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北里大学メディカルセンター
看護師(9年以上)
留置針固定のための被覆保護剤や創部被覆保護剤を貼付中の患者は、シャワー時に被覆保護剤を保護する必要がある。防水の被覆保護剤も開発されているが、シャワー後に剝がれてしまい、貼替が必要となることが課題である。今回、被覆保護剤をさらに保護するフィルム剤の開発を目指している。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
北里大学病院
臨床検査技士(37年以上)
病理組織標本を使用した精度管理用の標準物質の入手は困難を極め、精度管理をしていない、または、各施設で製作・管理している。加えて従来法で得られる標本は、面積が広く検体と同一に検査を進めることができない。省スペース化した多種標本の提供は、検体と同一のプレパラートに配置が可能であり精度管理ばかりかコストも半減する。安定供給と簡便な提供を目指している。
年間患者数
北里大学医療衛生学部
医師(35年以上)
上肢麻痺に対するリハビリの最終目的は、リハ室において獲得した機能を実際の生活に転移させることである。一方セラピストなどの医療従事者不足や医療現場での働き方改革は課題である。我々が開発したリハ支援システムであるロボットをブラッシュアップしてIoTプラットホームシステムを用いて、ADL場面をゲーム感覚で意識させる機能訓練の主体的かつ継続的な反復機会を臨床現場に広く提供したい。
東邦大学
医師(30年以上)
自己免疫疾患は、免疫系が自己組織を攻撃対象としてしまい、その組織を傷害する難治性疾患である。その根治的治療法の開発には病原性T細胞を無効化する新たな治療戦略が切望されている。本技術により、自己免疫疾患モデルマウスを用いて、病原性T細胞由来ハイブリドーマクローンを同定することが可能となった。この技術は、オルガノイドを用いることにより、ヒトの自己免疫疾患解明への手段ともなり得る。
デバイスが使われる検査・手術・処置等
東邦大学 大森病院
医師(15年以上)
エクソソームに代表されるsEVsは、がんLiquid Biopsyの優れたリソースである。がん患者末梢血試料からsEVsを簡便に濃縮する方法を開発した。sEVs表面抗原により腫瘍マーカーのエビデンスレベルの向上を図りたい。がん患者末梢血試料からがん細胞由来sEVsを発現する核酸のPCRを検出シグナルとする腫瘍マーカーを開発したうえで、sEVs濃縮とPCRを同一装置で測定可能な装置の開発を目指す。
医師(26年以上)
糖尿病はアルツハイマー型認知症(AD)発症の強い危険因子であるものの、長期インスリン皮下注射を行っている糖尿病者にADが極端に少なく、インスリンによる何らかの保護作用の存在が予想される。発表者は、皮下投与されたインスリンから誘導される皮下アミロイド重合蛋白(IiAFP)に注目し、IiAFPへの受動的な獲得免疫が成立し、体内・脳内でのAFPクリアランスを介して認知症を予防するワクチン効果を示した。
年間件数
医師(34年以上)
関節リウマチの患者の30%程度が生物学的製剤(年間自己負担15〜40万円)治療を要し、通常は長期継続を希望しないが、休薬中止後の再燃を予測する指標がない状況である。休薬の成否を検討するため、関節リウマチの再燃と関連する2種のバイオマーカーの血清濃度を高い精度で迅速定量できる検査キットと装置の開発を目指す。
FGF18(Fibroblast growth factor 18)は、子宮がんや卵巣がんで発現が上昇しており、血清中でのFGF18の濃度を測定することができれば、有用なバイオマーカーとなる可能性がある。しかし現在市販されているものは信頼性がないことを我々は独自に検証し明らかにしている。FGF18の各種がんのバイオマーカーとしての有用性を確立するためのELISAキットの開発を目指す。
国立がん研究センター中央病院
医師(20年以上)
CVポートはがん診療や長期の経静脈的輸液管理が必要な症例に留置されるが、時に肥満症例などでは皮下のCVポートが体表から同定できずポートの穿刺に難渋することがある。誤穿刺により薬剤の皮下漏出が生じ、薬剤投与が不成功となったり漏出した薬剤により皮膚障害が生じることがあり、臨床的に問題となっている。
望星新宿南口クリニック
臨床工学技士
医療の現場では患者さんの状態を把握する為に検査データやバイタルなどを計算して治療を行う事が多いです。また患者さん、患者さん家族と治療の方針を話し合い、ドクター、スタッフ間で説明するのに検査データや数字はとても重要です。経時的に変化を記録することで患者さんへの説明や現状の把握に有効だと考えます。
