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  • 電源タップを水滴から守る(ID:1412)

    東京都箕面市立病院

    東京都臨床工学技士

    支柱台に電源タップを後付けし医療機器の電源を確保している。支柱台には薬剤が架かっているため、薬剤交換時に水滴が落ち電源タップにかかると絶縁低下を生じ、焼損・感電の原因となる。

  • 痰の性状を客観的に評価するデバイス(ID:1413)

    東京都箕面市立病院

    東京都臨床工学技士

    多くの医療職種が気管内の痰を吸引し、性状等をカルテ等に記載しています。その性状によって医師は、輸液・加湿や薬剤の投与・中止を検討しています。しかし、吸引の手技は、研修で習得しますが、痰の硬さに関しては基準的な硬さを模した物は無く、OJT で教えられています。基準になるようなデバイスを作成できないかと考えています。

  • 消化器内視鏡スコープの半自動洗浄装置(ID:1414)

    東京都鈴鹿回生病院

    東京都臨床工学技士

    消化器内視鏡での検査・処置に使用される物品は、リユース製品が多い。これらの製品の洗浄消毒作業は、細かい物や細径の筒状等が多く、手作業による物が殆どであり、自動化が少ない。そのため洗浄消毒作業に時間と人手を要している。今回は、検査・処置終了直後の消化器内視鏡のベッドサイド洗浄が半自動化で行える装置開発したい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ・上部内視鏡(胃カメラ)一施設300~700件/月 多い施設で年間約9000件
    ・下部内視鏡(大腸カメラ)一施設50~200件/月 多い施設で年間約2500件

  • 小型医療機器対応管理タグ(ID:1415)

    東京都鈴鹿回生病院

    東京都臨床工学技士

    フィンガーティップタイプのパルスオキシメータ等小型医療機器は、置き忘れ等により紛失事例が多い。紛失機器の捜索、機器定数が減る事による業務遅延、再購入とコスト増となる。輸液ポンプ等医療機器には、所在場所が分かる管理タグが、市販されている。小型医療機器にも貼付できる管理タグを開発したい。

  • ファイバー付き吸引カテーテル(ID:1401)

    東京都帝京大学医学部附属病院

    東京都医師(23年以上)

    日常的に痰吸引をされている血液内科患者は出血リスクが高く、吸引は慎重を極める。有効な痰吸引を行い、出血リスクを避ける目的で看護師が使用可能なファイバー付きのカテーテルがあれば、安全かつ有効な吸引を行えると考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    吸引が必要な患者

    年間患者数

    [自院] 150人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    吸引処置

    年間件数

    [自院] 150件

  • ワイヤレスモニター(ID:1400)

    東京都帝京大学医学部附属病院

    東京都医師(23年以上)

    血液内科では心毒性のある抗がん剤を使用したり、抗がん剤投与による腫瘍崩壊症候群のリスクの高い症例も多く、化学療法中に心電図モニターを装着することが多い。しかしモニター本体が重いこと、点滴のラインと混線したりすることもあり、患者負担が大きい。そこでモニターのワイヤレス化ができないかと考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    すべての入院患者

    年間患者数

    [自院] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    心電図モニター装着患者

    年間件数

    [自院] 300件

  • 無菌室 手ぶらでフォン(ID:1399)

    東京都帝京大学医学部附属病院

    東京都医師(23年以上)

    血液内科の無菌室ではガラス越し面会が行えるようになっているが、インターホン式受話器を利用して1対1の会話しか出来ない状態である。さらに、会話中常に受話器を持たねばならず、体力消耗が著しい患者にとっては負担となっている。そのため、患者の負担が無く家族数名との会話も可能となるような「手ぶらでフォン」を考案した。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    無菌室入室血液内科患者

    年間患者数

    [自院] 20人 [全国] 3,000人

  • 筋厚測定超音波装置(ID:1398)

    東京都日本大学医学部附属板橋病院

    東京都医師(14年以上)

    昨今、医療ではサルコペニアの診断や治療の重要性が認識されているが、サルコペニアの診断にはX線骨密度測定法検査や生体インピーダンス法体組成測定計により骨格筋量を測定する必要がある。しかしながら、これらの設備が備わった医療機関は限られるため、サルコペニア診療に支障をきたしている。そこで、簡便に骨格筋量を測定できる超音波装置を開発することでサルコペニア診療をスムーズに行えるようになるのが望ましい。

  • 安全・美しく・管理しやすい緑地化(ID:1397)

    東京都東京都健康長寿医療センター

    東京都作業療法士・理学療法士

    ・雑草等の草木の飛び出しや増殖で屋外歩行練習等で使用する舗装路の確保が難しい
    ・春~夏は、草木の成長が早く、業者に委託しても間に合わないことが多く、職員が臨時的に月2~3回程度、雑草伐採・舗装路の確保を行っている。
    ・職員個々の知識の範囲では、増殖の危険性がある植物の区別が難しい。
    ・雑木の成長が早く、伐採が困難なことがある。
     ⇒駆除剤の種類や対処方法が正確か不明

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    緑地を備えている病棟

  • wearable device(ID:1380)

    東京都東京慈恵会医科大学附属病院

    東京都医師

    頭痛による生産性の低下は年間3000億円の経済学的損失をもたらす. 最近, 片頭痛の新規発作抑制薬として抗CGRP抗体製剤が日本でも認可されたが, 同程度, あるいは片頭痛以上の有病率である緊張型頭痛は未だに確固たる治療効果のある薬剤・治療法がない. 多くの患者が一般的な疼痛改善薬にマッサージ, 温熱療法などの民間療法を併用しているのが現状であり, 文字通り多くの患者が”痛み”を感じている.

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    緊張型頭痛は1次性頭痛の中で最も罹患率が高い. 慢慢性的な締め付けられるような痛みを抱えており, 筋マッサージや市販薬でなんとか対処している患者は全国に3000万人に上る.

    年間患者数

    [自院] 200人 [全国] 30,000,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    緊張型頭痛を改善する新規wearable型deviceの開発

  • 模擬痰(ID:1378)

    東京都箕面市立病院

    東京都臨床工学技士

    気管内の痰を吸引し、性状等をカルテ等に記載する。しかし、その基準的な物は無く、経験からOJTで教えられている。基準になるような模擬痰を作成したい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    看護師、リハ、臨床工学技士、介護士など気管から吸引ができる方の研修時に使用。養成校での実習にも使用できる。

  • 蛍光胆管ステント(ID:1377)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(16年以上)

    胆管手術において、蛍光胆管ステントが蛍光発光することで容易に胆管の位置確認が行え、合併症予防につなげることを目指す。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    胆道手術

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    胆道手術

  • スキルアップソフト(ID:1376)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    現在の実習の評価基準、求められるパフォーマンスが分からない。自分の達成度の自己評価も難しい。このような状況を改善すべく実習で求められるパフォーマンスを可視化、明確化できればと考える。またその記録を残すことができ、振り返ることができればなおよい。さらには成果を基に適性、目標とのギャップ、それを埋めるためにすべきことなどをサジェストしてくれるものが理想。

