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  • 食品配達&電子レンジ・冷凍庫セット(ID:319)

    東京都国際医療福祉大学

    東京都作業療法士・理学療法士(15年以上)

    高齢者や障害者の1人暮らしでは生活支援、とくに栄養管理が必要である。食品配達と保存・取り出し・調理の記録が残り、情報が医療や介護担当者に共有できるようになると有用である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    要支援者・要介護者など

  • 在宅酸素ボンベ・酸素吸入チューブ(ID:318)

    東京都国際医療福祉大学

    東京都作業療法士・理学療法士(15年以上)

    在宅酸素生活者は多い。酸素チューブが短いと活動範囲が狭くなる、またチューブが絡まないように歩行する事も難しいなどの課題がある。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    慢性呼吸器疾患など

  • 乗用車用 乗降時手すり(ID:317)

    東京都国際医療福祉大学

    東京都作業療法士・理学療法士(15年以上)

    高齢者など心身の不調がある人は、乗用車の乗り降り時にドアを掴んでしまうことも多い。しかし、ドアは固定式ではないので動いてしまい危険である。隣の車にドアをぶつけてしまう事もある。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    脳卒中・骨折・高齢者の生活不活発など

    年間患者数

    [自院] 100,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    なし(通院に伴い必要となるもの)

    年間件数

    [自院] 100,000件

  • お箸練習用感覚そっくり食材(ID:316)

    東京都国際医療福祉大学

    東京都作業療法士・理学療法士(15年以上)

    リハビリテーション室では箸を使う練習をすることがあるも、乾いた大豆や布切れをつまむなど実際の食材の感覚(重さ・抵抗感)とは遠いものを使っていることが多い。箸で扱った時の感覚が実際に近い疑似の食材があると箸操作練習に有用である。ご飯(粘り気がありまとまりやすい)や麺類(箸に絡んで持ち上げられる)や煮た野菜(軟らかく重心の探索がしやすい)など 。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    脳卒中・頸髄疾患・手指の外傷など

    年間患者数

    [自院] 1,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    疾患別リハビリテーション料

    年間件数

    [自院] 1,000件

  • 排尿のしくみの教材模型(ID:315)

    試作

    東京都国際医療福祉大学

    東京都看護師(25年以上)

    介護に携わる者が排泄のケアを行う際に解剖・生理の理解をした上で援助することは、より高い介護の質の向上につながるものである。しかし、人材不足から、資格を持たずに勤務をすることも可能であり、正確な知識と技術の積み重ねがないままにケアを行い、個人の尊厳を守る職員としての行為に欠ける場合がある。そのため、医療用のリアルな模型ではなく講義・研修に「わかりやすい排尿のしくみ」の教材模型が必要となる。

  • プローブ反応時間測定装置(ID:314)

    東京都国際医療福祉大学

    東京都作業療法士・理学療法士(33年以上)

    プローブ反応時間は注意需要を評価する指標だが、いまだ標準となる測定方法が確立していない。歩行周期をもとにランダムに聴覚への音刺激を発生させて応答音声を測定する方法を確立して、機器を開発すれば、臨床への応用がより簡易になる。

  • 姿勢のセルフチェック機器(ID:997)

    東京都国際医療福祉大学病院

    東京都作業療法士・理学療法士(5年以上)

    リハ患者に対して自身の姿勢をチェックするよう指導する際に、現状ではウェアラブル端末としてスマートデバイス(iPod touch)等を持って角度アプリから得た値をPC上にミラーリング表示し確認している。しかし、有線であること、機器が大きく装着のズレや動作中の測定が困難であることが課題である。もっと手軽に患者が自身の姿勢をチェックできるシステムを開発したい。

  • 手足冷却療法機器(ID:739)

    東京都国際医療福祉大学病院

    東京都医師(27年以上)

    我々は冷却グローブ・ソックスを用いて、がん化学療法起因性末梢神経障害軽減には手足冷却が有効であること(Proof of Concept)を示し、ガイドラインにも紹介されている。一方で、冷却グローブ・ソックスは不適切使用下での過冷却による凍傷からリコールとなり、安定した温度管理可能な冷却療法機器の開発ニーズが世界的に高い。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    化学療法起因性末梢神経障害(抗がん薬治療後の手足しびれ)

    年間患者数

    [全国] 200,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    現在、冷却療法は、保険適応のある診療行為として認められてないが、医療機器(Class II)として承認された場合、対象抗がん薬を使用する30万人程度に冷却が行われると予想される。

  • 筋電計を用いた評価デバイス(ID:873)

    試作

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師

    高齢化社会に伴い、排便機能障害の割合が増えてきており、この治療には特効薬もないことから継続的なリハビリテーションが有用な場合がある。このようなリハビリテーションの効果を評価したりリハビリテーションをサポートするデバイスは、排便機能障害を治療する医療者サイドにとって大きなニーズとして存在する。

  • 視線追従型ヘッドライト(ID:1553)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(27年以上)

    外科手術中に使用するヘッドライトは、視野の変化のたびに用手的に補正する必要がある。術者の視線を計測し、これに追従して方向を自動変更するヘッドライトを開発したい(軽量視線追尾システムはすでに市販されており、利用可能と思われる)。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    さまざまな外科手術においてニーズはあると思われる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    さまざまな外科手術においてニーズはあると思われる。

  • X線被曝体感デバイス(ID:1551)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(20年以上)

    X線透視を使用した手技では医療従事者の被曝が問題となるが、X線照射時に医療従事者自身がどの程度被曝してるかを体感する術はない。医療従事者の被曝低減と教育を目的として、X線照射線源と医療従事者の距離を感知し、X線照射時に距離に応じた音量で医療従事者に被曝をアラートする装置の開発を目指す。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    対象は放射線科医が施行するIVR以外に脳外科領域の脳血管内治療、循環器領域の冠動脈治療など、X線透視を用いた様々な手技が含まれる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    対象は放射線科医が施行するIVR以外に脳外科領域の脳血管内治療、循環器領域の冠動脈治療など、X線透視を用いた様々な手技が含まれる。

  • エラストグラフィー内蔵型腹腔鏡用スコープ(ID:1535)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(10年以上)

    鏡視下手術により微細解剖が視認性が向上したが、鏡視下胃癌手術ではしばしば腹腔内脂肪やリンパ節と膵臓との境界が不明瞭である。硬度(密度)を定量的に認識できるスコープにより組織の境界をより鮮明に認識できるのではないか

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    疾患に関わらず、胸腔鏡、腹腔鏡を用いた手術

    年間患者数

    [自院] 1,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    疾患に関わらず、胸腔鏡、腹腔鏡を用いた手術

    年間件数

    [自院] 1,000件

  • 術野自動認識調整式の無影灯(ID:1534)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(10年以上)

    開腹手術において良好な視野の確保目的に、術野が変化するごとに無影灯の位置調整が必要であるが、しばしば調整忘れで不十分な照明の下、手術が進行する場面がある。また術者が術中に無影灯調整することが難しい場合には外回りが調整を行うが、常に人員が確保できない場合もある。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    疾患に関わらず、すべての開腹手術(直視下手術)

    年間患者数

    [自院] 500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    開腹手術.。術者の手元認識または頭位認識機能による無影灯の自動位置調整。

