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  • 男性不妊症のリスク特定方法(ID:1452)

    東京都東邦大学

    東京都医師(22年以上)

    男性不妊症の必須検査である精液検査は、通常の血液検査と異なり不妊専門施設でしか行なうことができない。不妊症の検査・治療の増加という状況で、男性不妊症を簡便にスクリーニングする課題を解決するために生殖機能の検査を希望する男性向けに血液検査から男性不妊症のリスクを予測するAIモデルを開発した。精液検査の代替えとはならないが、不妊専門施設以外で気軽に調べることができる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    男性不妊症のスクリーニングを想定としている

    年間患者数

    [全国] 730,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    血液検査でホルモン採血を行ない開発したAI予測モデルにデータ入力をすることで男性不妊症のリスクを判定できる。

    年間件数

    [全国] 730,000件

  • 透視画像の3D化(ID:1448)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師

    現在は術前診断、手術に効果的にアプローチをするため、腫瘍の正確な位置、周囲との
    構造関係の把握や術後の食道の状態、吻合部の状態の確認にバリウム透視画像を複数方向より撮影し頭の中で空間(3D)イメージをして判断している。放射線医に3D化する手立てがないか相談したがよい方法がない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    食道、胃等に関する疾患

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    食道、胃等に係る手術、胃X線撮影時

  • プラスチック製外付けクレンメ(ID:1442)

    試作

    東京都CE-WORKS

    東京都臨床工学技士(19年以上)

    透析医療において災害時やトイレなどで一時的に離脱する際、離脱セットを用いる場合がある。しかし、どの離脱セットもプラスチック鉗子を用いる場合が多く、使用方法や固定方法によっては抜針の危険性も高い。また、プラスチック鉗子を用いることで離脱セットの小型化ができず、保管方法に困ることもある。国内において離脱セットは各社プラスチック鉗子を用いる場合が多く、小型化には至っていない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    主に慢性腎不全における人工透析治療中の患者

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    主に血液浄化療法。さらに外付けクレンメの性質上、医療現場において汎用性が高いため、手術時や外来等においても利用できる可能性がある。

  • 口腔内アセスメント機器(ID:1441)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都歯科医師(14年以上)

    口腔ケアは、口腔機能の改善のみならず感染症の予防や栄養摂取、その他様々な効果が認められ、患者の回復過程やQOL向上において大切なもののひとつとなっている。そのため、看護師や介護士などによる口腔ケアが重要となるが、ケアの前の口腔内の評価に関して、評価者によってばらつきがある現状がある。歯科医療者のいない病院や施設においても、歯科医療従事者がと同等の評価できるようにしたい。

  • 開口器(ID:1440)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都歯科医師(14年以上)

    歯科治療時には、時に長時間口を開けてもらう必要があるが、口を開けるのが苦手な患者も多く、口を強制的に開ける開口器やバイトブロックを使用し治療することもある。既存の開口器は大きく重いこと、細かな調整ができなかったり、位置がズレたりする。また、歯が少ない患者では、残存歯や歯肉を損傷するリスクがあるため使用しずらい。

  • 接触圧測定装置(ID:1439)

    試作

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(35年以上)

    糖尿病等による下肢潰瘍・切断は増加しつつあり、その対策として「下肢創傷処置料」「下肢創傷管理料」が新設されたり、「装具を用いた側部潰瘍の免荷」がタスクシフトとして義肢装具士の業務として取り上げられる事態となっており、免荷ができているかの確認のための、足と履物の間の接触圧測定は重要である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    糖尿病足症例など

    年間患者数

    [自院] 50人 [全国] 10,000人

  • 乳幼児用留置針(ID:1438)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都看護師(15年以上)

    乳幼児の末梢静脈路確保は、手背が第一選択となる。乳幼児は発達の特性上、静脈路の安全な保持が難しく、自己(事故)抜去や血管外漏出を防ぐため、手全体のシーネ固定を併用することが多い。しかし、シーネ固定は乳幼児の活動を著しく制限し、児の心理的苦痛や発達の阻害につながるなど、乳幼児にとってデメリットが大きい。また、乳幼児の特徴をふまえて設計された留置針はなく、留置針の形状に合わせて対応している現状にある。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    乳幼児への末梢静脈点滴治療を要する全ての疾患

  • 小型ハイフロー装置搭載型歩行補助器(ID:1437)

    試作

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(22年以上)

    重症COPDや開心術後の患者にはO2療法が必須であり、マスクでも不十分な場合ハイフローセラピーが行われる。ハイフローは壁配管や固定電源が必要なため、リハビリがベッド上かその周囲に限られる。現在1型呼吸不全に適応となった在宅用の「バッテリー機能を有するハイフロー装置」が発売されているが、この小型ハイフローを搭載可能な歩行補助器は現行なく、リハビリを要する疾患だけに搭載可能な歩行補助器を開発したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    重症の閉塞性肺疾患(COPD)、在宅酸素療法(HOT)患者、心臓大血管術後のリハビリテーションを必要とする患者

    年間患者数

    [自院] 200人 [全国] 450,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    重症の閉塞性肺疾患、在宅酸素療法患者、心臓大血管術後のうち、リハビリテーションを積極的に必要とする患者

    年間件数

    [自院] 20件 [全国] 20,000件

  • 膀胱留置カテーテルキャップ(ID:1436)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都看護師

    排尿困難に対してカテーテルを挿入しキャップ管理をして生活する患者がいる中、手技獲得や排尿手順に戸惑いがある。いつもの排尿を行うためにもキャップ構造の工夫が必要である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    排尿ケアチームにてキャップ管理指導介入した件数

    年間患者数

    [自院] 28人

  • 側弯症運動療法(ID:1435)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(20年以上)

    側弯症の運動療法は、指導の煩雑さ、患者(10-14歳女児)の継続性の難しさ、実施確認の難しさからエビデンスが少ないが、近年進行を抑制するという報告がいくつか出ている。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    10-25°の側弯患者(女児の約2%)

    年間患者数

    [自院] 10人 [全国] 6,500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    現在は病院ではほとんど行われず、接骨院で自費で行われている

  • 難治性気胸治療用の新規塞栓物質の開発(ID:1434)

    試作

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(22年以上)

    難治性の気胸では外科的治療が一般的であるが、肺に基礎疾患を持つ場合が多く,呼吸予備能力の低下から外科的治療を行うことが難しい例を多々認める。このような症例にはEWS(シリコン製気管支充填剤)を用いた経気管支塞栓術を行うことがあるが、しばしば治療に難渋し、また効果も不十分で複数回処置を行う必要がある。そのためEWSに代わる新規気管支塞栓療法の構築を目指す。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    気胸患者

    年間患者数

    [自院] 20人 [全国] 37,500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    難治性気胸

  • 直視下生検用ガイドシースシステムの構築(ID:1433)

    試作

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(22年以上)

    肺野末梢病変の診断は、気管支が細くかつ分岐が複雑なため、難しいことがある。末梢病変まで気管支鏡を挿入することは難しく、透視画像を見ながらでガイドシースを末梢病変部まで誘導する手法が一般的であるが、これも限界がある。血管内視鏡で用いる高感度カメラを用いて、血管内治療と同様のアプローチ方法を応用して、末梢病変を肉眼で直視ができ、直視下に生検可能なシステムを構築すれば、診断率の向上に寄与すると考える。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    肺癌や抗酸菌感染症など胸部異常影の診断が必要な症例

    年間患者数

    [自院] 420人 [全国] 127,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    肺癌の診断や抗酸菌感染症の診断などを目的とした気管支鏡検査

    年間件数

    [自院] 350件 [全国] 17,900件

  • 尿中VMA/HVA簡易測定器(ID:1432)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(33年以上)