  • 大人のもちかたえんぴつ(ID:1375)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    正しくない持ち方でペンを持ち手が痛くなったりペンダコができた経験がある。手が痛くなると集中力にかけ、学習の耐久性が落ちてしまう。毎日長時間ペンを持つことが必要な受験生や私たち大学生にとって、耐久性は学習の基盤になっていると日々強く感じている。本来もちかたえんぴつは小学生が未就学児が使用するものであるが、さらに楽しく!楽に!学習がしたいというニーズをもつすべての方に対して、本商品を考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    ペンの持ち方を直したいと感じている方。(ペンダコがよくできる/友達に持ち方が変だと言われた/受験で毎日ペンを持つけど手が痛くてしんどい etc)

  • Z世代のSDGs(ID:1374)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    医療業界には廃棄物(グローブやガウン、アイガードなど)が多いという問題があり、学生生活においてもたくさんの廃棄物が出ている。また入院患者の食事についても廃棄物がたくさん出ているため、SDGsの考え方を使って、このような問題を解決できないかと考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    入院食廃棄物を減らすために患者の食の好みや嚥下などの身体機能の情報を管理することができるアプリに事前に登録し、一人一人の患者さんに合った食事を提供し食事を楽しんでもらいながら廃棄物を減らすアイディア。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ビックデータ管理アプリを使って、将来的には学生食堂やキッチンカーにも応用して、学生に人気なメニューの開発や、ニーズに合わせた食事の提供をすることによって、大学内での食べものの廃棄量も減らす。

  • 医療学生のためのタスク管理アプリ(ID:1373)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    実習や座学、ポータルサイトやポートフォリオ、GoogleClassroomといった複数のプラットフォームから出るタスク管理は煩雑で、その授業のみで完結してしまっている。それらを一元的にタスクの実行や振り返りまで管理することで、知識をより臨床に近い横断的なものとできるようになると考えたため。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    医療系大学に通う学生

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    医療系大学に通う学生

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 18,000件

  • 服薬管理しやすい薬の収納商品(ID:1372)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    現在、壁掛け型や携帯用など様々な種類の薬ケースが販売されているが、多種類の薬の管理が難しく、服用ミス・重複処方によるポリファーマシーの発生、緊急時に本人以外が薬を把握しにくい等の問題を全て解決する既存の商品は存在しない。従って、薬を容易に一括管理でき、かつ入院や災害のような緊急時に、本人以外の家族や周囲の人でも一目で分かり、日常生活はもちろんのこと、介護現場でも活用できる薬の収納商品を開発したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    薬(錠剤・散剤・塗り薬・注射製剤)やサプリメントを飲んでいる人が対象。厚労省の国民健康・栄養調査(2019年)では、薬剤を服用している割合は40.8%、サプリメント等の健康食品は34.4%であった。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    日常生活や災害・入院などの緊急時

  • 消化管内視鏡で用いる処置用鉗子(ID:1371)

    東京都千葉大学医学部附属病院

    東京都医師

    現在、消化管病変に対する内視鏡的切除術は適応が拡大しつつあり、咽頭から肛門管までの広範囲にわたり治療が行われている。処置中には出血をきたすことがあり、ほとんどの場合はその場で凝固鉗子やクリップによる止血が可能である。しかし、狭い管腔で出血をきたした場合などは出血点の認識が困難となり盲目的な止血処置をせざるを得ない場合もある。このような処置は有効な止血ができないばかりか消化管穿孔のリスクを伴う。

  • アプリ(ID:1368)

    東京都昭和大学病院

    東京都作業療法士・理学療法士(22年以上)

    クライアント中心の医療、ニーズに沿った医療が行われるなかで、彼らの人生の過去、現在、未来を確認または創造できることが望ましい。作業療法評価の一つでクライアントとその人のライフストーリーを共有できる、ナラティブ・スロープが特徴の作業遂行歴面接がある。これは作業療法士だけでなく、現在チーム医療を行うなか、他職種の方にも必要な視点のため、それが可能となればよりクライアント理解が進むと考えた。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    クライアントや家族との面接、学生の実習にも使用できる。

  • オーダーメイドの撮影補助具が欲しい(ID:1367)

    試作

    東京都昭和大学江東豊洲病院

    東京都放射線技師(10年以上)

    放射線技術部では、単純撮影において再撮影を防止、画像の再現性を向上させるために、撮影部位や撮影方法に合わせた撮影用補助具をスタッフが考案し自作している。自作のため、作成には時間を要し、かつ個体差がある等の問題があり、1つの病院で作成した補助具を他の病院で同様の補助具を作成し使用することは難しい。患者さんに余計な被ばくをさせないために精度のよい補助具を量産し、多くの施設で使用できるようにしたい。

    年間患者数

    [自院] 30,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    単純撮影(レントゲン)の各種骨撮影に使用する

    年間件数

    [自院] 30,000件

  • マスク式人工呼吸器用保護剤(ID:1366)

    東京都昭和大学病院

    東京都臨床工学技士(33年以上)

    現在マスク式人工呼吸器の使用にあたって困難となっている要素の一つとして過剰なリークがある。このリークは患者との同調性を悪くさせ不快感や疲労を起こす。また、過剰なリークを防ぐためきつくマスクを当てることで褥瘡発生を引き起こす。過剰リークを引き起こす要因として欧米向けのマスクを使用していること、入れ歯を外して装着すること、チューブによる段差などがあり、これらをうまくフィットさせる保護材の開発を目指す。

    年間患者数

    [自院] 200人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    入院療養人工呼吸器装着時

    年間件数

    [自院] 200件

  • 一般撮影装置 寝台での指挟みが危険!(ID:1365)

    試作

    東京都昭和大学藤が丘病院

    東京都放射線技師(25年以上)

    一般撮影装置の寝台は、撮影のために天板が頭尾方向、左右方向に自由に動かせるようになっている。そのため、患者がベッドの縁を持つと指を挟んでしまうリスクがある。指挟み防止のため、寝台の天板横にビニールシートを付けたが、薄いため患者が寝台縁を握ってしまい、指を挟みそうになり危険である。そこで、既存の寝台でも簡単に取り付け可能、かつ撮影の邪魔にならない、指挟み防止が欲しい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    一般撮影(レントゲン)で寝台を使用する撮影すべてで使用する

    年間件数

    [自院] 80,000件

  • 感染管理部屋における医療機器の利便性向上(ID:1364)

    東京都昭和大学藤が丘病院

    東京都臨床工学技士(2年以上)

    現在、発売されている注射筒輸液ポンプは進化を続けており、以前のものと比べるとシンプルかつ、アラーム表示は見やすくなった。Covid-19の流行によって感染管理における個室隔離の部屋が増え、それに伴い映像監視設備の完備が増えた。個室部屋への入室にはPPE対応等手間がかかり入室後に薬剤交換の必要性などに気づくことも多いように思う。その例をふせぐために残量表示機能の追加を現場ニーズとして提案する。

    年間患者数

    [自院] 13,500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    救命救急センター、IRCCU、一般病棟、手術室、外来など患者治療に関わるすべての場所

    年間件数

    [自院] 27,500件

  • 衛生的でズレない検査用枕の紙シーツ(ID:1363)

    東京都昭和大学藤が丘病院

    東京都放射線技師(10年以上)

    放射線検査室では、患者毎に枕(タオル)の上に検査用シーツを敷き検査を行っている。検査中に体位変換することが多く、紙シーツが動くため、感染対策として意味をなさないことがある。紙シーツを使用せずに防水加工された枕を使用することもできるが、その都度、アルコールシートなどで清拭しても黄ばみやにおいが残ることがある。そのため、紙シーツは必須となるため、衛生的で検査中にずれないシーツか枕を開発したい。