    年間件数

    [自院] 500件

  • 片手操作可能な一体型洗浄細胞診用器具(ID:1533)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(10年以上)

    腹膜播種を来たしやすい胃癌では審査腹腔鏡は一般的に行われている手術であるが、現在使用の器具では両手操作が必要である。術片手操作が可能な器具により、他方の鉗子で臓器を避けながら安全な手技が可能となる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    胃癌

    年間患者数

    [自院] 50人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    審査腹腔鏡

    年間件数

    [自院] 50件

  • 臨床解剖マップ(ID:1532)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(7年以上)

    手術などにおいて上級医がどの部分の剥離を行っているか、近傍にはどのような構造物があるかなどがわからないことがある。上級医にとっては当たり前の血管や神経も初学者や他科の医師にとっては名前すらわからないことがある。リアルタイムないしは録画データから、カーソルをあわせると血管の名前がでたり、典型的な解剖でいうとどのあたりをやっているかなど図示できるシステムが手術初学者には有益ではないかと考えた。

  • 手術所見半自動ハイライト編集ソフト(ID:1531)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    手術結果説明・手術所見振り返りに動画編集は必須であるが、医師に委ねられており、膨大な時間を要し、外部業者に委ねることも難しい。手術に特化したハイライト・ダイジェストシーンを自動で作成(アノテーション可能)するソフトを望んでいる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    動画が残る手技を伴う疾患

  • 指先装着型のエコープローベ(ID:1530)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    エコーガイド下に血管穿刺する際に、指先の腹程度の大きさで、固定できれば、簡単に穿刺できる。エコー所見と触知が同時にできて容易。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    体表や穿刺・小さな病変の性状判断に。

  • ベッドから机イスへのトランスフォーム(ID:1529)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    外科患者には離床をすすめるが、パーソナルスペースには常にベッドがあるため、自室でのリハビリは強い意志が必要である。容易にベッドを机と椅子に変形できるもしくは立てられるものはないのか。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    院内_fitな患者

  • ガーゼ(異物)検知カウント補助デバイス(ID:1528)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    ガーゼカウントなどの術野内異物カウントは目視によってのみ行われている。莫大な時間がかかっている。手術室を移すカメラは室内・術野・医療機器カメラが存在するが、それらの情報を統合して、物体検知機能を用いてカウントを行う。腹腔鏡手術であれば、物体検知はリアルタイムで可能だと思われる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    手術室での使用

  • 患者とのコミュニケーションツールアプリ(ID:1527)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    患者↔医療者コミュニケーションのためのアプリ(入院)
    患者スケジュールを共有(検査、点滴など)現在何をしているか(検査室・売店・などの行先もわかる)
    ナースコール機能、担当医師のスケジュールがわかる。Chat機能により対面でなくても問診可能。
    IC文書、指示書の共有、電子署名機能があるとよい

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    入院患者すべて

  • デジタル聴診器の可視化ツール(ID:1526)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    聴診器を用いた評価は、胸部・腹部でおこなっているが、実際に可視化された形では通常使用しない。心電図・体温のようなバイタルモニタリングのように呼吸音の波形(のようなもの)がみてわかれば、異常音をより客観的に評価できる。また、外部出力することで遠隔モニタリングを可能にする。腹部所見も同様で著蠕動音の評価をより客観的に評価できる(Hzや波形の評価で、疾患との相関をみられる可能性もある)

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    呼吸音/腹部音などの音

  • 先端が曲がる腹腔鏡用吸引管(ID:1525)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(7年以上)

    ロボット手術においてdryな術野維持のための浸出液・血液の吸引は助手の重要な役割であるが、従来の直線的な腹腔鏡用吸引管では岬角との干渉により骨盤深部において操作性が極めて不良となる。先端が曲がる腹腔鏡用吸引管があれば骨盤壁との干渉を回避して操作性の向上が見込まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    直腸癌をはじめとする骨盤内操作を要する疾患に対する腹腔鏡手術

    年間患者数

    [自院] 200人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    直腸癌をはじめとする骨盤内操作を要する疾患に対する腹腔鏡手術

    年間件数

    [自院] 200件

  • 術後検体のリンパ節検索ソリューション(ID:1524)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(7年以上)

    従来の術後リンパ節検索(外科医が手で1個ずつ掘り出す)は時間を要し、かつ正確でないことも多い。脂肪溶液を使用する方法もあるが(imofully)、結局手作業を要する点が課題である。脂肪処理後に直接病理検体を作成し、画像解析でリンパ節をマッピングすれば、より簡単・短時間・正確なリンパ節検索が可能になると考えられる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    すべての癌
    (骨軟部など、リンパ節転移が稀な癌は省いても良いかも知れない)

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全てのリンパ節郭清を伴う癌の手術(消化器に限らない)

    年間件数

    [自院] 5,000件

  • ガーゼが装脱着可能な吸引凝固嘴管(ID:1523)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(10年以上)

    低侵襲手術中の出血は、まず鉗子で体内にガーゼを挿入して圧迫止血を行い、次に吸引凝固嘴管で血液を吸引しながら、出血部位を同定し、クリップや縫合などの止血操作に移行するのが通常である。しかし、術中の手技が煩雑になり、手術時間の延長にも繋がる。そのため、ガーゼで圧迫止血しながら、同時に吸引もできる吸引凝固嘴管があれば、手技が簡便になり、手術成績の向上にもつながると考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    疾患に関わらず、胸腔鏡、腹腔鏡による低侵襲手術全般に使用できると想定している。

    年間患者数

    [自院] 1,000人 [全国] 80,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    疾患に関わらず、胸腔鏡、腹腔鏡による低侵襲手術全般に使用できると想定している。

    年間件数

    [自院] 1,000件 [全国] 80,000件

  • 喉頭摘出後患者用 地声再生デバイス(ID:1503)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(7年以上)

    喉頭全摘後の患者に対し、電気式人工喉頭やシャントなどのデバイスが存在しているが、これらの発声は聞き取りにくくスムーズなコミュニケーションには至らないのが現状である。また、失声による患者の精神的ショックは大きく、頭頚部癌術後の患者の自殺の一因にもなっていると思われる。患者の口腔や食道粘膜の振動を感知し、「患者自身の(病前の)声」でのコミュニケ―ションを可能としたい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    喉頭全摘を要する頭頚部・頸部食道癌の患者

    年間患者数

    [自院] 50人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    喉頭全摘を要する頭頚部・頸部食道癌の患者

    年間件数

    [自院] 50件

  • 開腹手術環境湿潤装置(ID:1502)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(23年以上)

    腹腔鏡・ロボット支援手術が開腹手術と比較して低侵襲である事は言うまでもないが、単に創が小さいだけでなく、感染などの術後合併症が少ないことが知られている。そのメカニズムとして、腹腔内の湿潤環境が保たれることが一因と指摘されている(既報あり)。いまだ開腹手術のみでしか行えない術式も多く、開腹時にも湿潤環境を提供することで低侵襲手術と同様の恩恵が得られる可能性がある。術野へのミスト発生装置を開発したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    すべての開腹手術

    年間患者数

    [自院] 500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    すべての開腹手術

    年間件数

    [自院] 500件

  • 体内装着式臓器圧排デバイス(ID:1501)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(23年以上)

