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国立がん研究センター中央病院
医師(13年以上)
筋鈎による過度な圧排・挫滅を回避できれば、皮弁血流を温存し整容性の改善につながる。
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
気管挿管に用いられるMcGrathのようにカメラが付属した筋鈎があれば、比較的小さな創や、奥まった手術部位でより正確に手術部位を確認でき、また創自体を小さくすることが可能となる
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
超音波凝固切開装置のコードレス製品としてはSonicisionがあるが、ブレードが直線であること、本体が重いこと、長いことが、Open surgeryでの使用において不便である。これらを克服した製品を期待したい。
医師(17年以上)
現在腹腔鏡器具はほとんどが有線式であるので、それぞれワイヤレス化ができれば、腹腔鏡手術操作の煩雑さが軽減できる。(シーリングデバイス、内視鏡、ソフト凝固端子等をワイヤレス化したいと考えている)
医師(20年以上)
現在販売がされている組織生検針は、粘液性腫瘍や脂肪性腫瘍など間質が多い腫瘍において組織採取が不十分となる傾向がある。陰圧吸引や組織採取後の密閉機構、切れ味のよい鋭利な針先などの改善によってより高性能な生検針の開発が可能であれば、外来針生検での診断率の向上に資すると考えられる。
年間患者数
医師(25年以上)
脊髄腫瘍手術において目的とする棘突起に経皮的にピオクタニン液を少量注射し術中のマーキングに使用している。しかし市販されているはピオクタニン液は発がん性のリスクが指摘されている。このため安全性の高いマーキング剤の開発が必要と考える。
脊髄腫瘍手術において目的とする棘突起は術中にレントゲン撮影で同定してるが、胸椎レベルでは肋骨が邪魔になり正確な位置決めが困難になる。これをレントゲン撮影に頼らず、腫瘍や棘突起の位置を同定できることができれば脊髄腫瘍手術に有用である。
脳神経外科手術で用いる吸引管は血液や組織でしばしば詰ま流ことがあり、その都度詰まりを取り除くために手術が中断される。吸引管の内部の摩擦を軽減させる加工を施し吸引管の詰まる頻度を軽減させることができれば手術がスムーズになるメリットがある。
脳神経外科手術での光線力学的療法では長時間のパルスオキシメーター装着で爪に熱傷が生じるリスクがあるため術中は定期的に(30分や60分ごと)パルスオキシメーターを装着する指を変えている。定期的に指を変えることは看護師への負担がかかるため、予め5本に指にパルスオキシメーターを装着しておき、設定時間ごとに赤色光の発光指を変えることで指を変える負担を減らすことができる
脳外科手術において脳を保持する際に脳ベラが用いられるが、強い力で長時間脳を保持すると脳挫傷が生じる可能性がある。脳への圧迫の程度と時間は術者の判断に委ねられるが、脳ベラに圧センサーを内蔵させ脳に対する圧迫の程度と時間を定量化することで、脳への負担を”見える化”でき、脳挫傷リスクの軽減が期待できる。
医師(24年以上)
開腹手術の手術動画を録画する為には、天井に設置されたカメラによる撮影が一般的であるが、骨盤深部の操作や重要な手術操作においては、術者・助手の身体が邪魔となり肝心の見たいところが撮影できていないことが多く不十分な現状である。本格的にカメラマンに委託することもできるが、極めて高額費用が発生。録画機器は小型化を極め最新機器を生かし、現状の問題点を打開するような安価なシステム構築を目標とする。
医師(18年以上)
現在経口腔的内視鏡下咽喉鏡手術(TOVS)において、先端がフレキシブルな硬性内視鏡を用いているが、口腔内という狭い空間に置いて硬性内視鏡だと鉗子類が干渉する。胃カ メラとまったく同じスペックで長さを短くできれば、干渉も減り、内視鏡の解像度も上がり、さらには内視鏡での吸引が可能となる。
がん研究会有明病院
薬剤師(15年以上)
医薬品の安全管理においてバーコードでの認証が主流となっているが、臨床現場ではすべての薬剤にバーコードが印字されているとは限らない。バーコードの無い薬剤の有効活用や、タスクシフトが進む中で安全担保や物流管理ができるデバイスの開発を必要としている。
医師(19年以上)
現在販売されているリンパ浮腫に対する圧迫器具は、装着に腕力と時間が必要で苦労が多い。それゆえに装着を断念する方や不適切な圧での使用例が多い。いつでもどんなシチュエーションでも簡便に着脱ができる圧迫製品の開発を目指している。
国立がん研究センター東病院
看護師(35年以上)
