第3期 医療機器開発海外展開人材育成プログラム活動レポート

開会式

日時 平成30年5月28日(月) 18時00分~19時30分
内容

・開会挨拶(NCGM 大西院長、NCGM医工連携推進室 丸岡室長)
・プログラム概要の説明
・平成29年度の活動実績について
・受講生による自己紹介

第1回 講義「ベトナムの医療現場の実態を学ぶ」

日時 平成30年6月6日(水) 15時00分~17時00分
講師 国立国際医療研究センター 国際医療協力局 土井氏
内容

講義では、ベトナムの保健医療の概要、医療現場の現状、医療機器開発における課題を中心に学びました。医療機関は中央、省、郡、コミューンといった行政区分に応じて1次病院から3次病院に分類されます。上位の医療機関では高度な保健医療サービスが提供され、下位の医療機関への教育指導がおこなわれています。日本企業による医療機器開発、展開にあたっては、医療機器を取り扱う医療従事者の育成、保守・メンテナンスの体制の構築がポイントであることを学びました。

第2回 講義「ミャンマーの保険医療の実態を学ぶ」

日時 平成30年6月13日(水) 15時00分~16時30分
講師

国立国際医療研究センター 国際医療協力局 宮﨑氏 藤田氏(アドバイザーとして出席)

内容

講義では、国際社会が実現を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」を起点に、ミャンマーにおける保健医療の実態を学びました。NCGMが携わっている感染症対策プロジェクト、医療従事者の安全管理を含めた人材育成等の紹介のほか、先生が活動を通じて、見聞きされた医療機関、医療サービスの様子をお話いただき、医療機器開発における課題を知りました。

第3回 検討会

日時 平成30年6月25日(月)14時00分~17時00分
内容

検討会では、国際医療協力局の先生方によるベトナム、ミャンマーに関する講義を踏まえ、受講生が事前に調査してきたことを共有しました。実際に現地への渡航経験のあるメンター、オブザーバーとのディスカッションをおこなうなかで、公開情報と現地の実情との差異を知りました。医療機器の海外展開にあたり、知っておくべき情報の項目を整理し、次回の検討会に向けて、さらなる調査をおこなうこととなりました。

第4回 検討会

日時 平成30年7月17日(月)14時00分~17時00分
内容

検討会では、これまでに学んだこと、各自で調査したことを踏まえ、ベトナムやミャンマーの保健医療の実態の深堀り、現地の臨床ニーズに関する仮説検討等をおこないました。公開されている統計情報と、先生方の講義から見えてくる現地の保健医療の実態との違いを知り、受講生は、誰から、どのように、鮮度の高い情報を収集し、現地で必要とされる医療機器を展開すればよいのか、を改めて考えるきっかけになりました。

中間報告会

日時 平成30年7月25日(月)17時00分~19時00分
内容
・開会挨拶(NCGM 大西院長)
・ベトナムに関する報告
・ミャンマーに関する報告
・質疑応答
・講評
・閉会挨拶(NCGM 丸岡先生)
資料 中間報告書

第5回 講義「医療機器管理の実態を学ぶ -国内と海外の比較-」

日時 平成30年8月7日(火)10時00分~11時15分
講師 国立国際医療研究センター 医療機器管理室 臨床工学技士長 深谷氏
内容 講義では、国内の医療機器に係る法規制の動向、NCGM内での医療機器の運用の仕組み、ベトナムとカンボジアにおける医療機器の管理の実態を学びました。医療機器の海外展開にあたっては、現地の実情を踏まえた製品仕様や価格の設定、英語や現地語のマニュアルの整備、現地スタッフの育成を含めた保守・メンテンナンス体制の構築、現地企業との連携がポイントとなります。

第6回 実習「医療機器管理の実態を学ぶ -国内と海外の比較-」

日時 平成30年8月7日(火)11時15分~12時00分
講師

国立国際医療研究センター 医療機器管理室 臨床工学技士長 深谷氏

内容

講義では、国内の医療機器に係る法規制の動向、NCGM内での医療機器の運用の仕組み、ベトナムとカンボジアにおける医療機器の管理の実態を学びました。医療機器の海外展開にあたっては、現地の実情を踏まえた製品仕様や価格の設定、英語や現地語のマニュアルの整備、現地スタッフの育成を含めた保守・メンテンナンス体制の構築、現地企業との連携がポイントとなります。見学では、NCGM内の医療機器管理室を見て、新興国との違いを知りました。

第7回 実習「救命救急センターの実態を学ぶ -国内と海外の比較-」

日時 平成30年8月24日(金)17時00分~17時45分
講師

国立国際医療研究センター 救命救急科 小林氏

内容

救急救命センターの処置室、病棟で使用されている医療機器、処置の概要を学びました。

第8回 講義「救命救急センターの実態を学ぶ -国内と海外の比較-」

日時 平成30年8月24日(金)17時45分~19時00分
講師 国立国際医療研究センター 救命救急科 小林氏
内容 講義では、日本の救急搬送システムを含めた救急救命センターの仕組みを学び、新興国に展開するためには、超音波装置、CT、血液ガス分析装置といった救急医療に不可欠な医療機器の導入だけでなく、それぞれの国の文化や医療関連制度を踏まえた仕組みづくりが重要であることを知りました。

第9回 検討会

日時 平成30年9月3日(月)14時00分~17時00分
内容

検討会では、中間報告会での質疑応答や講評、メンターのコメントを踏まえ、最終報告会に向けて、検討すべき課題を共有しました。調査を進めるなかで現地の医療実態が明らかになってくると、ビジネスを継続できる販売価格、販売見込みといった観点での議論が出てきました。

第10回 検討会

日時 平成30年9月18日(火)14時00分~17時00分
内容

検討会では、最終報告会に向けて、これまでに受講生が検討されてきた現地のニーズやビジネスモデルに関する仮説を整理し、海外医療機器産業参入の進め方、想定される問題・課題、解決方向を明確にしました。

最終報告会

日時 平成30年9月28日(金)18時00分~20時30分
内容

・開会挨拶
・ベトナムに関する報告
・ミャンマーに関する報告
・全体ディスカッション
・講評、閉会挨拶
・修了式

資料 最終報告書