ニーズをみる
検索する
選択された検索カテゴリ:
国立成育医療研究センター
臨床工学技士
「補助人工心臓」や「補助循環」などの装置で形成された血栓は、脳梗塞などの重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、日常管理で早期に発見することが重要となります。市販のライトを使いながら血液ポンプや回路チューブを目視にて確認していますが、ライトの種類や周りの明るさ、血栓の大きさや色、形成された場所によって見やすさが異なり、血栓の有無の判断が難しく、非常に手間を要しているのが現状です。
福岡県済生会飯塚嘉穂病院
リハビリの際、心電図のケーブルが邪魔になるため
片手では使用不可能な設備を使用可能にする後付の装置
ボンベの持ち運びに片手がふさがってしまう。また、酸素が減るとボンベを取り替えないといけないことが不便。遠出ができない。
患者に細かく酸素ボンベ容量、時間を把握してもらいにくいため困っている。
実車練習までの運転評価及び運転練習としてのリハビリ機器が必要と感じている。
東京都済生会中央病院
その他医療スタッフ
寝たきりで拘縮のある場合は身長・体重・体組成の測定が困難であり、適切な栄養状態の評価ができない。
中心温度計で調理後の中心温度を測り85℃90秒を確認後患者へ提供するが、温度を測る差規模部分がもろく折れてしまう。5台の中心温度計を使用しているが2年で5代以上、先が折れた。
臨床検査技士
腎機能を評価する検査に一日の尿をすべて溜めて(蓄尿という)、その一部を分析することがある。患者が自宅で蓄尿するために、蓄尿瓶を購入してもらっているが、高価であり(1,300円位)、場合によってはペットボトルを代用としている。一日の尿量も必要であり、メモリをつけてもらうよう説明をしているが、安価で提出用容器へのとりわけも簡単にできる容器があると患者サービスにつなげられる。
現在、凝固系測定装置にて試薬を搭載して検査を行っているが、依頼頻度が少なく24時間搭載していない試薬がある。臨床的に重要な項目であるが、依頼頻度が少なく試薬の蓋もないため装置上でキャップなしで搭載しておくと溶液の蒸発及び濃縮により測定に影響を及ぼしてしまう。24時間稼動させるべく溶液の蒸発・濃縮を避ける汎用のキャップがあるとよい。
経食道心エコーは食道から心臓を観察する超音波の手法であり、そのため使用のたびに消毒・洗浄を必要とする。生理検査に従事する検査技師がその洗浄に従事するが、用手法での戦場となっている。消毒液にはグルタルアルデヒドを使用しており、消毒の際の技師への健康被害、洗浄不十分による患者への健康被害、また洗浄に時間がかかるなどの問題点がある。
現在使用中の尿の保存検体用ラックは、ラック同士を直接重ねており、ISO15189取得時にも倒れる危険性を指摘されている。コンタミネーション防止も、間に薄いフィルムを挟むことで対応しているが、根本的な防止にはなっていない。また追加検査依頼時には重なったラックから検体を取り出さなければならない。
血液浄化終了時、体外循環回路内の血液を患者へ戻すさいに、血栓や血塊が返血されてしまう可能性がある。
人工呼吸器を点検する時に使用するモデル肺はあるが、人工呼吸器の技術トレーニングに用いる機能を備えた物がない。
医師
動脈穿刺や、中心静脈穿刺の際の合併症には致死的なものが多く含まれており、実際の臨床の場ではエコー下の穿刺が推奨され、また患者さんに実施する前には、何らかのoff the job training で経験を積んでから実施することが望まれる。しかしながら、エコー下血管穿刺の簡単で安価なトレーニングキットは存在せず、off the job traning の実施を困難にしている。
たまった尿が管からバックに流れづらい
骨髄採取した液を入れるバッグと、バッグを固定する器具の装着が厄介。これは実際にお会いして説明した方が良いと思いますが、骨髄液を1L程度いれるバッグと、それを固定するためのスタンドとの装着がとってもやりづらく、なんとかならないでしょうかと思っています。しかしニーズは少ないかもしれません。
骨髄液を採取するときに使っている針ですが、内筒を入れた状態で外筒を進め、骨髄の中に針の先端が達したら内筒を抜いてシリンジを装着して骨髄液を抜きますが、2~3回ぬいたら内筒を入れ直して骨髄に刺す位置を変えていきます。これまで使ってきた採取針は、いずれも、内筒を再挿入するときにカチンと一発ではまりづらくてイライラします
点滴の刺入部やラインを固定するテープでかぶれる患者が多いです。かぶれないテープが無いでしょうか。
患者の便の性状を知ることは大切なのですが、現在2つの問題点があります。①自動洗浄で、写真を撮る前に流れてしまう。②いちいち写真を撮りに行かないとならない。 これをなんとか出来ないでしょうか。トイレ内蔵のカメラ?
