

    東京都歯科医師

    根管切削器具は、先端直径が0.08~1.4mmで2~6%のテーパーを有する、微小器具である。ステンレス製あるいはNi-Ti製があり、ねじり加工や切削加工により刃を付与し、手指や専用モーターで回転運動や上下運動を加えて象牙質を切削する。しかし、切削によるストレスで、根管内で器具が破折する事故も少なくない。医療事故を未然に防ぐためにも、わずかな形態や性状変化を早期に発見するデバイスが必要である。

  • 音声入力システム(ID:734)

    東京都東京医科歯科大学(特定非営利活動法人日本歯周病学会)

    東京都歯科医師

    臨床現場では常に手袋を付けた状態で診療をしているため、問診や検査の記録/閲覧には、毎回手袋を外すか、キーボードをラッピングするか、アシスタントを付ける必要がある。特に歯周組織検査を1人で行う場合、非常に時間がかかり、さらに衛生面の問題がある。音声入力でほぼすべてがカバーできれば、効率化と衛生面の改善がはかれる。

  • 口臭測定器(ID:731)

    東京都東京医科歯科大学(一般社団法人日本口腔衛生学会)

    東京都歯科医師

    現在ある口臭測定機器は、VSC(揮発性硫黄化合物)の濃度は測定できるが、他のガスを検知することができない。病気のスクリーニングや臨床診断を行うために、多くのガス分析が同時にできる口臭測定器が求められている。

  • 開口器(ID:730)

    東京都日本歯科大学附属病院(公益社団法人日本矯正歯科学会)

    東京都歯科医師

    患者の口の大きさに合わせて開口器を準備する必要があり、そのためには大・中・小の器具を用意する必要がある。柔らかな力で開口でき、滅菌しても劣化しない器具が求められる。

  • 歯科用内視鏡(ID:729)

    東京都東京医科歯科大学(特定非営利活動法人日本歯周病学会)

    東京都歯科医師

    歯周病の治療では、原因となる細菌の住処である歯根表面に強固に付着した歯石の除去を日常的に行う。深い位置に歯石がある場合、歯肉を切って剥がし、外科的に除去する必要がある。そのため外科治療が行えない患者では治療が難しい。
    細菌登場した歯科用内視鏡はまだ「確認」することしかできず、狭くて深い歯と歯肉の間に内視鏡と歯石除去用の器具を挿入しなくてはならない。そうした短所を改善するデバイスが求められている。

  • 環軸椎関節固定スペーサー挿入用タップ(ID:728)

    東京都日本大学医学部附属板橋病院

    東京都医師

    先端の骨間に容易に挿入でき、切れ味のよい、骨への噛み込みのよいタップを希望します。金属製の折れにくいのも条件です。

  • X線透過性スペーサー挿入ガイド(ID:727)

    東京都日本大学医学部附属板橋病院

    東京都医師

    現在は金属製挿入ガイドで、タップ、スペーサーの挿入位置、深度が確認しにくいため、X線透過性の材質のガイドを希望します。

  • 環軸椎関節固定スペーサー(ID:726)

    東京都日本大学医学部附属板橋病院

    東京都医師

    製造承認を平成9年に受けていたが、製造メーカーの業務中止により、在庫のみの状態である。安全性が高く、根強いユーザーがいる。しかし、年間の使用量が少ないために後継製造メーカーが決まらず、今回その改良版を制作したい。改良版は中空でないスクリュー様にしたい。

  • 義歯の維持できるもの(ID:712)

    東京都日本歯科大学附属病院(公益社団法人日本補綴歯科学会)

    東京都医師

    高齢社会を迎え、撤去できず、使用していないインプラント
    体が存在する患者が増加している。粘膜下のみのインプラ
    ント体を用いて、義歯を維持できるものはない。

  • 金属アレルギー患者の大臼歯の歯冠修復物(ID:713)

