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望星新宿南口クリニック
臨床工学技士
どの職種、職場でもニアミス、インシデント、アクシデントなどが必ず起きてしまいます。 医療の現場では重大な事故、命に関わる事もありダブルチェックなど様々な方法で対策をしているが人数が少なく忙しいとどうしても見逃しが増えてしまいます。 1人でもミスを減らす気がつける装置、方法があればいいなと思いました。
透析中は循環動態・電解質の変動のより血圧が下がりやすい。血圧計を付けたままだと時間経過で緩んでしまい、血圧測定が正確に出来ない。また、圧迫感や拘束感を感じ、外して欲しいとの要望が多い。限られた時間・スタッフ数でバイタルサイン測定を行っていることから測定忘れが目立ち、個人の巻き方によっては血圧にバラつきが見られる。これでは急変の予測は難しい。その為、誰でも簡易的に測定できるデバイスが必要と考えた。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
デバイスが使われる検査・手術・処置等
透析では穿刺をした後、穿刺針と回路を固定し治療を行います。テープで固定することが一般的ですが1回の透析治療にあたり一本約15cmで数本使うので約1mの医療用テープを使用します。テープではなく使いまわしができ固定ができるデバイスがあればコストが削減できると考えました。又、テープの種類によって粘着剤などが違いかぶれる患者さんがいます。粘着剤を使用せず固定することでかぶれを防ぐ選択肢になります。
年間件数
松本歯科大学
歯科医師(7年以上)
矯正治療中に口の中の器具を自身で確認する際に、暗くて見えない、歯の裏側が見えないなどにより、確認できない。
医師(31年以上)
喉頭全摘出後に無喉頭になり、発声できない患者が日本に約8000人程度いると考えられている。術後の代用発声手段は、食道発声、電気式人工喉頭、シャント発声やPCを使用した文字入力によるものもあるが、習得困難でいずれも満足できる音声ではない。
歯科医師(19年以上)
レントゲン写真上では歯根の破折線が判別しにくいときがある。
歯科医師(28年以上)
智歯を抜歯するときは、歯肉を切開、剥離し、被覆している骨を削除し、歯を削って分割して抜去するが、智歯を削るときに歯肉や隣の歯を傷つけないようにするのは難しい。
年間患者数
歯科医師(22年以上)
歯科治療を行なう患者さんに顎顔面軟組織の三次元的な評価を行ない治療をすることができるようになってきた。製品としては規定された空間にカメラを2台以上据付るタイプのものがあるが、特定の空間が必要であり、カメラが動かせないため顎の下や後ろなど患者の顔の影になる部分の撮影は困難なため評価に困っている。
歯のメンテナンス時に注水を行うタイプの器具を口腔内で使用するのでフェイスタオルを使用する。治療には出血等があるのでディスポーザブルのフェイスドレープを使用するが、質感が良くないためメンテナンスには使えず、タオル生地のものを使用後洗濯して使っている。口腔内から出るミストを被ったタオルを大量に洗う衛生士を見ていて何とかならないものかと思う。
近年、歯の裏側から矯正治療を行なう患者さんが増えているが、自分の口腔内の清掃状態を確認することが難しく、特に歯の裏側に矯正装置等がついている場合は歯肉炎等の症状として問題となることが多く困っている。
歯科医師(23年以上)
歯科用イメージングプレートは硬く口腔内にセットした場合痛い、患者自身が保持する際に滑るなどの問題があり、補助器具を使用して撮影を行っているが、ベストといえる物がないのが現状である。
矯正用レントゲンを計測するときに初診者だと臼歯がわかりずらい。
矯正治療中にワイヤーが見えたくないと患者に言われる。
矯正治療中にワイヤーとブラケットのねじれが大きいと衝撃でブラケットが歯からはずれてしまう。
矯正治療中にワイヤーとブラケットのひっかかりを軽減するためにワイヤーの角を落とすが、それにかかる時間を短縮したい。
