医工連携セミナー 活動レポート

【医工連携セミナー】KISTEC教育講座/東京都医工連携HUB機構 医学の「常識」に挑んだ医療機器開発~ろ過技術の難治性腹水治療への応用~

日時 平成30年10月29日(月) 13:30~16:40
内容

セミナーでは、要町病院 腹水治療センター長 松﨑先生から腹水ろ過濃縮最静注術(CART)についてお話いただきました。腹水には不要物やがん細胞だけでなく、生きていくために欠かせない重要なたんぱく質が多く含まれています。腹水をただ抜くだけでは患者の栄養状態が低下し、衰弱してしまいます。松﨑先生は、一度に大量の腹水を抜き、その腹水をろ過し、体内に戻せるように、従来のCARTを改良したKM-CARTを開発しました。北里大学の小久保先生からは、血液浄化の基礎と事業化の観点から見たKM-CARTの評価についてお話いただきました。KM-CARTは臨床ニーズを起点にコンセプトが生まれ、技術とのマッチングがおこなわれた一つの事例です。今後、知財戦略、出口戦略といった事業化戦略を立て、新しいがん治療への展開が期待されます。

【医工連携セミナー】医工連携に熱心な製販企業の社長の腹心が語る! ~医工連携という仕事の進め方~

日時 平成30年9月19日(水) 17:00~19:30
内容

セミナーでは、医工連携を推進している実務担当者の立場から自社の取組内容をご紹介いただきました。社内で医工連携を成功させるためには、社長の熱意と後押しだけでなく、社内メンバーの協力を得ながら、上手く既存のリソースを活用することが重要であることを学びました。また、社内のリソースでは充足できない人材、技術、設備、資金等は外部を活用することが重要です。ご講演いただいた3社ともに、社内体制の整備、外部との連携強化、プロジェクト管理の強化を通じて、継続的に開発案件を創出し、事業化につなげるための仕組み作りをおこなっていることがわかりました。

【医工連携セミナー】注目の材料『マグネシウム合金』を学ぼう ~マグネシウム合金の基礎、 医療応用の動向、法規制のポイント~

日時 平成30年9月7日(水) 13:00~16:15
内容

セミナーでは、冒頭に、日本医工ものづくりコモンズ 副理事長 谷下先生から医用材料の定義についてお話いただき、マグネシウム合金の特徴や臨床応用の可能性を学びました。一般社団法人 日本マグネシウム協会の山崎会長からは、軽量、弾性率の大きさ、生体溶解性といったマグネシウム合金の特徴を踏まえた今後の医療応用の可能性についてお話いただきました。不二ライトメタル株式会社 井上取締役からは自社の冠状動脈用ステントの開発経験と、その経験を踏まえた医療機器メーカーとの連携の重要性をお話いただきました。公益財団法人医療機器センター 中野専務理事のご講演では、マグネシウム合金は、臨床応用が期待される一方で、新たな評価指標の検討が必要であるなど、現在の臨床的位置づけについて学びました。

【医工連携セミナー】これでわかる! 医療機器の品質、安全性

日時 平成30年8月29日(水) 17:00~19:30
内容

セミナーでは、医療機器開発における品質と安全性管理について学びました。一般社団法人日本品質機構(JQA)からは、医療機器製造に係る国際的な基準であるISO13485の概要と、取得、運用のポイントを説明いただきました。ISO13485では、医療機器を安全かつ継続的に提供するため、組織全体のマネジメントの仕組みを構築することが重要です。東京慈恵会医科大学 金本 光一先生からは、リスクの考え方や分析方法を中心にお話いただきました。身近な事例をもとに、リスクを想定することの難しさを学ぶとともに、リスクの重要性を理解し医療機器のクラス分類に応じてリスクを低減することの重要性を知りました。

【医工連携セミナー】整形外科の医療機器 現在のデバイスと今後の展望

日時 平成30年7月27日(金) 17:00~19:00
内容

セミナーでは、石井病院の笠井裕一先生から、脊椎手術の概要、三重大学での医工連携の取り組み、ミャンマーでの医療支援についてお話いただきました。高槻病院の平中崇史先生からは、人工膝関節置換手術の概要と、術者目線を追求したウェアラブルカメラの開発の経緯をお話いただきました。医療者の視点から見た製品開発の難しさ、現在の課題、今後に向けた取り組みを学ぶことができました。

【医工連携セミナー】エンターテインメント性を高めた外科トレーニングシステム

日時 平成30年7月10日(火) 17:00~18:45
内容

セミナーでは、九州大学病院の植村先生と、医療教育用シミュレータの分野において国内トップシェアを誇る株式会社京都科学の開発担当者をお招きし、アカデミアと企業の双方の立場から開発ストーリーをお話しいただきました。製品化にあたっては、製品の作り込み、販売戦略の検討は当然ながら、アカデミア、企業など立場の異なるメンバー間での信頼関係の構築と継続が重要となります。医療機器産業への参入を目指す企業の方々にとっては、アカデミアとの対話のイメージを掴むきっかけになったと思われます。