排便や排尿の尿量を知りたいとき、現在は排便についてはポータブルトイレにビニール袋をおいて排便させ計量する、尿測は尿器でやっています。これを、トイレで自動的に出来ないでしょうか。
病棟で糞便(患者の失禁やベッドサイドのポータブルトイレ)があると周囲に悪臭が拡がる
病院でも在宅でも喀痰を自己喀出できない患者に対して気管吸引する機会が多い(2時間毎に吸引など)。現在は盲目的にチューブで吸引しているため、どこに痰があるのかわからないず吸引に時間がかかり吸引している間に呼吸状態が悪化する、喀痰がないのに”痰がとれない”と強力に吸引し気道を傷つけ出血する、などといった問題がある。
国立国際医療研究センター
臨床工学技士(21年以上)
医療ガス配管は人工呼吸器を使用する際に、酸素や空気を供給するための配管設備である。人工呼吸器や酸素流量計を使用する際には必ず接続しなければ使用できない。接続には強い力で押し込む必要があり、また外す際にはガスの圧力に負けないよう抑えながら外さなければならない。
デバイスが使われる検査・手術・処置等
臨床検査技士(21年以上)
呼吸器は、機種により設定項目の呼び名や略語が違う。そのため呼吸器を使用する際や別の呼吸器に切り替える際に設定入力を間違えることがある。機種に関係なく、設定項目を共通語にし、設定条件をわかりやすくしたり、動作確認の際にわかるようにしたい。
年間件数
ディスプレイ機能を内蔵したスマートグラスを医療機器の点検や教育に利用することで、技師のキャリアに関係なく、メンテナンスの質を担保することが可能になる。
医師(21年以上)
胸腔鏡下の手術を行う際、①曇りや汚れは手術操作の妨げになる。また、②呼吸器外科の対面倒立手術の際、重力により胸壁からの血液が、カメラの先端に落ち、見えなくなる。これら、曇り止めや、汚れ防止の為に、非常に多くの労力を要する。何らかのデバイスがあれば嬉しい。
医師(18年以上)
現在、途上国では小児保健医療の中でも新生児の救命に注目があつまっている。呼吸管理をはじめとする治療管理が必要とされ、コスト面を意識した途上国向けデバイスの開発が必要とされている。
医師(19年以上)
HIV予防内服薬は針刺しやレイプなど、HIV感染リスクがあった後、可及的速やかに始める必要がある。しかし複数の薬をボトルで管理することことが多く、飲がみ方がわかりにくい。またを使われなかった場合のロスが多い。
医療用のケーブル(生体情報モニター用など)は多種多様かつ、その使用量も多い。重要な役割を持ちながらも管理が煩雑となり、管理不十分となりやすい。箱に保管したり、フック等にかける様な現在の管理方法では、奥に保管されている物は使用されないので工夫が必要となる。
日本歯科大学附属病院(公益社団法人日本口腔外科学会)
歯科医師
患者さんの不安、恐怖の原因となるものに、歯の切削等に用いる器具(切削用タービンヘッド)から発生する音や振動がある。また、金属切断作業の状況からみてもタービンヘッドに替わる次世代のレーザー治療器具が望まれる。
日本歯科大学附属病院(特定非営利活動法人日本歯周病学会)
歯科診療において、患者さんの嫌がる内容の上位に、「痛い」と「歯を削る音」があります。歯を削る音とは具体的には切削用タービンヘッドの回転音です。音と痛いは精神的に関連しあい治療環境を低下させてしまいます。また、待合室への影響もあり、治療前の患者さんにも緊張の刺激を与えることとなります。
昭和大学歯学部(一般社団法人日本歯科審美学会)
歯のホワイトニングは広く普及してきたが一般の人が自分の歯の色がどのくらい白いかが認識しずらい。そのため簡単に携帯端末で測定、認識できれば便利である。
海老名総合病院(一般社団法人日本有病者歯科医療学会)
病院や施設入所の寝たきりの方の意識レベルの評価は難しい。開眼せず意識レベルが低下しているようにみえても、食事できる人を経験することも多い。今後高齢社会においてこのような対象者は増加する。そこでこの意識レベルを覚醒状態として簡便に測定できる装置の開発が望まれる。この装置により安全なケアだけではなく覚醒状態の日内変動を測定することで、覚醒時間帯でのオーダーメイドなケアを安全に提供することが可能となる。
東京医科歯科大学(一般社団法人日本顎顔面補綴学会)
デンタルチェアに座ったり立ったりする際に、高齢者でなくても身体を支えるためにいろいろな部位につかまることが多い。しかし、デンタルチェアは可動部分が多いため、素人が力を入れて触ると動いてしまって、危険な状態になる場合がある。 そこで、デンタルチェアでの立つ、座るという行動が、安全安心に行える補助装置(用具)を開発してほしい。これは、一般の椅子においても応用できる汎用性の高いデバイスである。
日本大学歯学部(一般社団法人日本歯科理工学会)
患者の歯を切削する際(支台歯形成時)に用いるデバイスを開発したい。CAD/CAM冠が保険収載され,支台歯形成時の咬合面における隙間(クリアランス)の確保は,装着する冠の強度を補償するために重要な案件である。しかしながら従来のクリアランスの確認法は,ワックスを軟化して噛ませるなど支台歯形成の作業を中断しなければならない問題点がある。