    東京都日本大学歯学部付属歯科病院(公益社団法人日本補綴歯科学会)

    東京都医師

    金属アレルギーを有する患者への大臼歯歯冠修復物は、
    コンポジットレジンのCAD/CAM冠が保険適応されている。
    特に第二大臼歯部の場合は,歯冠高径が十分に得られない
    症例が多く、脱離防止を目的に支台歯に保持孔等を付与する
    必要があり、このような複雑な形態はCAD/CAMシステムに
    よる製作が困難である。

  • ライト付き筋鈎、開創器(ID:711)

    東京都日本大学医学部附属板橋病院

    東京都医師

    現在、Medtronic社、OLIF使用時に上記機器を使用できるが、他への流用ができない。またサイズバリエーションも少なく、いろいろな手術で使用できると望ましい。

  • 椎体間の高さ測定、圧測定(ID:710)

    東京都日本大学医学部附属板橋病院

    東京都医師

    LLIF(側方進入腰椎椎体間固定術)にてケージを挿入する際、椎体間の正確な高さが測定できる器械がない、現在はトライアル挿入時の手の感触でサイズを決定している状態である。また圧測定もできるとより安全に手術が可能となることが予測される。

  • 調整可能な自転車のクランク(ID:708)

    東京都日本大学医学部附属板橋病院

    東京都作業療法士・理学療法士

    乗り物として自転車は優れた移動手段と言える。利便性や経済性だけでなく、腰や膝が悪い高齢者も利用が可能である。しかし、変形性膝関節症などで疼痛によって乗ることが出来なくなることがある。これは、膝関節の屈曲制限が問題になることが多い。

  • ECMOカニューレ(ID:695)

    東京都東京都立小児総合医療センター

    東京都医師(11年以上)

    体外式膜型人工肺(ECMO)治療に必須の末梢静脈留置型デュアルルーメンカニューレ(VVDL)は1本のカニューレで脱送血を行う特殊カニューレである。現在新生児に使用可能なVVDL は世界で2種類しかない。このうち国内使用が認可された1種類は、海外において死亡につながる穿孔の報告が問題となっている。細径で、かつ耐圧強度を持ち、抗血栓性を有しながら新生児でも安全に使用可能なVVDLが世界で不足している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    全世界で新生児~成人の呼吸ECMOは年間約4000件。成人2700件以上(VVDLを含むVVが90%以上)、新生児は年間800件、うち約30%が VVDLを使用する。国内では統計がない。

    年間患者数

    [自院] 5人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    重症呼吸不全に対する膜型人工肺(ECMO)が必要な患者で、かつVVDLを使用して治療する患者を対象とする。当院では年間20件のECMO症例 があり、1/3程度がVVDLを使用する。

  • 部分床義歯の維持装置の維持力測定器(ID:647)

    東京都日本歯科大学附属病院(公益社団法人日本補綴歯科学会)

    東京都歯科医師

    チェアサイドで簡便に部分床義歯のクラスプの維持力を測定できる装置は存在しないため。

  • 切断・切削器具(ID:657)

    東京都日本歯科大学附属病院(公益社団法人日本口腔外科学会)

    東京都歯科医師

    口腔内で、修復物、インプラントなどの除去、切断をする際、バキューム(吸引器)を必要とする大量の水を使用する。大量の水は、特に寝たきり、高齢者などには誤嚥も含めつらい環境となる。また、災害時など環境の悪い場所では水を十分に使用することができず。歯科診療に支障が生じている。

  • pHセンサー(ID:656)

    東京都信州大学医学部(一般社団法人日本有病者歯科医療学会)

    東京都歯科医師

    慢性的な日々のプラークコントロールの状態をモニターする方法がない。

  • 点滴台(ID:655)

    東京都信州大学医学部(一般社団法人日本有病者歯科医療学会)