  • 院内PHSのストラップ(ID:1362)

    東京都昭和大学藤が丘病院

    東京都放射線技師(21年以上)

    放射線技術部の院内PHSは、検査室もしくは検査毎に使用しており、毎日異なるスタッフが使用する。PHSには医療スタッフ用ストラップの装着が義務付けられており、業務上汗をかくことも多いため首にかけずにまとめた状態でポケットにPHSを入れている。そのためストラップとPHSの接続部の紐が切れることが多く、頻繁に交換しなければならず費用を要する。そこで、紐が切れにくいもしくは紐のないストラップの開発を望む。

  • 冷却目的のシール(ID:1361)

    東京都昭和大学江東豊洲病院

    東京都医師(20年以上)

    【目的】予防接種時の疼痛を緩和【背景】予防接種において、皮下注射や筋肉注射のいかんに関わらず接種時の注射針の疼痛の問題は常にある。その対策の1つとして、接種前に局所麻酔薬のテープの貼付もあるが、薬物であり副反応や費用の問題がある。【方法】接種前に、接種部位へ冷却シールを貼付しておく。【期待される効果】予防接種の注射針による疼痛の軽減が期待できる。

    年間患者数

    [自院] 20人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    予防接種の直前

    年間件数

    [自院] 20件

  • 流水式超音波歯垢除去器(ID:1360)

    東京都昭和大学歯科病院

    東京都歯科医師(27年以上)

    歯科治療では、超音波振動させた部材を歯に当てることで、歯垢や歯石を除去するが、細菌の菌体レベルでの除去はできていない。そこで、我々はインプラント周囲炎患者の歯垢除去を目的に流水に超音波振動をのせることで、ミクロなレベルで微生物除去が可能で洗浄効果の高い、流水式超音波口腔清掃器の開発を行ってきた。基本的な特許は国内外で成立し、現在はPMDAへの申請を視野に製造販売業の医療機器メーカーを探している。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    インプラント周囲炎の治療または予防を目的としたProfessional Mechanical Tooth Cleaning(PMTC)の一部として用いる

    年間件数

    [自院] 500件 [全国] 200,000件

  • 服薬がみえる錠剤シート(ID:1357)

    東京都昭和大学附属烏山病院

    東京都薬剤師(22年以上)

    薬局のカウンターで渡した薬が、自宅できちんと指示通りに飲めているかを知る方法がなかった。これが開発できれば、患者の自宅での服薬実態を知ることが出来る。

    年間患者数

    [自院] 12,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    当面は、精神刺激薬(覚醒剤類似薬)であるコンサータ錠やビバンセカプセルを想定している。

  • お薬手帳アプリ(ID:1356)

    東京都昭和大学

    東京都医師(13年以上)

    お薬手帳アプリとは、スマートフォンなどに処方された薬剤情報を保管・記録することのできるアプリであるが、利用率が低い。罹患している疾患やユーザーの年齢によっても患者や介護者がお薬手帳アプリに求めるニーズが異なるため、これにニーズに見合うアプリの開発を希望している。特に服薬管理が難しい患者を最初のターゲットとしていきたい。

  • 胎児治療用トロッカー(ID:1354)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(13年以上)

    胎児治療

    年間患者数

    [自院] 3,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    子宮内胎児内視鏡治療

  • 加圧維持デバイス(ID:1353)

    東京都昭和大学横浜市北部病院

    東京都臨床工学技士(6年以上)

    医療現場では循環動態をモニタリングするためにAラインによる観血的持続血圧測定を実施することがあり、その際、血液の逆流を防ぐために加圧バッグ用いて300mmHgほどの加圧を行なっていますが、加圧操作にはスタッフへの負担と時間を費やします。また時間経過とともに加圧不足に陥るため、加圧状態の観察も必要不可欠です。簡易的かつ安全に、加圧バッグの加圧操作や加圧維持が行えるデバイスの開発を目指しています。

    年間患者数

    [自院] 1,200人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    観血的持続血圧測定が必要となる場面 (ICUや救急外来、OPE中など)

  • 輸液ルートに発生した気泡除去の簡便化(ID:1352)

    東京都昭和大学病院

    東京都臨床工学技士(15年以上)

    輸液ポンプを使用している際に、輸液ルート内に駆動部で発生した熱により気泡が発生する。
    現状の対応はルートをはじいたり、ペンを使用して気泡を除去している。
    よって、プラスチックなどに輸液ルート径の溝を作り、その溝に輸液ルートを巻き付けて気泡を簡便化に除去できるような治具はできないかと考えている。

    年間患者数

    [自院] 56,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    輸液管理

  • チューブ鉗子(ID:1351)

    東京都昭和大学大学院

    東京都臨床工学技士(8年以上)

    チューブ鉗子は主に手術室で使用されている。近年、臨床工学技士も女性スタッフが多くなり、女性の力ではチューブ鉗子を締めづらい問題がある。
    チューブ鉗子は、COVID-19で注目されたECMO業務や人工心肺業務で使用されており、外れると血液が漏れ重大なインシデントの可能性が考えられる。
    これらの問題を解決し、簡便性、安全性に優れたチューブ鉗子の開発を目指している。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    心臓手術、ECMOなど

    年間件数

    [自院] 215件

  • 噛まれても皮膚に傷がつかない手袋の開発(ID:1350)

    東京都昭和大学横浜市北部病院

    東京都医師(38年以上)

    救急外来には意識が朦朧とした患者が搬入される事があり、スタッフに噛み付いたり血が出るまで引っ掻いたりされる方がおられ、傷口から感染が起こる危険があります。現状ではゴム手袋だけでは怪我の予防に無力です。工事現場や刃物を扱う職場で使用される怪我を防ぐ繊維を医療現場に応用できれば、世界中で使用される可能性があると思います。消毒や水洗い可能、ゴム手袋並みに細かい動きができ、肘まで覆える手袋が求められます。

    年間患者数

    [自院] 20人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    手袋

    年間件数

    [自院] 20件

  • 使い切り内視鏡曇り止めレンズクリーナー(ID:1349)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(14年以上)

    消化器内視鏡施行時には、レンズの曇りを防ぐために、市販の小ボトルタイプのレンズクリーナーを使用するが、患者毎に交換はされないのが現状である。清潔になるように注意して使用するが、ボトルが汚染されることが懸念される。その場合は廃棄が必要なため無駄も多い。1回で使い切り内視鏡レンズクリーナーがあれば臨床現場で重宝されると考えられる。また、現在のレンズクリーナーよりも曇り止め効果が強ければ理想的である。

    年間患者数

    [自院] 10,000人 [全国] 1,000,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    内視鏡検査

    年間件数

    [自院] 10,000件 [全国] 1,000,000件

  • 医療施設用小児ベッド(ID:1347)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(7年以上)

    医療施設用小児ベッドは転落防止柵を設けており、上段・中段・下段の高さに手動で変えることが出来る。そのため保護者および医療従事者が児から目を離す際は柵の高さを上げるよう啓発しているが転落事故の報告が毎年あり、改善がみられていない。また転落事故後の合併症の報告もある。柵の上げ忘れなどは更に多いことが予想される。このような現状を踏まえ、転落事故防止を強化した医療施設用小児ベッドはニーズがあると考える。

    年間患者数

    [自院] 4,500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    入院で使用される医療施設用小児ベッド(サークルベッド)

    年間件数

    [自院] 2,000件

  • 急変予備群患者を効率的に抽出するデバイス(ID:1346)