    小児がんの一つである神経芽腫の重要な腫瘍マーカーとして尿中VMA(バニルマンデル酸)と尿中HVA(ホモバニリン酸)がある。いずれも診断及び治療効果判定に有用で日米欧諸国では多用され、測定は液体クロマトグラフィー質量分析法で行われている。しかしながら、小児がん患者の80%が存在する低中間所得国ではこの検査は行われず、診断や治療効果判定に難渋しており、より簡便な方法の開発が求められている。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    神経芽腫はカテコラミンを産生する腫瘍で、日本での年間発生は小児がんの10%程度。日本では小児がんは年間2000人で、神経芽腫は200人。世界では30万人で、神経芽腫は3万人と推計される。

    年間患者数

    [自院] 1人 [全国] 200人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    小児がん患者の尿検体で測定が可能な腫瘍マーカーで、患者に対する負担がない。一人の患者については、全治療が1年間程度必要で、その間は毎月検査を行う。また治療後も定期的に検査をこなう。

    年間件数

    [自院] 12件 [全国] 2,000件

  • 鼻腔パッキングガーゼ(ID:1431)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(8年以上)

    鼻科手術術後は止血のため、ガーゼをパッキングする。術後数日で鼻内のガーゼを抜去するが、その際、ガーゼを確認が困難になる場合があり、ガーゼ抜去に難渋する場合がある、術後のガーゼ抜去を容易にするための工夫を提案する。

  • ウェアラブルカメラ(ID:1430)

    東京都国立国際医療研究センター

    東京都医師(22年以上)

    手術映像を録画をするための有用なカメラはいまだ開発されていない。一般的にはウェアラブルカメラといえば、ヘッドセットによるものをイメージするが、実はヘッドセットカメラは手術映像の録画には適していない。そこで、新たな映像録画の戦略として、手術撮影に特化した撮影方法の模索が非常に重要である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    外科手術全般

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    一般的な直視下手術全般

  • 医療国家試験対策アプリの開発(ID:1427)

    東京都金澤なかでクリニック

    東京都臨床工学技士(12年以上)

    医療系国家試験対策アプリの開発にご興味のある企業がありましたら、よろしくお願いいたします。国家試験に合格するか不安な学生の一助になればと思います。まずは国家試験をクリアして臨床現場に立つ事を目標に。

  • 当事者と共に作るリハビリDX関係(ID:1426)

    東京都東京女子医科大学先端生命医科学研究所

    東京都歯科医師(23年以上)

    高次脳機能障害などの当事者と未来のリハビリxDXに関する教育プログラムを、作業療法士の専門学校でおこなっている。今後このような場で将来のリハビリ業界に参画してみたいというDX関係の企業を探している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    疾患、障害がある方

    年間患者数

    [全国] 1,110,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    日常生活の場面で毎日

  • 静脈圧測定機器(ID:1425)

    東京都東京女子医科大学

    東京都医師(19年以上)

    通常用いる圧モニターは専用の機器に接続が必要でありICUでの使用は可能であるが一般病棟での使用が困難になる。
    測定器を小型化し、bluetoothなど無線でPC等へデータを送信できれば利便性を向上することができる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    遊離皮弁術後合併症の早期発見目的に使用を想定している。

    年間患者数

    [自院] 70人 [全国] 1,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    遊離皮弁術後合併症の早期発見目的に使用を想定している。

    年間件数

    [自院] 70件 [全国] 1,000件

  • 下顎骨関節突起骨折の整復デバイス(ID:1424)

    東京都東京女子医科大学

    東京都医師(22年以上)

    関節突起骨折の整復手術において、骨片の整復に難渋することがある。特に、近位骨片が内側に転位し、更に脱臼しているケースは整復するのが難しい。整復用の鉗子やスクリューなどが販売されているが、その解決には至っていない。今回われわれが行っている2cmの皮切からの低侵襲アプローチから、難しい関節突起骨折の整復を誰でも容易に行えるデバイスを開発したい。 

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    下顎骨関節突起骨折

    年間患者数

    [自院] 15人

  • 短下肢装具装着補助具(ID:1423)

    東京都東京女子医科大学病院

    東京都作業療法士・理学療法士(29年以上)

    脳卒中片麻痺に処方される、歩行自立のための補助具である短下肢装具は、プラスチック性の装具で特に、床上に自立していることが難しく装着に難渋することがある。装具装着の自立は、歩行を完全自立とするため条件であり、多くの片麻痺患者の生活の質を挙げることに貢献できるものと考える。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    脳卒中・脳腫瘍などの片麻痺を呈する疾患

    年間患者数

    [全国] 1,110,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    日常生活の場面で毎日

  • ICU関連業務を低減させるデバイス(ID:1422)

    東京都東京女子医科大学病院

    東京都臨床工学技士(20年以上)

    現在、多くの医療機器がICU内部で使用されているがその多くがいまだに目視や定期チェックなどICU医療従事者の確認で実施されている。そのため多くの有用なデータがカルテ等へ記載される機会を失っている。それらの多くは医療機器の改良点や使用環境をより医療機器側に落とし込むことで解決すると考え、いくつかの機器についてのニーズを紹介する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    ICUに入室する必要のあるすべての患者に該当する

    年間患者数

    [自院] 1,200人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ICUでの管理・定例業務

    年間件数

    [自院] 1,200件

  • X線写真でのカテーテル位置異常の検出(ID:1421)

    試作

    東京都東京女子医科大学病院

    東京都医師(23年以上)

    栄養や化学療法等を目的とした中心静脈カテーテル留置術は、日々多数の診療科で実施されているが、動脈への誤挿入による致死的な合併症(大量出血、脳梗塞等)が全国的に問題となっている。挿入時のX線写真から、静脈内に正しく挿入されているかを判定するアプリを作成し、医療安全に貢献したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    中心静脈カテーテル留置を実施される患者(全国的に日々多数の科で多数の患者に実施されている)

    年間患者数

    [自院] 480人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    カテーテル挿入は、X線透視室や血管撮影室で実施される。X線透視や撮影画像を、PCに取り込む、またはスマートフォンで撮影して判定する。

    年間件数

    [自院] 480件

  • 足部手術体位補助装置(ID:1420)

    東京都東京女子医科大学

    東京都医師(12年以上)

    現在肩用手術補助器械が開発されているが、これは主として関節鏡手術の補助器械である。足関節および足部手術は術中体位変換が高頻度かつバラエティーに飛んでおり、現在の器械を使用するのは困難である。昨今は女性医師も増えてきているが、下肢手術の体位保持はかなりの体力を要する。このため、手術支援器械として、本装置の開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    様々使用用途はあるが、足関節および足部手術を主として想定している。(足趾形成、中足部固定、足関節固定、脛骨骨切り術、偏平足など)場合により膝手術などへの応用も可能と考える。

    年間患者数

    [自院] 50人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    足関節および足部の手術

    年間件数

    [自院] 50件

  • 骨粗鬆症治療支援アプリ(ID:1419)

    東京都東京女子医科大学

    東京都医師(12年以上)

    骨粗鬆症患者人口は日本でも1100万人以上に上ると言われており、2022年9月のニュースでも今後政府が骨粗鬆症治療に注力することが報告された。骨粗鬆症治療は生涯に渡ることが多く、日常生活とも密接に関連している。アプリにより治療の記録や生活指導などを行うことにより、治療率を向上させることが出来ると考える。現在の主なアプリは製薬会社ベースのアプリが主であり、継続的な使用に適していない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    骨粗鬆症治療の支援、および骨粗鬆症の啓蒙活動

    年間患者数

    [自院] 100人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    診察治療支援

    年間件数

    [自院] 100件

  • 透析中の血圧測定を簡易化するデバイス(ID:1406)

