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東京都医工連携HUB機構

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昭和大学附属烏山病院
服薬がみえる錠剤シート
薬局のカウンターで渡した薬が、自宅できちんと指示通りに飲めているかを知る方法がなかった。これが開発できれば、患者の自宅での服薬実態を知ることが出来る。
昭和大学
薬学部臨床薬学講座臨床研究開発学部門
お薬手帳アプリ
お薬手帳アプリとは、スマートフォンなどに処方された薬剤情報を保管・記録することのできるアプリであるが、利用率が低い。罹患している疾患やユーザーの年齢によっても患者や介護者がお薬手帳アプリに求めるニーズが異なるため、これにニーズに見合うアプリの開発を希望している。特に服薬管理が難しい患者を最初のターゲットとしていきたい。
昭和大学病院
産婦人科
胎児治療用トロッカー
胎児治療
昭和大学横浜市北部病院
臨床工学室
加圧維持デバイス
医療現場では循環動態をモニタリングするためにAラインによる観血的持続血圧測定を実施することがあり、その際、血液の逆流を防ぐために加圧バッグ用いて300mmHgほどの加圧を行なっていますが、加圧操作にはスタッフへの負担と時間を費やします。また時間経過とともに加圧不足に陥るため、加圧状態の観察も必要不可欠です。簡易的かつ安全に、加圧バッグの加圧操作や加圧維持が行えるデバイスの開発を目指しています。
昭和大学病院
臨床工学室
輸液ルートに発生した気泡除去の簡便化
輸液ポンプを使用している際に、輸液ルート内に駆動部で発生した熱により気泡が発生する。
現状の対応はルートをはじいたり、ペンを使用して気泡を除去している。
よって、プラスチックなどに輸液ルート径の溝を作り、その溝に輸液ルートを巻き付けて気泡を簡便化に除去できるような治具はできないかと考えている。
昭和大学大学院
保健医療学研究科 臨床工学領域
チューブ鉗子
チューブ鉗子は主に手術室で使用されている。近年、臨床工学技士も女性スタッフが多くなり、女性の力ではチューブ鉗子を締めづらい問題がある。
チューブ鉗子は、COVID-19で注目されたECMO業務や人工心肺業務で使用されており、外れると血液が漏れ重大なインシデントの可能性が考えられる。
これらの問題を解決し、簡便性、安全性に優れたチューブ鉗子の開発を目指している。
昭和大学横浜市北部病院
臨床病理診断科
噛まれても皮膚に傷がつかない手袋の開発
救急外来には意識が朦朧とした患者が搬入される事があり、スタッフに噛み付いたり血が出るまで引っ掻いたりされる方がおられ、傷口から感染が起こる危険があります。現状ではゴム手袋だけでは怪我の予防に無力です。工事現場や刃物を扱う職場で使用される怪我を防ぐ繊維を医療現場に応用できれば、世界中で使用される可能性があると思います。消毒や水洗い可能、ゴム手袋並みに細かい動きができ、肘まで覆える手袋が求められます。
昭和大学病院
消化器内科
使い切り内視鏡曇り止めレンズクリーナー
消化器内視鏡施行時には、レンズの曇りを防ぐために、市販の小ボトルタイプのレンズクリーナーを使用するが、患者毎に交換はされないのが現状である。清潔になるように注意して使用するが、ボトルが汚染されることが懸念される。その場合は廃棄が必要なため無駄も多い。1回で使い切り内視鏡レンズクリーナーがあれば臨床現場で重宝されると考えられる。また、現在のレンズクリーナーよりも曇り止め効果が強ければ理想的である。
昭和大学病院
消化器一般外科
蛍光ガーゼ
体内手術用ガーゼは手術で必須の医療機器であるが、手術用ガーゼ遺残事故はいまだに発生する。そこで本研究では、ガーゼ体内遺残ゼロを目的として、簡単に発見可能な蛍光発光する新規体内手術用ガーゼの開発を行う。
昭和大学病院
小児科
医療施設用小児ベッド
医療施設用小児ベッドは転落防止柵を設けており、上段・中段・下段の高さに手動で変えることが出来る。そのため保護者および医療従事者が児から目を離す際は柵の高さを上げるよう啓発しているが転落事故の報告が毎年あり、改善がみられていない。また転落事故後の合併症の報告もある。柵の上げ忘れなどは更に多いことが予想される。このような現状を踏まえ、転落事故防止を強化した医療施設用小児ベッドはニーズがあると考える。