    東京都歯科医師

    種々の臨床の場で、点滴台が使用されている。しかしながら、個人の活動を制限したり、転倒の原因にもなっている。

  • インプラント用マグネット(ID:654)

    東京都信州大学医学部(一般社団法人日本有病者歯科医療学会)

    東京都歯科医師

    高齢化社会を踏まえて、新しいタイプの歯科インプラントが求められている。

  • 手術支援システム(ID:653)

    東京都日本歯科大学附属病院(公益社団法人日本口腔外科学会)

    東京都歯科医師

    実際に手術している術野を簡便にライブで画像表示

  • 初診受付、保険証自動入力システム(ID:652)

    東京都日本歯科大学附属病院(公益社団法人日本口腔外科学会)

    東京都歯科医師

    初診受付のカルテ作成時間の短縮と人件費抑制

  • 歯のエックス線撮影用の保護袋(ID:651)

    東京都日本歯科大学附属病院(特定非営利活動法人日本歯科放射線学会)

    東京都歯科医師

    歯のエックス線撮影をする際に、イメージングプレートの感染予防用の袋の質感が悪く、患者によっては嘔吐反射を引き起こしてしまう。

  • 歯石溶解剤(ID:649)

    東京都日本歯科大学附属病院(特定非営利活動法人日本歯周病学会)

    東京都歯科医師

    歯石の除去は歯周治療の基本であるが、歯肉縁下では確認が困難であるため完全なる除去は困難である。歯石の取り残しは歯周病の再発となる。これまでは歯石を機械的に除去する方法が主体であったが、今後は生体に無害で選択的に歯石が溶解する薬品を用いることで、誰もが確実に歯周治療が行えると思われる。

  • 歯磨き装置(ID:648)

    東京都日本歯科大学附属病院(特定非営利活動法人日本歯周病学会)

    東京都歯科医師

    口腔内を良好な状態で長期的に維持安定させるには、確実なプラークコントロールが必要である。また、誤嚥性肺炎の予防にも重要視されている。しかし患者の精神的・身体的障害により困難となり、介護の場では見過ごされている現状もある。そこで、だれもが簡単に装着するだけでプラークコントロールが行える装置の必要性を感じた。

  • 手術器械のカウントを補助する機器(ID:646)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(20年以上)

    手術に使用する器械(鉗子類)は体内への置忘れがないかを、創部を閉鎖する前に何回もカウントする必要があります。器械の種類は多岐にわたり器械出し(手洗い)看護師にとって負担となります。人工知能・画像処理技術の進歩により手術器械のカウントを補助し手術時間の短縮、ヒューマンエラーの軽減を図ることができればと考えています。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    自分が専門とする呼吸器外科手術での開発を先行しますが、他領域の外科手術での応用も可能と考えます。当院での症例数は2017年度の呼吸器外科手術症例数です。

    年間患者数

    [自院] 731人 [全国] 20,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    上記の記載通りです。開発初期段階では簡単な小手術での検証となりますが、応用範囲は広いと考えます。手術中の使用だけでなく、使用した器械の洗浄、滅菌作業、コンテナ詰込み作業での使用も有用かもしれません。

    年間件数

    [自院] 731件 [全国] 20,000件

  • 角膜クロスリンキング用紫外線照射装置(ID:645)

    試作

    東京都医療法人社団和邇会 三井メディカルクリニック

    東京都医師(30年以上)

    夜間就寝時のコンタクトレンズ装用により角膜形状を矯正して日中の裸眼視力を改善する「オサート・オルソケラトロジー」治療において、長年の課題であった効果の永続性をもたらす「角膜クロスリンキング」を安全かつ効果的に実施する新型紫外線照射装置を開発する。試作機による動物実験及び臨床適応は平成26年度文科省シーズ研究A及び平成27年度AMED医工連携事業化推進事業で検証済み。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    角膜クロスリンキング単独でも有効な円錐角膜人口は年間4万人。これに全近視人口約600万人を加えた数が想定される対象患者となる。