    東京都望星新宿南口クリニック

    東京都臨床工学技士

    透析中は循環動態・電解質の変動のより血圧が下がりやすい。血圧計を付けたままだと時間経過で緩んでしまい、血圧測定が正確に出来ない。また、圧迫感や拘束感を感じ、外して欲しいとの要望が多い。限られた時間・スタッフ数でバイタルサイン測定を行っていることから測定忘れが目立ち、個人の巻き方によっては血圧にバラつきが見られる。これでは急変の予測は難しい。その為、誰でも簡易的に測定できるデバイスが必要と考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    透析

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    透析

  • 内視鏡用トロカー清掃具(ID:1407)

    東京都杏林大学医学部付属病院 

    東京都臨床工学技士

    内視鏡外科手術では腹腔内へポートを通じてカメラを挿入して内部映像をモニターに映して手術を行うが、トロカー内が血液等で汚染されているとカメラの出し入れの際に先端のレンズ部に血液等が付着し、精彩な術野画像が得られなくなる。現在市販品の清掃器具がいくつか出ているが、定価が高い、吸水性が無い等、満足いく製品とは言い難い。今回トロカー内を清掃する用具について提案したい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    内視鏡外科手術

    年間件数

    [全国] 400,000件

  • 加温加湿器の電源入れ忘れ防止システム(ID:1408)

    東京都埼玉医科大学国際医療センター

    東京都臨床工学技士

    人工呼吸器管理で用いる加温加湿器は、人工呼吸器の換気と連動しておらず、手動で電源を入れている。しかし、加温加湿器の電源入れ忘れを検知する機能が無いため、人工呼吸器管理の開始や再開時に加温加湿がされず乾燥したガスが送られ、重篤な状態に発展するトラブルが発生している。医療従事者にとって加温加湿器電源の入れ忘れを防止する、または気が付けるデバイス・システムの開発が望まれる。

  • 呼吸器-加湿器連動システム(ID:1409)

    東京都東京医科歯科大学医学部付属病院

    東京都臨床工学技士

    加温加湿器併用中の人工呼吸器トラブルのひとつに加湿忘れがあり、加湿不足は最悪の場合、肺炎や気道閉塞の要因となる。それぞれ別のシステムで作動している人工呼吸器と加温加湿器を連動させるシステムがあれば、このトラブルを回避できる可能性がある。

  • 小腸閉塞治療に対する電気刺激治療システム(ID:1410)

    東京都東京大学医学部附属病院

    東京都臨床工学技士

    癒着性小腸閉塞に対する治療として、腸内圧を減圧するためにイレウスチューブ(LT)挿入術が施行される。この処置は手技難易度が高く手技時間も30分以上かかるため患者の苦痛が大きい。さらに約30%の患者は手術へ移行してしまう。よって、患者苦痛, 手技難易度, 治療効果の点でLTによる治療は改善すべき課題が残されている。そこで、患者苦痛を軽減し手術移行率を減らすために、新たな腸閉塞デバイスを考案している

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    小腸閉塞

    年間患者数

    [全国] 80,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    消化管アンギオ室

  • 胆汁うっ滞の改善デバイス(ID:1411)

    東京都東京大学医学部附属病院

    東京都臨床工学技士

    膵癌や胆管癌は、胆管を狭窄させることで胆汁をうっ滞させ、胆管炎を発症する悪性胆道閉塞を併発させることが多い。治療法として、胆管狭窄を改善する胆管ステント留置術が行われるが、食物の残渣によるステント内再狭窄や、ステントの脱落といった問題を有しており、再留置術を行う症例が少なくない。そこで新たに、悪性胆道閉塞を有する患者に対し、再介入率を下げるために、胆汁うっ滞を防ぐ方法を考案したい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    消化管内視鏡室

    年間件数

    [全国] 100,000件

  • 電源タップを水滴から守る(ID:1412)

    東京都箕面市立病院

    東京都臨床工学技士

    支柱台に電源タップを後付けし医療機器の電源を確保している。支柱台には薬剤が架かっているため、薬剤交換時に水滴が落ち電源タップにかかると絶縁低下を生じ、焼損・感電の原因となる。

  • 痰の性状を客観的に評価するデバイス(ID:1413)

    東京都箕面市立病院

    東京都臨床工学技士

    多くの医療職種が気管内の痰を吸引し、性状等をカルテ等に記載しています。その性状によって医師は、輸液・加湿や薬剤の投与・中止を検討しています。しかし、吸引の手技は、研修で習得しますが、痰の硬さに関しては基準的な硬さを模した物は無く、OJT で教えられています。基準になるようなデバイスを作成できないかと考えています。

  • 消化器内視鏡スコープの半自動洗浄装置(ID:1414)

    東京都鈴鹿回生病院

    東京都臨床工学技士

    消化器内視鏡での検査・処置に使用される物品は、リユース製品が多い。これらの製品の洗浄消毒作業は、細かい物や細径の筒状等が多く、手作業による物が殆どであり、自動化が少ない。そのため洗浄消毒作業に時間と人手を要している。今回は、検査・処置終了直後の消化器内視鏡のベッドサイド洗浄が半自動化で行える装置開発したい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ・上部内視鏡(胃カメラ)一施設300~700件/月 多い施設で年間約9000件
    ・下部内視鏡(大腸カメラ)一施設50~200件/月 多い施設で年間約2500件

  • 小型医療機器対応管理タグ(ID:1415)

    東京都鈴鹿回生病院

    東京都臨床工学技士

    フィンガーティップタイプのパルスオキシメータ等小型医療機器は、置き忘れ等により紛失事例が多い。紛失機器の捜索、機器定数が減る事による業務遅延、再購入とコスト増となる。輸液ポンプ等医療機器には、所在場所が分かる管理タグが、市販されている。小型医療機器にも貼付できる管理タグを開発したい。

  • ファイバー付き吸引カテーテル(ID:1401)

    東京都帝京大学医学部附属病院

    東京都医師(23年以上)

    日常的に痰吸引をされている血液内科患者は出血リスクが高く、吸引は慎重を極める。有効な痰吸引を行い、出血リスクを避ける目的で看護師が使用可能なファイバー付きのカテーテルがあれば、安全かつ有効な吸引を行えると考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    吸引が必要な患者

    年間患者数

    [自院] 150人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    吸引処置

    年間件数

    [自院] 150件

  • ワイヤレスモニター(ID:1400)

    東京都帝京大学医学部附属病院

    東京都医師(23年以上)

    血液内科では心毒性のある抗がん剤を使用したり、抗がん剤投与による腫瘍崩壊症候群のリスクの高い症例も多く、化学療法中に心電図モニターを装着することが多い。しかしモニター本体が重いこと、点滴のラインと混線したりすることもあり、患者負担が大きい。そこでモニターのワイヤレス化ができないかと考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    すべての入院患者

    年間患者数

    [自院] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    心電図モニター装着患者

    年間件数

    [自院] 300件

  • 無菌室 手ぶらでフォン(ID:1399)

    東京都帝京大学医学部附属病院

    東京都医師(23年以上)

    血液内科の無菌室ではガラス越し面会が行えるようになっているが、インターホン式受話器を利用して1対1の会話しか出来ない状態である。さらに、会話中常に受話器を持たねばならず、体力消耗が著しい患者にとっては負担となっている。そのため、患者の負担が無く家族数名との会話も可能となるような「手ぶらでフォン」を考案した。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    無菌室入室血液内科患者

    年間患者数

    [自院] 20人 [全国] 3,000人

  • 筋厚測定超音波装置(ID:1398)

    東京都日本大学医学部附属板橋病院

    東京都医師(14年以上)

    昨今、医療ではサルコペニアの診断や治療の重要性が認識されているが、サルコペニアの診断にはX線骨密度測定法検査や生体インピーダンス法体組成測定計により骨格筋量を測定する必要がある。しかしながら、これらの設備が備わった医療機関は限られるため、サルコペニア診療に支障をきたしている。そこで、簡便に骨格筋量を測定できる超音波装置を開発することでサルコペニア診療をスムーズに行えるようになるのが望ましい。