東京都立墨東病院
大腸内視鏡検査時に患者は鎮静状態であり、無意識な状態にある。検査の都合上仰向けになる状況があるが、その際に患者の右腕が検査台から落ちそうになる。検査につく看護師や臨床工学技士が他の事に集中するためには患者の右腕がストレッチャーから落ちない位置に保持する必要がある。しかし完全に抑制する必要はなく、また、体位変換を再度行う場合にそのデバイスのせいで煩雑になっては元も子もないと考えている。
龍ケ崎済生会病院
手術で使用するエネルギーデバイスによるサージカルスモークは、可視性低下だけでなく、ウイルス等を含む事が示されている。サージカルスモークを除去する為排煙装置の使用が推奨されている。しかし、複数のエネルギーデバイスと排煙装置は同期されておらず、排煙の際には医師がフットペダルを操作する必要がある。さらに医師の立ち位置が変わると、看護師がフットペダルを移動させる必要があり、負担が多い課題があります。
腎内科クリニック世田谷
透析室での治療中、診療内容やWeb会議、認知機能低下による患者の大声等、患者ストレスが増加しています。これらは施設への不満や患者トラブルに直結するリスクがあります。個室は感染対策で使用され、常時利用できません。既存の製品は透析治療に必要な給排水管や狭いベッド周囲の環境に適合しておらず、安全性や利便性に課題があります。これらを考慮し、透析治療にも適した透明な防音パーテーションの開発を目指します。
東京病院
現状の人工呼吸器のアームは動きに制限があるため、使用場面によっては取り回し難いことがある。また、回路はメーカーや用途によって径が変わるため数種類の用意が必要であったり、サイズが合わないことでしっかりと回路をキャッチしない事があるため、汎用性の高い回路ハンガーが欲しい。
東京女子医科大学附属足立医療センター
薬剤師(30年以上)
輸液等の点滴漏れによる医療事故を最小限にするためのセンサーデバイスは現在人の目に頼っているが、現実的には乳幼児に対する損傷の大きさ、高齢者医療などにおける薬剤による皮下壊死などを引き起こす。これらを最小限に検知する漏れセンサーを開発することを目指す。
東京女子医科大学
医師(25年以上)
指導施設以外での内視鏡教育は学会の一環としてファントムを用いたハンズオンが行われているが、その後の臨床現場での持続的なOJTができておらず、施設間格差・地域/国の格差が存在する。遠隔からでも可能な内視鏡指導システムの開発を目指している。
X線透視下に行う超音波内視鏡治療は、術前施行したCTやMRI検査などの画像と、術中にX線透視・超音波画像を術者自身が、構築・fusionさせる必要があり、多くの経験が必要、術者・助手のイメージの共有が困難という課題がある
医師
臓器移植や心臓手術の時に臓器を冷却するために無菌のクラッシュアイスが必要ですが、現在は、冷凍庫から取り出した輸液の袋をハンマーで袋の外から叩いて粉砕し、袋から取り出している。
挿管困難な場合にファイバースコープを使用して挿管の補助とする機会は麻酔科領域ではよく起こる。挿管用の細いファイバースコープの欠点はその狭い視野角であり、まだ自発呼吸があったり咳をしたりする患者の咽頭内に挿入したファイバーの画像の方向を失う。
医師(12年以上)
脳波電極の位置決めは巻き尺を用いて行うが、煩雑であり緊急で脳波検査を行うことの障壁となっている。そこで、電極を装着すべき場所をガイドするような仮想現実を用いたアプリケーションや、特殊な巻き尺などがあれば、脳波検査実施への負担軽減につながる。特に救急の現場では、意識障害の患者が多く、脳波検査が実施できないことで不利益を被る患者も少なくない。
医師(22年以上)
献体臓器移植件数が増加する中、臓器摘出手術の経験者は圧倒的に不足しており、大動物やFresh Cadeverを用いたOn site trainingのアクセスにも制限がある。VRトレーニングを確立することで、移植医の働き方改革と人員不足による臓器廃棄件数の減少を目指す。
医師(8年以上)
海外でiBox:長期的な移植腎機能予測、AlloSure:ドナー由来cfDNA測定による拒絶反応検出するアプリが開発されている。本アプリケーションは、術前の臨床データを基に機械学習モデルを活用し、移植後の腎機能を予測します。これにより、ドナー選定の最適化や、移植前の家族への説明がより的確に行えます。直感的なユーザーインターフェースと迅速な解析機能により、移植医療の質向上に貢献します。
