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nichidai20181022
日本大学医学部附属板橋病院
医師
整形外科領域で変形した関節や骨を矯正する手段として骨をいったん切離し形を強制してから固定をする矯正術という手術を行います。一般的に変形は複雑で3次元の矯正が必要ですが従来のノミやボーンソーでは1次元での矯正しかできません。
膝のクッションである半月板は損傷することが多い組織です。いったんその機能が失われると軟骨が擦り切れ骨が変形し関節痛の原因になります。なるべく断裂した半月板を縫合して温存したいのですが関節腔は狭く低侵襲で確実な縫合を行うのが容易ではありません。
膝関節の靭帯が損傷した場合、靭帯再建の手術を行います。他の部位から採取した腱を靭帯部分に移植する手術です。膝の骨に穴をあけ腱に糸をかけ引っ張りながら関節内に設置します。引きすぎるとを設置がうまくいかないため力加減が難しく苦労します。これが正確に・容易に行えるようになれば有用です。
骨折の手術時、骨折を骨鉗子で整復し、整復保持のためワイヤーを刺入するが骨鉗子が邪魔になりいい位置にワイヤがーが打てない。
整形外科ではエコー下に穿刺や注射を行うことが多いが注射針の方向が定まらずうまくエコーで描出できない。角度や刺入部位を自由に変えられるガイドがあれば注射がしやすい。
骨にドリルで穴を掘りデプスゲージで骨孔長を計測するが既存のデプスゲージでは測りづらく計測を間違うことがある。簡単に間違いのない計測が可能なデプスゲージがあればうれしい。
靭帯再建時に大腿骨に骨トンネルを作成するが患者個人によって骨の大きさが違いガイドワイヤー刺入ガイドがうまく当たらない。
膝関節靭帯損傷後の関節動揺性を測定する機械で前後方向、回旋方向の動揺性が測定可能な器械。
筋力の回復は整形外科手術後の重要な問題です。外来で簡便に安全に患者四肢筋力が測定できる機器が欲しい。
LLIF(側方進入腰椎椎体間固定術)にてケージを挿入する際、椎体間の正確な高さが測定できる器械がない、現在はトライアル挿入時の手の感触でサイズを決定している状態である。また圧測定もできるとより安全に手術が可能となることが予測される。