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日本医科大学附属病院
医師
中心静脈や深部動脈の穿刺は多くの場合盲目的であり、しばしば難渋する。この手技を容易にしたい。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
末梢静脈へのカテーテル挿入が難しいことはしばしばであるが、肘静脈へのカテーテル挿入は容易である。しかし、肘関節の屈曲により薬液の注入が阻害されるため、持続点滴を行う場合には肘静脈の確保はタブーと考えられている。
在宅患者に点滴が必要なことは多い。点滴が終了した場合の末梢カテーテル刺入部の処置は医療者でなければ行ってはならないことになっている。このことが在宅医療サービス提供者の負担になっている。
千葉大学医学部附属病院
頓服薬を服用した際の症状経過や服用時刻,回数といった情報は診断加療に有用である。しかし,現在は患者記録から情報を得ており,体調不良時や外出時など記録困難な場合は正確な情報を確認できない。さらに,処方時の指示と実際の服薬状況が異なる場合もある。そのため,頓服薬服用時の状況を容易かつ半自動的に記録・確認できるような機器があれば有用と考える。
臨床工学技士
消化器内視鏡検査に用いられる軟性内視鏡に対しては,ガイドラインに準拠した自動洗浄消毒機が用いられていますが,近年上梓された経食道心エコーは軟性内視鏡と同様の形状をしているにもかかわらず,自動洗浄消毒器が使用できず,スタッフの手作業で行われています。そのため,消毒剤のスタッフへの被爆や内視鏡への残留が問題となっています。また,使用するまで無菌を保てる専用の保管コンテナが必要です。
検査治療中の術者や患者のそばにあるにもかかわらず,ラックにむき出しに設置されているため,清潔を保つことが困難です。昨今はビニルのようなもので覆う施設もみられますが,ビニルを交換または外側を清拭するには手間とコストがかかります。より簡単に装置を汚染から守る仕組みを作れないでしょうか?
看護師
手術医療の中でも体内異物遺残を防止することは重要なミッションである。しかし,手術中にマイクロ針付き縫合糸が紛失してしまうことがある。紛失した場合,手術チームで協力して手術室内のあらゆる場所を捜索するが,マイクロ針は3㎜~6㎜程度と小さくは捜索が極めて困難である。また,レントゲンによる確認も困難である。患者の安全を確保するためにも,マイクロ針付の縫合糸の紛失を防ぎたいと考えている。
強度近視の黄斑円孔網膜剥離では,黄斑円孔を塞ぐため,眼球の一番後部の黄斑部に眼球中心方向の隆起を作る黄斑バックリング術が行われます。従来のシリコン材料を直接強膜上に縫着する方法では,手術難易度が高く,合併症も多いです。チタン製の骨組みをいれた特殊なバックルもありますが,先端の位置決めが難しく,広くは普及していません。
内視鏡の使用後点検のうちの一つに、ライトガイドとスコープのファイバーの劣化の確認がある。ライトガイドの点検については先行研究で確立されているが、スコープについては確立されていない。そのため、現在は点検者の感覚で行われているため術者によっては暗く見えてしまう可能性がある。そこで、スコープのファイバーの劣化度合いを定量化できるデバイスを開発していただきたい。
薬剤師
トリプトファン等のアミノ酸は酸化しやすいため,アミノ酸を含む輸液は酸素非透過性の外袋を必要としている(液体を入れたバッグは酸素透過性のため)。外袋を開封した後に中止指示となることもあり,その際は使用期限が限られてしまう。そのため,輸液バッグを酸素非透過性の素材にしていただけると利便性が高まる。なお,当院のアミノ酸を含む輸液の購入数量は年間約45000本である。