がん患者はがんの診断・治療過程で何度も「生存の危機」と言えるような場面に遭遇し様々な選択や決定を迫られる。看護師は、意識的に患者の思いや感情を聴き、寄り添い、患者が自分自身の感情と向き合えるように援助する必要がある。当院では研修を通し、看護師のスキルアップ促しているが、研修のリソースと業務の関係上、継続して研修を行うことが難しいため、学修ツールの開発を目指している。
放射線技師(11年以上)
現在のMRI検査ではヘッドフォンや耳栓を使用しながら行うのが主流である。しかし使用している耳栓はフィット感が弱く、個人差があるため検査の途中で外れやすい。検査音がとても大きいため、遮音性が悪いと検査後に耳鳴りが続いてしまうケースがある。そこでフィット感が良い、付けやすい、外れにくい、遮音性の高い耳栓の改良を試みたい。
医師(9年以上)
現在、顔面神経麻痺は国内での患者数は約5万人/年がおり、手術もしくはリハビリにより回復する。リハビリの場合、個人でマッサージや表情のリハビリを実施する必要があり、筋肉の萎縮を防ぐマッサージを生涯続ける、もしくは麻痺のある状態で表情のリハビリを実施するしかない。そのため、効率的なリハビリの実施方法が求められており、リハビリ器具があればその補助をすることができる。
事務スタッフ(19年以上)
ロボットは体調不良もなく、休憩などの入れ替わり時の申し送り漏れがない。カウンター外をアクティブに動き、患者の様子を見ながら案内・問い合わせに対応でき、1年に1回しかないような問い合わせもロボットなら忘れない。案内の文言も端折ることがない。受付ロボットに診察券・計算カードなどでチェックイン。チェックインの番号が自動で検査一覧に表示され、体温も自動で電カルに記入されると、受付漏れ・測定漏れがない。
医師(27年以上)
ロボット手術においてカメラの汚れに対して、カメラを取り外し、体外でクリーニングを行う操作が頻回となった場合に手術時間の延長・不要な合併症や機械トラブルの原因となるリスクがある。体内でそのままカメラをクリーニングできれば手術操作をより円滑に進めることができる可能性がある。
外科手術には手術器具のカウントが必要であるが、カウントに時間がとられ手術が中断することがある。予め使用する手術器具をインプットしておき、手術器具が置かれた手術台の写真を読み込ませることで瞬時に手術器具のカウントができるシステムの開発ができると機材カウントが容易となり手術時間の短縮に有用である。
腎内科クリニック世田谷
臨床工学技士
透析患者は、全国に約 34 万人。透析装置の設定によりカフによる血圧測定を最低でも 1 回/時間行い、血圧変動を観察する必要がある。血圧測定の回数が多く装着時間が長い為、患者さんより「マジックテープで洋服が傷んでしまう」「蒸れて痒い」と伺う機会が多い。そのため血圧測定の度にカフの取外しをする施設もあるが、血圧測定の忘れや業務の煩雑さに繋がる。患者のニーズと安全を担保できるデバイスを開発したい。
全国透析施設数は、約4500。在宅透析患者数も増加傾向にある。透析療法では30L/h前後の透析液を使用し排水する。そのため施設透析・在宅血液透析において水道使用量は課題である。そこで排水をろ過しRO原水として再利用したいと考えた。再利用が可能となれば水道使用量が削減され、施設・在宅血液透析時の水道料金負担減となる。また節水や災害時など原水の供給が不十分な場合の対策としても効果があると期待される。
国立病院機構岩手病院
NPPVマスクや、経鼻胃管、気管切開チューブなどデバイスの圧迫による皮膚トラブルが発生する。既存製品にも皮膚保護剤はあるが、粘着剤による皮膚のかぶれや、不衛生な管理など皮膚に負担がかかる。また、使用するデバイスや体格によって必要な皮膚保護剤の範囲が異なるため、保護剤の使い分けや、皮膚保護剤をその都度切り分ける作業が必要となる。肌にやさしく、フレキシブルに使用できる皮膚保護剤が必要です。
成田赤十字病院
新生児集中治療室(NICU)は28週未満の超早産児や疾患を持つ正期産児の新生児を治療する場所です。超早産児では、3〜6ヶ月前後の入院を迫られます。ご家庭の様々な背景により、面会に来れない場合は、NICUスタッフによる愛情と看護により、赤ちゃんは育ちますが、NICUスタッフが少ない現状が業務負荷となります。新生児ケアの質を下げずに、NICUスタッフの業務負担軽減となるデバイスを開発したいと考えます。
箕面市立病院
植込み式ペースメーカを使用している患者は常にペースメーカー手帳を携帯する必要があるが、できていないことがある。そのため検査や治療が必要な時にそのメーカーを判別するのに時間を要している。他の在宅で使用する医療機器(在宅酸素、在宅人工呼吸器など)も入院時に設定の確認を行っているが他院で管理されている場合、確認に時間を要する。また災害時に前述の医療機器や人工透析の条件等の確認にも活用できると考えられる。
国立病院機構東京病院
酸素療法が必要な患者さんは酸素チューブの長さで動ける距離が制限されるので、壁の酸素配管や酸素濃縮器から遠くに行くときはチューブを伸ばしたい。しかし、壁の酸素配管や酸素濃縮器の近くにいる時は、長過ぎると邪魔になるのでチューブの長さをコントロールできるデバイスがあると助かる。