  • 安全・美しく・管理しやすい緑地化(ID:1397)

    東京都東京都健康長寿医療センター

    東京都作業療法士・理学療法士

    ・雑草等の草木の飛び出しや増殖で屋外歩行練習等で使用する舗装路の確保が難しい
    ・春~夏は、草木の成長が早く、業者に委託しても間に合わないことが多く、職員が臨時的に月2~3回程度、雑草伐採・舗装路の確保を行っている。
    ・職員個々の知識の範囲では、増殖の危険性がある植物の区別が難しい。
    ・雑木の成長が早く、伐採が困難なことがある。
     ⇒駆除剤の種類や対処方法が正確か不明

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    緑地を備えている病棟

  • wearable device(ID:1380)

    東京都東京慈恵会医科大学附属病院

    東京都医師

    頭痛による生産性の低下は年間3000億円の経済学的損失をもたらす. 最近, 片頭痛の新規発作抑制薬として抗CGRP抗体製剤が日本でも認可されたが, 同程度, あるいは片頭痛以上の有病率である緊張型頭痛は未だに確固たる治療効果のある薬剤・治療法がない. 多くの患者が一般的な疼痛改善薬にマッサージ, 温熱療法などの民間療法を併用しているのが現状であり, 文字通り多くの患者が”痛み”を感じている.

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    緊張型頭痛は1次性頭痛の中で最も罹患率が高い. 慢慢性的な締め付けられるような痛みを抱えており, 筋マッサージや市販薬でなんとか対処している患者は全国に3000万人に上る.

    年間患者数

    [自院] 200人 [全国] 30,000,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    緊張型頭痛を改善する新規wearable型deviceの開発

  • 模擬痰(ID:1378)

    東京都箕面市立病院

    東京都臨床工学技士

    気管内の痰を吸引し、性状等をカルテ等に記載する。しかし、その基準的な物は無く、経験からOJTで教えられている。基準になるような模擬痰を作成したい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    看護師、リハ、臨床工学技士、介護士など気管から吸引ができる方の研修時に使用。養成校での実習にも使用できる。

  • 蛍光胆管ステント(ID:1377)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(16年以上)

    胆管手術において、蛍光胆管ステントが蛍光発光することで容易に胆管の位置確認が行え、合併症予防につなげることを目指す。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    胆道手術

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    胆道手術

  • スキルアップソフト(ID:1376)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    現在の実習の評価基準、求められるパフォーマンスが分からない。自分の達成度の自己評価も難しい。このような状況を改善すべく実習で求められるパフォーマンスを可視化、明確化できればと考える。またその記録を残すことができ、振り返ることができればなおよい。さらには成果を基に適性、目標とのギャップ、それを埋めるためにすべきことなどをサジェストしてくれるものが理想。

  • 大人のもちかたえんぴつ(ID:1375)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    正しくない持ち方でペンを持ち手が痛くなったりペンダコができた経験がある。手が痛くなると集中力にかけ、学習の耐久性が落ちてしまう。毎日長時間ペンを持つことが必要な受験生や私たち大学生にとって、耐久性は学習の基盤になっていると日々強く感じている。本来もちかたえんぴつは小学生が未就学児が使用するものであるが、さらに楽しく!楽に!学習がしたいというニーズをもつすべての方に対して、本商品を考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    ペンの持ち方を直したいと感じている方。(ペンダコがよくできる/友達に持ち方が変だと言われた/受験で毎日ペンを持つけど手が痛くてしんどい etc)

  • Z世代のSDGs(ID:1374)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    医療業界には廃棄物(グローブやガウン、アイガードなど)が多いという問題があり、学生生活においてもたくさんの廃棄物が出ている。また入院患者の食事についても廃棄物がたくさん出ているため、SDGsの考え方を使って、このような問題を解決できないかと考えた。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    入院食廃棄物を減らすために患者の食の好みや嚥下などの身体機能の情報を管理することができるアプリに事前に登録し、一人一人の患者さんに合った食事を提供し食事を楽しんでもらいながら廃棄物を減らすアイディア。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    ビックデータ管理アプリを使って、将来的には学生食堂やキッチンカーにも応用して、学生に人気なメニューの開発や、ニーズに合わせた食事の提供をすることによって、大学内での食べものの廃棄量も減らす。

  • 医療学生のためのタスク管理アプリ(ID:1373)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    実習や座学、ポータルサイトやポートフォリオ、GoogleClassroomといった複数のプラットフォームから出るタスク管理は煩雑で、その授業のみで完結してしまっている。それらを一元的にタスクの実行や振り返りまで管理することで、知識をより臨床に近い横断的なものとできるようになると考えたため。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    医療系大学に通う学生

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    医療系大学に通う学生

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 18,000件

  • 服薬管理しやすい薬の収納商品(ID:1372)

    東京都昭和大学

    東京都その他医療スタッフ

    現在、壁掛け型や携帯用など様々な種類の薬ケースが販売されているが、多種類の薬の管理が難しく、服用ミス・重複処方によるポリファーマシーの発生、緊急時に本人以外が薬を把握しにくい等の問題を全て解決する既存の商品は存在しない。従って、薬を容易に一括管理でき、かつ入院や災害のような緊急時に、本人以外の家族や周囲の人でも一目で分かり、日常生活はもちろんのこと、介護現場でも活用できる薬の収納商品を開発したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    薬(錠剤・散剤・塗り薬・注射製剤)やサプリメントを飲んでいる人が対象。厚労省の国民健康・栄養調査(2019年)では、薬剤を服用している割合は40.8%、サプリメント等の健康食品は34.4%であった。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    日常生活や災害・入院などの緊急時

  • 消化管内視鏡で用いる処置用鉗子(ID:1371)

    東京都千葉大学医学部附属病院

    東京都医師

    現在、消化管病変に対する内視鏡的切除術は適応が拡大しつつあり、咽頭から肛門管までの広範囲にわたり治療が行われている。処置中には出血をきたすことがあり、ほとんどの場合はその場で凝固鉗子やクリップによる止血が可能である。しかし、狭い管腔で出血をきたした場合などは出血点の認識が困難となり盲目的な止血処置をせざるを得ない場合もある。このような処置は有効な止血ができないばかりか消化管穿孔のリスクを伴う。

  • アプリ(ID:1368)

    東京都昭和大学病院

    東京都作業療法士・理学療法士(22年以上)

    クライアント中心の医療、ニーズに沿った医療が行われるなかで、彼らの人生の過去、現在、未来を確認または創造できることが望ましい。作業療法評価の一つでクライアントとその人のライフストーリーを共有できる、ナラティブ・スロープが特徴の作業遂行歴面接がある。これは作業療法士だけでなく、現在チーム医療を行うなか、他職種の方にも必要な視点のため、それが可能となればよりクライアント理解が進むと考えた。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    クライアントや家族との面接、学生の実習にも使用できる。

  • オーダーメイドの撮影補助具が欲しい(ID:1367)

    試作

    東京都昭和大学江東豊洲病院

    東京都放射線技師(10年以上)

    放射線技術部では、単純撮影において再撮影を防止、画像の再現性を向上させるために、撮影部位や撮影方法に合わせた撮影用補助具をスタッフが考案し自作している。自作のため、作成には時間を要し、かつ個体差がある等の問題があり、1つの病院で作成した補助具を他の病院で同様の補助具を作成し使用することは難しい。患者さんに余計な被ばくをさせないために精度のよい補助具を量産し、多くの施設で使用できるようにしたい。

    年間患者数

    [自院] 30,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    単純撮影(レントゲン)の各種骨撮影に使用する

    年間件数

    [自院] 30,000件

  • マスク式人工呼吸器用保護剤(ID:1366)