    東京都昭和大学横浜市北部病院

    東京都医師(20年以上)

    RRSは急変を未然に防ぐシステムであり、起動基準として早期警告スコア(NEWS)が使用されている。NEWSは、①意識状態②酸素投与の有無③血圧④脈拍⑤SpO2⑥体温⑦呼吸数をスコア化し評価するが、病棟や外来で迅速に施行するのは困難である。そこで見て評価可能な①②を除いた③~⑦をスマートウオッチのように一度に測定し、スコア化が可能となれば迅速なRRSの起動に繋がり、急変患者の減少が期待できる。

    年間患者数

    [自院] 600人

  • 手入力された電子データの変換システム(ID:1345)

    東京都香川大学

    東京都医師

    医療分野ではデータベースの集約化が進み、ビッグデータとして研究・利用が期待されている。生体情報など数値データの利用は容易だが、病名やカルテの内容などのテキストデータは、言い回しが人により微妙に異なり、利用に困難がある。現状、医師や看護師が予め定められた文言で手作業で入力し、労働時間の超過の原因の一つとなっている。この作業を自動化できないか。

  • 観血的動脈血モニタリングシステム(ID:1344)

    東京都稲沢市民病院

    東京都医師

    橈骨動脈や足背動脈で異常に高い血圧表示を是正することが臨床的に有用な場面が多々ある。動脈分岐末梢からの反射波をシミュレーションなどを使ってリアルタイムに計算し、観血的動脈血のモニタリングができればと考えている。

  • 気管挿管用のデバイス(ID:1343)

    東京都京都府立医科大学附属病院

    東京都医師

    麻酔導入時や患者急変時に手術室や病棟などで緊急気道確保をする際の補助デバイスとして、手元の操作で自在にカーブを調整出来る棒状のものがあればと思っている。喉頭鏡などを用いて挿管チューブを気道に導く際、解剖学的な問題からチューブが声門に向かって進まず挿管困難となる場合がある。気管挿管は命に直結する手技であり、このデバイスが実現すれば多くの患者・医療者の助けになると考えている。

  • 持続デジタル脳波計装着時の読影判断(ID:1342)

    東京都浦添総合病院

    東京都医師

    持続脳波の読影は、現状、各施設内の神経内科(持続脳波に慣れていない場合もある)、知り合いの神経集中治療医へ確認をしているが、読影判断のばらつきやてんかん専門医(読影医)の確保不足が課題としてある。諸外国では、持続脳波はてんかん専門医による遠隔モニタリングが行われており、日本でもこの問題に取り組めないか。

  • 各当直医の専門がわかるアプリ(ID:1341)

    東京都草加市立病院

    東京都医師

    日本の救急診療を担っている多くの2次救急では、夜間・休日は、内科・外科1人ずつ体制というパターンが少なくない。現在の医療は専門性が高く、例えば吐血下血腹痛患者さんは消化器内科医に夜間でも診療を希望されるのではないかと思う。休日夜間の当直医の専門診療科がわかれば、夜間救急のミスマッチを解消できるのではないかと思う。

  • 呼び出しアプリを用いた外来呼び出しモデル(ID:1340)

    東京都草加市立病院

    東京都医師

    多くの患者さんは混雑した待合で待つことを余儀なくされている。呼び出しアプリの開発・普及により、呼び出す側の医療機関側、呼び出される側の患者側の双方にメリットがある。開発を目指す呼び出しアプリは、単機能で操作や設定もシンプルなものを目指しており、ビジネスとして成り立つ仕組みを開発会社と一緒に考えたいと思っている。

  • 非挿管小児の呼吸努力を定量化(ID:1338)

    東京都兵庫県立こども病院

    東京都医師

    小児の肺炎や抜管後の呼吸状態を評価するとき、視診・聴診・バイタルサインなどから総合的に重症度を判断しているが、医療者の主観的判断や評価のばらつきが問題である。「視診」を定量化できれば医療の質を一定のレベルに保てる可能性がある。さらに、動画を解析が実現できれば、遠隔医療や非医療従事者(保育園、学校、家庭など)にとっても有用かもしれない。

  • 隔壁開通タイプの点滴パック(ID:1337)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(34年以上)

    高カロリー輸液のダブルバッグ製剤は、隔壁を開通させて上室液と下室液を混合させる仕様となっているが、しばしばこの隔壁開通を失念して下室液のみを点滴するエラーが発生している。メーカーからは隔壁開通時に取り外す目印のタグが付けられているが効果性は低い。隔壁を開通させると隔壁部分の色が変わるなど新たな作業は発生せず開通有無が視認できるようになることが望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    消化器・頭頚部疾患

    年間患者数

    [自院] 600人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    消化器・頭頚部疾患 (経口摂取困難な疾患や病態)

    年間件数

    [自院] 7,658件

  • ERCP関連処置を実施する際の患者用枕(ID:1335)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(21年以上)

    内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP)関連処置において、鎮静剤使用下で無意識に患者の体動が生じることがある。安全かつ的確な処置遂行のためには体動抑制が必要で、現在体幹については固定具を用いているが、頭部には固定具がない。体動時に頭部保持する看護師の職業被ばく低減、患者にとって安全で安楽な処置の実施においても有用な枕の開発を希望する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    肝胆膵内科において内視鏡的逆行性胆管膵管造影を行う疾患

    年間患者数

    [自院] 900人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    肝胆膵内科において内視鏡的逆行性胆管膵管造影を行う疾患

    年間件数

    [自院] 900件

  • 乳がん術後出血時(予防)圧迫バンド(ID:1334)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(23年以上)

    当院では、乳がん術後の後出血予防で術当日から数日間バストバンドで装着することが多い。また、後出血発生時はフリータイを使用し圧迫する。しかし、出血箇所により腋窩周囲の圧迫が必要だが、フリータイではずれが生じやすく、本来圧迫したい部位が圧迫できない現状がある。さらに、術後の発汗やずれによる摩擦が生じ、皮膚に水疱や表皮剥離が生じやすい。そのため、適切に圧迫できるバンドが必要である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    乳がん手術後、医師が必要と判断した患者

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳がん手術後、医師が必要と判断した患者

  • 点滴抜針の自動化(ID:1333)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都医師(18年以上)

    現在、病院・往診含め、点滴投与後の抜針・止血のための対応は医療従事者が行うため、業務負担となっており患者は人手不足の場合には待たされる現状がある。抜針・圧迫止血、ごみを仕分けしてダストボックスに回収までを自動化できれば、コロナ等の感染症患者対応での安全性にも寄与する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    点滴を必要とする疾患すべて

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    点滴投与

  • ドレナージカテーテル内腔の洗浄機器(ID:1332)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(34年以上)

    カテーテル内腔閉塞は、炎症の再燃や症状増悪をきたし、カテーテル交換が必要となる。早期閉塞や頻回のカテーテル交換を回避するデバイス(洗浄機器または材質や形状により閉塞しにくいカテーテル)の開発により、患者の負担軽減が望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    全身の液体貯留に用いられているが、主に腎瘻カテーテル、膿瘍ドレナージカテーテルを想定。

    年間患者数

    [自院] 830人 [全国] 150,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全身の液体貯留に用いられているが、主に腎瘻カテーテル、膿瘍ドレナージカテーテルを想定。