    腹腔鏡・ロボット支援手術では臓器を圧排固定する必要がある場面が多々ある。ピンポイントで押さえることができて、固定できるデバイスで現在有用な物がない。現在ひろく使われているオクトパスアームなどの既製品を利用して、先端を軟らかい圧排子を装着することで有用な臓器圧排鉗子を開発したい。先端の圧排子を愛護的な軟らかい材質にしたい。単純な構造のデバイスで作成が容易であることが予想され、低コストと思われる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    上部消化管系の腹腔鏡・ロボット手術

    年間患者数

    [自院] 100人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    上部消化管系の腹腔鏡・ロボット手術

    年間件数

    [自院] 100件

  • 蛍光カメラ(ID:1500)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    ICGなどを用いた蛍光カメラはセンチネルリンパ節探索などの際に使用されているが、機器自体が大きいか、小さいものは解像度が高くない。より小さく、解像度の高い製品があれば有用である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    乳がん、皮膚がん、胃がん、大腸がんなど

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    センチネルリンパ節生検

    年間件数

    [自院] 400件

  • 片手で細胞診ができる機器(ID:1499)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    細胞診においては、2人で行う方法、1人で行う方法があるが、1人で行う場合に既存の機器では非常に大きく、扱いが難しいことがある。より効率的に片手で操作できるようになれば、看護師などの医療スタッフの適正配置にもつながり、有用である。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    細胞診

    年間件数

    [自院] 250件

  • ポータブルマンモグラフィ撮影機(ID:1498)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    ポータブルマンモグラフィ撮影機は当院での使用されているが、海外製品のためメンテナンスが非常に煩雑となっている。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳房部分切除

    年間件数

    [自院] 250件

  • 回転しない電気メスの長いブレード(ID:1497)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    現在使用されている電気メスの長いブレードは、装着部分が丸形であるため、組織切離の際の物理的作用で、ブレードが回転することになる。装着部が角形であれば、これを回避することができる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳癌手術では乳頭温存乳房全切除、皮膚温存乳房全切除など。

    年間件数

    [自院] 100件

  • 先端が斜めについた筋鈎(ID:1496)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    乳房部分切除の際、筋鈎で牽引して視野を展開する。乳房頭側(A区域、C区域)では、患者の頭部と干渉することがあり、先端が斜めについた筋鈎(あるいは歯ブラシのようなに直角についた筋鈎)であればそれを回避することができる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳房部分切除

    年間件数

    [自院] 100件

  • 柄が短い筋鈎(ID:1495)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    乳房部分切除の際、筋鈎で牽引して視野を展開する。乳房頭側(A区域、C区域)では、患者の頭部と干渉することがあり、柄が短い筋鈎であればそれを回避することができる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    乳房部分切除

    年間患者数

    [自院] 100人

  • 筋鈎のディスポーザブルカバー(ID:1494)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    筋鈎による過度な圧排・挫滅を回避できれば、皮弁血流を温存し整容性の改善につながる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳がん手術では、乳頭温存乳房全切除、乳房部分切除、腋窩郭清など。

    年間件数

    [自院] 100件

  • カメラ付き筋鈎(ID:1493)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    気管挿管に用いられるMcGrathのようにカメラが付属した筋鈎があれば、比較的小さな創や、奥まった手術部位でより正確に手術部位を確認でき、また創自体を小さくすることが可能となる

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    直腸がん、食道がん、乳癌など

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳がん手術では、乳頭温存乳房全切除、乳房部分切除、腋窩郭清など。

    年間件数

    [自院] 200件

  • コードレス超音波凝固切開装置(ID:1492)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    超音波凝固切開装置のコードレス製品としてはSonicisionがあるが、ブレードが直線であること、本体が重いこと、長いことが、Open surgeryでの使用において不便である。これらを克服した製品を期待したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    様々な癌で使用可能。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳腺外科領域に関しては、腋窩郭清。

    年間件数

    [自院] 150件

  • ワイヤレス内視鏡やシーリングデバイス(ID:1491)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(17年以上)

    現在腹腔鏡器具はほとんどが有線式であるので、それぞれワイヤレス化ができれば、腹腔鏡手術操作の煩雑さが軽減できる。(シーリングデバイス、内視鏡、ソフト凝固端子等をワイヤレス化したいと考えている)

  • 在宅リハビリ支援アプリ(ID:1490)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(15年以上)

    当院の体制上、退院後のリハビリテーション支援を十分に行えない現状がある。特に機能訓練が望ましいと考えられた患者に対し、訓練目標や達成率などを毎日更新、確認が可能なアプリケーションをスマートフォンに導入することで、退院後も継続したリハビリ支援を可能にする。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    骨・軟部腫瘍全般

    年間患者数

    [自院] 250人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    骨・軟部腫瘍全般

    年間件数

    [自院] 250件

  • 術中対話型、解剖確認用AI(ID:1489)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(15年以上)

    骨・軟部腫瘍は全身性に手術適応となる病変を生じうる。とりわけ悪性骨・軟部腫瘍においては、機能温存を心がけつつ一方で十分な切除縁を確保する必要がある。術者が正確な解剖学の知識を記憶しておくことは大前提であるが、一方で執刀経験の乏しい部位の手術も担当することが避けられない。術中に正確な解剖学的知識や画像を即座に提供してくれる対話型AIの存在は術者の記憶力を補完し、また手術全体に安全安心を提供する

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    骨・軟部腫瘍全般、特に悪性

    年間患者数

    [自院] 250人 [全国] 8,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    骨・軟部腫瘍手術全般

    年間件数

    [自院] 250件 [全国] 8,000件

  • 改良型生検針(ID:1488)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(20年以上)

    現在販売がされている組織生検針は、粘液性腫瘍や脂肪性腫瘍など間質が多い腫瘍において組織採取が不十分となる傾向がある。陰圧吸引や組織採取後の密閉機構、切れ味のよい鋭利な針先などの改善によってより高性能な生検針の開発が可能であれば、外来針生検での診断率の向上に資すると考えられる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    軟部腫瘍全般、特に悪性

    年間患者数

    [自院] 200人 [全国] 6,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    経皮的針生検

    年間件数

    [自院] 200件 [全国] 6,000件

  • 膿盆冷却機(ID:1487)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    脳外科手術の覚醒下手術において痙攣時に冷却水を脳表に散布するため、予め凍結させた人工髄液や生理食塩水を覚醒時に合わせて溶かして準備している。しかし時間が経過すると人工髄液や生理食塩水の温度が上昇するため一定の温度調節が難しい。このため人工髄液や生理食塩水を入れた膿盆を冷却する装置があれば冷却水の温度管理に有用である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    悪性神経膠腫、転移性脳腫瘍など

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    覚醒下手術

  • 脊髄腫瘍における液体マーキング剤(ID:1486)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    脊髄腫瘍手術において目的とする棘突起に経皮的にピオクタニン液を少量注射し術中のマーキングに使用している。しかし市販されているはピオクタニン液は発がん性のリスクが指摘されている。このため安全性の高いマーキング剤の開発が必要と考える。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    脊髄腫瘍