    東京都昭和大学病院

    東京都臨床工学技士(33年以上)

    現在マスク式人工呼吸器の使用にあたって困難となっている要素の一つとして過剰なリークがある。このリークは患者との同調性を悪くさせ不快感や疲労を起こす。また、過剰なリークを防ぐためきつくマスクを当てることで褥瘡発生を引き起こす。過剰リークを引き起こす要因として欧米向けのマスクを使用していること、入れ歯を外して装着すること、チューブによる段差などがあり、これらをうまくフィットさせる保護材の開発を目指す。

    年間患者数

    [自院] 200人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    入院療養人工呼吸器装着時

    年間件数

    [自院] 200件

  • 一般撮影装置 寝台での指挟みが危険!(ID:1365)

    試作

    東京都昭和大学藤が丘病院

    東京都放射線技師(25年以上)

    一般撮影装置の寝台は、撮影のために天板が頭尾方向、左右方向に自由に動かせるようになっている。そのため、患者がベッドの縁を持つと指を挟んでしまうリスクがある。指挟み防止のため、寝台の天板横にビニールシートを付けたが、薄いため患者が寝台縁を握ってしまい、指を挟みそうになり危険である。そこで、既存の寝台でも簡単に取り付け可能、かつ撮影の邪魔にならない、指挟み防止が欲しい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    一般撮影(レントゲン)で寝台を使用する撮影すべてで使用する

    年間件数

    [自院] 80,000件

  • 感染管理部屋における医療機器の利便性向上(ID:1364)

    東京都昭和大学藤が丘病院

    東京都臨床工学技士(2年以上)

    現在、発売されている注射筒輸液ポンプは進化を続けており、以前のものと比べるとシンプルかつ、アラーム表示は見やすくなった。Covid-19の流行によって感染管理における個室隔離の部屋が増え、それに伴い映像監視設備の完備が増えた。個室部屋への入室にはPPE対応等手間がかかり入室後に薬剤交換の必要性などに気づくことも多いように思う。その例をふせぐために残量表示機能の追加を現場ニーズとして提案する。

    年間患者数

    [自院] 13,500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    救命救急センター、IRCCU、一般病棟、手術室、外来など患者治療に関わるすべての場所

    年間件数

    [自院] 27,500件

  • 衛生的でズレない検査用枕の紙シーツ(ID:1363)

    東京都昭和大学藤が丘病院

    東京都放射線技師(10年以上)

    放射線検査室では、患者毎に枕(タオル)の上に検査用シーツを敷き検査を行っている。検査中に体位変換することが多く、紙シーツが動くため、感染対策として意味をなさないことがある。紙シーツを使用せずに防水加工された枕を使用することもできるが、その都度、アルコールシートなどで清拭しても黄ばみやにおいが残ることがある。そのため、紙シーツは必須となるため、衛生的で検査中にずれないシーツか枕を開発したい。

  • 院内PHSのストラップ(ID:1362)

    東京都昭和大学藤が丘病院

    東京都放射線技師(21年以上)

    放射線技術部の院内PHSは、検査室もしくは検査毎に使用しており、毎日異なるスタッフが使用する。PHSには医療スタッフ用ストラップの装着が義務付けられており、業務上汗をかくことも多いため首にかけずにまとめた状態でポケットにPHSを入れている。そのためストラップとPHSの接続部の紐が切れることが多く、頻繁に交換しなければならず費用を要する。そこで、紐が切れにくいもしくは紐のないストラップの開発を望む。

  • 冷却目的のシール(ID:1361)

    東京都昭和大学江東豊洲病院

    東京都医師(20年以上)

    【目的】予防接種時の疼痛を緩和【背景】予防接種において、皮下注射や筋肉注射のいかんに関わらず接種時の注射針の疼痛の問題は常にある。その対策の1つとして、接種前に局所麻酔薬のテープの貼付もあるが、薬物であり副反応や費用の問題がある。【方法】接種前に、接種部位へ冷却シールを貼付しておく。【期待される効果】予防接種の注射針による疼痛の軽減が期待できる。

    年間患者数

    [自院] 20人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    予防接種の直前

    年間件数

    [自院] 20件

  • 流水式超音波歯垢除去器(ID:1360)

    東京都昭和大学歯科病院

    東京都歯科医師(27年以上)

    歯科治療では、超音波振動させた部材を歯に当てることで、歯垢や歯石を除去するが、細菌の菌体レベルでの除去はできていない。そこで、我々はインプラント周囲炎患者の歯垢除去を目的に流水に超音波振動をのせることで、ミクロなレベルで微生物除去が可能で洗浄効果の高い、流水式超音波口腔清掃器の開発を行ってきた。基本的な特許は国内外で成立し、現在はPMDAへの申請を視野に製造販売業の医療機器メーカーを探している。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    インプラント周囲炎の治療または予防を目的としたProfessional Mechanical Tooth Cleaning(PMTC)の一部として用いる

    年間件数

    [自院] 500件 [全国] 200,000件

  • 服薬がみえる錠剤シート(ID:1357)

    東京都昭和大学附属烏山病院

    東京都薬剤師(22年以上)

    薬局のカウンターで渡した薬が、自宅できちんと指示通りに飲めているかを知る方法がなかった。これが開発できれば、患者の自宅での服薬実態を知ることが出来る。

    年間患者数

    [自院] 12,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    当面は、精神刺激薬(覚醒剤類似薬)であるコンサータ錠やビバンセカプセルを想定している。

  • お薬手帳アプリ(ID:1356)

    東京都昭和大学

    東京都医師(13年以上)

    お薬手帳アプリとは、スマートフォンなどに処方された薬剤情報を保管・記録することのできるアプリであるが、利用率が低い。罹患している疾患やユーザーの年齢によっても患者や介護者がお薬手帳アプリに求めるニーズが異なるため、これにニーズに見合うアプリの開発を希望している。特に服薬管理が難しい患者を最初のターゲットとしていきたい。

  • 胎児治療用トロッカー(ID:1354)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(13年以上)

    胎児治療

    年間患者数

    [自院] 3,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    子宮内胎児内視鏡治療

  • 加圧維持デバイス(ID:1353)

    東京都昭和大学横浜市北部病院

    東京都臨床工学技士(6年以上)

    医療現場では循環動態をモニタリングするためにAラインによる観血的持続血圧測定を実施することがあり、その際、血液の逆流を防ぐために加圧バッグ用いて300mmHgほどの加圧を行なっていますが、加圧操作にはスタッフへの負担と時間を費やします。また時間経過とともに加圧不足に陥るため、加圧状態の観察も必要不可欠です。簡易的かつ安全に、加圧バッグの加圧操作や加圧維持が行えるデバイスの開発を目指しています。

    年間患者数

    [自院] 1,200人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    観血的持続血圧測定が必要となる場面 (ICUや救急外来、OPE中など)

  • 輸液ルートに発生した気泡除去の簡便化(ID:1352)

    東京都昭和大学病院

    東京都臨床工学技士(15年以上)

    輸液ポンプを使用している際に、輸液ルート内に駆動部で発生した熱により気泡が発生する。
    現状の対応はルートをはじいたり、ペンを使用して気泡を除去している。
    よって、プラスチックなどに輸液ルート径の溝を作り、その溝に輸液ルートを巻き付けて気泡を簡便化に除去できるような治具はできないかと考えている。

    年間患者数

    [自院] 56,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    輸液管理

  • チューブ鉗子(ID:1351)

    東京都昭和大学大学院

    東京都臨床工学技士(8年以上)