AOI国際病院
消化器内視鏡治療でのESD(粘膜下層剥離術)は、消化管がん診療を行う施設において年間約50〜300件施行されている。治療の難易度を左右するのは、剥離が困難な状況に陥るかどうかである。病変を任意の方向や距離に牽引する事で、剥離する部位にトラクションがかかり切除し易くなるが、現行の製品は、やり直しができず、一度装着したらデバイスを切除し、やり直しとなり、時間的、コスト的に無駄の為デバイスを改良したい。
大腸内視鏡において、前処置として、下剤を服用し、腸管内の便を出す必要がある。その際にはトイレに数回通い、本人または院内スタッフがトイレで排便を目視で確認し、腸管内が検査可能かを判断する。目視で判断するため、一般の方や慣れないスタッフでは、前処置条件が、達成されていないにも関わらず検査に臨んでしまう場合も多々認められる。検査の効率化、患者さんの羞恥心軽減為にデバイスを作成したい。
胃カメラを施行する際にマウスピースを装着し、前歯で噛んでもらう。しかしながら総入れ歯の方や歯が残り少ない方は、マウスピースを噛む際に力がかかり痛みが生じることで緩む場合がある。歯が数本の方、または歯が一切ない方でも痛みなく装着できるマウスピースがあればと考える状況が多々ある。需要としては病院で施行される検査・治療が対象となり、市場規模としては1施設1個/週使用するものと考えられる。
東邦大学医学部
医師(36年以上)
救急医療現場において人工呼吸が必要となった場合、バッグバルブマスクを用いて現場の医療スタッフが手動で操作して対応する。1回換気量、換気回数、吸気時間(I:E比)および最大気道内圧を制御できる機械駆動のバッグバルブマスク駆動補助装置を開発した。
心肺蘇生の手法として胸骨圧迫による心臓マッサージが広く行われているが、ほとんどの術者は心臓と肺がどのような状態になれば良いかを理解しないまま実施しているのが現状である。心臓マッサージによる心臓の変化とポンプ機能を視認しながら有効な心臓マッサージを体得できる教育教材を開発した。
東邦大学大森病院
医師(37年以上)
心臓は「頭側に移動」しながら血液を駆出します。駆出率20%の心臓では、50%の血液が駆出されず移動だけしています。エネルギーの無駄遣いです。拍動にあわせてベッドを逆方向に動かせば、心臓から見れば同一部位で拍動したことになり、エネルギー消費を軽減できます。
医師
現在は術前診断、手術に効果的にアプローチをするため、腫瘍の正確な位置、周囲との 構造関係の把握や術後の食道の状態、吻合部の状態の確認にバリウム透視画像を複数方向より撮影し頭の中で空間(3D)イメージをして判断している。放射線医に3D化する手立てがないか相談したがよい方法がない。
CE-WORKS
臨床工学技士(19年以上)
透析医療において災害時やトイレなどで一時的に離脱する際、離脱セットを用いる場合がある。しかし、どの離脱セットもプラスチック鉗子を用いる場合が多く、使用方法や固定方法によっては抜針の危険性も高い。また、プラスチック鉗子を用いることで離脱セットの小型化ができず、保管方法に困ることもある。国内において離脱セットは各社プラスチック鉗子を用いる場合が多く、小型化には至っていない。
国立健康危機管理研究機構(旧:国立国際医療研究センター)
歯科医師(14年以上)
口腔ケアは、口腔機能の改善のみならず感染症の予防や栄養摂取、その他様々な効果が認められ、患者の回復過程やQOL向上において大切なもののひとつとなっている。そのため、看護師や介護士などによる口腔ケアが重要となるが、ケアの前の口腔内の評価に関して、評価者によってばらつきがある現状がある。歯科医療者のいない病院や施設においても、歯科医療従事者がと同等の評価できるようにしたい。
歯科治療時には、時に長時間口を開けてもらう必要があるが、口を開けるのが苦手な患者も多く、口を強制的に開ける開口器やバイトブロックを使用し治療することもある。既存の開口器は大きく重いこと、細かな調整ができなかったり、位置がズレたりする。また、歯が少ない患者では、残存歯や歯肉を損傷するリスクがあるため使用しずらい。
医師(35年以上)
糖尿病等による下肢潰瘍・切断は増加しつつあり、その対策として「下肢創傷処置料」「下肢創傷管理料」が新設されたり、「装具を用いた側部潰瘍の免荷」がタスクシフトとして義肢装具士の業務として取り上げられる事態となっており、免荷ができているかの確認のための、足と履物の間の接触圧測定は重要である。
看護師(15年以上)
乳幼児の末梢静脈路確保は、手背が第一選択となる。乳幼児は発達の特性上、静脈路の安全な保持が難しく、自己(事故)抜去や血管外漏出を防ぐため、手全体のシーネ固定を併用することが多い。しかし、シーネ固定は乳幼児の活動を著しく制限し、児の心理的苦痛や発達の阻害につながるなど、乳幼児にとってデメリットが大きい。また、乳幼児の特徴をふまえて設計された留置針はなく、留置針の形状に合わせて対応している現状にある。