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    脊髄腫瘍手術

  • 脊髄腫瘍における位置決め法(ID:1485)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    脊髄腫瘍手術において目的とする棘突起は術中にレントゲン撮影で同定してるが、胸椎レベルでは肋骨が邪魔になり正確な位置決めが困難になる。これをレントゲン撮影に頼らず、腫瘍や棘突起の位置を同定できることができれば脊髄腫瘍手術に有用である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    脊髄腫瘍

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    脊髄腫瘍手術

  • つまりを軽減した吸引管(ID:1484)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    脳神経外科手術で用いる吸引管は血液や組織でしばしば詰ま流ことがあり、その都度詰まりを取り除くために手術が中断される。吸引管の内部の摩擦を軽減させる加工を施し吸引管の詰まる頻度を軽減させることができれば手術がスムーズになるメリットがある。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    脳外科開頭手術一般

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    脳外科開頭手術一般

  • 5本指酸素飽和度モニター(ID:1483)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    脳神経外科手術での光線力学的療法では長時間のパルスオキシメーター装着で爪に熱傷が生じるリスクがあるため術中は定期的に(30分や60分ごと)パルスオキシメーターを装着する指を変えている。定期的に指を変えることは看護師への負担がかかるため、予め5本に指にパルスオキシメーターを装着しておき、設定時間ごとに赤色光の発光指を変えることで指を変える負担を減らすことができる

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    原発性脳腫瘍

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    脳外科光線力学的療法

  • 圧モニター付き脳ベラ(ID:1482)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    脳外科手術において脳を保持する際に脳ベラが用いられるが、強い力で長時間脳を保持すると脳挫傷が生じる可能性がある。脳への圧迫の程度と時間は術者の判断に委ねられるが、脳ベラに圧センサーを内蔵させ脳に対する圧迫の程度と時間を定量化することで、脳への負担を”見える化”でき、脳挫傷リスクの軽減が期待できる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    脳外科開頭手術一般

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    脳外科開頭手術一般

  • 開腹手術動画録画システムの構築(ID:1481)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(24年以上)

    開腹手術の手術動画を録画する為には、天井に設置されたカメラによる撮影が一般的であるが、骨盤深部の操作や重要な手術操作においては、術者・助手の身体が邪魔となり肝心の見たいところが撮影できていないことが多く不十分な現状である。本格的にカメラマンに委託することもできるが、極めて高額費用が発生。録画機器は小型化を極め最新機器を生かし、現状の問題点を打開するような安価なシステム構築を目標とする。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    既存の録画システムはあるが、十分とは言えない現状である。確立すれば診療科横断的に開腹手術全般に用いることが可能となる。

    年間患者数

    [自院] 250人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    既存の録画システムはあるが、十分とは言えない現状である。確立すれば診療科横断的に開腹手術全般に用いることが可能となる。

    年間件数

    [自院] 250件

  • 咽喉頭用手術軟性内視鏡(ID:1480)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(18年以上)

    現在経口腔的内視鏡下咽喉鏡手術(TOVS)において、先端がフレキシブルな硬性内視鏡を用いているが、口腔内という狭い空間に置いて硬性内視鏡だと鉗子類が干渉する。胃カ
    メラとまったく同じスペックで長さを短くできれば、干渉も減り、内視鏡の解像度も上がり、さらには内視鏡での吸引が可能となる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    中下咽頭癌、喉頭癌

    年間患者数

    [自院] 80人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    経口腔的内視鏡下咽喉鏡手術(TOVS)

    年間件数

    [自院] 80件

  • 受付・窓口・案内ロボット(ID:1473)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都事務スタッフ(19年以上)

    ロボットは体調不良もなく、休憩などの入れ替わり時の申し送り漏れがない。カウンター外をアクティブに動き、患者の様子を見ながら案内・問い合わせに対応でき、1年に1回しかないような問い合わせもロボットなら忘れない。案内の文言も端折ることがない。受付ロボットに診察券・計算カードなどでチェックイン。チェックインの番号が自動で検査一覧に表示され、体温も自動で電カルに記入されると、受付漏れ・測定漏れがない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    外来患者全てですがまずは内視鏡センターの患者でスタートする予定です

    年間患者数

    [自院] 1,500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    外来患者全てですがまずは内視鏡センターの患者でスタートする予定です

    年間件数

    [自院] 1,500件

  • ロボット手術時の体腔内カメラクリーナー(ID:1472)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(27年以上)

    ロボット手術においてカメラの汚れに対して、カメラを取り外し、体外でクリーニングを行う操作が頻回となった場合に手術時間の延長・不要な合併症や機械トラブルの原因となるリスクがある。体内でそのままカメラをクリーニングできれば手術操作をより円滑に進めることができる可能性がある。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    ロボット手術(もしくは腹腔鏡)手術時に広く使用可能

    年間患者数

    [自院] 300人 [全国] 30,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ロボット手術(もしくは腹腔鏡手術)

    年間件数

    [自院] 300件 [全国] 30,000件

  • 手術器具カウンター(ID:1471)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    外科手術には手術器具のカウントが必要であるが、カウントに時間がとられ手術が中断することがある。予め使用する手術器具をインプットしておき、手術器具が置かれた手術台の写真を読み込ませることで瞬時に手術器具のカウントができるシステムの開発ができると機材カウントが容易となり手術時間の短縮に有用である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    外科手術一般

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    外科手術一般

  • 透視画像の3D化(ID:1448)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師

    現在は術前診断、手術に効果的にアプローチをするため、腫瘍の正確な位置、周囲との
    構造関係の把握や術後の食道の状態、吻合部の状態の確認にバリウム透視画像を複数方向より撮影し頭の中で空間(3D)イメージをして判断している。放射線医に3D化する手立てがないか相談したがよい方法がない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    食道、胃等に関する疾患

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    食道、胃等に係る手術、胃X線撮影時

  • ドレナージカテーテル内腔の洗浄機器(ID:1332)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(34年以上)

    カテーテル内腔閉塞は、炎症の再燃や症状増悪をきたし、カテーテル交換が必要となる。早期閉塞や頻回のカテーテル交換を回避するデバイス(洗浄機器または材質や形状により閉塞しにくいカテーテル)の開発により、患者の負担軽減が望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    全身の液体貯留に用いられているが、主に腎瘻カテーテル、膿瘍ドレナージカテーテルを想定。

    年間患者数

    [自院] 830人 [全国] 150,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全身の液体貯留に用いられているが、主に腎瘻カテーテル、膿瘍ドレナージカテーテルを想定。

  • 内視鏡姿勢制御デバイス(ID:1331)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は伏臥位で行う検査であるが、経皮処置と同時に行う場合、経皮側の処置は逆側面から逆手でアプローチしてもらうことになる。これは技術的難易度の上昇につながるため、多くの施設では、経皮処置を背臥位である程度まで進めてから、患者の姿勢を伏臥位に戻してから行っている。これを解決し、同時並行で進められるデバイスの開発を目指したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    胆膵管、もしくは消化管狭窄、拡張、膿瘍を想定

    年間患者数

    [自院] 50人 [全国] 10,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    胆膵管、もしくは消化管狭窄、拡張、膿瘍を想定