矯正治療中にワイヤーがずれない、もしくは一方向にしか動かないようになると便利。
サンドブラストを歯や銀歯にする際にその準備に時間がかかるので、それを短縮したい。
その他医療スタッフ
バキュームやタービン等の音でパニックや拒否行動を起こす患者は治療が出来ない
舌圧や頬、口唇の緊張が強いとバキュームを口腔内に挿入出来ない
治療に非協力的な患者の抑制に手を取られると、他への手が足りなくなる
歯科医師(32年以上)
今日の病理診断では遺伝子解析が行なわれ、パラフィン包埋試料の使用が避けられない症例もあり、パラフィンからの核酸抽出は日常的に行なわれている。しかし、試料採取には一定の熟練した技術が必要で、目的部位を細胞レベルで採取するマイクロダイセクション装置は高価であるなどの問題がある。そこで、使用法が簡便で安価な装置が望まれる。
歯科医師(27年以上)
歯磨剤やプロフィンで歯面の清掃、研磨を行っても、数時間でまた付着物が見られる。1回清掃すれば、少なくとも1日は全く汚れが付着しない歯磨剤がほしい。
歯冠修復物・補綴物に被覆された歯において、レントゲン写真上では二次カリエスが判別しにくいときがある。
レントゲン写真上では頰舌側の歯槽骨縁が重なり、歯槽骨量(歯槽骨縁)が判別しにくいときがある。
歯科医師(30年以上)
根管治療に必須の器具であるが、開口量が小さい患者では使いにくいことと、コードの断線、電池容量等により、測定誤差、故障が多い。
ブラケット撤去後の歯面清掃に時間がかかるので、それを短縮したい。
歯根端切除術を行うとき、口唇を圧排しつつ歯肉骨膜弁も同時に利き手ではない手で圧排しなければならず、さらに血液、唾液等も吸引しながら行わなければならない。
松本歯科大学(障害者歯科 小児歯科 口腔衛生)
歯科医師
障害児・者の歯科診療では拒否行動だけでなく不随運動により治療困難となることがある。薬物を使用した鎮静が多用されるが、静脈路の確保や緊急時にはやむを得ず抑制法が用いられる。この時、かなり強く抵抗されることもあり、安全かつ快適な抑制方法が望まれる。
嚥下の際には喉ぼとけが挙上する。摂食嚥下障害のスクリーニング検査で多用されている反復唾液検査ではこの動きを手指で感知するがその当て方によっては嚥下運動を阻害してしまう恐れがある。非接触で運動を評価できる簡便な装置があればスクリーニング検査を容易にするばかりでなく、食事時の嚥下運動の評価にもつながると考えている。
歯科診療時には口腔内バキューム・口腔外吸引装置・エンジンやタービンなどの切削器具が使われ、様々な音が生じる。患者の口腔周囲で発生する音であることからその音量のために患者との会話に困ることがある。また、自閉症スペクトラム症などの患者では音により強い拒否行動をとることも知られている。患者との会話の困難さ、診療への誘導に苦慮している。
医療法人社団和邇会 三井メディカルクリニック
医師(30年以上)
夜間就寝時のコンタクトレンズ装用により角膜形状を矯正して日中の裸眼視力を改善する「オサート・オルソケラトロジー」治療において、長年の課題であった効果の永続性をもたらす「角膜クロスリンキング」を安全かつ効果的に実施する新型紫外線照射装置を開発する。試作機による動物実験及び臨床適応は平成26年度文科省シーズ研究A及び平成27年度AMED医工連携事業化推進事業で検証済み。
箕面市立病院
植込み式ペースメーカを使用している患者は常にペースメーカー手帳を携帯する必要があるが、できていないことがある。そのため検査や治療が必要な時にそのメーカーを判別するのに時間を要している。他の在宅で使用する医療機器(在宅酸素、在宅人工呼吸器など)も入院時に設定の確認を行っているが他院で管理されている場合、確認に時間を要する。また災害時に前述の医療機器や人工透析の条件等の確認にも活用できると考えられる。
支柱台に電源タップを後付けし医療機器の電源を確保している。支柱台には薬剤が架かっているため、薬剤交換時に水滴が落ち電源タップにかかると絶縁低下を生じ、焼損・感電の原因となる。