  • 内視鏡姿勢制御デバイス(ID:1331)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は伏臥位で行う検査であるが、経皮処置と同時に行う場合、経皮側の処置は逆側面から逆手でアプローチしてもらうことになる。これは技術的難易度の上昇につながるため、多くの施設では、経皮処置を背臥位である程度まで進めてから、患者の姿勢を伏臥位に戻してから行っている。これを解決し、同時並行で進められるデバイスの開発を目指したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    胆膵管、もしくは消化管狭窄、拡張、膿瘍を想定

    年間患者数

    [自院] 50人 [全国] 10,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    胆膵管、もしくは消化管狭窄、拡張、膿瘍を想定

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 10,000件

  • 人工関節感染予防デバイスの開発(ID:1330)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    骨肉腫の治療では、抗がん剤治療後に腫瘍用人工関節置換術を行うが、約15%の患者に人工関節感染が生じ、複数回の手術の結果、最終的に切断となってしまうこともある。感染予防法として、これまでに銀やヨードのコーティングを施した腫瘍用人工関節が開発されているが、効果は十分とは言えず、また本邦での医療機器としての承認は得られていない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    原発性もしくは転移性骨腫瘍に対し腫瘍切除および腫瘍用人工関節置換術を受ける患者

    年間患者数

    [自院] 10人 [全国] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    原発性もしくは転移性骨腫瘍に対し腫瘍切除および腫瘍用人工関節置換術を受ける患者

    年間件数

    [自院] 10件 [全国] 300件

  • RT有害事象の評価・セルフケア促進アプリ(ID:1329)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都看護師(10年以上)

    放射線療法(以下RT)の有害事象は皮膚炎、粘膜炎、頻尿、下痢など治療部位毎に多岐に渡る。RTは外来で行えるメリットがある一方で、有害事象の管理を自宅で継続していく必要がある。しかしながらRTに関する情報源は少ないのが現状であり、セルフケア不足によりQOLが低下する患者も少なくない。そのため、正しい知識とケア方法をいつでもどこでも入手できるアプリの開発を提案する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    放射線治療の対象となる疾患全般

    年間患者数

    [自院] 2,615人 [全国] 270,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    放射線治療の対象となる疾患全般

    年間件数

    [自院] 2,615件 [全国] 270,000件

  • 砕石位の下肢固定具(ID:1328)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(26年以上)

    現在販売がされている砕石位用固定具は、改良が重ねられているものの、長時間手術ではコンパートメント症候群という重大な合併症を引き起こす可能性がある。現在は、手術中に看護師が定期的に下肢固定の具合を確認したり、挙上を解除したりして予防に努めているが、確固たる予防策は確立していない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    骨盤悪性腫瘍手術(大腸外科・婦人科・泌尿器科など)砕石位手術は短時間を含め当院で年間500例(日本で年間3.5-7万件  (手術実施施設2000))

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    骨盤外科手術(大腸外科・婦人科・泌尿器科など)砕石位手術は短時間を含め当院で年間500例(日本で年間3.5-7万件  (手術実施施設2000))

  • 認知症患者の生活・服薬支援システム(ID:1327)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(12年以上)

    自宅生活をしながら抗癌治療を行う場合、体調や服薬管理を医療者が直接支援することは困難である。高齢化によって認知機能が低下した患者も増加傾向であり、患者や家族が使用可能な体調や服薬管理を支援するシステムの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    身体疾患・症状があり、内服を行っている認知症患者

    年間患者数

    [自院] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    身体疾患・症状があり、内服を行っている認知症患者

  • 臓器内の腫瘍・脈管を可視化するデバイス(ID:1326)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(20年以上)

    手術中において、肝胆膵癌をはじめとした実質臓器におけるがんの腫瘍の局在や周囲の脈管は、臓器を表面から観察しても確認をできないことが多い。多くは臓器を切離したり、剥離を行う中で確認する事が可能となる。手術中に臓器内の腫瘍・脈管を可視化するデバイスの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    主には肝がん。胆膵やその他臓器がんへの応用も容易。

    年間患者数

    [自院] 100人 [全国] 37,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    主には肝がん。胆膵やその他臓器がんへの応用も容易。

    年間件数

    [自院] 100件 [全国] 37,000件

  • アラート機能付看護業務可視化システム(ID:1325)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師(34年以上)

    看護師は複数人の患者を担当し電子カルテより情報を短時間で抜き出しスケジュールを立てて実行する。情報の抜き出しはアナログであり、抜き出し漏れや実行失念が起こり、重大な医療事項につながる可能性がある。情報の抜き出し・可視化、アラート機能をもつシステムが開発できれば安全な医療提供につながる。

  • ダブルチェックシステム(ID:1324)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師(10年以上)

    薬の種類・量の間違いや患者の間違いなどの医療トラブル予防のためにダブルチェックを行っている。特に看護師は医師の指示や検査の最終確認を行うことが多く、また、新しい医薬品の運用やインシデントが発生する度に確認作業が増える現状であり、業務を圧迫するため確認作業を代替するシステムの開発が望まれている。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    看護師のダブルチェックの低減をまずは想定している。(病院数 8300施設)

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    看護師のダブルチェックの低減をまずは想定している。(施設による)

  • 鏡視下での子宮把持デバイス(ID:1323)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(16年以上)

    鏡視下子宮摘出手術では子宮をコントロールする子宮マニピュレーターを腟から子宮内に挿入することが必須である。しかし近年、悪性腫瘍手術ではマニピュレーターが播種を引き起こす可能性が指摘され、マニピュレーターが避けられている。術中に子宮をコントロールできず手術の難易度が増加して臓器損傷のリスクが増えており、腹腔内から子宮を把持してコントロールするデバイスを求められている。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    子宮体癌、子宮頸癌

    年間患者数

    [自院] 100人 [全国] 13,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    腹腔鏡下単純子宮全摘術、ロボット支援下単純子宮全摘術

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 5,100件

  • 静脈血管内ルート留置確認デバイス(ID:1322)

    東京都東京慈恵会医科大学附属第三病院

    東京都放射線技師(22年以上)

    X線検査のみならず、医療において患者の静脈内にルートが的確に留置されているかを確認することが重要となる。薬剤の血管外漏出は患者にとって不利益なことであり、安全に医薬品を投与することは重要である。高齢化に伴い血管が脆弱な患者も多く、血管内に的確に留置されているかを客観的に記録するシステムが必要である。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    静脈内ルート留置が必要な検査

  • X線透視検査補助具(ID:1321)

    東京都JCHO中京病院

    東京都放射線技師(35年以上)

    X線透視検査において、医師が処置に集中してしまい、X線透視を操作する技師にX線オフの指示を忘れることがあり、必要以上の被曝をしている現状がある。医師が透視表示画面モニタを見たときにだけ、X線透視が出せるようにならないか。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    X線透視検査

    年間件数

    [自院] 2,500件

  • 移動型小児寝かせ用マットレス(ID:1320)

    試作

    東京都東京慈恵会医科大学附属病院

    東京都放射線技師(24年以上)

    意思疎通や体動抑制が難しい小児検査では、鎮静薬を投与することが多い。しかし、鎮静は自然睡眠と異なり、気道閉塞、呼吸・心停止の危険性を伴うため可能な限り自然睡眠で検査を実施したい。だが、実際は検査台に患児を置いたときに起きてしまうことを多く経験する。CT、MRI、核医学など で使用可能な小児寝かせ用マットレスを開発したい。鎮静薬の軽減や検査のスループット向上に寄与すると考える。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    主にMRI、核医学、CTなど。その他、鎮静をしながら行う検査などが対象。