    チューブ鉗子は主に手術室で使用されている。近年、臨床工学技士も女性スタッフが多くなり、女性の力ではチューブ鉗子を締めづらい問題がある。
    チューブ鉗子は、COVID-19で注目されたECMO業務や人工心肺業務で使用されており、外れると血液が漏れ重大なインシデントの可能性が考えられる。
    これらの問題を解決し、簡便性、安全性に優れたチューブ鉗子の開発を目指している。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    心臓手術、ECMOなど

    年間件数

    [自院] 215件

  • 噛まれても皮膚に傷がつかない手袋の開発(ID:1350)

    東京都昭和大学横浜市北部病院

    東京都医師(38年以上)

    救急外来には意識が朦朧とした患者が搬入される事があり、スタッフに噛み付いたり血が出るまで引っ掻いたりされる方がおられ、傷口から感染が起こる危険があります。現状ではゴム手袋だけでは怪我の予防に無力です。工事現場や刃物を扱う職場で使用される怪我を防ぐ繊維を医療現場に応用できれば、世界中で使用される可能性があると思います。消毒や水洗い可能、ゴム手袋並みに細かい動きができ、肘まで覆える手袋が求められます。

    年間患者数

    [自院] 20人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    手袋

    年間件数

    [自院] 20件

  • 使い切り内視鏡曇り止めレンズクリーナー(ID:1349)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(14年以上)

    消化器内視鏡施行時には、レンズの曇りを防ぐために、市販の小ボトルタイプのレンズクリーナーを使用するが、患者毎に交換はされないのが現状である。清潔になるように注意して使用するが、ボトルが汚染されることが懸念される。その場合は廃棄が必要なため無駄も多い。1回で使い切り内視鏡レンズクリーナーがあれば臨床現場で重宝されると考えられる。また、現在のレンズクリーナーよりも曇り止め効果が強ければ理想的である。

    年間患者数

    [自院] 10,000人 [全国] 1,000,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    内視鏡検査

    年間件数

    [自院] 10,000件 [全国] 1,000,000件

  • 蛍光ガーゼ(ID:1348)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(16年以上)

    体内手術用ガーゼは手術で必須の医療機器であるが、手術用ガーゼ遺残事故はいまだに発生する。そこで本研究では、ガーゼ体内遺残ゼロを目的として、簡単に発見可能な蛍光発光する新規体内手術用ガーゼの開発を行う。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    全手術

    年間患者数

    [自院] 2,000人 [全国] 1,140,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全手術

    年間件数

    [自院] 2,000件 [全国] 1,140,000件

  • 医療施設用小児ベッド(ID:1347)

    東京都昭和大学病院

    東京都医師(7年以上)

    医療施設用小児ベッドは転落防止柵を設けており、上段・中段・下段の高さに手動で変えることが出来る。そのため保護者および医療従事者が児から目を離す際は柵の高さを上げるよう啓発しているが転落事故の報告が毎年あり、改善がみられていない。また転落事故後の合併症の報告もある。柵の上げ忘れなどは更に多いことが予想される。このような現状を踏まえ、転落事故防止を強化した医療施設用小児ベッドはニーズがあると考える。

    年間患者数

    [自院] 4,500人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    入院で使用される医療施設用小児ベッド(サークルベッド)

    年間件数

    [自院] 2,000件

  • 急変予備群患者を効率的に抽出するデバイス(ID:1346)

    東京都昭和大学横浜市北部病院

    東京都医師(20年以上)

    RRSは急変を未然に防ぐシステムであり、起動基準として早期警告スコア(NEWS)が使用されている。NEWSは、①意識状態②酸素投与の有無③血圧④脈拍⑤SpO2⑥体温⑦呼吸数をスコア化し評価するが、病棟や外来で迅速に施行するのは困難である。そこで見て評価可能な①②を除いた③~⑦をスマートウオッチのように一度に測定し、スコア化が可能となれば迅速なRRSの起動に繋がり、急変患者の減少が期待できる。

    年間患者数

    [自院] 600人

  • 手入力された電子データの変換システム(ID:1345)

    東京都香川大学

    東京都医師

    医療分野ではデータベースの集約化が進み、ビッグデータとして研究・利用が期待されている。生体情報など数値データの利用は容易だが、病名やカルテの内容などのテキストデータは、言い回しが人により微妙に異なり、利用に困難がある。現状、医師や看護師が予め定められた文言で手作業で入力し、労働時間の超過の原因の一つとなっている。この作業を自動化できないか。

  • 観血的動脈血モニタリングシステム(ID:1344)

    東京都稲沢市民病院

    東京都医師

    橈骨動脈や足背動脈で異常に高い血圧表示を是正することが臨床的に有用な場面が多々ある。動脈分岐末梢からの反射波をシミュレーションなどを使ってリアルタイムに計算し、観血的動脈血のモニタリングができればと考えている。

  • 気管挿管用のデバイス(ID:1343)

    東京都京都府立医科大学附属病院

    東京都医師

    麻酔導入時や患者急変時に手術室や病棟などで緊急気道確保をする際の補助デバイスとして、手元の操作で自在にカーブを調整出来る棒状のものがあればと思っている。喉頭鏡などを用いて挿管チューブを気道に導く際、解剖学的な問題からチューブが声門に向かって進まず挿管困難となる場合がある。気管挿管は命に直結する手技であり、このデバイスが実現すれば多くの患者・医療者の助けになると考えている。

  • 持続デジタル脳波計装着時の読影判断(ID:1342)

    東京都浦添総合病院

    東京都医師

    持続脳波の読影は、現状、各施設内の神経内科(持続脳波に慣れていない場合もある)、知り合いの神経集中治療医へ確認をしているが、読影判断のばらつきやてんかん専門医(読影医)の確保不足が課題としてある。諸外国では、持続脳波はてんかん専門医による遠隔モニタリングが行われており、日本でもこの問題に取り組めないか。

  • 各当直医の専門がわかるアプリ(ID:1341)

    東京都草加市立病院

    東京都医師

    日本の救急診療を担っている多くの2次救急では、夜間・休日は、内科・外科1人ずつ体制というパターンが少なくない。現在の医療は専門性が高く、例えば吐血下血腹痛患者さんは消化器内科医に夜間でも診療を希望されるのではないかと思う。休日夜間の当直医の専門診療科がわかれば、夜間救急のミスマッチを解消できるのではないかと思う。

  • 呼び出しアプリを用いた外来呼び出しモデル(ID:1340)

    東京都草加市立病院

    東京都医師

    多くの患者さんは混雑した待合で待つことを余儀なくされている。呼び出しアプリの開発・普及により、呼び出す側の医療機関側、呼び出される側の患者側の双方にメリットがある。開発を目指す呼び出しアプリは、単機能で操作や設定もシンプルなものを目指しており、ビジネスとして成り立つ仕組みを開発会社と一緒に考えたいと思っている。

  • 非挿管小児の呼吸努力を定量化(ID:1338)

    東京都兵庫県立こども病院

    東京都医師

    小児の肺炎や抜管後の呼吸状態を評価するとき、視診・聴診・バイタルサインなどから総合的に重症度を判断しているが、医療者の主観的判断や評価のばらつきが問題である。「視診」を定量化できれば医療の質を一定のレベルに保てる可能性がある。さらに、動画を解析が実現できれば、遠隔医療や非医療従事者(保育園、学校、家庭など)にとっても有用かもしれない。

  • 隔壁開通タイプの点滴パック(ID:1337)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(34年以上)

    高カロリー輸液のダブルバッグ製剤は、隔壁を開通させて上室液と下室液を混合させる仕様となっているが、しばしばこの隔壁開通を失念して下室液のみを点滴するエラーが発生している。メーカーからは隔壁開通時に取り外す目印のタグが付けられているが効果性は低い。隔壁を開通させると隔壁部分の色が変わるなど新たな作業は発生せず開通有無が視認できるようになることが望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    消化器・頭頚部疾患

    年間患者数

    [自院] 600人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    消化器・頭頚部疾患 (経口摂取困難な疾患や病態)

