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jmu20191202
自治医科大学
医師
冠動脈形成術では造影剤を使った状態確認とワイヤー挿入を繰り返す過程がある。造影(5秒程度)し、末梢や枝の走行を目視、記憶し、ワイヤーを挿入する。このワイヤーが正しい位置に留置されているかを再度造影で確認する。これらには非効率な造影剤使用と透視時間を多く含んでいる。特に本幹から枝分かれした血管にワイヤーを導く際には血管の入口の向きが分かりにくく苦労することがあり、造影剤量、透視時間などが多くなる。
デバイスが使われる疾患等の名称・概要
年間患者数
デバイスが使われる検査・手術・処置等
年間件数
医師(14年以上)
排卵ををなんらかの方法で感知して、排卵した具体的な日時がわかるための機器。実現したら、より具体的にタイミング指導や人工授精を行う時間を設定できるなど、妊娠率向上につながる可能性がある。
現在使用されている子宮鏡では子宮頸部が非常に狭い方の場合、挿入に伴い疼痛が出てしまう。また胚移植時に使用する場合において、現地療法では子宮内の状態(不要な血液などの遺残物が残ってないか、内膜の脱落膜化が正常におこっているか、など)が把握しづらいことがある。子宮鏡を改良できれば疼痛の減少や、移植時の子宮内の状態を把握しやすくなり、着床率向上につながる可能性がある。
嚥下障害はあるものの消化管の機能に問題がない患者には、経鼻栄養チューブを用いて経管栄養が行われる。チューブ挿入では気管への誤挿入を回避するため、気泡音やpH測定、X線撮影等により確認するが、確実性の低さや簡便でないなどの問題がある。特に在宅にて家族が栄養剤注入前にチューブの位置確認を行う場面や、誤抜去時に再挿入する場面では、安全・簡便・客観的に位置確認できる方法が求められている。
自治医科大学病院
看護師
高度急性期医療を担う特定機能病院においても高齢患者が増加している。高齢患者の中には見守りや声掛けが必要とする方もいる。介護の現場ではコミュニケーションロボットに代表される介護補助ロボットの導入があり、その効果も検証されている。高度急性期医療の現場においても看護業務を補助するロボットが必要とされている。
現在の高度医療において、様々な医療機器は必須であるが、複雑な病態の患者には多種多様なコードやルートがベッド周囲に存在している。このコード等の管理・整理が煩雑かつ困難であり、患者が転倒する原因にもなる。またコード等の断線やショート、二次被害としてネットワーク障害発生や火災の危険性もあった。上記のようなインシデントもあり多種多様なコードやルートを簡便に管理できる物理的な環境整備が求められている。
新生児や乳児の入浴をベッドサイドでするときにベビーバスを使用しているが、通常のベビーバスには高さがないため、ワゴンの上にベビーバスを置いて入浴をする。しかし、固定が十分できず安定性に欠ける。また、介助者の背丈によっては腰に負担がかかる。入浴時使用する石鹸やスキンケア用品を置くスペースがない。また、ベビーバスの排水口の蓋がゴム製のため、劣化しやすくカビも生えやすい。
作業療法士・理学療法士(31年以上)
骨盤底筋への理学療法で便失禁や便秘が改善することがわかっているが、なかにはトレーニングを指導してもうまくできない方がいる。骨盤底筋へ簡便に刺激を与えられる方法や機器があれば老若男女問わず継続的にトレーニングを実施でき、便失禁や便秘が改善する患者の増加が見込める。