    年間件数

    [自院] 300件

  • 統合型MR安全性情報管理システム(ID:1319)

    試作

    東京都倉敷中央病院

    東京都放射線技師(12年以上)

    体内医療機器デバイスを挿入された患者さんがMRI検査を受ける機会が増えてきている。患者に留置されたデバイスの製品を検索し、さらにMR適合性情報を確認することはとても労力がかかる。われわれは、消費実績データとMR安全情報を集約した統合型MR安全性情報管理システムを開発したが、他施設への展開ができていない。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    MRI検査

    年間件数

    [全国] 20,000件

  • 脳血管撮影時に用いる患者頭部固定具(ID:1318)

    東京都国家公務員共済組合連合会 虎の門病院

    東京都放射線技師(20年以上)

    脳血管撮影において患者の頭部固定が必要な理由は、1. 動きの抑制に伴う画質低下の回避、2. 寝台からの落下の防止である。 特に全身麻酔下で手技を行う場合には、頭部の安全な固定は医療安全の観点から頭部固定具の役割は大きいと考える。しかし既存の頭部固定具では、必要なポジショニングに対する可動性、固定具自体の画像への写り込み、耐久性の問題がある。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    1. 局所麻酔下での脳血管撮影:カテーテルと造影剤を用いて頭頸部の血管の撮影を行う
    2. 全身麻酔下での脳血管内治療:脳動脈瘤や脳動静脈奇形等に対してコイルや塞栓物質を用いて疾患の治療を行う

    年間件数

    [自院] 750件

  • サイズ変更が可能なMRI用固定具(ID:1317)

    東京都国家公務員共済組合連合会虎の門病院

    東京都放射線技師(15年以上)

    当院では、MRIで脱気して固めるタイプの固定具を使っているが、下肢全体を覆える大きなサイズのものを使い回して、手や肩など別部位への固定にも転用している。その際、固定具のサイズが大きすぎるとはみ出してボアに当たり、使い勝手が悪く困っている。例えば、複数のコンパクトサイズの固定具をつなぎ合わせて大きなサイズでも使えるような製品があると、撮像部位に合わせて適したサイズが選択できると考えている。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    MRI検査、主に四肢関節系

    年間件数

    [自院] 600件

  • 半導体線量計キット(ID:1316)

    東京都東京都立大学

    東京都放射線技師(34年以上)

    近年J-RIMEよりDRLが制定され、臨床現場で医療被ばくの最適化が求められているが、線量計を保持している施設は少ない。診療放射線技師養成校向けに半導体線量計キットを頒布し、回路では電子電気工学実験に、線量測定では計測学実験、X線装置の精度管理では機器工学実験に用いて理解を深め、素養を向上させる。さらに社会人として臨床現場で1人1台の線量計を保有し、装置の線量管理と医療被ばく管理に役立てる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    X線検査全般

  • MRI装置における患者抑制帯(ID:1315)

    東京都岡山済生会総合病院

    東京都放射線技師(18年以上)

    患者の中には意志の疎通ができず、MRI検査中に大きく動く方がいる。MRI装置には患者抑制帯が備わっておらず、また製造もされていないため動く患者には危険が伴う。そのため患者抑制帯を作成したい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    MRI装置におけるMRI検査全般

    年間件数

    [自院] 60件

  • MRIにおける頸部用パラフィン補助具(ID:1314)

    東京都岡山済生会総合病院

    東京都放射線技師(18年以上)

    MRIの頸部領域は磁化率の変化が大きいため脂肪抑制不良や拡散強調画像では歪みを引き起こす。パラフィン補助具を頸部周囲に配置することで磁化率の変化を小さくし、画質の改善に寄与する。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    MRIにおける頸部領域の撮像

    年間件数

    [自院] 300件

  • フットスイッチカバー(ID:1312)

    東京都杏林大学医学部付属病院

    東京都臨床工学技士

    手術室でも感染に対する対策は重要である。手術で使用する医療機器の中には、フットスイッチを用いた出力が必要となる機械が多く存在している(例:電気メス、手術用顕微鏡、医療用ドリル等)が、フットスイッチに対するカバー等は存在せず、コスト面も考慮すると市販のゴミ袋で代用する施設が多い。また袋を縛らなくてはならず、手術に対応するスタッフの手間となっている。これらの問題に対応すべく提案を行いたい。

  • 手術室用テーブルタップ(ID:1311)

    東京都杏林大学医学部付属病院

    東京都臨床工学技士

    手術室では多くの医療機器を使用する為、時にテーブルタップを用いて延長する事がある。過電流を防止する上で本来病院には過電流計が設置されていると思うが、あくまで%での表示でありそもそも視認性自体は良いとは言えない。テーブルタップに現在の消費電流を表示させることで、視認性の向上、また医療スタッフ自身が電気に対する知識を向上させることが出来るのではないだろうか?

  • フットレストの構造を見直した車椅子(ID:1307)

    東京都国立病院機構東京病院

    東京都臨床工学技士

    車椅子のフットレストで脚を怪我するケースが多く、従来の車椅子に付属品を取り付けて怪我を防止するケースはあるが、脚を持ち上げる事が困難な患者さんの場合、フットレストを出したり畳んだりするだけでも負担が大きいため、フットレストの構造自体を見直した車椅子があると良いのではないかと考えている。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    入院中の検査の移動

  • 身体への負荷の少ないポータブルトイレ(ID:1306)

    東京都国立病院機構東京病院

    東京都臨床工学技士

    ポータブルトイレは身体を支える機能が備わっていないため、離床したての患者さんや障害を持つ患者さんが使う場合、姿勢を維持するだけでも疲労が大きくなる。また、座ったり立ったりする時も負荷が大きくかかる。
    改善することで、患者さんは疲労を蓄積することなく、有効的にリハビリに力を使えるようになる。また、ポータブルトイレに安定して座れることで転倒リスクを抑える効果も期待できる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    術後回復期

  • パルスオキシメーター防水対策(ID:1305)

    東京都箕面市立病院

    東京都臨床工学技士

    パルスオキシメーターセンサのディスポタイプは、水に漬けない事となっている。しかし、食事前やお手洗い後に手洗いすることは必要であるが、そのセンサを濡らしてしまう。手洗いをすることは、感染対策上、必要な事であるため、スタッフは黙認しているが、不具合などを起こす可能性がある。

  • 吸引器用チューブの洗浄を自動化する器具(ID:1304)

    東京都筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター JA茨城県厚生連総合病院 水戸協同病院

    東京都臨床工学技士

    吸引カテーテルから吸引器をつなぐ接続チューブ洗浄に水道水の入ったコップを使用しているが、患者テーブルにそのまま置かれ不安定なことも多く、水をこぼすことが多々あり困っている。このような水の入ったコップを患者周囲からなくすことができないだろうか。

  • 針、回路を固定するデバイス(ID:1303)

    東京都望星新宿南口クリニック

    東京都臨床工学技士

    透析では穿刺をした後、穿刺針と回路を固定し治療を行います。テープで固定することが一般的ですが1回の透析治療にあたり一本約15cmで数本使うので約1mの医療用テープを使用します。テープではなく使いまわしができ固定ができるデバイスがあればコストが削減できると考えました。又、テープの種類によって粘着剤などが違いかぶれる患者さんがいます。粘着剤を使用せず固定することでかぶれを防ぐ選択肢になります。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    透析