医師(22年以上)
重症COPDや開心術後の患者にはO2療法が必須であり、マスクでも不十分な場合ハイフローセラピーが行われる。ハイフローは壁配管や固定電源が必要なため、リハビリがベッド上かその周囲に限られる。現在1型呼吸不全に適応となった在宅用の「バッテリー機能を有するハイフロー装置」が発売されているが、この小型ハイフローを搭載可能な歩行補助器は現行なく、リハビリを要する疾患だけに搭載可能な歩行補助器を開発したい。
看護師
排尿困難に対してカテーテルを挿入しキャップ管理をして生活する患者がいる中、手技獲得や排尿手順に戸惑いがある。いつもの排尿を行うためにもキャップ構造の工夫が必要である。
側弯症の運動療法は、指導の煩雑さ、患者(10-14歳女児)の継続性の難しさ、実施確認の難しさからエビデンスが少ないが、近年進行を抑制するという報告がいくつか出ている。
難治性の気胸では外科的治療が一般的であるが、肺に基礎疾患を持つ場合が多く,呼吸予備能力の低下から外科的治療を行うことが難しい例を多々認める。このような症例にはEWS(シリコン製気管支充填剤)を用いた経気管支塞栓術を行うことがあるが、しばしば治療に難渋し、また効果も不十分で複数回処置を行う必要がある。そのためEWSに代わる新規気管支塞栓療法の構築を目指す。
肺野末梢病変の診断は、気管支が細くかつ分岐が複雑なため、難しいことがある。末梢病変まで気管支鏡を挿入することは難しく、透視画像を見ながらでガイドシースを末梢病変部まで誘導する手法が一般的であるが、これも限界がある。血管内視鏡で用いる高感度カメラを用いて、血管内治療と同様のアプローチ方法を応用して、末梢病変を肉眼で直視ができ、直視下に生検可能なシステムを構築すれば、診断率の向上に寄与すると考える。
医師(33年以上)
小児がんの一つである神経芽腫の重要な腫瘍マーカーとして尿中VMA(バニルマンデル酸)と尿中HVA(ホモバニリン酸)がある。いずれも診断及び治療効果判定に有用で日米欧諸国では多用され、測定は液体クロマトグラフィー質量分析法で行われている。しかしながら、小児がん患者の80%が存在する低中間所得国ではこの検査は行われず、診断や治療効果判定に難渋しており、より簡便な方法の開発が求められている。
手術映像を録画をするための有用なカメラはいまだ開発されていない。一般的にはウェアラブルカメラといえば、ヘッドセットによるものをイメージするが、実はヘッドセットカメラは手術映像の録画には適していない。そこで、新たな映像録画の戦略として、手術撮影に特化した撮影方法の模索が非常に重要である。
金澤なかでクリニック
臨床工学技士(12年以上)
医療系国家試験対策アプリの開発にご興味のある企業がありましたら、よろしくお願いいたします。国家試験に合格するか不安な学生の一助になればと思います。まずは国家試験をクリアして臨床現場に立つ事を目標に。
東京女子医科大学先端生命医科学研究所
歯科医師(23年以上)
高次脳機能障害などの当事者と未来のリハビリxDXに関する教育プログラムを、作業療法士の専門学校でおこなっている。今後このような場で将来のリハビリ業界に参画してみたいというDX関係の企業を探している。
東京女子医科大学
通常用いる圧モニターは専用の機器に接続が必要でありICUでの使用は可能であるが一般病棟での使用が困難になる。 測定器を小型化し、bluetoothなど無線でPC等へデータを送信できれば利便性を向上することができる。
関節突起骨折の整復手術において、骨片の整復に難渋することがある。特に、近位骨片が内側に転位し、更に脱臼しているケースは整復するのが難しい。整復用の鉗子やスクリューなどが販売されているが、その解決には至っていない。今回われわれが行っている2cmの皮切からの低侵襲アプローチから、難しい関節突起骨折の整復を誰でも容易に行えるデバイスを開発したい。
東京女子医科大学病院
作業療法士・理学療法士(29年以上)
脳卒中片麻痺に処方される、歩行自立のための補助具である短下肢装具は、プラスチック性の装具で特に、床上に自立していることが難しく装着に難渋することがある。装具装着の自立は、歩行を完全自立とするため条件であり、多くの片麻痺患者の生活の質を挙げることに貢献できるものと考える。
臨床工学技士(20年以上)
現在、多くの医療機器がICU内部で使用されているがその多くがいまだに目視や定期チェックなどICU医療従事者の確認で実施されている。そのため多くの有用なデータがカルテ等へ記載される機会を失っている。それらの多くは医療機器の改良点や使用環境をより医療機器側に落とし込むことで解決すると考え、いくつかの機器についてのニーズを紹介する。
医師(23年以上)