    年間件数

    [自院] 7,658件

  • オンコマイン提出可否判断AIシステム(ID:1336)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都医師(18年以上)

    肺癌診療において、ドライバー遺伝子陽性症例に対して分子標的薬の効果が非常に高い。一括して測定するマルチプレックス検査が必須になった。代表的な検査法として、オンコマインDxTTが承認されたが、組織検体の適切な作製・選別が検査の成功率を大きく左右してしまうこともあり、普及が頭打ちになっている。AIによる判断システムの開発が、マルチプレックス検査の普及を推進し、肺癌診療の底上げにつながると期待される。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    非小細胞肺癌

    年間患者数

    [全国] 20,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    非小細胞肺癌

    年間件数

    [全国] 20,000件

  • ERCP関連処置を実施する際の患者用枕(ID:1335)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(21年以上)

    内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP)関連処置において、鎮静剤使用下で無意識に患者の体動が生じることがある。安全かつ的確な処置遂行のためには体動抑制が必要で、現在体幹については固定具を用いているが、頭部には固定具がない。体動時に頭部保持する看護師の職業被ばく低減、患者にとって安全で安楽な処置の実施においても有用な枕の開発を希望する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    肝胆膵内科において内視鏡的逆行性胆管膵管造影を行う疾患

    年間患者数

    [自院] 900人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    肝胆膵内科において内視鏡的逆行性胆管膵管造影を行う疾患

    年間件数

    [自院] 900件

  • 乳がん術後出血時(予防)圧迫バンド(ID:1334)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都看護師(23年以上)

    当院では、乳がん術後の後出血予防で術当日から数日間バストバンドで装着することが多い。また、後出血発生時はフリータイを使用し圧迫する。しかし、出血箇所により腋窩周囲の圧迫が必要だが、フリータイではずれが生じやすく、本来圧迫したい部位が圧迫できない現状がある。さらに、術後の発汗やずれによる摩擦が生じ、皮膚に水疱や表皮剥離が生じやすい。そのため、適切に圧迫できるバンドが必要である。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    乳がん手術後、医師が必要と判断した患者

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    乳がん手術後、医師が必要と判断した患者

  • 点滴抜針の自動化(ID:1333)

    東京都がん研究会有明病院

    東京都医師(18年以上)

    現在、病院・往診含め、点滴投与後の抜針・止血のための対応は医療従事者が行うため、業務負担となっており患者は人手不足の場合には待たされる現状がある。抜針・圧迫止血、ごみを仕分けしてダストボックスに回収までを自動化できれば、コロナ等の感染症患者対応での安全性にも寄与する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    点滴を必要とする疾患すべて

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    点滴投与

  • ドレナージカテーテル内腔の洗浄機器(ID:1332)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(34年以上)

    カテーテル内腔閉塞は、炎症の再燃や症状増悪をきたし、カテーテル交換が必要となる。早期閉塞や頻回のカテーテル交換を回避するデバイス(洗浄機器または材質や形状により閉塞しにくいカテーテル)の開発により、患者の負担軽減が望まれる。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    全身の液体貯留に用いられているが、主に腎瘻カテーテル、膿瘍ドレナージカテーテルを想定。

    年間患者数

    [自院] 830人 [全国] 150,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    全身の液体貯留に用いられているが、主に腎瘻カテーテル、膿瘍ドレナージカテーテルを想定。

  • 内視鏡姿勢制御デバイス(ID:1331)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(14年以上)

    内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は伏臥位で行う検査であるが、経皮処置と同時に行う場合、経皮側の処置は逆側面から逆手でアプローチしてもらうことになる。これは技術的難易度の上昇につながるため、多くの施設では、経皮処置を背臥位である程度まで進めてから、患者の姿勢を伏臥位に戻してから行っている。これを解決し、同時並行で進められるデバイスの開発を目指したい。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    胆膵管、もしくは消化管狭窄、拡張、膿瘍を想定

    年間患者数

    [自院] 50人 [全国] 10,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    胆膵管、もしくは消化管狭窄、拡張、膿瘍を想定

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 10,000件

  • 人工関節感染予防デバイスの開発(ID:1330)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(25年以上)

    骨肉腫の治療では、抗がん剤治療後に腫瘍用人工関節置換術を行うが、約15%の患者に人工関節感染が生じ、複数回の手術の結果、最終的に切断となってしまうこともある。感染予防法として、これまでに銀やヨードのコーティングを施した腫瘍用人工関節が開発されているが、効果は十分とは言えず、また本邦での医療機器としての承認は得られていない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    原発性もしくは転移性骨腫瘍に対し腫瘍切除および腫瘍用人工関節置換術を受ける患者

    年間患者数

    [自院] 10人 [全国] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    原発性もしくは転移性骨腫瘍に対し腫瘍切除および腫瘍用人工関節置換術を受ける患者

    年間件数

    [自院] 10件 [全国] 300件

  • RT有害事象の評価・セルフケア促進アプリ(ID:1329)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都看護師(10年以上)

    放射線療法(以下RT)の有害事象は皮膚炎、粘膜炎、頻尿、下痢など治療部位毎に多岐に渡る。RTは外来で行えるメリットがある一方で、有害事象の管理を自宅で継続していく必要がある。しかしながらRTに関する情報源は少ないのが現状であり、セルフケア不足によりQOLが低下する患者も少なくない。そのため、正しい知識とケア方法をいつでもどこでも入手できるアプリの開発を提案する。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    放射線治療の対象となる疾患全般

    年間患者数

    [自院] 2,615人 [全国] 270,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    放射線治療の対象となる疾患全般

    年間件数

    [自院] 2,615件 [全国] 270,000件

  • 砕石位の下肢固定具(ID:1328)

    東京都国立がん研究センター中央病院

    東京都医師(26年以上)

    現在販売がされている砕石位用固定具は、改良が重ねられているものの、長時間手術ではコンパートメント症候群という重大な合併症を引き起こす可能性がある。現在は、手術中に看護師が定期的に下肢固定の具合を確認したり、挙上を解除したりして予防に努めているが、確固たる予防策は確立していない。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    骨盤悪性腫瘍手術(大腸外科・婦人科・泌尿器科など)砕石位手術は短時間を含め当院で年間500例(日本で年間3.5-7万件  (手術実施施設2000))

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    骨盤外科手術(大腸外科・婦人科・泌尿器科など)砕石位手術は短時間を含め当院で年間500例(日本で年間3.5-7万件  (手術実施施設2000))

  • 認知症患者の生活・服薬支援システム(ID:1327)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(12年以上)

    自宅生活をしながら抗癌治療を行う場合、体調や服薬管理を医療者が直接支援することは困難である。高齢化によって認知機能が低下した患者も増加傾向であり、患者や家族が使用可能な体調や服薬管理を支援するシステムの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    身体疾患・症状があり、内服を行っている認知症患者

    年間患者数

    [自院] 300人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    身体疾患・症状があり、内服を行っている認知症患者

  • 臓器内の腫瘍・脈管を可視化するデバイス(ID:1326)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(20年以上)

    手術中において、肝胆膵癌をはじめとした実質臓器におけるがんの腫瘍の局在や周囲の脈管は、臓器を表面から観察しても確認をできないことが多い。多くは臓器を切離したり、剥離を行う中で確認する事が可能となる。手術中に臓器内の腫瘍・脈管を可視化するデバイスの開発を目指している。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    主には肝がん。胆膵やその他臓器がんへの応用も容易。

    年間患者数

    [自院] 100人 [全国] 37,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    主には肝がん。胆膵やその他臓器がんへの応用も容易。

    年間件数

    [自院] 100件 [全国] 37,000件

  • アラート機能付看護業務可視化システム(ID:1325)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師(34年以上)