    年間患者数

    [自院] 7,200人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    当院におけるオサート後の試作機によるクロスリンキング実施実績は10名の円錐角膜患者に加え3名の近視患者である。今後装置の改良完成を待って年間100例程度までに向上させたい。

    年間件数

    [自院] 100件

  • 頚椎椎弓根スクリュー(ID:644)

    東京都独立行政法人国立病院機構 熊本医療センター

    東京都医師

    頚椎外傷や頸椎の変性疾患に対して、頸椎椎弓根スクリューは強力な固定力があるため有用な手段である。しかし解剖学的に椎骨動脈、脊髄が隣接しており誤刺入は重大な合併症を生じる。頸椎椎弓根スクリューを安全に挿入できるデバイスの開発が必要である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    頸椎損傷、頸髄損傷、頚椎症性脊髄症、頸椎後縦靭帯骨化症

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    頚椎後方固定術

  • 陰圧陽圧切替可能なクベース(ID:642)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(12年以上)

    NICUにおける空気感染対策はその頻度こそ多くないものの、一定の割合で医療者の頭を悩ませる問題である。陰圧室のついてNICUやPICUを有する施設は少なく、感染管理上の問題でそのような施設に転院となるケースもある。テントや空気清浄機は普段使いをすることが少なく、メンテナンスの問題が生じ、それなりに設置のスペースも必要となる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

      水痘曝露、先天水痘疑い
    結核妊婦からの出生

    年間患者数

    [自院] 3人

  • 点眼(患者さん用)の補助具(ID:640)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師

    点眼薬は、基本的に瓶で処方して一滴ずつ、という形で使用していただくことが多い。
    しかし、患者さんによって、握力の調節が難しい、高齢で手が動きにくい、目が見えにくいためうまく目薬が入らない、などの事例も多く、コンプライアンスの低下につながっている。通常1ビン1か月分程度を目安として処方することが多いですが、うまくできないので1週間で2ビン使ってしまうという患者さんもいる。

  • 誰でも簡単に持てる歯ブラシグリップ(ID:639)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都歯科医師(28年以上)

     実際の口腔ケアは看護師等が行うことが多く、口腔内の処置に慣れているわけではなく、歯ブラシの使用においてはつい力が入ってしまう。そのため歯肉などを傷つける可能性や、歯ブラシの動きが雑になる危険性がある。

  • 口腔ケア時に頭位を固定できるクッション(ID:637)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都歯科医師

     意識のない、あるいは意識レベルの低い患者の口腔ケアを安全に行うには頭位の固定が必須である。しかし、実際は人手が足りずに一人でやることが多い。しかし、頭位を固定し、口の中を照らしながら、口唇などを避け、さらに歯ブラシを一人で持つことは不可能である。もっと簡易で安価な頭位の固定用器具はできないものか?

  • 手をフリーにできる安価な照明装置(ID:636)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都歯科医師(28年以上)

     意識のない、あるいは意識レベルの低い患者の口腔ケアを行うには介助者が必要となる。しかし、実際は人手が足りずに一人でやることが多い。しかし、口の中を照らしながら、口唇などを避け、さらに歯ブラシを一人で持つことは不可能である。高価なヘッドライトなどはあるが、もっと簡易で安価な口腔内用の照明はできないものか?