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 10,000件

  • 人工関節感染予防デバイスの開発(ID:1330)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    骨肉腫の治療では、抗がん剤治療後に腫瘍用人工関節置換術を行うが、約15%の患者に人工関節感染が生じ、複数回の手術の結果、最終的に切断となってしまうこともある。感染予防法として、これまでに銀やヨードのコーティングを施した腫瘍用人工関節が開発されているが、効果は十分とは言えず、また本邦での医療機器としての承認は得られていない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    原発性もしくは転移性骨腫瘍に対し腫瘍切除および腫瘍用人工関節置換術を受ける患者

    年間患者数

    [自院] 10人 [全国] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    原発性もしくは転移性骨腫瘍に対し腫瘍切除および腫瘍用人工関節置換術を受ける患者

    年間件数

    [自院] 10件 [全国] 300件

  • RT有害事象の評価・セルフケア促進アプリ(ID:1329)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都看護師(10年以上)

    放射線療法(以下RT)の有害事象は皮膚炎、粘膜炎、頻尿、下痢など治療部位毎に多岐に渡る。RTは外来で行えるメリットがある一方で、有害事象の管理を自宅で継続していく必要がある。しかしながらRTに関する情報源は少ないのが現状であり、セルフケア不足によりQOLが低下する患者も少なくない。そのため、正しい知識とケア方法をいつでもどこでも入手できるアプリの開発を提案する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    放射線治療の対象となる疾患全般

    年間患者数

    [自院] 2,615人 [全国] 270,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    放射線治療の対象となる疾患全般

    年間件数

    [自院] 2,615件 [全国] 270,000件

  • 砕石位の下肢固定具(ID:1328)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(26年以上)

    現在販売がされている砕石位用固定具は、改良が重ねられているものの、長時間手術ではコンパートメント症候群という重大な合併症を引き起こす可能性がある。現在は、手術中に看護師が定期的に下肢固定の具合を確認したり、挙上を解除したりして予防に努めているが、確固たる予防策は確立していない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    骨盤悪性腫瘍手術(大腸外科・婦人科・泌尿器科など)砕石位手術は短時間を含め当院で年間500例(日本で年間3.5-7万件  (手術実施施設2000))

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    骨盤外科手術(大腸外科・婦人科・泌尿器科など)砕石位手術は短時間を含め当院で年間500例(日本で年間3.5-7万件  (手術実施施設2000))

  • 縫合器の先端に取り付ける湾曲したデバイス(ID:1256)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(22年以上)

    血管や気管支を切離する際に、自動縫合器をスムーズに誘導することが必要です。このため既存の縫合器の先端に取り付けることができ、かつ先端が曲がっておりスムーズに血管や気管支の後壁を乗り越えることができるデバイスの開発を希望します。シリコンやプラスチックなどの素材で柔らかさと硬さを兼ね備えており、かつ希望の形状(湾曲)とすることは可能でしょうか?

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    呼吸器外科手術、特に原発性肺癌の手術において適応になると思われます。素材の成型などを行っている企業様からの問い合わせをお待ちしております。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    具体的に使用を想定している自動縫合器は決定しています。求めている仕様の概略等につきましてはお問い合わせいただければ幸いです。市場性なども打ち合わせいただければ幸いです。

  • 小線源治療アプリケーター刺入補助器具(ID:1213)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    現在販売されている小線源治療アプリケーター刺入器具は骨盤内領域や乳腺などを想定しており、頭頚部癌治療を想定したものではない。スペースが限られた口腔内のアプリケーター刺入には不向きな形状、大きさである。口腔内の狭く湾曲した部位でも効果的にアプリケーター刺入ができるデバイスの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    T1-2の口腔癌、中咽頭癌

    年間患者数

    [自院] 3人 [全国] 1,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    T1-2の口腔癌、中咽頭癌

    年間件数

    [自院] 3件 [全国] 1,000件

  • 胃壁留置ポート(ID:1212)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(12年以上)

    胃がんなどでStaging laparoscopyが一般的となり、CYの診断などが行われている。膵癌も腹膜播種の多い腫瘍であり、一定の確率で開腹手術時に播種病変やCYを認め無駄な開腹を行う場合がある。腫瘍マーカー高値の症例などでStaging laparoscopyが行いたいが、手術室のキャパなどから行えていない。EUSを用いて内視鏡下にStaging laparoscopyを行う検討をしたい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    手術可能膵癌や胃癌

    年間患者数

    [自院] 30人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    手術可能膵癌や胃癌

    年間件数

    [自院] 30件

  • 穿刺ガイド用ソフトウェア(ID:1211)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(17年以上)

    低侵襲治療に用いられる穿刺ガイド画像は超音波やCT、X線透視などがあり、特に超音波とCTのfusion画像は客観性と標的描出能、リアルタイム性を兼ね備えている。しかし、臓器・病変の呼吸性変動に対応していないため、穿刺ガイドとしての信頼性に欠ける。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    肝癌、腎癌、肺癌など低侵襲治療に伴い穿刺の対象となる疾患

    年間患者数

    [自院] 80人 [全国] 1,400人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、凍結治療など

    年間件数

    [自院] 80件 [全国] 1,400件

  • 患者PSを画像・動画から定量化するソフト(ID:1190)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(13年以上)

    患者PSは治療方針を決めるのに重要なファクターであるが、医師の主観に頼る状況である。患者の動画や画像から定量化できればより患者の状態を正確に評価し、適切な治療選択、予後予測に繋げることができ、有用であると考える。人工知能などの画像解析を用いた診療支援ソフトの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    全ての癌腫

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全ての癌腫

  • 内視鏡専用全方位回転型BED(ID:1189)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    大腸内視鏡検査、EMR、ESDにおいて患者の体位変換が必要であるが、治療時などSedationを使用していると体位変換が困難な場合もある。そこで患者を360度でSoftにガードし、顔、肛門部、静脈注射部など必要部にFree spaceを作成、Up Down、360度の回転を自由自在にできる検査用ベッドが開発されれば内視鏡検査が極めてスムースに行えると期待される。手術室にも応用可能である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    大腸内視鏡検査・ESD

    年間患者数

    [自院] 5,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    大腸内視鏡検査・ESD

    年間件数

    [自院] 5,000件

  • 内視鏡治療用左側臥位用枕(ID:1188)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都看護師(18年以上)

    上部消化管内視鏡治療時、長時間左側臥位となる。腋下の圧迫があり抹消循環を阻害する可能性があり、除圧が必要である。そのため、現在除圧枕を使用し体位の工夫を行っている。また、長時間の同一体位となるため頭から足先まで体位を固定しながらも除圧ができる枕が必要でる。どのスタッフでも、容易に除圧しながらの体位固定ができる枕の開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    上部消化管内視鏡治療、検査時を想定している。

    年間患者数

    [自院] 14,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    上部消化管内視鏡治療、検査時を想定している。

    年間件数

    [自院] 14,000件

  • 手術指導用機器(ID:1187)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(17年以上)

    鏡視下手術では術野をモニターを共用することで、実際の剥離ラインや重要な臓器をモニターに指示棒などでアノテーションしながら、手術指導が可能である。指導内容の録音・録画が可能なデバイスに、術者の視線が示せるようなツールが開発できれば、指導用アイテムしての活用することができる。現在この分野では開発が進むVRよりも簡便であり、即座に実用性が期待できる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    手術全般

