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国立国際医療研究センター
国際診療部
通訳・翻訳機能を持ったロボット
現在、外国人診療の時には、対面通訳や遠隔通訳(電話通訳・オンラインによるビデオ通訳)が行われており、医療通訳を必要とする場所に看護師がデバイスを運びその場に同席し設定している。昨今、コロナなどの感染症の診察も増え、人が同席しないでも可能な体制を模索している。ロボットを呼ぶと必要な場所にロボットが向かい、医療通訳や翻訳(問診票等)を行うことで、外国人診療がスムーズに行うことができる。
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国立国際医療研究センター
産婦人科
痛みの少ない腟鏡
日本の子宮がん検診受診率は20-30%ほど、諸外国と比較して大きく遅れをとっている。原因は様々だが、産婦人科の診察は、少なからず痛みを伴うため苦手な人も多く、受診を控える要因のひとつと考えられる。それによらずとも、痛みが軽減される工夫は重要であり、痛みの少ない腟鏡が実現すれば、多くのニーズが期待され、検診受診率の向上にも寄与する可能性がある。
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国立国際医療研究センター
産婦人科
子宮頸管留置チューブ
子宮頸管は子宮の外と内腔をつなぐ、長さ3cm径数mmの、月経血や精子が通過するに不可欠の構造である。子宮頸部円錐切除術後に狭窄し、月経血貯留や細胞診採取不能を来すことが以前から問題とされ、他のカテーテルを留置しても抜けてしまうなど、その予防法は確立していない。また高齢化社会では、加齢による狭窄から、しばしば子宮留膿症による骨盤感染を来たし、施設などで治療に難渋する。これらの解決を目指す。
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国立国際医療研究センター
呼吸器内科
重症患者の換気モニタリングシステムの構築
重症患者ではベッドで寝たきり状況となり、重力効果で背側の換気が悪くなり、またそのような換気が悪いところに血流が多く還流することで、酸素化がより悪化する。
このような不適切な換気と血流を改善させるべく、これらをモニタリングしディバイスがあると有効である。
最近では一般X線撮影装置を用いて動画を撮影できるデジタルX線動画撮影システムが開発されておりこれらの応用が期待される。
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国立国際医療研究センター
呼吸器内科
人工呼吸器グラフィックモニターの自動解析
COVID-19の重症症例管理においては人工呼吸器が必要とする症例を経験した。
このような症例は人工呼吸器管理やECMO管理が必要となる。
もし、心電図の自動解析のように、人工呼吸器のグラフィックパターンをAIを用いて解析が可能で、今起こっているトラブルに対してアラートを発しつつ、どのような対応法が良いかを提示できるようなシステム構築ができれば、若手医師の教育にも応用でき非常に有効と考える。
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昭和大学
歯学部歯周病学講座
超音波歯垢除去機
歯科治療では、超音波振動させた部材を歯に当てることで歯垢や歯石を除去するが、細菌の菌体レベルでの除去はできていない。そこで、我々はインプラント周囲炎患者の歯垢除去を目的に流水に超音波振動をのせることで、ミクロなレベルで微生物除去が可能で洗浄効果の高い、流水式超音波口腔清掃器の開発を行ってきた。基本的な特許は国内外で成立し、現在はPMDAへの申請を視野に製造販売業の医療機器メーカーを探している。
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昭和大学横浜市北部病院
臨床工学室
人工呼吸器の加温加湿器
人工呼吸器を使用中、医療ガスを加温加湿する必要がある。そのために、加温加湿器を用いるが、精製水ボトルから給水し、空になったら交換する必要がある。空の状態で加温を続けると、いずれ加温加湿器の高温でアラーム鳴るが、その間加湿不足になる危険性がある。また、加温加湿は室温や呼吸器条件で変化するため、精製水の使用量が把握しづらく、気づいたら空になっていることがしばしば起こる。
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国立がん研究センター東病院
麻酔科
ベッド関連機器
既存のベッドは、ベッドボード側にブレーキがないため、手術室で麻酔科医がいる位置からブレーキ操作ができない。そのため、意思疎通がうまくいかないと、患者転落事故につながる可能性もあるため、ヘッドボード側からブレーキをコントロールできるシステムが求められている。
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国立がん研究センター東病院
看護部
教育システム
看護師の離職理由として、職場に求められる能力とのギャップや、現場での教育環境などが理由として挙がっている(厚生労働省)当院でもせん妄や認知症への対応、急変や患者家族への接遇などで悩む新人看護師は多く、研修や参考書などで学習しても、実際に上手く対応できていない現状がある。映像を用いた学習も進んでいるが、よりリアルに疑似体験、または経験者の追体験ができるようなシステムがあれば実践に生かせる
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国立がん研究センター東病院
大腸外科
診断装置
少し深いところにミクロレベルで残ったがん細胞は、大腸カメラとMRIでカバーできないため、表面から2mmくらいにある大きさ1mmのがん細胞を客観的に発見できるデバイスがほしい。
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