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慶應義塾大学病院
医師(11年以上)
経鼻ドレナージチューブは経口内視鏡を用いて留置されるため、まずは口腔外へと留置され、その後口腔外から鼻腔内へと誘導しなければならない。しかしこの誘導法は確立されておらず、現状では、ループを作ったガイドワイヤーを喉頭へ挿入し、鼻から太いチューブを挿入し、盲目的に引っかけて誘導しているが、思うようにいかないことが多い。そこで新規手法を用いた鼻腔誘導デバイスの開発を目指している。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
釧路三慈会病院
臨床工学技士
昨今、透析装置洗浄剤の誤投与、誤混入がニュースで取り上げられています。 現状の予防対策としては二人体制で行う、洗浄剤を離しておく、中和剤(期限あり)をそばに置く、テープ等でわかりやすくするなどが挙げられます。 最後に薬剤を投入するのは「ヒト」であり、ミスを「ゼロ」にすることはできないためそこで事故予防、防止に繋がるものを製作できればと思い応募しました。
東京都立墨東病院
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)では剥離層の把握や電気メス出力・送水量・視認性・粘膜挙上など術中要素の多くが、経験則に依存し、術者・施設間で判断にばらつきが生じている。客観的な計測・可視化・記録の仕組みが不足し、主義の標準化、教育と振り返りの効率化、術中共有の即時性課題がある。
東京工科大学
手洗いは感染症予防の基本であり、医療現場をはじめ多くの場面で重視される。しかし、現状では動作の正確さをその場で確認する手段がなく、感覚に頼った手洗いが行われがちで、かつその動作をフィードバックできないことが課題である。そこで、除去率に差が生じる誤った動作をリアルタイムで検出し、画像情報や振動機能によってフィードバックできるアプリの開発を目指す。
昭和医科大学病院
OPE中には多数のケーブルが使用され、すべてを臨床工学技士が管理するのは難しく、ケーブルが散乱したままになり、断線等による術中のトラブルにより機器が使用できなり、手術の中断や中止も発生してしまいます。そこで、ケーブルを簡単に整理でき、断線を防止できるデバイスの開発を検討しています。
東京科学大学病院
生体情報モニタの送信機を患者が胸ポケットやポシェットに入れて持ち歩いているが、歩行や動作の際に落下しやすく、破損が多発している。 修理費用の増加は病院経営への負担となるだけでなく、患者モニタリングの継続性を損なうリスクにも直結する。 既存の携帯方法では完全に防止できないため、医工連携により安全かつ実用的な送信機保持デバイスの開発が強く求められている。
東京女子医科大学附属足立医療センター
医師(19年以上)
救急医療科、ACS科で担う手術は、まれな手術も多く、また緊急で行うため、手術室でなく救急外来や病棟で、無影灯や録画設備が十分でない環境で行うことも多い。近年発展してきているARグラスの技術を用い、手術サポートを行う多機能なデバイスを開発したい。
年間患者数
複数種類の電子カルテを使用し、主に医師の視点からではあるが、問題点がわかってきた。使いにくさの一番は、探したいデータがどこにあるのか、であった。デジタルのデータを、人力で探す、というアナログに変換し、その後またデジタルに打ち込む、といった操作が煩雑で労力を要していた。それを改善することで、快適な操作性が達成できると考えられる。
東京女子医科大学
医師(31年以上)
100万人を超えて増え続ける心房細動の主な合併症は左房内血栓症による脳塞栓症であり、その早期発見・治療は喫緊の課題である。左房内血栓症評価の主流は経食道心エコー図であるが、様々な心疾患評価に対応するために大型で挿入リスクがあり、操作に専門的技能が必要であるため、臨床現場では十分に左房内血栓評価がされていない。血栓評価に特化した小型で低侵襲かつ簡便に挿入可能な経食道心エコー探触子の開発を目指す。
医師(15年以上)
腎移植後の患者において、安定した免疫抑制薬の管理は拒絶反応を防ぎ移植腎機能を長く保つために大変重要な課題である。しかし、小児期に腎移植を受けた患者では、思春期、青年期に怠薬により拒絶反応に至るケースが少なくなく、家族や医療機関と情報を共有できる服薬管理アプリの需要がある。