ニーズをみる
検索する
選択された検索カテゴリ:
jihs20250620
国立健康危機管理研究機構(旧:国立国際医療研究センター)
医師(24年以上)
輸血用血液製剤は専用の輸血セットを挿入して使用するが、輸血セット挿入の際に血液製剤の輸血口(輸血セット挿入口)にまっすぐ挿入されず、輸血口を破損してしまう事がある。輸血口の破損があると、血液製剤の内容物が漏出し、閉鎖回路の破綻により投与リスクが高まるため使用不可となる。輸血用血液製剤は薬価が高価であり、善意の献血から得た有限な医療資源である。輸血口破損による破棄を減らしたい。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
臨床工学技士
心電図やSpO2を主に監視する生体情報モニタについては、無線化されているが実際には送信機にケーブルを接続し、患者にセンサーを取り付けるようになっている。なので、患者が動いたり汗をかいたりすると外れてしまう。本当の意味での患者にとっての無線化を目指す、生体情報モニタを開発したい。
医療機器におけるトラブルは、機種ごとに異なるが無限にバリエーションがあるようなものではない。院内で過去の事例を通して、原因や対応策を学習し、チャットなどで解決できるようにすることができれば、専門的な知識がなくてもトラブル対応が可能になる。
放射線技師(4年以上)
X線撮影パネルが汚染される可能性のある際は、パネルをビニール袋に入れて撮影を行っている。しかし、パネルにあったサイズの袋がなく現状では袋をパネルサイズに合わせて、折りたたんでいる。これでは滑りやすくなってしまい、落下リスクが増し、患者損傷や、本体および他機器の損傷につながる。また、救急撮影など時間的制約が大きい時に袋を折るロスタイムや、パネルを取り出すために袋を広げた際に2次汚染のリスクも高まる。
放射線技師(8年以上)
CT用患者固定具はマジックテープ式で、吐瀉物・血液・造影剤で汚損されやすく、特に救急患者では頻度が高い。メーカー純正品は高価なため、清掃して再利用している。しかしマジックテープ部分の清掃が難しく、乾燥にも時間を要するため、洗浄中は固定具が不足する場合があり、患者の固定に時間を要し苦慮している。固定不良で検査を行うと体動で画像が劣化し、再検査を行う必要が生じたり、医師の診断に支障をきたす場合がある。
その他医療スタッフ(13年以上)
末梢血幹細胞移植ではベッドサイドで患者さんへ細胞の輸注を行いますが、途中でお手洗いに行く・寝返りをうつ、といった動きで、輸注用ルートが外れてしまった事例が過去に発生しています。 細胞は予め凍結保存したものを体重に応じて必要量投与しているため、中身が溢れてしまうと必要量を満たせない可能性も出てきます。 また、血液を調製したものなので環境汚染や清掃時の感染リスクも挙げられます。
歯科医師(35年以上)
がんの化学療法や放射線治療に伴う口内炎は、激しい疼痛により摂食障害や感染リスクを高め、治療継続への意欲が低下し、結果として治療効果にも深刻な影響を及ぼす。これに対し、氷片やアイスボールを口腔内に含ませて粘膜血流を抑制し、炎症を予防する口腔冷却療法が導入されている。しかし、この支持療法は冷たさによる不快感があるため、患者にとっての負担も大きく、アドヒアランスの向上が課題となっている。
看護師(26年以上)
脳室ドレーンは頭蓋内圧の測定、髄液排除など、生命を救うために頭蓋内圧を管理するものである。そのため、1日に何度も処置の度にドレーンのクランプ・開放を行うが、忘れることが多い。特にクランプ後の開放忘れが多く、教育をしてはいるが、改善しない。
臨床工学技士(25年以上)
人工心肺装置をはじめ様々な体外循環技術では、体温管理が重要となる。 特に、血液や薬液が体外で循環をする際の体温低下について懸念される事が多くあるため、何らかの保温システムが必要とされる。
放射線技師(9年以上)
病棟で単純x線撮影を行う時は、X線を受け止める受像板を背中に入れて行う。その際、体位変換が困難な患者さんや、体重が重くて体が持ち上がらない患者さんがおり、看護師さんの介助が必要になる場合がある。また、件数も多いため一患者にかかる検査時間や放射線技師の体力に大きく関わってくると考え、検査の対応を行う際に負担が減るベッドマットの開発を考えた。