    年間患者数

    [自院] 300人 [全国] 60,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    手術全般

    年間件数

    [自院] 300件 [全国] 60,000件

  • 中心静脈カテーテル用のクレンメ単品(ID:1186)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都看護師(28年以上)

    中心静脈カテーテルの閉塞予防として生理食塩水による陽圧ロックが必要である。陽圧ロック時はエクステンション部のスライド式クレンメを使用しているが、繰り返しの使用でクレンメが破損したり、未使用時に落下し紛失することがある。また、シングルルーメンにはクレンメの付属がない。片手でのロックが容易で、丈夫な素材かつカテーテル管理に適したクレンメ単品の製品化が望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    中心静脈カテーテルを挿入している患者

    年間患者数

    [自院] 11,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    中心静脈カテーテルを挿入している患者

    年間件数

    [自院] 11,000件

  • 肺結節の経時変化を予測するプログラム(ID:1177)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(22年以上)

    CT検診などで発見される肺のすりガラス状結節は経過観察中に2‐20%の頻度で増大し、増大を認めた病変は手術適応となります。現在はどの患者さんが将来手術が必要になるか、画像所見の経時的な変化を予測することが困難です。顔写真の経時変化を解析した研究を参考として、現在のCT画像所見から将来の画像所見を予測するアルゴリズムの開発・当院の症例を用いた共同研究は可能でしょうか?

  • 手術中の電話に手を使わず対応できる機器(ID:911)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(21年以上)

    手術中に電話対応が必要な際には、医師は清潔手袋を装着中のため電話機を持つことが出来ず手術室内の外回り看護師が電話の取次ぎを行う必要があり大きな手間となっています。スマートフォンにはハンズフリー機能を備えたアプリがあるようですがブルートゥースヘッドセットの装着が必要など使い勝手が悪く手術室内での使用は現実的ではありません。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    各手術室に1台導入(当院では15室)
    どの病院の手術室も同じ問題を抱えているので潜在的なニーズはあると思います。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    各手術室に1台導入(当院では15室)
    現在は多くの病院でまだPHSが使用されている問題があります。

  • 人工知能を用いた読唇術:日本語会話(ID:847)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(21年以上)

    頭頚部癌術後の無喉頭者や気管切開を受けている患者さんは声を出すことが出来ません。従来は筆談や文字盤を用いてコミュニケーションを図っていました。近年Googleが開発したLipNetは唇の動きから会話の内容を文章レベルで認識できるようになっています。このような人工知能技術を用いて日本語環境でのソフトウェア開発を目指したいと思います。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    わが国において喉頭を摘出した人は全国に2万~3万人と推計されています。あるいは高度難聴患者さんに対する会話ツールとしても利用可能だと思います。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    頭頚部癌術後の無喉頭者や気管切開を受けている患者さん

  • 医療材料の在庫管理システム(ID:845)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(20年以上)

    院内での在庫管理に際して、納入された物品に対して手作業でタグ付けを行う作業は
    1. 人件費
    2. ヒューマンエラーによるタグの貼り間違い
    3. 使用された物品タグの剥がし忘れ
    4. 使用された物品のバーコードを読み取るための人員
    5. 物品毎に貼付される運用シールには病院間の汎用性はない。
    が挙げられる。


    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    物品ごとのタグ付けが不要となるシステムは、現場の労力が軽減されより省力化が可能となるとともに、ヒューマンエラーの防止が可能となる。物品に紐づけされる画像は世界共通である。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    病院における院内物流管理システム

  • 心嚢内血管の模擬臓器モデル(ID:803)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(21年以上)

    呼吸器外科医にとって、心嚢内血管処理は重要な手術手技です。しかしながら実際に経験する頻度は少なく、また心嚢内の血管の構造を学ぶ機会は少なく、教科書などで勉強するのみです。複雑な心嚢内の構造を理解できる(特に漿液性心膜の複雑な折返りの構造)、模擬臓器モデルが欲しい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    呼吸器外科認定修練施設は全国に651施設
    心臓血管外科専門医認定機構認定修練施設は全国に546施設
    あります。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    呼吸器外科・心臓外科専門施設におけるトレーニング用として使用されることを想定しています。
    海外に同様のモデルがあるかは不明ですが、当然海外への展開も可能です。

  • 手術器械のカウントを補助する機器(ID:646)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(20年以上)

    手術に使用する器械(鉗子類)は体内への置忘れがないかを、創部を閉鎖する前に何回もカウントする必要があります。器械の種類は多岐にわたり器械出し(手洗い)看護師にとって負担となります。人工知能・画像処理技術の進歩により手術器械のカウントを補助し手術時間の短縮、ヒューマンエラーの軽減を図ることができればと考えています。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    自分が専門とする呼吸器外科手術での開発を先行しますが、他領域の外科手術での応用も可能と考えます。当院での症例数は2017年度の呼吸器外科手術症例数です。

    年間患者数

    [自院] 731人 [全国] 20,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    上記の記載通りです。開発初期段階では簡単な小手術での検証となりますが、応用範囲は広いと考えます。手術中の使用だけでなく、使用した器械の洗浄、滅菌作業、コンテナ詰込み作業での使用も有用かもしれません。

    年間件数

    [自院] 731件 [全国] 20,000件

  • コミュニケーションスキル継続学習ツール(ID:1476)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師(35年以上)

    がん患者はがんの診断・治療過程で何度も「生存の危機」と言えるような場面に遭遇し様々な選択や決定を迫られる。看護師は、意識的に患者の思いや感情を聴き、寄り添い、患者が自分自身の感情と向き合えるように援助する必要がある。当院では研修を通し、看護師のスキルアップ促しているが、研修のリソースと業務の関係上、継続して研修を行うことが難しいため、学修ツールの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    看護師のコミュニケーションスキルアップを目的としているため、看護師や看護学生の試用を想定している。
    中規模・大規模病院数:757
    看護学校数:317

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    看護師のコミュニケーションスキルアップを目的としているため、看護師や看護学生の試用を想定している。 中規模・大規模病院数:757 看護学校数:317

  • 遮音性の高い安価なディスポーザブル耳栓(ID:1475)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都放射線技師(11年以上)

    現在のMRI検査ではヘッドフォンや耳栓を使用しながら行うのが主流である。しかし使用している耳栓はフィット感が弱く、個人差があるため検査の途中で外れやすい。検査音がとても大きいため、遮音性が悪いと検査後に耳鳴りが続いてしまうケースがある。そこでフィット感が良い、付けやすい、外れにくい、遮音性の高い耳栓の改良を試みたい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    ・うつ伏せの検査
    ・横向きの検査
    ・閉所恐怖症でヘッドフォンができない人
    ・ヘッドフォンだけでは遮音が足りない人
    全国のMRI保有施設:5100施設

    年間患者数

    [自院] 700人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ・うつ伏せの検査 ・横向きの検査 ・閉所恐怖症でヘッドフォンができない人 ・ヘッドフォンだけでは遮音が足りない人 全国のMRI保有施設:5100施設

    年間件数

    [自院] 700件

  • 顔面神経麻痺に対するリハビリ器具開発(ID:1474)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(9年以上)

