日本赤十字社医療センター |
脊椎整形外科
医師 (15年以上) |
打腱器
臨床現場が抱える問題:脊髄症のスタンダードな評価方法であるMRIが安易に使われていること。
高齢化社会に伴い加齢性変化で脊髄が圧迫されている患者は増加している。そのため、手足の症状を訴え病院受診する患者を診る機会は多い。一方で、MRI台数の多い日本では、脊髄症の診断目的に安易にMRIを撮像することが多く、医療費を高騰させている。
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頚椎での脊髄圧迫の有病率は24.4%。
対象である「手足の動きが悪い」、「手足のしびれ」は国民生活基礎調査において男24.4/女35.5、男32.8/女38.5(人口千対)と非常に多い訴えである。
外来診療で日常的に使用する検査であり、急性期病院のみならず診療所でも使用可能。
医療費の抑制という、社会的な課題の解決にもなりえる。
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