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東京都医工連携HUB機構

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東京女子医科大学
形成外科
静脈圧測定機器
通常用いる圧モニターは専用の機器に接続が必要でありICUでの使用は可能であるが一般病棟での使用が困難になる。
測定器を小型化し、bluetoothなど無線でPC等へデータを送信できれば利便性を向上することができる。
東京女子医科大学
歯科口腔外科
下顎骨関節突起骨折の整復デバイス
関節突起骨折の整復手術において、骨片の整復に難渋することがある。特に、近位骨片が内側に転位し、更に脱臼しているケースは整復するのが難しい。整復用の鉗子やスクリューなどが販売されているが、その解決には至っていない。今回われわれが行っている2cmの皮切からの低侵襲アプローチから、難しい関節突起骨折の整復を誰でも容易に行えるデバイスを開発したい。 
東京女子医科大学病院
リハビリテーション部
短下肢装具装着補助具
脳卒中片麻痺に処方される、歩行自立のための補助具である短下肢装具は、プラスチック性の装具で特に、床上に自立していることが難しく装着に難渋することがある。装具装着の自立は、歩行を完全自立とするため条件であり、多くの片麻痺患者の生活の質を挙げることに貢献できるものと考える。
東京女子医科大学病院
臨床工学科・集中治療科
ICU関連業務を低減させるデバイス
現在、多くの医療機器がICU内部で使用されているがその多くがいまだに目視や定期チェックなどICU医療従事者の確認で実施されている。そのため多くの有用なデータがカルテ等へ記載される機会を失っている。それらの多くは医療機器の改良点や使用環境をより医療機器側に落とし込むことで解決すると考え、いくつかの機器についてのニーズを紹介する。
東京女子医科大学病院
画像診断・核医学科
X線写真でのカテーテル位置異常の検出
栄養や化学療法等を目的とした中心静脈カテーテル留置術は、日々多数の診療科で実施されているが、動脈への誤挿入による致死的な合併症(大量出血、脳梗塞等)が全国的に問題となっている。挿入時のX線写真から、静脈内に正しく挿入されているかを判定するアプリを作成し、医療安全に貢献したい。
東京女子医科大学
整形外科
足部手術体位補助装置
現在肩用手術補助器械が開発されているが、これは主として関節鏡手術の補助器械である。足関節および足部手術は術中体位変換が高頻度かつバラエティーに飛んでおり、現在の器械を使用するのは困難である。昨今は女性医師も増えてきているが、下肢手術の体位保持はかなりの体力を要する。このため、手術支援器械として、本装置の開発を目指している。
東京女子医科大学
整形外科
骨粗鬆症治療支援アプリ
骨粗鬆症患者人口は日本でも1100万人以上に上ると言われており、2022年9月のニュースでも今後政府が骨粗鬆症治療に注力することが報告された。骨粗鬆症治療は生涯に渡ることが多く、日常生活とも密接に関連している。アプリにより治療の記録や生活指導などを行うことにより、治療率を向上させることが出来ると考える。現在の主なアプリは製薬会社ベースのアプリが主であり、継続的な使用に適していない。
望星新宿南口クリニック
透析中の血圧測定を簡易化するデバイス
透析中は循環動態・電解質の変動のより血圧が下がりやすい。血圧計を付けたままだと時間経過で緩んでしまい、血圧測定が正確に出来ない。また、圧迫感や拘束感を感じ、外して欲しいとの要望が多い。限られた時間・スタッフ数でバイタルサイン測定を行っていることから測定忘れが目立ち、個人の巻き方によっては血圧にバラつきが見られる。これでは急変の予測は難しい。その為、誰でも簡易的に測定できるデバイスが必要と考えた。
杏林大学医学部付属病院 
臨床工学室
内視鏡用トロカー清掃具
内視鏡外科手術では腹腔内へポートを通じてカメラを挿入して内部映像をモニターに映して手術を行うが、トロカー内が血液等で汚染されているとカメラの出し入れの際に先端のレンズ部に血液等が付着し、精彩な術野画像が得られなくなる。現在市販品の清掃器具がいくつか出ているが、定価が高い、吸水性が無い等、満足いく製品とは言い難い。今回トロカー内を清掃する用具について提案したい。
埼玉医科大学国際医療センター
MEサービス部
加温加湿器の電源入れ忘れ防止システム
人工呼吸器管理で用いる加温加湿器は、人工呼吸器の換気と連動しておらず、手動で電源を入れている。しかし、加温加湿器の電源入れ忘れを検知する機能が無いため、人工呼吸器管理の開始や再開時に加温加湿がされず乾燥したガスが送られ、重篤な状態に発展するトラブルが発生している。医療従事者にとって加温加湿器電源の入れ忘れを防止する、または気が付けるデバイス・システムの開発が望まれる。