自治医科大学
医師(14年以上)
現在使用されている子宮鏡では子宮頸部が非常に狭い方の場合、挿入に伴い疼痛が出てしまう。また胚移植時に使用する場合において、現地療法では子宮内の状態(不要な血液などの遺残物が残ってないか、内膜の脱落膜化が正常におこっているか、など)が把握しづらいことがある。子宮鏡を改良できれば疼痛の減少や、移植時の子宮内の状態を把握しやすくなり、着床率向上につながる可能性がある。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
排卵ををなんらかの方法で感知して、排卵した具体的な日時がわかるための機器。実現したら、より具体的にタイミング指導や人工授精を行う時間を設定できるなど、妊娠率向上につながる可能性がある。
自治医科大学病院
看護師
新生児や乳児の入浴をベッドサイドでするときにベビーバスを使用しているが、通常のベビーバスには高さがないため、ワゴンの上にベビーバスを置いて入浴をする。しかし、固定が十分できず安定性に欠ける。また、介助者の背丈によっては腰に負担がかかる。入浴時使用する石鹸やスキンケア用品を置くスペースがない。また、ベビーバスの排水口の蓋がゴム製のため、劣化しやすくカビも生えやすい。
現在の高度医療において、様々な医療機器は必須であるが、複雑な病態の患者には多種多様なコードやルートがベッド周囲に存在している。このコード等の管理・整理が煩雑かつ困難であり、患者が転倒する原因にもなる。またコード等の断線やショート、二次被害としてネットワーク障害発生や火災の危険性もあった。上記のようなインシデントもあり多種多様なコードやルートを簡便に管理できる物理的な環境整備が求められている。
高度急性期医療を担う特定機能病院においても高齢患者が増加している。高齢患者の中には見守りや声掛けが必要とする方もいる。介護の現場ではコミュニケーションロボットに代表される介護補助ロボットの導入があり、その効果も検証されている。高度急性期医療の現場においても看護業務を補助するロボットが必要とされている。
嚥下障害はあるものの消化管の機能に問題がない患者には、経鼻栄養チューブを用いて経管栄養が行われる。チューブ挿入では気管への誤挿入を回避するため、気泡音やpH測定、X線撮影等により確認するが、確実性の低さや簡便でないなどの問題がある。特に在宅にて家族が栄養剤注入前にチューブの位置確認を行う場面や、誤抜去時に再挿入する場面では、安全・簡便・客観的に位置確認できる方法が求められている。
冠動脈形成術では造影剤を使った状態確認とワイヤー挿入を繰り返す過程がある。造影(5秒程度)し、末梢や枝の走行を目視、記憶し、ワイヤーを挿入する。このワイヤーが正しい位置に留置されているかを再度造影で確認する。これらには非効率な造影剤使用と透視時間を多く含んでいる。特に本幹から枝分かれした血管にワイヤーを導く際には血管の入口の向きが分かりにくく苦労することがあり、造影剤量、透視時間などが多くなる。
年間患者数
国立がん研究センター中央病院
手術中に電話対応が必要な際には、医師は清潔手袋を装着中のため電話機を持つことが出来ず手術室内の外回り看護師が電話の取次ぎを行う必要があり大きな手間となっています。スマートフォンにはハンズフリー機能を備えたアプリがあるようですがブルートゥースヘッドセットの装着が必要など使い勝手が悪く手術室内での使用は現実的ではありません。
獨協医科大学
医師(25年以上)
下肢静脈うっ滞症状の緩和、下肢静脈瘤悪化予防に弾性ストッキングが使用されているが、ストッキング上端の固定(ゴム)部分に痛みやかゆみが生じたり、着用中にずり落ちたりするなどして、快適に使用できないという患者の声を聴くことが少なくない。肌に優しくずり落ちにくい弾性ストッキングの開発をお願いしたい。
女性には、ライフステージごとに気を付けたい健康トラブルがある。その要因として、冷えや体のゆがみがあり、これを緩和するためのインナーアイテムの活用が有効といわれている。女性がより快適に使用できるための工夫について考えたい。
医療器材は複雑な形状のものが多い。特に表面に凹凸があると汚れが残りやすい。シンプルで清掃しやすい形状や材質を望む。
医師(22年以上)
変形、外傷、腫瘍などの脊椎疾患において、脊椎インプラントを用いた脊椎固定術が多数行われているが、固定隣接椎間障害(固定した椎間の可動性が失われ、その上下の椎間に過度の負荷がかかることによる障害)が問題となっている。(腹案あり、NDA後に開示可能)
医師(30年以上)
腹腔鏡下手術において、鉗子でやさしく組織を把持する必要があるが、初心者は組織を強く握り過ぎてしまい、しばしば組織損傷を来してしまう。
医師(10年以上)
睡眠時無呼吸症については、顎骨を前方に移動させて気道を広げる外科手術が有効とされている。しかし、顎骨移動量を決定するための定量的な基準がなく、医師の経験と勘に頼られている。解決の方向性として、数値流体力学による術前評価システムを構築したい。そのために、気道の弾性率を測る技術とのマッチングを希望する。