    現在、顔面神経麻痺は国内での患者数は約5万人/年がおり、手術もしくはリハビリにより回復する。リハビリの場合、個人でマッサージや表情のリハビリを実施する必要があり、筋肉の萎縮を防ぐマッサージを生涯続ける、もしくは麻痺のある状態で表情のリハビリを実施するしかない。そのため、効率的なリハビリの実施方法が求められており、リハビリ器具があればその補助をすることができる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    顔面神経麻痺

    年間患者数

    [全国] 50,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    顔面神経麻痺

    年間件数

    [全国] 50,000件

  • 認知症患者の生活・服薬支援システム(ID:1327)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(12年以上)

    自宅生活をしながら抗癌治療を行う場合、体調や服薬管理を医療者が直接支援することは困難である。高齢化によって認知機能が低下した患者も増加傾向であり、患者や家族が使用可能な体調や服薬管理を支援するシステムの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    身体疾患・症状があり、内服を行っている認知症患者

    年間患者数

    [自院] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    身体疾患・症状があり、内服を行っている認知症患者

  • 臓器内の腫瘍・脈管を可視化するデバイス(ID:1326)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(20年以上)

    手術中において、肝胆膵癌をはじめとした実質臓器におけるがんの腫瘍の局在や周囲の脈管は、臓器を表面から観察しても確認をできないことが多い。多くは臓器を切離したり、剥離を行う中で確認する事が可能となる。手術中に臓器内の腫瘍・脈管を可視化するデバイスの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    主には肝がん。胆膵やその他臓器がんへの応用も容易。

    年間患者数

    [自院] 100人 [全国] 37,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    主には肝がん。胆膵やその他臓器がんへの応用も容易。

    年間件数

    [自院] 100件 [全国] 37,000件

  • アラート機能付看護業務可視化システム(ID:1325)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師(34年以上)

    看護師は複数人の患者を担当し電子カルテより情報を短時間で抜き出しスケジュールを立てて実行する。情報の抜き出しはアナログであり、抜き出し漏れや実行失念が起こり、重大な医療事項につながる可能性がある。情報の抜き出し・可視化、アラート機能をもつシステムが開発できれば安全な医療提供につながる。

  • ダブルチェックシステム(ID:1324)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師(10年以上)

    薬の種類・量の間違いや患者の間違いなどの医療トラブル予防のためにダブルチェックを行っている。特に看護師は医師の指示や検査の最終確認を行うことが多く、また、新しい医薬品の運用やインシデントが発生する度に確認作業が増える現状であり、業務を圧迫するため確認作業を代替するシステムの開発が望まれている。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    看護師のダブルチェックの低減をまずは想定している。(病院数 8300施設)

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    看護師のダブルチェックの低減をまずは想定している。(施設による)

  • 鏡視下での子宮把持デバイス(ID:1323)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(16年以上)

    鏡視下子宮摘出手術では子宮をコントロールする子宮マニピュレーターを腟から子宮内に挿入することが必須である。しかし近年、悪性腫瘍手術ではマニピュレーターが播種を引き起こす可能性が指摘され、マニピュレーターが避けられている。術中に子宮をコントロールできず手術の難易度が増加して臓器損傷のリスクが増えており、腹腔内から子宮を把持してコントロールするデバイスを求められている。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    子宮体癌、子宮頸癌

    年間患者数

    [自院] 100人 [全国] 13,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    腹腔鏡下単純子宮全摘術、ロボット支援下単純子宮全摘術

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 5,100件

  • 抗がん剤による脱毛を防止する冷却グッズ(ID:1197)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都事務スタッフ(1年以上)

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    がん

    年間患者数

    [全国] 220,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    脱毛の副作用がある化学療法を受ける患者

  • 血管走行を映す血流可視化デバイス(ID:1196)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都事務スタッフ(1年以上)

    血管が細くて見えにくい、手で触っても静脈がわかりにくいなど、一定数の患者様で針が指しにくい方がいて、患者への心理的負担はもちろんのこと、看護師からも多く聞かれるニーズである。血流を浮かび上がらせる医療機器は世の中に存在するが、静脈穿刺にはそれほど有効ではなかったという論文もあり、世の中に普及していないのが現状であるが、良いものであれば、ニーズは多くあることは明らかである。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    一般的な注射で幅広く

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    がんだけでなく、採血、予防接種なども含む注射器を使う患者

  • 脳内の感情や思考データを言語化する機器(ID:1195)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都事務スタッフ(1年以上)

    喉頭摘出手術などで声を失った患者さんは、訓練によって声を取り戻すことは可能だ。だが、健常者とは異なる声質のため、社会で理不尽な扱いを受けたり、つらい思いをすることも多い。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    がん、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など

    年間患者数

    [全国] 10,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    声帯に影響を与える手術やALS患者など

  • 点滴の漏出の早期発見デバイス(ID:1194)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師(9年以上)

    当院の通院治療センターでは、毎日平均約150名の患者が抗がん剤の治療を受けており、治療に伴う副作用や有害事象の出現も様々である。その中で、共通して起こりうる事象として、「血管外漏出」があり、抗がん剤の種類によっては、外科的な治療が必要な場合が生じる。血管外漏出は、熟練した看護師であったとしても、早期発見は難しく、業務に追われると発見が遅れることも多々あるため、検知するデバイスの開発が必要。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    がん

    年間患者数

    [自院] 980,856人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    化学療法中のがん患者

    年間件数

    [自院] 36,000件

  • 新しいシェル開発(熱可塑性ではない素材)(ID:1193)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都放射線技師(35年以上)

    頭頚部の治療では、動かないようにシェルという固定具を作成している。シェルは熱可塑性プラスチックでできており、固定具を作る際、患者様が熱く感じる。子供の場合も同様に作成するが、熱く感じるのを嫌がりうまく固定具を作成できないことが多々ある。そこで私たちは、熱可塑性ではない素材のシェルの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    頭頚部癌の患者で放射線治療を受ける方

    年間患者数

    [自院] 473人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    頭頚部癌の患者で放射線治療を受ける方

    年間件数

    [自院] 473件

  • がん治療中の患者を支える運動支援アプリ(ID:1192)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都作業療法士・理学療法士

    PS(日常生活の制限の程度)を維持していくことは、がん治療中の患者には非常に重要である。一方で高齢化や栄養不良に伴う虚弱など身体機能の低下は容易にきたしてしまう状況にある。運動や栄養は必要であるが、そのあたりを包括的に支援する仕組みが整うアプリは現状なく、その支援アプリはがん患者を支えQOLの維持向上を目指せるものであると考える。モバイルヘルスの開発を当センターから行い、全国展開、保険収載を狙う。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    化学療法を実施する、スマートフォンをもち、運動実施可能ながん患者(癌腫問わず)

    年間患者数

    [自院] 2,700人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    化学療法実施を行うがん患者

    年間件数

    [自院] 2,700件

  • 術中の医師目線手術動画記録・共有システム(ID:1191)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師

    鏡視下手術による画像記録は、AI解析により手術支援や手術の自動化に関する研究開発が進められている。一方、外切開手術では画像記録の集積は一般的ではない。頭上または後方からのカメラ録画では、術者の頭部が映りこんでしまったり、術野深部のフォーカスがずれたりするからである。今後の外科手術発展のためには、術中の医師目線による手術動画の記録・共有システムが必要と考える。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    頭頸部癌、頭頸部腫瘍 今回は頭頸部外科疾患を想定しているが、形成外科、皮膚科、整形外科、乳腺外科など「外切開手術」を主とする外科で用いられるようになる。また、胸腹部外科でも外切開手術を行うことがある。

