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東京都医工連携HUB機構

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日本赤十字社医療センター
脊椎整形外科
打腱器
臨床現場が抱える問題:脊髄症のスタンダードな評価方法であるMRIが安易に使われていること。

高齢化社会に伴い加齢性変化で脊髄が圧迫されている患者は増加している。そのため、手足の症状を訴え病院受診する患者を診る機会は多い。一方で、MRI台数の多い日本では、脊髄症の診断目的に安易にMRIを撮像することが多く、医療費を高騰させている。
東海大学医学部付属八王子病院
臨床工学技術科
テーブルタップ
複数の医療機器を、安全かつ適正に使用するためには、それぞれの機器の定格電流を常に把握する必要がある。しかし、使用場所の定格電流上限をすべて把握し、さらに現在かかっている電流値を簡便に把握することは困難である。そこで、これを容易に確認できる機器開発のため、電気関係の企業を求めています。
公益財団法人小倉医療協会 三萩野病院
整形外科
肩装具
肩には手術でなくても治療できる外傷が沢山ある.
(上腕骨近位端骨折,腱板断裂,肩鎖関節脱臼,鎖骨遠位端骨折,  
  肩関節脱臼,脳卒中後の肩関節亜脱臼,投球傷害や投球後の疲労など)
治療の主体は装具であるが,三角巾は19世紀の吊り具で誰も着けたがらない.
20世紀の肩装具は長大で重く,必ずしも快適でない.
喜んで装着したくなるような21世紀のスリングが必要だ.
昭和大学歯学部
歯科保存学講座歯科理工学部門
エキシマランプの歯科機器への応用
歯科診療の現場では患者ごとに手作業でユニットを消毒をしているが、人手と時間がかかる。エキシマランプを活用して、より簡単で安全な方法でユニットを消毒できるようにしたい。
東京都済生会中央病院
整形外科
筋肉の萎縮を定量化する機器
医療において、筋肉の萎縮を定量化する方法は現時点ではない。MRI、エコーも断面図の2次元的評価である。非接触型で、かつ簡便に四肢(特に手)の3D計測を行い、左右差より筋肉の萎縮を定量化することで委縮の分布・程度で診断の手助けとなる。
駒澤大学
医療健康科学部 講師/博士(保健学)
感染防護策を講じた感染防護ユニット
感染症陽性または陽性疑いの患者を診断する場合には、医療従事者や院内の一般患者への感染を防ぐため, 徹底した感染防護策を講じる必要があり, 診療機能が低下する現状がある。これらの課題を実現化するための知見・発想は具体的に有しているところ(特許出願済)。開発に当たり樹脂加工等を得意とする企業様との面談を希望したい。
自治医科大学病院
リハビリテーションセンター
骨盤底筋の刺激方法
骨盤底筋への理学療法で便失禁や便秘が改善することがわかっているが、なかにはトレーニングを指導してもうまくできない方がいる。骨盤底筋へ簡便に刺激を与えられる方法や機器があれば老若男女問わず継続的にトレーニングを実施でき、便失禁や便秘が改善する患者の増加が見込める。
西新井大腸肛門科
消化器外科
高度便秘患者用の摘便器具
高齢者において、多量の便が直腸で停滞し独力で排出できなくなることがある。摘便とは、こうした便を肛門から指を入れて摘出する医療行為である。
摘便に伴う問題点として1)肛門に入れた指を直腸内で動かすので肛門に疼痛を伴う。2)指による一回の操作で便をかき出す量は限られ、非効率的。3)周囲に汚染や匂いが広がる。が挙げられる。
患者の苦痛を最小限にし、安全にかつ周囲環境を汚染せずに摘便を行いたい。
昭和大学歯学部
歯科矯正学講座
歯科治療におけるエアロゾル飛散防止装置
歯科医師は歯科治療を行う上で大量のエアロゾルに曝される危険があり、臨床現場では感染防護具(PPE)の着用や、口腔外バキュームの併用といった措置が取られているが、その効率や効果をさらに上げることが求められている。ユニットに横になった患者を上から覆い、さらにはその内部を口腔内のバキュームで吸引することで、完全なエアロゾルの飛散防止と歯科医師の感染防御が可能となる装置を開発したい。
東京医科歯科大学医学部附属病院
整形外科
人工股関節術後骨折予防シート
人工股関節全置換術術後の転倒によるインプラント周囲骨折は通常の骨折と比べ治療に難渋することが多く、予防が極めて重要であるものの、現在有効な予防策は少ない。本開発は低侵襲にて術後インプラント周囲骨折の発生頻度を低下させることが見込まれる。