    看護師は複数人の患者を担当し電子カルテより情報を短時間で抜き出しスケジュールを立てて実行する。情報の抜き出しはアナログであり、抜き出し漏れや実行失念が起こり、重大な医療事項につながる可能性がある。情報の抜き出し・可視化、アラート機能をもつシステムが開発できれば安全な医療提供につながる。

  • ダブルチェックシステム(ID:1324)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都看護師(10年以上)

    薬の種類・量の間違いや患者の間違いなどの医療トラブル予防のためにダブルチェックを行っている。特に看護師は医師の指示や検査の最終確認を行うことが多く、また、新しい医薬品の運用やインシデントが発生する度に確認作業が増える現状であり、業務を圧迫するため確認作業を代替するシステムの開発が望まれている。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    看護師のダブルチェックの低減をまずは想定している。(病院数 8300施設)

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    看護師のダブルチェックの低減をまずは想定している。(施設による)

  • 鏡視下での子宮把持デバイス(ID:1323)

    東京都国立がん研究センター東病院

    東京都医師(16年以上)

    鏡視下子宮摘出手術では子宮をコントロールする子宮マニピュレーターを腟から子宮内に挿入することが必須である。しかし近年、悪性腫瘍手術ではマニピュレーターが播種を引き起こす可能性が指摘され、マニピュレーターが避けられている。術中に子宮をコントロールできず手術の難易度が増加して臓器損傷のリスクが増えており、腹腔内から子宮を把持してコントロールするデバイスを求められている。

    デバイスが使われる疾患等の名称・概要

    子宮体癌、子宮頸癌

    年間患者数

    [自院] 100人 [全国] 13,000人

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    腹腔鏡下単純子宮全摘術、ロボット支援下単純子宮全摘術

    年間件数

    [自院] 50件 [全国] 5,100件

  • 静脈血管内ルート留置確認デバイス(ID:1322)

    東京都東京慈恵会医科大学附属第三病院

    東京都放射線技師(22年以上)

    X線検査のみならず、医療において患者の静脈内にルートが的確に留置されているかを確認することが重要となる。薬剤の血管外漏出は患者にとって不利益なことであり、安全に医薬品を投与することは重要である。高齢化に伴い血管が脆弱な患者も多く、血管内に的確に留置されているかを客観的に記録するシステムが必要である。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    静脈内ルート留置が必要な検査

  • X線透視検査補助具(ID:1321)

    東京都JCHO中京病院

    東京都放射線技師(35年以上)

    X線透視検査において、医師が処置に集中してしまい、X線透視を操作する技師にX線オフの指示を忘れることがあり、必要以上の被曝をしている現状がある。医師が透視表示画面モニタを見たときにだけ、X線透視が出せるようにならないか。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    X線透視検査

    年間件数

    [自院] 2,500件

  • 移動型小児寝かせ用マットレス(ID:1320)

    試作

    東京都東京慈恵会医科大学附属病院

    東京都放射線技師(24年以上)

    意思疎通や体動抑制が難しい小児検査では、鎮静薬を投与することが多い。しかし、鎮静は自然睡眠と異なり、気道閉塞、呼吸・心停止の危険性を伴うため可能な限り自然睡眠で検査を実施したい。だが、実際は検査台に患児を置いたときに起きてしまうことを多く経験する。CT、MRI、核医学など で使用可能な小児寝かせ用マットレスを開発したい。鎮静薬の軽減や検査のスループット向上に寄与すると考える。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    主にMRI、核医学、CTなど。その他、鎮静をしながら行う検査などが対象。

    年間件数

    [自院] 300件

  • 統合型MR安全性情報管理システム(ID:1319)

    試作

    東京都倉敷中央病院

    東京都放射線技師(12年以上)

    体内医療機器デバイスを挿入された患者さんがMRI検査を受ける機会が増えてきている。患者に留置されたデバイスの製品を検索し、さらにMR適合性情報を確認することはとても労力がかかる。われわれは、消費実績データとMR安全情報を集約した統合型MR安全性情報管理システムを開発したが、他施設への展開ができていない。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    MRI検査

    年間件数

    [全国] 20,000件

  • 脳血管撮影時に用いる患者頭部固定具(ID:1318)

    東京都国家公務員共済組合連合会 虎の門病院

    東京都放射線技師(20年以上)

    脳血管撮影において患者の頭部固定が必要な理由は、1. 動きの抑制に伴う画質低下の回避、2. 寝台からの落下の防止である。 特に全身麻酔下で手技を行う場合には、頭部の安全な固定は医療安全の観点から頭部固定具の役割は大きいと考える。しかし既存の頭部固定具では、必要なポジショニングに対する可動性、固定具自体の画像への写り込み、耐久性の問題がある。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    1. 局所麻酔下での脳血管撮影:カテーテルと造影剤を用いて頭頸部の血管の撮影を行う
    2. 全身麻酔下での脳血管内治療:脳動脈瘤や脳動静脈奇形等に対してコイルや塞栓物質を用いて疾患の治療を行う

    年間件数

    [自院] 750件

  • サイズ変更が可能なMRI用固定具(ID:1317)

    東京都国家公務員共済組合連合会虎の門病院

    東京都放射線技師(15年以上)

    当院では、MRIで脱気して固めるタイプの固定具を使っているが、下肢全体を覆える大きなサイズのものを使い回して、手や肩など別部位への固定にも転用している。その際、固定具のサイズが大きすぎるとはみ出してボアに当たり、使い勝手が悪く困っている。例えば、複数のコンパクトサイズの固定具をつなぎ合わせて大きなサイズでも使えるような製品があると、撮像部位に合わせて適したサイズが選択できると考えている。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    MRI検査、主に四肢関節系

    年間件数

    [自院] 600件

  • 半導体線量計キット(ID:1316)

    東京都東京都立大学

    東京都放射線技師(34年以上)

    近年J-RIMEよりDRLが制定され、臨床現場で医療被ばくの最適化が求められているが、線量計を保持している施設は少ない。診療放射線技師養成校向けに半導体線量計キットを頒布し、回路では電子電気工学実験に、線量測定では計測学実験、X線装置の精度管理では機器工学実験に用いて理解を深め、素養を向上させる。さらに社会人として臨床現場で1人1台の線量計を保有し、装置の線量管理と医療被ばく管理に役立てる。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    X線検査全般

  • MRI装置における患者抑制帯(ID:1315)

    東京都岡山済生会総合病院

    東京都放射線技師(18年以上)

    患者の中には意志の疎通ができず、MRI検査中に大きく動く方がいる。MRI装置には患者抑制帯が備わっておらず、また製造もされていないため動く患者には危険が伴う。そのため患者抑制帯を作成したい。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    MRI装置におけるMRI検査全般

    年間件数

    [自院] 60件

  • MRIにおける頸部用パラフィン補助具(ID:1314)

    東京都岡山済生会総合病院

    東京都放射線技師(18年以上)

    MRIの頸部領域は磁化率の変化が大きいため脂肪抑制不良や拡散強調画像では歪みを引き起こす。パラフィン補助具を頸部周囲に配置することで磁化率の変化を小さくし、画質の改善に寄与する。

    デバイスが使われる検査・手術・処置等

    MRIにおける頸部領域の撮像

    年間件数

    [自院] 300件

  • フットスイッチカバー(ID:1312)

    東京都杏林大学医学部付属病院

    東京都臨床工学技士

    手術室でも感染に対する対策は重要である。手術で使用する医療機器の中には、フットスイッチを用いた出力が必要となる機械が多く存在している(例:電気メス、手術用顕微鏡、医療用ドリル等)が、フットスイッチに対するカバー等は存在せず、コスト面も考慮すると市販のゴミ袋で代用する施設が多い。また袋を縛らなくてはならず、手術に対応するスタッフの手間となっている。これらの問題に対応すべく提案を行いたい。