    年間患者数

    [自院] 600人 [全国] 53,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    頭頸部癌、頭頸部腫瘍 今回は頭頸部外科疾患を想定しているが、形成外科、皮膚科、整形外科、乳腺外科など「外切開手術」を主とする外科で用いられるようになる。また、胸腹部外科でも外切開手術を行うことがある。

    年間件数

    [自院] 500件 [全国] 24,000件

  • ベッド関連機器(ID:1100)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師

    既存のベッドは、ベッドボード側にブレーキがないため、手術室で麻酔科医がいる位置からブレーキ操作ができない。そのため、意思疎通がうまくいかないと、患者転落事故につながる可能性もあるため、ヘッドボード側からブレーキをコントロールできるシステムが求められている。

  • 教育システム(ID:1099)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師

    看護師の離職理由として、職場に求められる能力とのギャップや、現場での教育環境などが理由として挙がっている(厚生労働省)当院でもせん妄や認知症への対応、急変や患者家族への接遇などで悩む新人看護師は多く、研修や参考書などで学習しても、実際に上手く対応できていない現状がある。映像を用いた学習も進んでいるが、よりリアルに疑似体験、または経験者の追体験ができるようなシステムがあれば実践に生かせる

  • 診断装置(ID:1098)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師

    少し深いところにミクロレベルで残ったがん細胞は、大腸カメラとMRIでカバーできないため、表面から2mmくらいにある大きさ1mmのがん細胞を客観的に発見できるデバイスがほしい。

  • 手術ベッド関連機器(ID:1097)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師

    手術体位は診療科によって様々で、体位変換の際、患者は麻酔の影響で無意識で筋肉が弛緩した危険な状態にある。しかし、体位変換に参加する麻酔科医、看護師は女性が多く、患者の状態に注意しながら、人力で体位変換を行っている。患者の体格によっては体位変換は困難な場合があり、少ない人数でも安全に体位変換が行える機器が必要である。

  • 鉗子、リトラクター(ID:1096)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師

    現在、患者さんの負担をできる限り少なくするため内視鏡手術が主流になっている。
    胸腔内で手術を行うワーキングスペースを作るため、虚脱させた肺を圧排している。
    体表の切開箇所を増やすことなく、胸腔内の肺を容易に展開するための器具を開発をしたいと考えている。

  • 手術器具(ID:1095)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師

    手術中に子宮の位置を調整するマニピュレータ操作のために、現状では医師1人がついている必要があり、執刀医の指示によりマニピュレータの向きを変えるが、助手からはモニターがミラーイメージとなるため、操作がし辛い。また、腹腔鏡だと術者がサポートできるが、手術支援ロボットだと手が届かず、離れた場所から口頭指示で行っているが、なかなか思うような形で固定できないという現状がある。

  • 投薬管理デバイスシステム(ID:1094)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師

    緩和医療において重要なオピオイドは、麻薬となるため投薬管理が重要である。しかし、現在のところオピオイドの内服/点滴時間や容量、呼吸数モニタリング等 がしっかりと管理できるところまでは至っていない。
    そこで内服や点滴などの投薬履歴等を残し、呼吸数などのモニタリングができるシステムを構築し患者さんの疼痛管理、オピオイド製剤の管理ができるようなシステムを構築したい。

  • 内視鏡検査時の体液飛散管理ツール(ID:1149)

    東京都国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

    東京都臨床工学技士

    COVID-19など体液を媒体とする各感染症に対し、内視鏡検査を実施する際の体液飛散防止策が確立されていない。検査時、各感染症に対しスタンダードプリコーションを徹底し、さらにCOVID-19(疑い含め)の際には各種指針に沿った対応を行っている。しかし現状では内視鏡検査時に発生する体液飛散を防止用する専用デバイスがないため、ポリ袋製造・加工、空気清浄設備が得意な企業を求めます。

  • 口腔内アセスメント機器(ID:1441)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都歯科医師(14年以上)

    口腔ケアは、口腔機能の改善のみならず感染症の予防や栄養摂取、その他様々な効果が認められ、患者の回復過程やQOL向上において大切なもののひとつとなっている。そのため、看護師や介護士などによる口腔ケアが重要となるが、ケアの前の口腔内の評価に関して、評価者によってばらつきがある現状がある。歯科医療者のいない病院や施設においても、歯科医療従事者がと同等の評価できるようにしたい。

  • 開口器(ID:1440)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都歯科医師(14年以上)

    歯科治療時には、時に長時間口を開けてもらう必要があるが、口を開けるのが苦手な患者も多く、口を強制的に開ける開口器やバイトブロックを使用し治療することもある。既存の開口器は大きく重いこと、細かな調整ができなかったり、位置がズレたりする。また、歯が少ない患者では、残存歯や歯肉を損傷するリスクがあるため使用しずらい。

  • 接触圧測定装置(ID:1439)

    試作

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(35年以上)

    糖尿病等による下肢潰瘍・切断は増加しつつあり、その対策として「下肢創傷処置料」「下肢創傷管理料」が新設されたり、「装具を用いた側部潰瘍の免荷」がタスクシフトとして義肢装具士の業務として取り上げられる事態となっており、免荷ができているかの確認のための、足と履物の間の接触圧測定は重要である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    糖尿病足症例など

    年間患者数

    [自院] 50人 [全国] 10,000人

  • 乳幼児用留置針(ID:1438)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都看護師(15年以上)

    乳幼児の末梢静脈路確保は、手背が第一選択となる。乳幼児は発達の特性上、静脈路の安全な保持が難しく、自己(事故)抜去や血管外漏出を防ぐため、手全体のシーネ固定を併用することが多い。しかし、シーネ固定は乳幼児の活動を著しく制限し、児の心理的苦痛や発達の阻害につながるなど、乳幼児にとってデメリットが大きい。また、乳幼児の特徴をふまえて設計された留置針はなく、留置針の形状に合わせて対応している現状にある。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    乳幼児への末梢静脈点滴治療を要する全ての疾患

  • 小型ハイフロー装置搭載型歩行補助器(ID:1437)

    試作

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(22年以上)

    重症COPDや開心術後の患者にはO2療法が必須であり、マスクでも不十分な場合ハイフローセラピーが行われる。ハイフローは壁配管や固定電源が必要なため、リハビリがベッド上かその周囲に限られる。現在1型呼吸不全に適応となった在宅用の「バッテリー機能を有するハイフロー装置」が発売されているが、この小型ハイフローを搭載可能な歩行補助器は現行なく、リハビリを要する疾患だけに搭載可能な歩行補助器を開発したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    重症の閉塞性肺疾患(COPD)、在宅酸素療法(HOT)患者、心臓大血管術後のリハビリテーションを必要とする患者

    年間患者数

    [自院] 200人 [全国] 450,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    重症の閉塞性肺疾患、在宅酸素療法患者、心臓大血管術後のうち、リハビリテーションを積極的に必要とする患者

    年間件数

    [自院] 20件 [全国] 20,000件