栄養や化学療法等を目的とした中心静脈カテーテル留置術は、日々多数の診療科で実施されているが、動脈への誤挿入による致死的な合併症(大量出血、脳梗塞等)が全国的に問題となっている。挿入時のX線写真から、静脈内に正しく挿入されているかを判定するアプリを作成し、医療安全に貢献したい。
医師(12年以上)
現在肩用手術補助器械が開発されているが、これは主として関節鏡手術の補助器械である。足関節および足部手術は術中体位変換が高頻度かつバラエティーに飛んでおり、現在の器械を使用するのは困難である。昨今は女性医師も増えてきているが、下肢手術の体位保持はかなりの体力を要する。このため、手術支援器械として、本装置の開発を目指している。
骨粗鬆症患者人口は日本でも1100万人以上に上ると言われており、2022年9月のニュースでも今後政府が骨粗鬆症治療に注力することが報告された。骨粗鬆症治療は生涯に渡ることが多く、日常生活とも密接に関連している。アプリにより治療の記録や生活指導などを行うことにより、治療率を向上させることが出来ると考える。現在の主なアプリは製薬会社ベースのアプリが主であり、継続的な使用に適していない。
望星新宿南口クリニック
透析中は循環動態・電解質の変動のより血圧が下がりやすい。血圧計を付けたままだと時間経過で緩んでしまい、血圧測定が正確に出来ない。また、圧迫感や拘束感を感じ、外して欲しいとの要望が多い。限られた時間・スタッフ数でバイタルサイン測定を行っていることから測定忘れが目立ち、個人の巻き方によっては血圧にバラつきが見られる。これでは急変の予測は難しい。その為、誰でも簡易的に測定できるデバイスが必要と考えた。
杏林大学医学部付属病院
内視鏡外科手術では腹腔内へポートを通じてカメラを挿入して内部映像をモニターに映して手術を行うが、トロカー内が血液等で汚染されているとカメラの出し入れの際に先端のレンズ部に血液等が付着し、精彩な術野画像が得られなくなる。現在市販品の清掃器具がいくつか出ているが、定価が高い、吸水性が無い等、満足いく製品とは言い難い。今回トロカー内を清掃する用具について提案したい。
埼玉医科大学国際医療センター
人工呼吸器管理で用いる加温加湿器は、人工呼吸器の換気と連動しておらず、手動で電源を入れている。しかし、加温加湿器の電源入れ忘れを検知する機能が無いため、人工呼吸器管理の開始や再開時に加温加湿がされず乾燥したガスが送られ、重篤な状態に発展するトラブルが発生している。医療従事者にとって加温加湿器電源の入れ忘れを防止する、または気が付けるデバイス・システムの開発が望まれる。
東京医科歯科大学医学部付属病院
加温加湿器併用中の人工呼吸器トラブルのひとつに加湿忘れがあり、加湿不足は最悪の場合、肺炎や気道閉塞の要因となる。それぞれ別のシステムで作動している人工呼吸器と加温加湿器を連動させるシステムがあれば、このトラブルを回避できる可能性がある。
東京大学医学部附属病院
癒着性小腸閉塞に対する治療として、腸内圧を減圧するためにイレウスチューブ(LT)挿入術が施行される。この処置は手技難易度が高く手技時間も30分以上かかるため患者の苦痛が大きい。さらに約30%の患者は手術へ移行してしまう。よって、患者苦痛, 手技難易度, 治療効果の点でLTによる治療は改善すべき課題が残されている。そこで、患者苦痛を軽減し手術移行率を減らすために、新たな腸閉塞デバイスを考案している
膵癌や胆管癌は、胆管を狭窄させることで胆汁をうっ滞させ、胆管炎を発症する悪性胆道閉塞を併発させることが多い。治療法として、胆管狭窄を改善する胆管ステント留置術が行われるが、食物の残渣によるステント内再狭窄や、ステントの脱落といった問題を有しており、再留置術を行う症例が少なくない。そこで新たに、悪性胆道閉塞を有する患者に対し、再介入率を下げるために、胆汁うっ滞を防ぐ方法を考案したい。
支柱台に電源タップを後付けし医療機器の電源を確保している。支柱台には薬剤が架かっているため、薬剤交換時に水滴が落ち電源タップにかかると絶縁低下を生じ、焼損・感電の原因となる。
多くの医療職種が気管内の痰を吸引し、性状等をカルテ等に記載しています。その性状によって医師は、輸液・加湿や薬剤の投与・中止を検討しています。しかし、吸引の手技は、研修で習得しますが、痰の硬さに関しては基準的な硬さを模した物は無く、OJT で教えられています。基準になるようなデバイスを作成できないかと考えています。
鈴鹿回生病院
消化器内視鏡での検査・処置に使用される物品は、リユース製品が多い。これらの製品の洗浄消毒作業は、細かい物や細径の筒状等が多く、手作業による物が殆どであり、自動化が少ない。そのため洗浄消毒作業に時間と人手を要している。今回は、検査・処置終了直後の消化器内視鏡のベッドサイド洗浄が半自動化で行える装置開発したい。
フィンガーティップタイプのパルスオキシメータ等小型医療機器は、置き忘れ等により紛失事例が多い。紛失機器の捜索、機器定数が減る事による業務遅延、再購入とコスト増となる。輸液ポンプ等医療機器には、所在場所が分かる管理タグが、市販されている。小型医療機器にも貼付できる管理タグを開発したい。