  • お惣菜を柔らかく温めることのできる機器(ID:635)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(31年以上)

    電子レンジはたんぱく質を温めると固くなる。咀嚼機能に問題のある高齢者は、できれば普通のものが食べたいし、老々世帯や独居が多い。普通のお惣菜やお弁当を買ってきて、温めると、箸で切れるくらいに柔らかくなる機器があれば、幅広い食品が食べられるし、たんぱく質が摂取出来て低栄養予防にもなる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    咀嚼障害・超高齢者

  • 偽造医薬品検出器(ID:632)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(30年以上)

    世界には多くの偽造医薬品が存在し、それらを購入した人々は、被害を受けている。特に、開発途上国では10%から30%の薬が偽造医薬品として報告されている。よって、それらを検知するコンパクトな機器が求められているが、世界的にもその種類は少ない。

  • 聴診器で聴取した呼吸音の評価器材(ID:621)

    東京都千代田歯科麻酔研究所/ 日本歯科大学歯科麻酔学講座(一般社団法人日本歯科麻酔学会)

    東京都歯科医師

    歯科麻酔では、聴診器で呼吸音を聴取して患者管理を行う。長時間の聴取は、疲労が生じるので、聴取者の負担軽減と呼吸音の客観的評価が出来る器材が必要であると考える。

  • ハイリスク患者のスクリーニング装置(ID:631)

    東京都獨協医科大学医学部(日本有病者歯科医療学会)

    東京都歯科医師

    超高齢社会を迎え、何らかの医学的配慮が必要なハイリスク歯科患者が増加している。このような患者へ安全で適切な歯科治療を実践する際、自らが治療を行うか、高次医療機関へ紹介すべきか、判断に迷うことが臨床の場で遭遇する。このような患者に対し、ITを応用し患者に適切な歯科医療を提供することは極めて有用だと考えられる。

  • 歯の白さ検査器具(ID:630)

    東京都日本歯科大学歯学部(日本歯科審美学会)

    東京都歯科医師

    ホワイトニングでどれだけ歯が白くなったのか、また後戻りしたのではに対して数値的に答えられない。ホワイトニングでの数値的確認が必要性がある。

  • 治癒促進照射装置(ID:629)

    東京都日本歯科大学附属病院(日本口腔腫瘍学会)

    東京都歯科医師

    創部治癒不全の激しい疼痛を経験する。疼痛を伴う創部治癒不全の患者に対して苦痛期間の短縮を図りたい。

  • なんでも切断できる装置(ID:628)

    東京都日本歯科大学附属病院(日本口腔インプラント学会)

    東京都歯科医師

    除去用バー破折により、口腔粘膜に損傷を引き起こすことがある。歯冠修復物含め、除去、切断などに利用できる装置があれば、日常臨床における効率の悪い作業から解放されると考える。

  • 歯周ポケット測定ソナー(ID:627)

    東京都日本歯科大学附属病院(日本口腔外科学会)

    東京都歯科医師

    口腔内環境不良の患者に対して侵襲を加える検査は行うべきではないという観点より、非侵襲的ポケット測定器が有用と考える。

  • 根管治療器(ID:626)

    東京都日本歯科大学附属病院(日本口腔外科学会)

    東京都歯科医師

    口腔外科関連手術時に、感染根管の治療を行わなくてはいけないケースがある。手術中の特殊な環境において、その治療に時間と労力を費やすることはあまり好ましくない状況がある。また感染の拡大防止の考慮も含め、適切、瞬時の対応が望まれる。そのほか、応用範囲から考えても根管治療の大改革となる。

  • 歯科材料(ID:625)

    東京都日本歯科大学附属病院(日本口腔外科学会)

    東京都歯科医師

    現在使用されている金属歯冠修復材料は、CT、MRI画像において artifactの影響が大きい。

  • 抑制具(ID:624)

    東京都松本歯科大学(障害者歯科 小児歯科 口腔衛生)

    東京都歯科医師

    障害児・者の歯科診療では拒否行動だけでなく不随運動により治療困難となることがある。薬物を使用した鎮静が多用されるが、静脈路の確保や緊急時にはやむを得ず抑制法が用いられる。この時、かなり強く抵抗されることもあり、安全かつ快適な抑制方法が望まれる。

  • 運動計測装置(ID:623)

    東京都松本歯科大学(障害者歯科 小児歯科 口腔衛生)