    年間件数

    [全国] 349,000件

  • 医療機器の清掃効率が向上する方法(ID:1302)

    東京都埼玉医科大学国際医療センター

    東京都臨床工学技士

    医療機器の操作を行う際には必ず手指消毒をした後に、清潔な手で操作を行うとされているが、必ずしも実施できているとは言い切れない。現に医療機器の操作パネルを介して感染症が蔓延したとの報告も上がっている。そのため我々臨床工学技士は、患者使用後の医療機器を毎日70~100台の清掃を行っているが、作業が膨大となり負担となっている。臨床工学技士の負担軽減のため、この清掃業務をデバイスによって解決して欲しい。

  • 麻酔器に用いる新タイプの二酸化炭素吸着剤(ID:1301)

    東京都中国電力株式会社中電病院

    東京都臨床工学技士

    全身麻酔に使用する麻酔器には、循環している呼気と麻酔ガスに含まれる二酸化炭素を吸着するための吸着剤を使用する。吸着剤は、ペレット状になっているが、粉塵が麻酔器のセンサに付着し、エラーを起こすことがある。麻酔器にエラーが起こると修理の間、手術が行えない。吸着材の交換基準は麻酔器の使用頻度により異なり、二酸化炭素吸着後、色の変化の割合を見て交換判断するが、経時的に色が戻るタイプもあり交換判断が難しい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全身麻酔

    年間件数

    [全国] 3,085,608件

  • 臓器灌流液の開発(ID:1297)

    東京都金澤なかでクリニック

    東京都臨床工学技士

    貴重なドナー臓器を臓器移植前に臓器灌流装置を用いて、機能回復させた状態でレシピエントに移植する研究開発を日本で進めています。
    臓器灌流液(保存液)を共同開発して下さる企業の方を探しております。
    救える命を確実に救いたい。共感頂ける熱い気持ちを持った企業の方を探しております。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    マージナル臓器

  • 認知症治療時の音楽療法を進めるデバイスの(ID:1296)

    東京都金澤なかでクリニック

    東京都臨床工学技士

    2025年、いわゆる「団塊の世代」800万人全員が75歳以上、つまり後期高齢者となり、超高齢社会が訪れることで認知症高齢者数が今後、急速な増加が見込まれる。 今回は、医師の診断結果で、軽度の認知症と該当された方に対して、音楽療法を患者さんが導入しやすい簡単操作音楽デバイスを創りたい。

  • 眼球運動から疲労度ストレス度把握デバイス(ID:1295)

    東京都金澤なかでクリニック

    東京都臨床工学技士

    【問題】 日本人の若い世代の「死因トップが自殺」はG7で日本だけ : 未成年自殺率、最悪を更新している。 精神疾患を抱えている若者が多い。 悲惨な事故、事件を未然に止めたい。 眼球運動から疲労度・ストレス度を定量評価する簡易測定メガネの開発したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    精神疾患

  • 温熱治療時に非侵襲で測温するデバイスの開(ID:1294)

    東京都金澤なかでクリニック

    東京都臨床工学技士

    癌の温熱治療時に加温部位を測温するのに現状、下腹部臓器に対しては、温度プローブを肛門から挿入し治療しており患者様に対して、侵襲と不快感を伴う。 実用化に向けて非侵襲的に加温部位を測温する技術熱意がある企業様がいらっしゃったら是非お力をお貸し頂きたいです。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

  • 未病力をつける免疫力向上アプリの開発(ID:1293)

    東京都金澤なかでクリニック

    東京都臨床工学技士(12年以上)

    病気になってからの治療ではなく、自己管理を自身で行い免疫力が高い生活習慣を身につけ未病による健康寿命を延ばす為のアプリが存在しない。 病気を発症してからの医療を提供し、その疾患と上手く付き合っていく医療が多いが今後は病気を発症させない医療も確実に必要になってくる時代を到来させたい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    1型糖尿病、高コレステロール血症、

  • 肺 traction device(ID:1292)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(25年以上)

    手術は、低侵襲外科の時代となり、今や、ロボット手術が盛んに行われるようになってきた。ロボット手術のデメリットとして、大きく術野の展開ができないこともあげられる。そこで、この術や展開を容易にする器具がほしい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    ロボット手術疾患

    年間患者数

    [自院] 150人 [全国] 40,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ロボット手術疾患

    年間件数

    [自院] 150件 [全国] 40,000件

  • リストバンド(ID:1289)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都看護師(12年以上)

    必ず患者さんに装着するリストバンドを効率的に活用し、患者情報だけでなく治療情報などを共有できるものにしたい。

  • 簡便な手術用光源(ID:1288)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(10年以上)

    開腹・開胸手術の際、手術室のライトを深部まで明るく照らすことが困難な場合があり、
    ライトの調整に術者・助手や看護師の手を取られることがあり、円滑な手術の障害となる。
    頭部装着型ライトは深部を照らすために、術者・助手の姿勢で調整するため、無理な姿勢で身体の負担になる事がある。術野の深部まで明るく照らし、術者・助手・看護師を煩わせない
    デバイスがあると、円滑な手術・観察に有用であると考える。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

      開腹・開胸手術を要する消化器外科、呼吸器外科、婦人科、泌尿器科疾患

    年間患者数

    [自院] 2,000人 [全国] 1,000,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    開創器を用いた開腹、開胸手術

    年間件数

    [自院] 2,000件 [全国] 1,000,000件

  • 腹腔鏡器械用ポケットとコードの整理(ID:1287)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(7年以上)

    中規模以下の病院では器械出し(直接介助)がないことが多い 直接介助がいなくても簡単な腹腔鏡手術(虫垂、胆嚢、ヘルニア程度)ができるとよい。
    腹腔鏡手術において、直接介助がいない場合、器械の持ち替えの時に術野から視線を外さなければいけなく、器械がおちたり、コードが絡まったりなどのハプニングもある。

  • 脳室穿刺ルートを表示する拡張現実メガネ(ID:1286)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師

    脳実質の下にある脳室を穿刺することは脳神経外科の基本手技である。しかし、穿刺位置や方向のずれ、脳室の個人差などで確実な穿刺は実現できていない。ナビゲーションやエコーが補助デバイスとして用いられているが、デバイスの設定時間・コスト・手術手技との融合の面で課題がある。我々は拡張現実の機能を搭載した手術メガネを通して、脳室を現実空間に投影し、穿刺ラインを実空間に表示し、確実な脳室穿刺を実現させたい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

     脳出血、水頭症

    年間患者数

    [自院] 60人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    脳室ドレナージ、VPシャント術

    年間件数

    [自院] 60件

  • 輸液加温器(ID:1285)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都臨床工学技士(32年以上)

    入院するほとんどの患者は、輸液を行う。輸液は室温であり、20度前後の温度だが、患者の体温は36度前後である。1日1~2パック程度であれば輸液によって体温低下をすることはないが、温めるに越したことはない。現在は、加温器という電気ヒーターかお湯を使用したものが販売されているがお手軽感がなく、通常は使用しない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    入院患者全員

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    入院患者全員

  • 万能固定具(ID:1284)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都臨床工学技士(32年以上)

    現在の医療機器は小型になっており、病室でも搬送の際でも使用できものが増えている。しかし、運用上は専用の架台に載せてしようすることから、搬送時にベッドなどに固定する器具がない場合が多い。また、ついていても縦棒専用・横棒専用のように、どこにでも使用出来るわけではないので、結果として使用しないことが多い。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    病院内の患者搬送