帝京大学医学部附属病院
日常的に痰吸引をされている血液内科患者は出血リスクが高く、吸引は慎重を極める。有効な痰吸引を行い、出血リスクを避ける目的で看護師が使用可能なファイバー付きのカテーテルがあれば、安全かつ有効な吸引を行えると考えた。
血液内科では心毒性のある抗がん剤を使用したり、抗がん剤投与による腫瘍崩壊症候群のリスクの高い症例も多く、化学療法中に心電図モニターを装着することが多い。しかしモニター本体が重いこと、点滴のラインと混線したりすることもあり、患者負担が大きい。そこでモニターのワイヤレス化ができないかと考えた。
血液内科の無菌室ではガラス越し面会が行えるようになっているが、インターホン式受話器を利用して1対1の会話しか出来ない状態である。さらに、会話中常に受話器を持たねばならず、体力消耗が著しい患者にとっては負担となっている。そのため、患者の負担が無く家族数名との会話も可能となるような「手ぶらでフォン」を考案した。
日本大学医学部附属板橋病院
医師(14年以上)
昨今、医療ではサルコペニアの診断や治療の重要性が認識されているが、サルコペニアの診断にはX線骨密度測定法検査や生体インピーダンス法体組成測定計により骨格筋量を測定する必要がある。しかしながら、これらの設備が備わった医療機関は限られるため、サルコペニア診療に支障をきたしている。そこで、簡便に骨格筋量を測定できる超音波装置を開発することでサルコペニア診療をスムーズに行えるようになるのが望ましい。
東京都健康長寿医療センター
作業療法士・理学療法士
・雑草等の草木の飛び出しや増殖で屋外歩行練習等で使用する舗装路の確保が難しい ・春~夏は、草木の成長が早く、業者に委託しても間に合わないことが多く、職員が臨時的に月2~3回程度、雑草伐採・舗装路の確保を行っている。 ・職員個々の知識の範囲では、増殖の危険性がある植物の区別が難しい。 ・雑木の成長が早く、伐採が困難なことがある。 ⇒駆除剤の種類や対処方法が正確か不明
東京慈恵会医科大学附属病院
頭痛による生産性の低下は年間3000億円の経済学的損失をもたらす. 最近, 片頭痛の新規発作抑制薬として抗CGRP抗体製剤が日本でも認可されたが, 同程度, あるいは片頭痛以上の有病率である緊張型頭痛は未だに確固たる治療効果のある薬剤・治療法がない. 多くの患者が一般的な疼痛改善薬にマッサージ, 温熱療法などの民間療法を併用しているのが現状であり, 文字通り多くの患者が”痛み”を感じている.
気管内の痰を吸引し、性状等をカルテ等に記載する。しかし、その基準的な物は無く、経験からOJTで教えられている。基準になるような模擬痰を作成したい。
昭和大学病院
医師(16年以上)
胆管手術において、蛍光胆管ステントが蛍光発光することで容易に胆管の位置確認が行え、合併症予防につなげることを目指す。
昭和大学
その他医療スタッフ
現在の実習の評価基準、求められるパフォーマンスが分からない。自分の達成度の自己評価も難しい。このような状況を改善すべく実習で求められるパフォーマンスを可視化、明確化できればと考える。またその記録を残すことができ、振り返ることができればなおよい。さらには成果を基に適性、目標とのギャップ、それを埋めるためにすべきことなどをサジェストしてくれるものが理想。
正しくない持ち方でペンを持ち手が痛くなったりペンダコができた経験がある。手が痛くなると集中力にかけ、学習の耐久性が落ちてしまう。毎日長時間ペンを持つことが必要な受験生や私たち大学生にとって、耐久性は学習の基盤になっていると日々強く感じている。本来もちかたえんぴつは小学生が未就学児が使用するものであるが、さらに楽しく!楽に!学習がしたいというニーズをもつすべての方に対して、本商品を考えた。
医療業界には廃棄物(グローブやガウン、アイガードなど)が多いという問題があり、学生生活においてもたくさんの廃棄物が出ている。また入院患者の食事についても廃棄物がたくさん出ているため、SDGsの考え方を使って、このような問題を解決できないかと考えた。
実習や座学、ポータルサイトやポートフォリオ、GoogleClassroomといった複数のプラットフォームから出るタスク管理は煩雑で、その授業のみで完結してしまっている。それらを一元的にタスクの実行や振り返りまで管理することで、知識をより臨床に近い横断的なものとできるようになると考えたため。
現在、壁掛け型や携帯用など様々な種類の薬ケースが販売されているが、多種類の薬の管理が難しく、服用ミス・重複処方によるポリファーマシーの発生、緊急時に本人以外が薬を把握しにくい等の問題を全て解決する既存の商品は存在しない。従って、薬を容易に一括管理でき、かつ入院や災害のような緊急時に、本人以外の家族や周囲の人でも一目で分かり、日常生活はもちろんのこと、介護現場でも活用できる薬の収納商品を開発したい。
