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東京都医工連携HUB機構

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国立国際医療研究センター
呼吸器内科
人工呼吸器グラフィックモニターの自動解析
COVID-19の重症症例管理においては人工呼吸器が必要とする症例を経験した。
このような症例は人工呼吸器管理やECMO管理が必要となる。
もし、心電図の自動解析のように、人工呼吸器のグラフィックパターンをAIを用いて解析が可能で、今起こっているトラブルに対してアラートを発しつつ、どのような対応法が良いかを提示できるようなシステム構築ができれば、若手医師の教育にも応用でき非常に有効と考える。
昭和大学
歯学部歯周病学講座
超音波歯垢除去機
歯科治療では、超音波振動させた部材を歯に当てることで歯垢や歯石を除去するが、細菌の菌体レベルでの除去はできていない。そこで、我々はインプラント周囲炎患者の歯垢除去を目的に流水に超音波振動をのせることで、ミクロなレベルで微生物除去が可能で洗浄効果の高い、流水式超音波口腔清掃器の開発を行ってきた。基本的な特許は国内外で成立し、現在はPMDAへの申請を視野に製造販売業の医療機器メーカーを探している。
昭和大学横浜市北部病院
臨床工学室
人工呼吸器の加温加湿器
人工呼吸器を使用中、医療ガスを加温加湿する必要がある。そのために、加温加湿器を用いるが、精製水ボトルから給水し、空になったら交換する必要がある。空の状態で加温を続けると、いずれ加温加湿器の高温でアラーム鳴るが、その間加湿不足になる危険性がある。また、加温加湿は室温や呼吸器条件で変化するため、精製水の使用量が把握しづらく、気づいたら空になっていることがしばしば起こる。
国立がん研究センター東病院
麻酔科
ベッド関連機器
既存のベッドは、ベッドボード側にブレーキがないため、手術室で麻酔科医がいる位置からブレーキ操作ができない。そのため、意思疎通がうまくいかないと、患者転落事故につながる可能性もあるため、ヘッドボード側からブレーキをコントロールできるシステムが求められている。
国立がん研究センター東病院
看護部
教育システム
看護師の離職理由として、職場に求められる能力とのギャップや、現場での教育環境などが理由として挙がっている(厚生労働省)当院でもせん妄や認知症への対応、急変や患者家族への接遇などで悩む新人看護師は多く、研修や参考書などで学習しても、実際に上手く対応できていない現状がある。映像を用いた学習も進んでいるが、よりリアルに疑似体験、または経験者の追体験ができるようなシステムがあれば実践に生かせる
国立がん研究センター東病院
大腸外科
診断装置
少し深いところにミクロレベルで残ったがん細胞は、大腸カメラとMRIでカバーできないため、表面から2mmくらいにある大きさ1mmのがん細胞を客観的に発見できるデバイスがほしい。
国立がん研究センター東病院
麻酔科
手術ベッド関連機器
手術体位は診療科によって様々で、体位変換の際、患者は麻酔の影響で無意識で筋肉が弛緩した危険な状態にある。しかし、体位変換に参加する麻酔科医、看護師は女性が多く、患者の状態に注意しながら、人力で体位変換を行っている。患者の体格によっては体位変換は困難な場合があり、少ない人数でも安全に体位変換が行える機器が必要である。
国立がん研究センター東病院
呼吸器外科
鉗子、リトラクター
現在、患者さんの負担をできる限り少なくするため内視鏡手術が主流になっている。
胸腔内で手術を行うワーキングスペースを作るため、虚脱させた肺を圧排している。
体表の切開箇所を増やすことなく、胸腔内の肺を容易に展開するための器具を開発をしたいと考えている。
国立がん研究センター東病院
婦人科
手術器具
手術中に子宮の位置を調整するマニピュレータ操作のために、現状では医師1人がついている必要があり、執刀医の指示によりマニピュレータの向きを変えるが、助手からはモニターがミラーイメージとなるため、操作がし辛い。また、腹腔鏡だと術者がサポートできるが、手術支援ロボットだと手が届かず、離れた場所から口頭指示で行っているが、なかなか思うような形で固定できないという現状がある。
国立がん研究センター東病院
緩和医療科
投薬管理デバイスシステム
緩和医療において重要なオピオイドは、麻薬となるため投薬管理が重要である。しかし、現在のところオピオイドの内服/点滴時間や容量、呼吸数モニタリング等 がしっかりと管理できるところまでは至っていない。
そこで内服や点滴などの投薬履歴等を残し、呼吸数などのモニタリングができるシステムを構築し患者さんの疼痛管理、オピオイド製剤の管理ができるようなシステムを構築したい。