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国立がん研究センター東病院
放射線技師(35年以上)
頭頚部の治療では、動かないようにシェルという固定具を作成している。シェルは熱可塑性プラスチックでできており、固定具を作る際、患者様が熱く感じる。子供の場合も同様に作成するが、熱く感じるのを嫌がりうまく固定具を作成できないことが多々ある。そこで私たちは、熱可塑性ではない素材のシェルの開発を目指している。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
看護師(9年以上)
当院の通院治療センターでは、毎日平均約150名の患者が抗がん剤の治療を受けており、治療に伴う副作用や有害事象の出現も様々である。その中で、共通して起こりうる事象として、「血管外漏出」があり、抗がん剤の種類によっては、外科的な治療が必要な場合が生じる。血管外漏出は、熟練した看護師であったとしても、早期発見は難しく、業務に追われると発見が遅れることも多々あるため、検知するデバイスの開発が必要。
事務スタッフ(1年以上)
喉頭摘出手術などで声を失った患者さんは、訓練によって声を取り戻すことは可能だ。だが、健常者とは異なる声質のため、社会で理不尽な扱いを受けたり、つらい思いをすることも多い。
血管が細くて見えにくい、手で触っても静脈がわかりにくいなど、一定数の患者様で針が指しにくい方がいて、患者への心理的負担はもちろんのこと、看護師からも多く聞かれるニーズである。血流を浮かび上がらせる医療機器は世の中に存在するが、静脈穿刺にはそれほど有効ではなかったという論文もあり、世の中に普及していないのが現状であるが、良いものであれば、ニーズは多くあることは明らかである。
千葉大学医学部附属病院
医師
医療の専門化と国民の高齢化により、患者の訴えや病歴は多様化・複雑化している。この症状はどの専門診療科に紹介すべきか悩むケースや、紹介後に主たる問題は他専門領域にあることが発覚し院内紹介される「たらい回し」が起こるケースがある。紹介先が妥当であるかの判断を含め、患者の主訴や診療情報提供書のテキスト情報から専門診療科の振り分けを行うソフトウェアがあると、病院やクリニックにおいて医療資源の節約になる。
病院内での患者搬送、特に手術後や検査への搬送のほとんどは看護師さんが一人で担当しています。患者が乗ったベッドやストレッチャーは重く、廊下角での方向転換も含めてかなりの負担が搬送者にはかかります。所有しているベッドやストレッチャーに装着することで移送の負担が軽減できるものを提案します。
耳鼻咽喉科領域において、内視鏡下鼻副鼻腔手術は多く施行されている術式の一つですが、術中の出血は視野の妨げとなります。仰臥位での手術となるため、上咽頭(後鼻口)側で出血を漏れなく持続吸引できることで視野の確保が容易になります。上咽頭に固定して吸引を可能にするデバイスの開発を提案します。
耳鼻咽喉科領域において、内視鏡下鼻副鼻腔手術は多く施行されている術式の一つですが、術中に生じる眼窩内側壁(紙様板)の骨折損傷は、本術式において最も危惧される、そして頻度の多い損傷です。損傷に伴い、眼窩内脂肪の脱出が生じるのですが、それを検知できる装置の開発を提案します。
胃の内視鏡検査は、人間ドッグでも行われる検査として広く普及している一方、比較的苦痛が強い検査である。苦痛軽減の方法として、検査中の医療者からの「声かけ」が有効なことが証明されている。ところが胃カメラの際には身体の左側を下にした姿勢(左側臥位)のため左耳が塞がれて、「声かけ」や検査の指示が聞こえない問題がある。さらに老人性難聴があるとその問題はより顕著であるため、解決可能な仕組みの開発を望んでいる。