千葉大学医学部附属病院
現在、消化管病変に対する内視鏡的切除術は適応が拡大しつつあり、咽頭から肛門管までの広範囲にわたり治療が行われている。処置中には出血をきたすことがあり、ほとんどの場合はその場で凝固鉗子やクリップによる止血が可能である。しかし、狭い管腔で出血をきたした場合などは出血点の認識が困難となり盲目的な止血処置をせざるを得ない場合もある。このような処置は有効な止血ができないばかりか消化管穿孔のリスクを伴う。
作業療法士・理学療法士(22年以上)
クライアント中心の医療、ニーズに沿った医療が行われるなかで、彼らの人生の過去、現在、未来を確認または創造できることが望ましい。作業療法評価の一つでクライアントとその人のライフストーリーを共有できる、ナラティブ・スロープが特徴の作業遂行歴面接がある。これは作業療法士だけでなく、現在チーム医療を行うなか、他職種の方にも必要な視点のため、それが可能となればよりクライアント理解が進むと考えた。
昭和大学江東豊洲病院
放射線技師(10年以上)
放射線技術部では、単純撮影において再撮影を防止、画像の再現性を向上させるために、撮影部位や撮影方法に合わせた撮影用補助具をスタッフが考案し自作している。自作のため、作成には時間を要し、かつ個体差がある等の問題があり、1つの病院で作成した補助具を他の病院で同様の補助具を作成し使用することは難しい。患者さんに余計な被ばくをさせないために精度のよい補助具を量産し、多くの施設で使用できるようにしたい。
臨床工学技士(33年以上)
現在マスク式人工呼吸器の使用にあたって困難となっている要素の一つとして過剰なリークがある。このリークは患者との同調性を悪くさせ不快感や疲労を起こす。また、過剰なリークを防ぐためきつくマスクを当てることで褥瘡発生を引き起こす。過剰リークを引き起こす要因として欧米向けのマスクを使用していること、入れ歯を外して装着すること、チューブによる段差などがあり、これらをうまくフィットさせる保護材の開発を目指す。
昭和大学藤が丘病院
臨床工学技士(2年以上)
現在、発売されている注射筒輸液ポンプは進化を続けており、以前のものと比べるとシンプルかつ、アラーム表示は見やすくなった。Covid-19の流行によって感染管理における個室隔離の部屋が増え、それに伴い映像監視設備の完備が増えた。個室部屋への入室にはPPE対応等手間がかかり入室後に薬剤交換の必要性などに気づくことも多いように思う。その例をふせぐために残量表示機能の追加を現場ニーズとして提案する。
放射線検査室では、患者毎に枕(タオル)の上に検査用シーツを敷き検査を行っている。検査中に体位変換することが多く、紙シーツが動くため、感染対策として意味をなさないことがある。紙シーツを使用せずに防水加工された枕を使用することもできるが、その都度、アルコールシートなどで清拭しても黄ばみやにおいが残ることがある。そのため、紙シーツは必須となるため、衛生的で検査中にずれないシーツか枕を開発したい。
放射線技師(21年以上)
放射線技術部の院内PHSは、検査室もしくは検査毎に使用しており、毎日異なるスタッフが使用する。PHSには医療スタッフ用ストラップの装着が義務付けられており、業務上汗をかくことも多いため首にかけずにまとめた状態でポケットにPHSを入れている。そのためストラップとPHSの接続部の紐が切れることが多く、頻繁に交換しなければならず費用を要する。そこで、紐が切れにくいもしくは紐のないストラップの開発を望む。
【目的】予防接種時の疼痛を緩和【背景】予防接種において、皮下注射や筋肉注射のいかんに関わらず接種時の注射針の疼痛の問題は常にある。その対策の1つとして、接種前に局所麻酔薬のテープの貼付もあるが、薬物であり副反応や費用の問題がある。【方法】接種前に、接種部位へ冷却シールを貼付しておく。【期待される効果】予防接種の注射針による疼痛の軽減が期待できる。
昭和大学歯科病院
歯科医師(27年以上)
歯科治療では、超音波振動させた部材を歯に当てることで、歯垢や歯石を除去するが、細菌の菌体レベルでの除去はできていない。そこで、我々はインプラント周囲炎患者の歯垢除去を目的に流水に超音波振動をのせることで、ミクロなレベルで微生物除去が可能で洗浄効果の高い、流水式超音波口腔清掃器の開発を行ってきた。基本的な特許は国内外で成立し、現在はPMDAへの申請を視野に製造販売業の医療機器メーカーを探している。
昭和大学附属烏山病院
薬剤師(22年以上)
薬局のカウンターで渡した薬が、自宅できちんと指示通りに飲めているかを知る方法がなかった。これが開発できれば、患者の自宅での服薬実態を知ることが出来る。
お薬手帳アプリとは、スマートフォンなどに処方された薬剤情報を保管・記録することのできるアプリであるが、利用率が低い。罹患している疾患やユーザーの年齢によっても患者や介護者がお薬手帳アプリに求めるニーズが異なるため、これにニーズに見合うアプリの開発を希望している。特に服薬管理が難しい患者を最初のターゲットとしていきたい。