    東京都歯科医師

    嚥下の際には喉ぼとけが挙上する。摂食嚥下障害のスクリーニング検査で多用されている反復唾液検査ではこの動きを手指で感知するがその当て方によっては嚥下運動を阻害してしまう恐れがある。非接触で運動を評価できる簡便な装置があればスクリーニング検査を容易にするばかりでなく、食事時の嚥下運動の評価にもつながると考えている。

  • 防音・消音装置(ID:622)

    東京都松本歯科大学(障害者歯科 小児歯科 口腔衛生)

    東京都歯科医師

    歯科診療時には口腔内バキューム・口腔外吸引装置・エンジンやタービンなどの切削器具が使われ、様々な音が生じる。患者の口腔周囲で発生する音であることからその音量のために患者との会話に困ることがある。また、自閉症スペクトラム症などの患者では音により強い拒否行動をとることも知られている。患者との会話の困難さ、診療への誘導に苦慮している。

  • 手術用顕微鏡(ID:619)

    東京都鶴見大学歯学部(特定非営利活動法人 日本歯科保存学会)

    東京都歯科医師

    歯科臨床では、手術用顕微鏡を使用する機会が増加している。しかしながら、顕微鏡を併用した治療は熟練を要する。顕微鏡下での治療指導は、指導者がモニター上または実際に術者と交代して行うため、術者が理解するのに時間がかかる場合がある。また、使用時は基本的に接眼レンズを通して患歯を視るため、エックス線写真等を確認する場合、一旦接眼レンズから視線を外さなければならないという問題点がある。

  • 新たな人工肛門の装具(ID:620)

    東京都順天堂大学

    東京都医師

    人工肛門は永久的になることもあり、現在のストマパックでは装着が困難な症例もあり、また交換を余儀なくさせられる。申請者らの考案する人工肛門は、排便とどうように自己で便の管理ができ、交換不要な新たな装具を提案する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    人工肛門疾患 (直腸癌、穿孔など)

    年間患者数

    [自院] 30人 [全国] 6,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    手術により新たな人工肛門を装着する

    年間件数

    [自院] 30件 [全国] 6,000件

  • 手術用顕微鏡(ID:617)

    東京都鶴見大学歯学部

    東京都歯科医師(19年以上)

    歯科臨床では、手術用顕微鏡を使用する機会が増加している。しかしながら、顕微鏡を併用した治療は熟練を要する。顕微鏡下での治療指導は、指導者がモニター上または実際に術者と交代して行うため、術者が理解するのに時間がかかる場合がある。また、使用時は基本的に接眼レンズを通して患歯を視るため、エックス線写真等を確認する場合、一旦接眼レンズから視線を外さなければならないという問題点がある。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    慢性根尖性歯周炎、慢性歯周炎、C3処置歯、その他一般的な歯科治療に使用

    年間患者数

    [自院] 500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    感染根管治療、歯根尖切除術、歯肉剥離掻爬術、支台歯形成、破折診断等

    年間件数

    [自院] 5,000件

  • 耳の立体モデル 耳科解剖・手術動画(ID:580)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    耳の構造は複雑で、疾患の理解が難しい。特に手術内容となると解剖の複雑さが原因でイメージすら湧かず、手術の説明の際に患者の理解が乏しいケースがある。よりわかりやすい説明をするために、耳の病気に関連した耳の立体モデル(疾患モデル、術式モデル、人工内耳などの機器)があると説明がしやすく、患者の理解も深まる。

  • 人工骨の移植デバイス(ID:579)

    東京都東京慈恵会医科大学

    東京都医師

    耳科手術時に頭や耳の中の骨を削る必要があるが、一度削ると再生しない。現状は軟骨を用いて欠損部をカバーしているが、フィットさせるには技術と手間がかかりまた、軟骨は骨ではないので強度もやや弱い。骨と軟骨の間の隙間も強度的な問題がある。欠損部位にしっかり嵌め込めるようなデバイスが欲しい。