医師(24年以上)
顎変形症に対する顎矯正手術の際には、骨に骨切り線を繊細に描く必要がある。しかしながら、現在、骨に繊細に書けるペンはなく、骨に繊細な線を引くことは非常に難しい。今回、手術場で使用可能な滅菌した鉛筆を開発を目指す。
腫瘍切除などの下顎骨欠損に対する遊離腓骨皮弁を用いた下顎骨再建において、下顎欠損に合わせて、腓骨に骨切りを行い、採取・整形を行うが、外科医が自ら作成したガイドを用いて行っており、術前準備の負担が大きい。今回、個々の症例に対して角度と長さの調整が可能で、再利用できる腓骨採取ガイドの作成を目指す。
医師(40年以上)
敗血症はきわめて緊急性を要する(1時間ごとに死亡率7.6%増加)致死性の病態であり、日本国内では年間約10万人もの方が亡くなっている。その処置・診断には『血液培養検査』が不可欠であるが、現在の測定原理は半世紀前から変わっておらず、陽性反応までに1~7日、起因菌の同定までには更に2日以上を要している。我々は現在の先進的技術(ガス分析等)を活用し、より迅速かつ簡便な血液培養装置の開発を目指している。
東京女子医科大学病院
看護師(30年以上)
入院患者への集団給食には1日3食365日の配膳が必要である。日本の動向として、働き世代の人口減少と高齢要介護者の割合の増加が2025年以降加速していく事が予測されており、配膳に関わる人手や手間を減らすためのロボット開発を目指したい。
医療法人社団こどもハート
小児心電図は成人と異なり、成長とともに変化し、診断が小児循環器専門でないと読影が難しいです。
医療法人社団YM会東京たかはしクリニック練馬院
医師(16年以上)
現在は自動吻合器を用いて手術を行っているが、上記で行うことで縫合不全などが減り、メリットがある
国立健康危機管理研究機構
その他医療スタッフ(13年以上)
末梢血幹細胞移植ではベッドサイドで患者さんへ細胞の輸注を行いますが、途中でお手洗いに行く・寝返りをうつ、といった動きで、輸注用ルートが外れてしまった事例が過去に発生しています。 細胞は予め凍結保存したものを体重に応じて必要量投与しているため、中身が溢れてしまうと必要量を満たせない可能性も出てきます。 また、血液を調製したものなので環境汚染や清掃時の感染リスクも挙げられます。
医療法人徳洲会湘南藤沢徳洲会病院
既存のデバイス処置具ハンガーは、持ち手をハンガーにひっかけて先端部はビニール袋の中に入れるものである。しかし、デバイスを使用する際にビニール袋から取り出すのに手間取ったり周囲を不潔にする可能性がる。持ち手だけでなく先端部も一緒にハンガーにかけられると良い。
医療法人徳洲会 湘南大磯病院
緑内障は失明の主な原因であり、眼圧を降下する治療を行う。眼圧は医療機関で検査する行為であるが、医療者及び患者が日常生活で眼圧を計測するニーズがあるが、解決できる機器が無い。瞼越しであれば安全に簡便に眼圧を計測できるため、瞼越しの眼圧計を開発したい。
歯科医師(35年以上)
がんの化学療法や放射線治療に伴う口内炎は、激しい疼痛により摂食障害や感染リスクを高め、治療継続への意欲が低下し、結果として治療効果にも深刻な影響を及ぼす。これに対し、氷片やアイスボールを口腔内に含ませて粘膜血流を抑制し、炎症を予防する口腔冷却療法が導入されている。しかし、この支持療法は冷たさによる不快感があるため、患者にとっての負担も大きく、アドヒアランスの向上が課題となっている。
医師(33年以上)
栄養食材の賞味期限を間違えるインシデント事象が多発している。人のチェックだけでは限界があり、機器を使用したトレーサビリティの必要性が増している。そこで、デバイスを開発することで安心した食材の使用とさらに人手不足を補うことが可能でないかと考えた。
地方病院では職員の減少、労務の増大に悩まされている。今後労働力の低下は明らかで、業務が残った人に集中して燃え尽き症候群も起こりうる。そこで、病院内の多くの部門でロボットを導入することで、労務量の減少や未来の病院のあり方を探る実験的な病院にしてみたい。診察、検査の予約、画像診断、配送、清掃、病棟での役割などいくらでも活躍できる場が存在する。開発することで未来の病院のあり方の1つのモデルになりたい。
放射線技師(4年以上)
X線撮影パネルが汚染される可能性のある際は、パネルをビニール袋に入れて撮影を行っている。しかし、パネルにあったサイズの袋がなく現状では袋をパネルサイズに合わせて、折りたたんでいる。これでは滑りやすくなってしまい、落下リスクが増し、患者損傷や、本体および他機器の損傷につながる。また、救急撮影など時間的制約が大きい時に袋を折るロスタイムや、パネルを取り出すために袋を広げた際に2次汚染のリスクも高まる。