胎児治療
昭和大学横浜市北部病院
臨床工学技士(6年以上)
医療現場では循環動態をモニタリングするためにAラインによる観血的持続血圧測定を実施することがあり、その際、血液の逆流を防ぐために加圧バッグ用いて300mmHgほどの加圧を行なっていますが、加圧操作にはスタッフへの負担と時間を費やします。また時間経過とともに加圧不足に陥るため、加圧状態の観察も必要不可欠です。簡易的かつ安全に、加圧バッグの加圧操作や加圧維持が行えるデバイスの開発を目指しています。
臨床工学技士(15年以上)
輸液ポンプを使用している際に、輸液ルート内に駆動部で発生した熱により気泡が発生する。 現状の対応はルートをはじいたり、ペンを使用して気泡を除去している。 よって、プラスチックなどに輸液ルート径の溝を作り、その溝に輸液ルートを巻き付けて気泡を簡便化に除去できるような治具はできないかと考えている。
昭和大学大学院
臨床工学技士(8年以上)
チューブ鉗子は主に手術室で使用されている。近年、臨床工学技士も女性スタッフが多くなり、女性の力ではチューブ鉗子を締めづらい問題がある。 チューブ鉗子は、COVID-19で注目されたECMO業務や人工心肺業務で使用されており、外れると血液が漏れ重大なインシデントの可能性が考えられる。 これらの問題を解決し、簡便性、安全性に優れたチューブ鉗子の開発を目指している。
医師(38年以上)
救急外来には意識が朦朧とした患者が搬入される事があり、スタッフに噛み付いたり血が出るまで引っ掻いたりされる方がおられ、傷口から感染が起こる危険があります。現状ではゴム手袋だけでは怪我の予防に無力です。工事現場や刃物を扱う職場で使用される怪我を防ぐ繊維を医療現場に応用できれば、世界中で使用される可能性があると思います。消毒や水洗い可能、ゴム手袋並みに細かい動きができ、肘まで覆える手袋が求められます。
消化器内視鏡施行時には、レンズの曇りを防ぐために、市販の小ボトルタイプのレンズクリーナーを使用するが、患者毎に交換はされないのが現状である。清潔になるように注意して使用するが、ボトルが汚染されることが懸念される。その場合は廃棄が必要なため無駄も多い。1回で使い切り内視鏡レンズクリーナーがあれば臨床現場で重宝されると考えられる。また、現在のレンズクリーナーよりも曇り止め効果が強ければ理想的である。
医師(7年以上)
医療施設用小児ベッドは転落防止柵を設けており、上段・中段・下段の高さに手動で変えることが出来る。そのため保護者および医療従事者が児から目を離す際は柵の高さを上げるよう啓発しているが転落事故の報告が毎年あり、改善がみられていない。また転落事故後の合併症の報告もある。柵の上げ忘れなどは更に多いことが予想される。このような現状を踏まえ、転落事故防止を強化した医療施設用小児ベッドはニーズがあると考える。
RRSは急変を未然に防ぐシステムであり、起動基準として早期警告スコア(NEWS)が使用されている。NEWSは、①意識状態②酸素投与の有無③血圧④脈拍⑤SpO2⑥体温⑦呼吸数をスコア化し評価するが、病棟や外来で迅速に施行するのは困難である。そこで見て評価可能な①②を除いた③~⑦をスマートウオッチのように一度に測定し、スコア化が可能となれば迅速なRRSの起動に繋がり、急変患者の減少が期待できる。
香川大学
医療分野ではデータベースの集約化が進み、ビッグデータとして研究・利用が期待されている。生体情報など数値データの利用は容易だが、病名やカルテの内容などのテキストデータは、言い回しが人により微妙に異なり、利用に困難がある。現状、医師や看護師が予め定められた文言で手作業で入力し、労働時間の超過の原因の一つとなっている。この作業を自動化できないか。
稲沢市民病院
橈骨動脈や足背動脈で異常に高い血圧表示を是正することが臨床的に有用な場面が多々ある。動脈分岐末梢からの反射波をシミュレーションなどを使ってリアルタイムに計算し、観血的動脈血のモニタリングができればと考えている。
京都府立医科大学附属病院
麻酔導入時や患者急変時に手術室や病棟などで緊急気道確保をする際の補助デバイスとして、手元の操作で自在にカーブを調整出来る棒状のものがあればと思っている。喉頭鏡などを用いて挿管チューブを気道に導く際、解剖学的な問題からチューブが声門に向かって進まず挿管困難となる場合がある。気管挿管は命に直結する手技であり、このデバイスが実現すれば多くの患者・医療者の助けになると考えている。
浦添総合病院
持続脳波の読影は、現状、各施設内の神経内科(持続脳波に慣れていない場合もある)、知り合いの神経集中治療医へ確認をしているが、読影判断のばらつきやてんかん専門医(読影医)の確保不足が課題としてある。諸外国では、持続脳波はてんかん専門医による遠隔モニタリングが行われており、日本でもこの問題に取り組めないか。