多くの医療職種が気管内の痰を吸引し、性状等をカルテ等に記載しています。その性状によって医師は、輸液・加湿や薬剤の投与・中止を検討しています。しかし、吸引の手技は、研修で習得しますが、痰の硬さに関しては基準的な硬さを模した物は無く、OJT で教えられています。基準になるようなデバイスを作成できないかと考えています。
気管内の痰を吸引し、性状等をカルテ等に記載する。しかし、その基準的な物は無く、経験からOJTで教えられている。基準になるような模擬痰を作成したい。
パルスオキシメーターセンサのディスポタイプは、水に漬けない事となっている。しかし、食事前やお手洗い後に手洗いすることは必要であるが、そのセンサを濡らしてしまう。手洗いをすることは、感染対策上、必要な事であるため、スタッフは黙認しているが、不具合などを起こす可能性がある。
医療機器の電源や通信ケーブルを人や台車等が、踏んでしまう事でケーブル断線によるトラブルを多く経験している。ケーブルのみ交換できる構造であれば、破損した場合は、予備品にその場で交換すれば良いが、本体一体型やスイッチ類と一体になった製品が多数ある。このような製品は、ケーブルの交換であってもメーカーでの修理が必要となり現場での復旧が困難となり、治療や検査を中断することも考えられる。
公益財団法人小倉医療協会 三萩野病院
医師(38年以上)
肩には手術でなくても治療できる外傷が沢山ある. (上腕骨近位端骨折,腱板断裂,肩鎖関節脱臼,鎖骨遠位端骨折, 肩関節脱臼,脳卒中後の肩関節亜脱臼,投球傷害や投球後の疲労など) 治療の主体は装具であるが,三角巾は19世紀の吊り具で誰も着けたがらない. 20世紀の肩装具は長大で重く,必ずしも快適でない. 喜んで装着したくなるような21世紀のスリングが必要だ.
(福)美明会
その他医療スタッフ(12年以上)
身体に麻痺などの障害がある患者には職員介助の下、特浴機で入浴をしているが、目を離した隙に、浮力などによりベルトがゆるみ患者の姿勢がくずれ、顔面が水没するなどのヒヤリハットが起きることがある。全国的にもこのようなアクシデントによる死亡事故は耳にすることがあり、人の監視以外の方法で水没を未然に防ぐ機器・ツールが求められる。
当施設では入所者は毎日、特に看取り介護が必要な場合には5回/日程度パルスオキシメーターでSpO2を測定する。現状のパルスオキシメーターは指先が冷たいと正確な測定ができず、指先を温めるなどしてから測定している。また、救急搬送の際に救急隊からバイタルを聞かれるため、指先が冷たくても迅速にSpO2測定することができる機器が必要である。
当施設では常時50台程度の車イスを使用しており、タイヤへの空気入れやパンク修理が手間になっている。ノーパンクタイヤの車イスは存在するが、既存品はゴムが硬いため乗り心地やブレーキをかけるのに力がいるなど、快適性・安全性に課題があり、外出には向かないため使用していないのが現状である。
当施設は家族が自由に出入りできるような開かれた施設としている一方、認知症患者も多く入所しているため、徘徊で施設外に出てしまうリスクがある。認知症患者には徘徊センサーを携帯させているが、誤って洗濯してしまったり、水没させてしまい故障することが時折ある。性能とランニングコストの見合う徘徊センサーが望まれる。
入所者の自立支援の一環として、なるべく1人で食べてもらうように支援をしているが、食べこぼしなどが多く車イスが汚れてしまう。汚れた車イスは職員が定期的に洗浄しており、大きな負担となっている。半自動でも車イスの洗浄機があれば作業の負担が軽減される。
有限会社デンタルオフィスささき(一般社団法人日本歯科審美学会)
CAD/CAM補綴物のフィットには大きなばらつきがある。フィットが緩いと補綴物の脱離、フィットがきついと補綴物の浮き上がりにつながる。CAD/CAM補綴物を製作する時のセメントスペースの量は適合精度に大きく左右するが、個々の支台歯に合った設定方法がない。