放射線技師(19年以上)
MRI検査は強磁場領域で行うため、磁性体物品を持込むことが許容されず、非磁性体物品(主にアルミ二ウム製)が市場に流通している。MRI吸着事故では患者死亡例もあり、安全管理が重要とされている。しかし、流通物品は磁性体/非磁性体の視覚的区別がしにくく、多くの施設で工夫して使用している。
看護師(28年以上)
特定行為研修においては、OSCEおよび手技訓練に対応した実技演習が必須であるが、現行の教材は手技ごとに分断されており、複数行為を一連の流れで学習することが困難である。特に、腹腔ドレーン抜去後の局所麻酔および縫合に対応可能なモジュール型特定行為研修シミュレーターの開発が、臨床現場において強く求められている。
心電図やSpO2を主に監視する生体情報モニタについては、無線化されているが実際には送信機にケーブルを接続し、患者にセンサーを取り付けるようになっている。なので、患者が動いたり汗をかいたりすると外れてしまう。本当の意味での患者にとっての無線化を目指す、生体情報モニタを開発したい。
医療機器におけるトラブルは、機種ごとに異なるが無限にバリエーションがあるようなものではない。院内で過去の事例を通して、原因や対応策を学習し、チャットなどで解決できるようにすることができれば、専門的な知識がなくてもトラブル対応が可能になる。
臨床工学技士(25年以上)
人工心肺装置をはじめ様々な体外循環技術では、体温管理が重要となる。 特に、血液や薬液が体外で循環をする際の体温低下について懸念される事が多くあるため、何らかの保温システムが必要とされる。
放射線技師(9年以上)
病棟で単純x線撮影を行う時は、X線を受け止める受像板を背中に入れて行う。その際、体位変換が困難な患者さんや、体重が重くて体が持ち上がらない患者さんがおり、看護師さんの介助が必要になる場合がある。また、件数も多いため一患者にかかる検査時間や放射線技師の体力に大きく関わってくると考え、検査の対応を行う際に負担が減るベッドマットの開発を考えた。
感染対応の単純X線撮影を行う際には、手袋を付けて検査を行う。この際、感染を広げないためにも、装置やドアノブ等,通常素手で触る場所はその都度手袋を外し、作業を行わなければならない。その後また感染対応を行う際に手袋を着けているため時間がとられてしまったりサポートが必要になる。また手袋を外さないで素手で触れる場所を触ると感染を広げることにもなりかねないため感染用手袋の開発を考えた。
検査を行う際、受付けで患者さんのリストバンドや会計表などのバーコードをスキャンして各検査室前まで案内を行う。その後、検査直前に再度バーコードを読み込み、氏名生年月日を言ってもらい検査となる。そのため患者さんのストレスに繋がることや受付に時間を要する場合がある。なのでシステムを開発することで患者さんの負担や作業効率が上がるのではと考える。
看護師(26年以上)
脳室ドレーンは頭蓋内圧の測定、髄液排除など、生命を救うために頭蓋内圧を管理するものである。そのため、1日に何度も処置の度にドレーンのクランプ・開放を行うが、忘れることが多い。特にクランプ後の開放忘れが多く、教育をしてはいるが、改善しない。
輸血用血液製剤は専用の輸血セットを挿入して使用するが、輸血セット挿入の際に血液製剤の輸血口(輸血セット挿入口)にまっすぐ挿入されず、輸血口を破損してしまう事がある。輸血口の破損があると、血液製剤の内容物が漏出し、閉鎖回路の破綻により投与リスクが高まるため使用不可となる。輸血用血液製剤は薬価が高価であり、善意の献血から得た有限な医療資源である。輸血口破損による破棄を減らしたい。
超高齢社会の今、加齢や認知機能低下により高齢者が公共の場で混乱する事例が増加している。支援者が不在な場合は、地域包括支援センターへの適切な連携が困難である。医工連携により、高齢者のSOSを確実にキャッチし、地域福祉につなぐための実用的なデバイス開発が求められている。
放射線技師(8年以上)
CT用患者固定具はマジックテープ式で、吐瀉物・血液・造影剤で汚損されやすく、特に救急患者では頻度が高い。メーカー純正品は高価なため、清掃して再利用している。しかしマジックテープ部分の清掃が難しく、乾燥にも時間を要するため、洗浄中は固定具が不足する場合があり、患者の固定に時間を要し苦慮している。固定不良で検査を行うと体動で画像が劣化し、再検査を行う必要が生じたり、医師の診断に支障をきたす場合がある。