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東京医科歯科大学医学部付属病院
臨床工学技士
加温加湿器併用中の人工呼吸器トラブルのひとつに加湿忘れがあり、加湿不足は最悪の場合、肺炎や気道閉塞の要因となる。それぞれ別のシステムで作動している人工呼吸器と加温加湿器を連動させるシステムがあれば、このトラブルを回避できる可能性がある。
国立大学法人東京医科歯科大学医学部附属病院
空気加圧による高気圧酸素治療では、高気圧環境下でマスクによる純酸素吸入が行われる。そのため治療効果を発揮するためには安定した酸素供給が必須となる。しかし大気圧下で調整した酸素流量は、環境圧の上昇に応じて低下するため、治療圧下では酸素供給量が低下していることが推測される。また治療室内は火災のリスクを回避するため酸素濃度を上げることができない。圧力調整器や酸素流量計の開発が可能な企業を求めています。
空気加圧による高気圧酸素治療では、高気圧環境下でリザーバ付酸素マスクによる純酸素吸入が行われる。1回吸気量の多く(理想的には全て)が配管からの乾燥酸素であるため、加湿機能を有する酸素デバイスの使用が必要である。しかし高気圧環境下で使用でき、純酸素の供給および加温・加湿機能を有する酸素デバイスは存在しない。酸素療法関連デバイスの開発が可能な企業を求めています。
国立大学法人 東京医科歯科大学医学部附属病院
血漿交換や二重濾過血漿交換、血漿吸着などのプラズマフェレシス(PP)では、血漿中から病因物質の除去を行うが、その際生体にとって有用であるフィブリノゲンや免疫グロブリンなども同時に除去されてしまう。また各溶質の血漿中濃度の推移は、治療スケジュールや各種治療モダリティによって異なり、フェーズに応じて治療方法を検討する必要がある。シミュレーションソフトウェアが開発可能な企業を求めています。
酸素療法や非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)では、マスクの圧迫により医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)を生じる場合がある。MDRPU予防にはマスクフィッティング等の外力低減ケアが重要とされているが、マスクの圧着が弱い場合はリークが生じてしまう。そのため圧着の程度を把握することが必要となるが、現在測定可能なデバイスは存在しない。圧力センサまたはNPPV用インターフェイスに関する企業を求めています。
血液浄化療法は体外循環にて治療が行われる。治療中に血液回路内に凝血が起こると治療継続が困難となり、回路交換を要することがある。また返血が困難な場合は回路分の失血となるため、早期発見が重要となる。現状では回路内の各所圧力トレンドにて回路内凝固を推測しているが、圧力変動は回路内凝固以外の原因でも起こるため、圧力把握だけでは判別が難しい場合もある。モニタリング機器が製作可能な企業を求めています。
循環血液量(BV)連続モニタは、透析療法では除水に伴うBV減少による血圧低下の早期発見のため広く活用されている。一方血漿交換や血漿吸着などのプラズマフェレシス(PP)においても、治療中の血漿成分の変動による浸透圧の変化が懸念され、血圧変動をきたす危険性がある。しかしPP施行時にBV変動を確認できる機器は現在、製造販売されていない。モニタリング機器が製作可能な企業を求めています。
大阪府済生会泉尾病院
万年人手不足の臨床現場では中間管理職に依存することなく、効率且効果的な運営を実現する必要がある。管理職業務はしばしば非効率で、医療スタッフの生産性低下やモチベーションの減少を招き、結果として患者ケアの質に影響を与える可能性がある。AIによる分析と自動で管理業務の効率化、公正で透明なスタッフ評価、迅速なシフト作成を実現し、医療スタッフが本来の業務に集中できるよう支援したい。
麻生総合病院
マスク型人工呼吸器を使用する場合、マスクフィットしない為、サイズや種類変更を度々行っている。マスクが合わない事で、マスク型人工呼吸器からの送気が、リークして十分な治療効果が得られない為、マスクのベルトを強く締め付けてしまい、皮膚トラブルを発生させてしまう可能性がある。マスク交換によるコスト増加や皮膚トラブルのリスク軽減できるデバイスやアプリの作成可能企業を求めます。
人工呼吸器から患者に送る空気を加温加湿する為、加温加湿器を使用する。患者口元は、カテーテルマウントと気管に挿入する挿管チューブが接続される。この間で結露が発生する。加温加湿器や空調を調整するが、効果は限定的である。結露が患者に流れこむ事で、人工呼吸器関連肺炎(VAP)が発症し、死亡率増加等が報告されている。VAP発生リスクが軽減できるカテーテルマウント・挿管チューブの作成可能企業を求めます。