【医工連携セミナー】臨床現場発の医工連携 その最前線から

日時 平成30年6月22日(金) 13:00~16:00
内容

大分大学医学部附属 臨床医工学センターの穴井先生、八戸市立市民病院の野沢先生、飯塚病院の井桁先生をお招きし、それぞれの立場から医療機器開発の取組みをご紹介いただきました。講師の先生方はこれまでに多くのニーズをご覧になり、企業との対話を重ねてこられた経験をお持ちです。参加企業にとってわかりやすい言葉で、医療現場の実態、困りごとを伝えていただきました。また、開発事例についてもご紹介いただき、事業化に向けて着実に前進されている様子がわかりました。

【医工連携セミナー】医療機器の開発で 3Dプリンタ、CADはこう使え!

日時 平成30年6月8日(金)17時00分~19時10分
内容

セミナーでは、ストラタシス・ジャパンから3Dプリンターの特徴、医療機器における活用方法について、オートデスク から医工連携における3Dデータの活用の意義について説明いただきました。リブトの後藤社長からは3D-CAD、3Dプリンターの活用事例を紹介いただき、試作の時間や費用の削減のほか、エンジニアの働き方の変革にもつながることを学びました。3Dプリンターの活用経験を踏まえた、使いこなすためのポイントも紹介いただき、これから活用したい企業にとっては様々な気づきがありました。

【医工連携セミナー】いざ医療分野の展示会へ!~展示会を活用したヘルスケア産業戦略の実践~

日時 平成30年5月24日(木)14時00分~17時00分
内容

セミナーでは、メディカルメッセ、メディカルクリエーションふくしま、HOSPEX Japanの主催者より展示会の概要、活用のポイントについてお話いただきました。各展示会では、医療従事者、製販企業、ものづくり企業との対話の機会を創出ための様々な工夫が検討されていることがわかりました。株式会社タナック 棚橋社長からは、展示会の活用方法とその成果についてお話いただきました。定期的に展示会に参加し、名刺交換された製販企業へのフォローを丁寧におこない、製品開発につなげている様子は大変勉強になりました。最後に、東京都中小企業振興公社より東京都がおこなっている出展支援について紹介いただきました。

【医工連携セミナー】日本発の医療機器の可能性を考える(医療機器の海外展開)

日時 平成30年5月11日(金)17時00分~19時20分
内容

セミナーでは、株式会社アペレ 柏田社長、JICA、東京大学医学部附属病院 国際診療部 山田先生より日本初の医療機器の可能性についてご講演いただきました。柏田社長からは、JICAの中小企業海外展開支援スキームを利用したベトナムでの自社製品の展開についてお話いただきました。JICAからは基礎調査、案件化調査、普及実証事業の概要をご紹介いただきました。山田先生からは病院内における医療の国際化の実態、診療・臨床現場における多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」の開発に係る取組内容をお話いただきました。

【医工連携セミナー】医療機器の未来、イノベーションを学ぶ・考える

日時 平成30年4月11日(水)17時00分~19時00分
内容

セミナーでは、ジャパンバイオデザイン協会 中尾理事、株式会社ゴールドアイピー 白坂代表取締役社長兼CEOより医療機器の未来、イノベーションについてご講演いただきました。中尾理事からは、「現場に新しいインパクトのある価値を持続的に届ける」ために取り組むべきこと、その取り組みの方法についてお話いただきました。白坂代表取締役社長兼CEOからは、AIビジネスを取り巻く現状と医療機器産業への影響、特許との関連性について、事例を交えながらお話いただきました。

【医工連携セミナー】人とロボットの融合への挑戦 ~麻痺患者向け密着型歩行補助装置 RE-Gait の着想から事業化、臨床現場での活用の実際まで~

日時 平成30年4月3日(火) 16時30分~19時00分
内容

セミナーでは、早稲田大学 名誉教授 藤江正克先生による基調講演にはじまり、ロボットの発展と医療・福祉分野における展開の歴史が紹介されました。数学的にモデル化できない場合でも機械学習で対応するなど、周辺技術の発展がロボットを支えているというお話が印象的でした。
早稲田大学 理工学術院 教授 田中英一郎先生と広島大学 宇宙再生医療センター センター長 弓削類先生からは共同で開発された「RE-Gait」の着想から事業化、臨床現場での活用に至るまでの取り組みについてお話しいただきました。さらなる今後の展開が示唆されるような内容でした。