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    病院内の患者搬送

  • 経鼻胃管(ID:1282)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(8年以上)

    嚥下機能が低下した患者さんに栄養経路の確保の方法として経鼻胃管が挿入されることがあるが、経鼻胃管が挿入されることで嚥下機能はさらに低下することがある。これを予防するため嚥下機能の低下が最小限になるような胃管を開発する。

  • ディスポーザブルのビニールガウン(ID:1281)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都その他医療スタッフ(1年以上)

    新型コロナウイルス感染症の患者対応において、医療従事者を守る個人防護具は必需品である。そして個人防護具を使用する際に、最も気を付けねばならないのは脱ぐ時である。現在一般的に流通しているガウンは表裏の違いが分かりにくいがために、脱いで折りたたむ際に汚染面と非汚染面を識別しにくく、誤って汚染面(表面)に触れてしまうことで感染管理が破綻する可能性が十分に考えられる。従って表裏が識別できる製品を切望する。

  • 人工呼吸器用吸気フィルター(ID:1280)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都臨床工学技士(22年以上)

    重篤な呼吸不全の際には、機械的な換気として人工呼吸器が使用される。この際に、医療ガス(酸素や圧縮空気)に含まれる埃等の除去目的として吸気フィルターを使用する事が推奨されるが、製造企業ごとに使用期間が異なりかつ短期間となっている。交換時には、その都度吸気回路を外すため送気が停止されるため、患者の換気に影響を及ぼす。また、交換頻度が多い事からコスト増となるため、長期間使用可能で安価な物が望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    呼吸不全

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

      呼吸不全で呼吸補助が必要な事

    年間件数

    [自院] 3,425件

  • 医療機器用耐衝撃カバー(ID:1279)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都臨床工学技士(22年以上)

    臨床現場では多種多様な医療機器が日夜稼働している。そのため、不可抗力による機器破損に出くわす機会も多い。一度、破損すると修理には高額な費用がかかり、使用不可となるため一時的に診療が滞る可能性がある。そのため、現状の医療機器に対して外部装着型の耐衝撃カバーがあると機器破損の機会が軽減できると考える。対象となる医療機器は、落下や衝突の可能性がある、移動や搬送を目的とした機器がメインとなる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    症例によらず移動や搬送できる医療機器全て

  • 体内遺残防止装置(ID:1277)

    東京都医療法人財団川野病院

    東京都看護師(12年以上)

    術中、ガーゼや器械等のカウントが合わず、手術を一時止めて探し、見付からない場合、ポータブルレントゲンにて確認をすることがあります。それにより、手術・麻酔時間の延長、患者への身体的負担の増大、レントゲンによる被爆、人の手配による更なる人手不足、医療従事者の精神的な負担が考えられます。マイクロ下で使用する針等小さな物も発見できるような装置ができてほしいです。

  • フライトパーソナルプロテクションシステム(ID:1276)

    東京都医療法人財団川野病院

    東京都看護師(12年以上)

    整形外科、主に人工関節手術で着用するヘルメットですが、中のファンの調整が難しく、効き過ぎると術中指示などが聞こえにくく、効きが悪いと、息苦しく感じます。また、術後の首への負担、固定を閉めすぎると頭痛が出たり、額に跡が残り、特に女性は髪のまとめる位置を調整しなくてはなりません。簡便な物になるよう改善したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    変形性膝関節症、変形性股関節症

    年間患者数

    [全国] 100,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    人工関節手術

    年間件数

    [全国] 100,000件

  • SBドレーン(ID:1275)

    東京都医療法人財団川野病院

    東京都看護師(12年以上)

    主に整形外科で使用されるSBドレーンは、ボトルとYチューブ、ドレナージチューブの接続部分が、引っ張られても抜けにくい構造にはなっていないため、術後退室前に、医師や看護師がその2カ所をテープや余った糸で固定をしています。退室前は忙しく、時間のロスとなり、また、患者への処置以外でのテープの消費も問題点となります。術後に固定をしなくてもいいよう、接続部分に「ロック機能」などを取り付けてもらいたい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    主に脊椎系疾患。他は、変形性股関節症、変形性膝関節症。

    年間患者数

    [全国] 200,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    整形外科。特に、頸椎から腰椎にかけ脊椎脊椎手術。他には股関節や膝関節の人工関節手術。

    年間件数

    [全国] 200,000件

  • 聴診補助具(ID:986)

    東京都国立病院機構新潟病院

    東京都医師(18年以上)

    新生児や、痩せ形の患者など、聴診面と患部に隙間が生じると音が聴き取りにくい。従来は、小さな聴診器で対処していたが、振動面が小さい分音が小さい欠点があった。また、電子聴診器で音を増幅させる方法は、電源を要し、高価であった。この課題を解決するため、聴診器自体を改良したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    聴診が必要な患者全て

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    聴診

  • 体液等誘導管(ID:987)

    東京都国立病院機構新潟病院

    東京都医師(18年以上)

    従来の喀痰吸引法は、吸引カテーテル端が喀痰に届かなければ吸引効果が得られない。盲目的挿入では十分な効果が得られず、気道損傷などの危険性もあった。カフアシストなどの機械的咳補助(MI-E)は、低侵襲・短時間な排痰法として知られているが、装置が高価且つ訓練なしに実行は困難だった。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    術後ICU管理の患者、喀痰喀出困難な患者全般

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    喀痰吸引

  • 健側イメージに拠らない3D整復モデル(ID:1268)

    東京都東京女子医科大学

    東京都医師(16年以上)

    顔面骨折に対する三次元実態モデルを用いたシミュレーション手術が普及して久しい。画像解析ソフトで整復モデルを作成し術中に整復位の指標として用いるのが一般的な使用法だが、この整復モデルは健側のミラーイメージを骨折部に重ね合わせて作成されることが多く、その精度は必ずしも高くない。整復後の形態をデータ上で作成するための、別のアプローチを模索している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    まずは中顔面骨折症例(眼窩壁骨折、頬骨骨折、上顎骨骨折、多発骨折)を想定している。

    年間患者数

    [自院] 30人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    まずは中顔面骨折症例(眼窩壁骨折、頬骨骨折、上顎骨骨折、多発骨折)を想定している。

    年間件数

    [自院] 30件

  • 内服薬の誤飲防止・入力機能装置(ID:1267)

    東京都東京女子医科大学

    東京都看護師(25年以上)

    医療現場でのアクシデント発生要因の最も多いものに薬剤がある。例えば他人の薬が配布される、不適切な用法容量で内服するなどである。看護師は誤飲防止に努めているが、人力による誤飲防止には限界がある。内服薬の誤飲防止、看護師の業務負担軽減につながる技術を開発したい。

  • 転倒転落予防センサー(ID:1266)

    東京都東京女子医科大学

    東京都看護師(11年以上)

    患者が入院後環境に適応できずせん妄を発症したり、日常生活動作の低下による転倒・転落事例が多く発症している。現在、離床センサーなどを使用しているがいずれも患者の個別性は考慮しておらず、寝返り等必要無い時にも反応し、都度看護師が訪室することで患者に多くのストレス負荷がかかり看護師の業務量増加している。可能な限り拘束せず、患者の個別性に合わせ転倒・転落を防ぐセンサシステムがほしい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    転倒転落を起こす危険性のある患者